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「ふたりの夫婦(仮)」出版プロジェクト

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産後の夫婦関係改善のための出版プロジェクト。夫婦ふたりが幸せになれる方法を記事で公開し、最後に一冊の本として出版します。
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#夫婦関係の悩み

あなたが始めるんだ。さあ、二人の親密性というグラウンドに足を踏み入れよう。

あなたが始めるんだ。さあ、二人の親密性というグラウンドに足を踏み入れよう。

「妻が婚外恋愛を許可して欲しいと言うんです」

「もう触れられたくないと言うんです」

「会話をする気にもなれないと言うんです」

そんな男性たちの話をいくつも聞いた。

彼らに共通していることは、妻が抱く夫への恨みがとてつもなく激しく、その恨みに圧倒され、受け止めることができないこと。

それは時速186kmで飛んでくる大リーグ投手のボールのよう。一瞬でボールはミットに収まり、何が起こったか理解

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なぜ、夫婦は「性の話」を傷つくことなくできないのか?

なぜ、夫婦は「性の話」を傷つくことなくできないのか?

ぼくらが性に関する話をできるようになったのは、3人目が生まれてからだった。

本当はどうして欲しいのか、どうして欲しくないのか。

したい時としたくない時とは?

こういった話には羞恥心がつきまとう。

自分の願望を伝える恥ずかしさ。

相手に受け入れられないのではという恐怖心。

そして、望まぬ行動を伝える際には、相手を傷つけるのではという罪悪感もつきまとう。

逃げ出したくなるような羞恥心と、

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体内を走り回るジェットコースター!「月経周期」による性欲の変化とは?

体内を走り回るジェットコースター!「月経周期」による性欲の変化とは?

「女性はいつでもセックスできる」

ぼくら男性はそう思いがちだ。

もちろん、生理中は物理的に血が流れているからできないことはわかっている。だけど、それ以外ならいつでもできると思っている。

ぼくもそう思っていた。

だけど、そうではなかった。特に子どもが生まれてからは。

前回、産後に妻からセックスを断られる根本的な原因について書いたけど、今回はそもそもの「女性の月経周期に伴う性欲の変化」につい

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なぜ、あなたの妻は「婚外恋愛」を求めるのか?

なぜ、あなたの妻は「婚外恋愛」を求めるのか?

「夫にも恋人ができて欲しいんです。その方がお互い幸せになれますから」

夫以外の男性と恋愛中のその女性は、悪気もなくそう言った。

そこに夫を裏切っている罪悪感は一粒たりとも存在せず、太陽が東から昇り西へと沈む当たり前の道理を話しているかのようだった。

「妻が婚外恋愛したいと言っているんです。それも多様性だとか意味のわからないことを言っていて……。一体、どうすればいいんでしょう?」

別の男性は

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「夫への恨み」はいかにして生まれるのか?

「夫への恨み」はいかにして生まれるのか?

「妻が急に爆発したんです!

今まで強い意見を言ったことがないのに、突然家を出るだとか、好きな人がいるだとか、もう意味がわかりません・・・」

夫婦関係に悩む男性の話を聞いていると、そういった言葉をよく耳にします。

まるで別人のように妻が怒り出す。どうしていいのか検討もつかない。

突然の妻の豹変は驚きますよね。とりあえず謝っても許してくれず、火に油を注ぐだけだったりします。

今まで大きな不満

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「攻撃的自己表現」をやめられない夫たち。

「攻撃的自己表現」をやめられない夫たち。

「夫がいつも上から目線なんです」

「うちの夫はお説教ばかりで話を聞いてくれないんです」

説教ばかりで口うるさい夫、人の話に耳を傾けず言いたいことだけを言う夫。

そんな高圧的な夫に困っている女性の話をいくつも聞きました。

自分が正しいと思い込んでいる、小さく哀れな独裁者。

ぼくら夫には耳が痛い話ですが、妻たちの目にはそのように映っています。

家庭内のちっぽけな独裁者は、妻だけでなく子供か

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「非主張的自己表現」の呪いから抜け出せない妻たち。

「非主張的自己表現」の呪いから抜け出せない妻たち。

「突然、妻が怒り出し、別れると言い出したんです……。」

いつもは自分の意見を言わず、夫の意見に逆らうこともない。

そんな妻が、突然人が変わったかのように怒り出す。

そんな話を何度も聞きました。

妻には何も不満がないと思っていたのに、一体どうしたらいいのか……?

夫への怒りはやがて嫌悪感へと変わり、そして無関心や婚外恋愛へと発展していく。

なぜ、突然、妻は怒り出したのか?

その背景には

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妻の「床上げプロジェクト」をリードせよ!肉体と精神がズタボロになる産褥期とは?

妻の「床上げプロジェクト」をリードせよ!肉体と精神がズタボロになる産褥期とは?

「全然、育休の意味なかったよね?」

最初の出産時の1週間の育休取得に対して、妻からそう言われたことがあります。

子どもが生まれる日から育休を取得したため、妻が退院する頃には育休が終わっていたからです。

退院後、3ヶ月ほどは自宅から近い妻の実家にみんなでお世話になり、妻のお義母さんのケアにより、妻は産褥期から無事に回復することができました。

ぼくは育休中、何の役にも立たず、妻が退院して数週間

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産後の妻への無理解が不和を呼ぶーオキシトシントラップー

産後の妻への無理解が不和を呼ぶーオキシトシントラップー

「産後からだと思います。子どもが生まれてから、関係が一気に悪化しました」

夫婦関係に悩む男性にいつから関係が悪くなったのかとたずねると、そう答える方がほとんどです。

「産後クライシス」というタイトルの本が出版されたのは2013年、10年が経ちますが、今でも夫婦を引き裂くきっかけが産後にあることは変わりないようです。

ぼくら夫婦も、出産を機にジェットコースターのように超特急&アップダウンな人生

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恋から愛への移行不具合ー恋のメカニズム

恋から愛への移行不具合ー恋のメカニズム

「あんなに好き合っていたはずなのに、なぜこんなことになったんだろう?」

妻から嫌われると、そう感じる方も多いと思います。

子どもが生まれる前や、結婚したばかりの頃はあんなに仲がよかったのに、なぜ、今はこんなにも距離があるのだろうと。

あの恋愛感情は一体どこに行ってしまったのだろう?

もう、手に入らないのだろうか?

実は、失われた恋愛による高揚感が戻ってくることはありません。

その事実を

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男性向け夫婦関係改善本、とりあえず目次を完成。

男性向け夫婦関係改善本、とりあえず目次を完成。

妻との関係に悩む男性向けの「夫婦関係改善本」、とりあえず最後まで目次を考えてみました。

ですが、まだスッキリしないところもあるので、書き直すかもです。

以前の記事はこちら。

コメント大歓迎ですので、こうしたら、ああしたらなど、ご意見をコメント欄にいただけるととっても嬉しいです。



本書は三部構成にするつもりです。

一部で「なぜ、あなたは嫌われたのか?」について細かく分析し、二部では、

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妻が抱える”見えない時限爆弾”

妻が抱える”見えない時限爆弾”

「妻が見えない時限爆弾を抱えている」

妻との関係を改善したいと願う男性たちのお話を聞き続けて2年が経ちますが、多くの人にある共通点があることに最近気がつきました。

それは、どの方も妻が”見えない時限爆弾”を抱えているということです。

人によってはすでに爆発したあとであったり、爆発寸前であったり、もしくは爆発するのは数年先ではあるけど、爆弾の存在になにかのきっかけで気がついたり。

状況はさま

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