有野だもの

お絵描き屋さんです。

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記事一覧

ラーメン仮面55

火曜。オモコロを見ていたらラーメン仮面のインスタント麺が出てきたので、ふと検索したら1月で閉業していた。エスニックラーメンのインスタントが出ていないかと思っただ…

有野だもの
3か月前

今だから思うこと、去年の京都での展示とそれにまつわる話

今日11月13〜20日まで広島から京都に行きます。少し長めの絵の展示、そして旅。 今年の春にイベントで2泊、大阪・京都へ行くことはあったのですが、この記事では去年の9月…

有野だもの
7か月前

なんで縁?

メニュー表などの「○○縁」は受け付けないし、見かけたら合わなそうなので無条件に買わないんですけど、「〜〜あり〼」は何とも思わない。多分、記号だから。 縁は比較的…

30年後

多分、30年後には。 ブルガリアヨーグルトの砂糖や、ヤクルトのストローがなくなったことなんて同じくらいの寂しさで、思い出すこともないだろうけど。 思い出した時、懐…

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ギャラリーへの不信感2

不信感が積もり積もっているのかと思われるだろうが、そう、積もり積もっている。 以前知人に良かったと聞いて、ちょうど出したいテーマの公募展があった。売上は出展料よ…

ギャラリーへの不信感

絵を描いてTwitterやInstagramにアップすると、たまにギャラリーからメッセージが届く。内容は大抵、公募展をやっているから参加しないかとか、仲良くしてくださいとか。 …

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ペット里親問題

今年の夏で4歳になるフェレットを飼っている。定期的にペットショップで爪切り、耳掃除をお願いして、何かあればすぐに病院にかかっている。今のところ病気もせず、元気だ…

2

誰も悪くない

今日2/11は友人と、ライブに行く予定だった。チケットは去年取っていた。その頃は感染者も減っていて、そこまで悩まずに誘った。楽観的に考えていた。 友人は鳥取から広島…

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人形売りとラーメン屋

大きな公園の側を歩いてた。公園では子どもが遊んでいて、それを遠くのように見ながら歩いていた。どこへ行くかは分からなかった。 公園のブランコに、大人が腰掛けて人形…

2

個展前夜

そわそわする。前夜ではなく、もう今日になってしまったけれど、まだ寝ていないので前夜。 人生で2回目の個展。1回目は2019年の2月だった。その時を思えば、今回はかなり…

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展示で嫌なこと

・椅子があるとすぐに座り、絵を見ずに長時間居座る ・作品を見るわけでもなく、手伝う等親切を装い長時間居座る ・作品を鑑賞する場ではなく、交流する場だと思われている…

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27クラブ

なんだか最近、周りで結婚ラッシュで、これがアラサーなのね……と感じています。 コロナ禍のお陰で、ちょっとしたパーティー用の着ない服を買うこともなく、心があるよう…

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人魚の友達

人魚が死なないというのは嘘で、いつか寿命が来る。どんなに生きても、死に向かっているのは人と同じで、少し長いか短いかの差らしい。 もうすぐ死ぬという人魚が、何かと…

4

人魚をさがして

 古い宿に泊まる。着いたらすぐにでも帰りたくなったけど、今日の汽車にはもう、間に合わない。最終は20時だった。 「カビの匂い、海苔のついた煎餅、パリパリの浴衣。何…

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食べる

本当は、何も食べずに死んでしまった方がいい。 私の食べられないもの。肉、魚、豆、生クリーム、など。 歳をとるごとに食べられない理由や、細かな分類がはっきりしてき…

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展示

人によって大事なことは違うので、今のような情勢や家庭環境を思い、行動を変えることは当たり前です。 私は死んでも絵を描きたいし、展示をしたいです。それ以上に大切な…

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ラーメン仮面55

ラーメン仮面55

火曜。オモコロを見ていたらラーメン仮面のインスタント麺が出てきたので、ふと検索したら1月で閉業していた。エスニックラーメンのインスタントが出ていないかと思っただけなのに、突然赤い閉業の文字をGoogleに見せられてショックだった。

初めて1人で暮らしたのは中央区桜坂。当時、桜坂、赤坂、薬院、警固のいろいろなお店のスタンプラリーをしていて、スタンプを集めるとお店でお米やドリンク、雑貨等がもらえる企

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今だから思うこと、去年の京都での展示とそれにまつわる話

今だから思うこと、去年の京都での展示とそれにまつわる話

今日11月13〜20日まで広島から京都に行きます。少し長めの絵の展示、そして旅。

今年の春にイベントで2泊、大阪・京都へ行くことはあったのですが、この記事では去年の9月の旅と展示を写真で振り返ります。

又兵衛のことを考えると悲しくなってきますが……

そこそこ真面目に、ときどきは遊びに抜け出して楽しい1週間でした。作品もたくさんお迎えいただけて嬉しかったです!

