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明日ぴこ日記

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明日も無理せずゆっくりでね。 なんでもない日々のひとおもいを綴っていきます
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2019年3月の記事一覧

そこに愛はあるか

そこに愛はあるか

それ違うんだけどなと思っていました。

とあるスタッフの失敗後の対策について話していたときに、その子の先輩女子がそう言った。それを聞いて、違和感。
気づいていたなら、なぜそこ違うよと言ってあげなかったんだろう?という疑問が起きたから。

そのスタッフを傷つけないように。
自分で気づいて欲しいから。
今さら注意することでもないでしょ。

のような理由で敢えて言わないということになるんだろ

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週末の朝は

週末の朝は

なぜだか6時くらいにパカっと目が覚めて、日曜日なのだから、もすこし寝てるような寝ていないような甘い時間を楽しみたくてベッドを出ずにいた。しかし、うとうともできず、ちぇっという思いでもそもそと起き出し朝食準備。

そして気がつく炊飯器の存在感。
いつも「御飯?できてますよ!」と熱々の炊きたてを抱えてドヤ顔しているようなオーラがあるのに、今朝はスーンと冷たい感じ。
あ、昨日お米研いでセットするの忘れた

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4次元ロッカー

4次元ロッカー

久しぶりに残業してしまってくやしいなと思いつつ、ロッカールームに向かう金曜日の夜。

新しいロッカーと入れ替えるので、中を空にしておいてくださいという小さなメモが貼ってある。そうだ、人事部から通達が来ていた。
もともと仕事用のスーツを置いておくだけのものなので、入っているのはハンガーと紙袋2枚のみ。と思っていたが、上の小さな棚に手を伸ばしたら、なにかある。本だ。

日伊英伊日英辞典。
ああ。むかし

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ハンドクリーム

ハンドクリーム

特に寒い季節は手洗いうがいもマメにするから、自然に手もカサつくので、家でも会社でもハンドクリームは1日に何回かつける。

娘が、

今日さあ、〇〇ちゃんが持ってたハンドクリーム使わせてもらったんだけど、すごくいい匂いだった!桜の香りなんだよ〜!六〇亭のだった〜!

と言ってきたので、へええ〜桜の香りか〜いいねえと相づち打ったけれど、今ふと、思い直した。
六〇亭のハンドクリーム?
六〇亭さんといえば

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まいにち水を換える

まいにち水を換える

デリバリーで切花を頼むようになって、自分でチョイスしない花にも出会えてうれしい。
2週間ごとに届けてもらうのだが、いまは冬だからというのもあると思うけれど、けっこう保つ。

3月9日 に届いて

3月17日 きょうの朝

傷んでしまった花を除けて、すこし短くして水揚げを再度。水を換えるときは、浸かっていた茎の部分を洗ってから新しい水に挿す。

単に見るだけではなくて、愛でるという言い方をするけれど

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味噌汁必須

味噌汁必須

朝食にごはん派かパン派かといえば、我が家はごはん。

平日の朝はバタバタとしているので、さっと済ませる感じなのだが、最近はもう、味噌汁必須。の五字熟語。

ごはんと味噌汁。お弁当に入れた残りのたまごやきがあったりなかったり。それにフルーツかヨーグルト。
みたいなメニューで、ごはんは好みで、それぞれ勝手に卵をかけたり、納豆を出してきたり、海苔で巻いたり、梅干しや佃煮や鮭フレークやふりかけ系、しらす乗

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フローズン・ダイキリ

フローズン・ダイキリ

最近はほとんど飲まないが、昔はカクテルもよく頼んだ。
量はそんなに多く飲めないのだが、カクテルの完成された美しさに惹かれてレシピ本を買ってみたこともある。

ヘミングウェイが愛飲していたフローズン・ダイキリを知ったのもそのころ。
厳密にいうと、ヘミングウェイが好きだったものは少しアレンジしたレシピになっていて、パパ・ダイキリという名前がついている。バハマの街のバーで、パパ・ダイキリを何杯も飲んだそ

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フルーツポンチパンチ

フルーツポンチパンチ

誰かを呼んで家で呑むときのおつまみが、だんだん手間のかからないものになってきて、ものぐさと台所歴がものを言うなあと思う。

週末に、誕生日、合格祝い、快気祝い、を一度にやってしまおうという趣旨でのメニューは以下の品々。

トマトのマリネ 生ハムのせ
たらもサラダ
きゅうりとかぶの浅漬け
タコとサーモンのセビーチェ
紫蘇入り焼き餃子
牛肉とグリーンアスパラのガーリック炒め
ペンネアラビアータ
フルー

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赤い傘

赤い傘

今日は学年末テストの最終日。
このところ遅くまで机に向かっていて、毎朝起きると数字の33みたいな目になっていた娘だったが、今朝は晴れやかな顔。午前中で終わるので久しぶりに友だちと町をぶらぶらして、おしゃべりしてくるとのことだった。

小腹満たし用のおにぎりだけでいいというので、お弁当の準備時間分だけわたしも早く支度が終わる。
一緒に家を出た。今朝はすこし寒いねと言いながら歩く。それでも娘はマフラー

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みっちゃんとカフェラテ

みっちゃんとカフェラテ

むかし、カフェで働いていたことがある。
開店前の準備が早く終わってほんの一息つけるときに、味見とフォームミルクを作る練習と称して、カフェラテを作って飲んでいた。

カフェに行くと、バリスタさんがシュシュシュシュー!と蒸気の吹き出る音を立てて作業していることがあるが、あれはミルクを温めている音だ。

温め具合によって、また蒸気の入れ具合によってミルクが変わる。
雑にやってしまうと空気が入り過ぎてぶく

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春の雨とイケメン先生

春の雨とイケメン先生

月締め後の平日休み。
本格的な春になる前の冷たい雨。

朝はいつもの時間に起きて、娘を車で送るついでに動物病院へ。午前中は7時から診察受付してるのだ。いぬは2年前から副腎皮質ホルモンが過剰に出てしまう病気なのだが、ホルモンを抑制するための薬を飲んでいれば長生きできると言われていて、定期的に受診する。

そして、ついでと言ってはなんだが、この動物病院の獣医先生はみなイケメンである。交替で6人くらいの

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そんなのふつうと言いたくない

そんなのふつうと言いたくない

骨が折れることや大変なことや、つらいこと。
逆に、楽にできること、がんばれること、楽しいことは、ひとそれぞれなんだよなあと思うこのごろ。

何人かでがんばっていた仕事に一区切りついて、集まった焼き鳥屋で、あるひとが、信じていたひとに長年嘘をつかれていたことがわかって辛いと打ち明けてくれた。
聞いていた面々のうち、ひとりがおもむろに、そんなのふつう。よくある話。と言った。だから元気出して、と。
そし

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