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母方ルーツ

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【羽咋ルーツ旅日記#3】 家族に乾杯

【羽咋ルーツ旅日記#3】 家族に乾杯

時刻は午前11時10分羽咋駅到着。
豪華な観光列車『花嫁のれん号』から下車したのは私一人だけ。
不思議な縁に導かれ、ついにこの時がやってきました。
10月末とは思えないほど暖かく穏やかな青空の元、いよいよチーム長浜の集合です。
ここから本格的に私たちのルーツ旅が始まるのです。

はじめまして!

既にレンタカーで旅を始めているYさん・Kさんが電車の到着に合わせ駅でピックアップしてしてくださることに

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【羽咋ルーツ旅日記#2】 花嫁のれん号

【羽咋ルーツ旅日記#2】 花嫁のれん号

Mさん改め見典さん(仮)からこんなメールが入ったのは8月末。

「ご無沙汰しております、そろそろ世の中も落ち着いてきましたので、9〜11月頃滝谷訪問を考えておりますが、いかがでしょうか」

訪問先の滝谷というのは、石川県羽咋市滝谷町で、私のルーツのひとつ長濱姓の先祖が明治初期まで本籍地を置いていた集落です。

いよいよそれが実現へ動き出したのでした。

みどりのお兄さん

当日の朝バタバタしないた

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【羽咋ルーツ旅日記#1】 旅の準備

【羽咋ルーツ旅日記#1】 旅の準備

Mさんからこんなメールが入ったのは8月末。

「ご無沙汰しております、そろそろ世の中も落ち着いてきましたので、9〜11月頃滝谷訪問を考えておりますが、いかがでしょうか」

訪問先の滝谷というのは、石川県羽咋市滝谷町で、私のルーツのひとつ長濱姓の先祖が明治初期まで本籍地を置いていた集落です。

Mさんとの交流が深まる中で「いつか一緒に羽咋を訪れることができたらいいですね」と話していました。
まだ一度

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【母方ルーツ#15】羽咋編⑥  助っ人現る!

【母方ルーツ#15】羽咋編⑥  助っ人現る!

いつもご覧頂きありがとうございます。
羽咋編の6回目です。

彼の地への想像を膨らませながら、Mさんとの交流はブログ内で現在進行形の状態公開されておりました。

そんな時・・・

強力助っ人現る
ここで新たな登場人物が現れます。
Mさんのもとに、メールが入ったというのです。

札幌に住むYさんはドンピシャ「長濱」さん。
Mさん自身も最初は初めて聞く名前だったそうですが、90代のお母様に確認したとこ

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【ルーツ旅日記 #1】 鉄と魚とラグビーの街 釜石

【ルーツ旅日記 #1】 鉄と魚とラグビーの街 釜石

とんだ珍騒動を経て無事に家を出たのはまだ夜明け前の午前4時15分。

東北道、三陸道経由で一路釜石を目指します。

利用して初めて知ったのですが、三陸道は現在「復興道路」として利用無料なのだそう。

Googleマップで経路しか検索していなかったので、当然この区間も有料の認識でいたので料金所を通過して初めて無料であることに気がついたのでした。

しかも三陸沿岸道が全線開通したのは昨年12月末という

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【ルーツ旅日記 #2】約束の場所へ

【ルーツ旅日記 #2】約束の場所へ

13時30分。
お腹も十二分に満たされ午後の部は駅前の郷土資料館、目的の慰霊碑がある石応寺へ向かいます。

まずは「釜石市郷土資料館」へ。

今回は写真多めの記事となります。

釜石市郷土資料館

図ったかのごとく来訪時の企画展は「津波記念碑」でした。

三陸各地には津波の記念碑、追悼碑がたくさん存在します。
それは先人たちが未来を生きる者たちへの教訓を含めた強いメッセージでもありました。

この

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【ルーツ旅日記 #4】 そら、鉄子になるってよ 〜撮り鉄編〜

【ルーツ旅日記 #4】 そら、鉄子になるってよ 〜撮り鉄編〜

釜石旅2日目。

この日、にわか鉄子となった私は三陸鉄道で陸中山田駅までの区間を往復し意気揚揚と釜石駅に戻ってまいりました。

三鉄の車両を降り、次は隣のホームへ向かいます。

銀河ステーション✨ 
そこに待っているのは…
あれです!あれ!!

