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ママの頭の中

こんにちは。心を育てるコーチングの黒川彩音です。今回は『ママの頭の中/確証バイアスの世界』をお話ししていこうと思います。よろしくお願いします。

私たちの生活は様々な問題、悩み、課題に満ちています。これらは職場での人間関係のトラブルやキャリアアップ、収入に関する不安といった形で現れます。

特にママである人には、家庭の責任という独特の課題があります。忙しい日々の中で、たとえ行動しようと思っても、家事や子育てのための時間が足りないと感じることは多々あります。さらに、自分をお洒落に表現したいと思っても、周囲の視線を気にしてしまったり、自由に使えるお金が欲しいという欲求がありながらも抑え込んでしまうことも少なくありません。

これらのストレスは、私たちに自己肯定感を高める方法を探すようにさせて、自己認識を深める機会を求めさせます。

これらの複雑な問題に直面すると、私たちは確証バイアスという心理的な傾向になりがちです。自己肯定感を高めようとするあまり、自分の信念や期待を裏付ける情報だけを選択して受け入れて、それに矛盾する情報は無視または集めようとしないという、このバイアス(「偏り」「偏見」「先入観」)により、私たちの自己認識が歪められて、ささらにストレスを生むことになります。

したがって、私たちは確証バイアスを変えて、自分の問題に対する視点をより客観的に保つことが必要です。それによって、ストレスの一番のもとになっているものを理解して、それを解消するための適切な方法を見つけることができます。自己認識を高めることで、私たち自身の価値を見つけ出して、本当に理想とするライフスタイルを選択して生きて行きましょう。

「では、どのようにして解決していけばいいのか?」

確証バイアスとは、認知心理学の領域で、私たちが自分の思い込みや願望を強化する既存の信念や仮説、期待や願望を裏付ける情報をだけを集めるという行動を示します。ここでいう「強化」は、現状の自分の見解や認識を肯定する情報のみに焦点を当てることを意味します。つまり、自分の持っている信念や仮説を否定するような情報に対しては、私たちは無意識的に避ける傾向にあります。

『なぜ私たちはこのような行動をとるのでしょうか?』

私たちが確証バイアスする理由は、現状を変える可能性に対する不安から来ています。もし今、私たちの生活が多種多様な問題や悩み、課題に満ちていると感じているなら、それは私たちが現状を変えるべきという本音の感情が湧き上がっている証拠です。つまり、理想的な状態が心に浮かび上がって、その理想と現状との間にギャップを感じるからです。

多くの人は、自分の理想と現状とのギャップに悩むことで、自分に対してネガティブな感情を持ってしまい、自己肯定感が低いと感じてしまいます。その結果、「自分はダメだ」と自己否定してしまいます。

しかし、自己肯定感が低いと感じるとき、それは必ずしも自分が「ダメ」であるという意味ではありません。それはむしろ、私たちの生物学的なメカニズムが、現状を変える努力を始めようとしている証拠です。私たちが感じている不快感や問題が、実は現状を変えるための動力となります。その背後には、現状を変える可能性がある認識をしています。

そのような状況に直面した時、自分自身の真の感情に耳を傾けることが重要です。具体的には、自己認識のプロセスを開始して、自己に対する理解を深めていきます。

過去の自分と対話して、自分が制限されていた状況を思い出して、その時に感じた感情を再確認して、制限された自分を見つめ直します。

制限を取り除くには、内省と過去の記憶の再構成を創造的にして、それを未来に向けて組み合わせるアプローチが必要です。

『過去の制限を取り除いて理想の未来を始める3つの方法』

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