ホームに停まっているのはJR釜石線を走るSL銀河。
なんと美しい車両でしょうか。

車両ごとに青のトーンが微妙に異なり、星座や動植物が金色に描かれ幻想的な

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【ルーツ旅 #6】なめとこ山の熊と鉛の湯

【ルーツ旅 #6】なめとこ山の熊と鉛の湯

二日間の充実した釜石旅に続いて、花巻へ向かいます。

釜石から車で1時間間ほどで花巻市街地に、そこからさらに20分ほど西へ向かうと、この日の宿、花巻温泉郷です。

今回花巻温泉を二日目の宿に選んだ理由は、母方の曽祖父(母ー祖母ー曽祖父)のルーツが「岩手県稗貫郡湯口村」であり、それが現在の花巻温泉であることがわかったからです。

花巻温泉 鉛の湯
この日の宿は花巻温泉郷鉛温泉「藤三旅館」

長期滞在

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【ルーツ旅日記 #5】 そら、鉄子になるってよ   ~世界遺産編~

【ルーツ旅日記 #5】 そら、鉄子になるってよ ~世界遺産編~

5月4日、この日私はにわかに鉄子を名乗り、朝一で三鉄に乗り、SL銀河の写真を撮り、今度は「鉄」の聖地である橋野鉄鉱山へ向かうのでした。

鉄のまち釜石。
鉄を知ることは釜石の歴史を知ることでもあります。

『岩手県にある世界遺産を答えよ』そう問われたら、あなたはなんと答えるでしょうか。

平泉!
中尊寺の金色堂は有名です。
行ったこともある方もたくさんいらっしゃるでしょう。

(先々週の鎌倉殿、田

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【ルーツ旅 #7】 花巻の新緑と美しい御朱印

【ルーツ旅 #7】 花巻の新緑と美しい御朱印

梅雨はどこへやら、既に真夏のような毎日だというのに、まだゴールデンウィーク旅のことをコツコツと書き続けています…

今回が最終回。
ここまで気長にお付き合いくださった皆様、誠にありがとうございます。
それでは続きと参りましょう。

岩手県稗貫郡湯口村母方曽祖父のルーツを遡っていくと、北海道に移住する前の本籍地が『岩手県稗貫郡湯口村』であることが判明しました。

曽祖父と曽祖母は北海道に渡ってからの

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【母方ルーツ#12】羽咋編③ 一喜一憂

【母方ルーツ#12】羽咋編③ 一喜一憂

いつもご覧頂きありがとうございます。
羽咋編の3回目です。

前回の振り返りはこちら。

そして届いた本はこちら。

サブタイトルにもあるように、先祖探しをしていて一番気になるのが、
「先祖はなぜ北海道に渡ったか」ということ。

先祖調査に夢中になる私にとって、長濱姓に限らず全ての先祖について思いを馳せてきたことがまさにそれでした。

けれど、その理由に辿り着くのは容易ではありません。
辿り着かな

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【母方ルーツ#13】羽咋編④北海道の赤レンガと群来

【母方ルーツ#13】羽咋編④北海道の赤レンガと群来

いつもご覧頂きありがとうございます。
羽咋編の4回目です。

前回からの宿題は、
1.イヨ(私のルーツ)と久松(Mさんのルーツ)の関係を探る
2.兄十助の転々の謎を探る

でした。

私の曽祖母イヨとMさんの祖父久松、この時点では2人の血縁は確認できておりません。

まずは追加の戸籍を取得したことをMさんに報告いたしましょう。

白石村87番地
今回も往復書簡、私からMさんへのメールを抜粋します。

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【母方ルーツ#14】羽咋編⑤ イロハニホヘトチリヌルヲ…

【母方ルーツ#14】羽咋編⑤ イロハニホヘトチリヌルヲ…

いつもご覧頂きありがとうございます。
私の曽祖母イヨ(母-父-母)系統のルーツを遡る、羽咋編の5回目です。

取得できる限りの戸籍を手にし、同姓ルーツをもつMさんとのやりとりも回を重ねたものの、明らかな関係性を見出す情報は得られず、
調査はこの当たりまでかな、と半分諦め、半分満足していたのです。

しかし、Mさんという志を共にするお仲間さんがいることで、もう少し調査してみようという熱量がうまれ、「

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【母方ルーツ#11】羽咋編② 往復書簡のはじまり

【母方ルーツ#11】羽咋編② 往復書簡のはじまり

いつもご覧頂きありがとうございます。
羽咋編の2回目です。

「羽咋」
もう読めるようになりましたでしょうか。
そう。「はくい」です。

ただ、変換するとまず「白衣」が出てきてしまいます…

あわせて、羽咋の場所もご記憶頂けましたでしょうか。
能登半島の一番細くなっているあたりです。
しっかり握りしめてくださいませ。

往復書簡の始まりMさんとの往復書簡が始まったのは昨年の6月。
母方曽祖母、長濱

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