〜登場したお店や人物のご紹介〜

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なんで縁?

メニュー表などの「○○縁」は受け付けないし、見かけたら合わなそうなので無条件に買わないんですけど、「〜〜あり〼」は何とも思わない。多分、記号だから。

縁は比較的記号みたいな円という漢字をわざわざ複雑な縁に書き換えてるのがな。スピリチュアルも若干受信してしまうし。

円を縁と書く人、天然石のブレスレットじゃらじゃら付けてそう。玄関に盛り塩してそう。

yenは分かる。フォントいっぱいあるもんな。円

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30年後

多分、30年後には。

ブルガリアヨーグルトの砂糖や、ヤクルトのストローがなくなったことなんて同じくらいの寂しさで、思い出すこともないだろうけど。

思い出した時、懐かしく感じられると思う。若い子に、昔は砂糖やストローが付いてたって話すかもしれない。

その頃カントリーマアムはチロルチョコくらいの大きさしかなくて、チロルチョコはマーブルチョコくらいのサイズになっているかもしれない。
「マーブルチョ

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ギャラリーへの不信感2

不信感が積もり積もっているのかと思われるだろうが、そう、積もり積もっている。

以前知人に良かったと聞いて、ちょうど出したいテーマの公募展があった。売上は出展料よりも少なかったが、原画が1点売れただけでも嬉しいことなので、その点は満足していた。

ただ、その売上8,000円程を、作品といっしょに郵送された。箱を開けると売れ残りと現金。

事前に振込先等は伝えていた。指定の納品書があり、それに振込先

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ギャラリーへの不信感

絵を描いてTwitterやInstagramにアップすると、たまにギャラリーからメッセージが届く。内容は大抵、公募展をやっているから参加しないかとか、仲良くしてくださいとか。

展示はしたいと常々思っている。ギャラリーの公募展に出展することもある。でも、展示をしたいという気持ち以上に、ギャラリー全般への不信感が蓄積されている。

ギャラリーの人間は絵描きをどのように探して、どういった基準かも分から

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ペット里親問題

今年の夏で4歳になるフェレットを飼っている。定期的にペットショップで爪切り、耳掃除をお願いして、何かあればすぐに病院にかかっている。今のところ病気もせず、元気だ。機会があれば、もう1匹飼いたいと思っている。

隣県でフェレットの里親を募集しているツイートを、同居人が見た。
『性格はとても元気で、噛み癖があります。病気はありません。経験者希望です!』

文体と添えられた写真に違和感があったが、迎えた

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誰も悪くない

今日2/11は友人と、ライブに行く予定だった。チケットは去年取っていた。その頃は感染者も減っていて、そこまで悩まずに誘った。楽観的に考えていた。
友人は鳥取から広島へ来る。高速バスで来て、私の家に1泊する予定だった。私は都合がつくが、友人の休み希望が通るか気掛かりだ。シフトが確定するのを待った。

年が明けてから、広島は感染者が急増した。またまんぼう。ライブが開催されるか心配になった。あるのかどう

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人形売りとラーメン屋

大きな公園の側を歩いてた。公園では子どもが遊んでいて、それを遠くのように見ながら歩いていた。どこへ行くかは分からなかった。

公園のブランコに、大人が腰掛けて人形を持っている。子ども達はそれを取り囲み、その大人の女の話をよく聞いているようだった。
女は人形の説明を終えると、子ども達に問いかける。
「じゃあ、このお人形に触りたい人」
誰も反応せず、じっと女を見つめている。
「耳がふわふわだよ」
やは

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個展前夜

そわそわする。前夜ではなく、もう今日になってしまったけれど、まだ寝ていないので前夜。

人生で2回目の個展。1回目は2019年の2月だった。その時を思えば、今回はかなり気が楽かもしれない。

1回目、初めての個展の前はとても神経質になっていた。誰も来ないかもしれないという不安と、毎日戦っていた。

年が明けてからは、風邪やインフルエンザに気をつけるようになった。私はイソジンの味が嫌いだ。余程でなけ

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展示で嫌なこと

・椅子があるとすぐに座り、絵を見ずに長時間居座る
・作品を見るわけでもなく、手伝う等親切を装い長時間居座る
・作品を鑑賞する場ではなく、交流する場だと思われている
・「遊びに来たよ」と言って、本当に遊びだけやって帰っていく
・展示スペースではないところで、ポートレートを撮る。しかもその時間が、作品を見る時間より多い

・作品に関係ないプライベートな事を聞く
・作品ではなく作家の写真を撮りたがる

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27クラブ

なんだか最近、周りで結婚ラッシュで、これがアラサーなのね……と感じています。
コロナ禍のお陰で、ちょっとしたパーティー用の着ない服を買うこともなく、心があるようなないような言葉だけで凌いでいます。

私の人生イベントとしては、11月に祖母の納骨があります。金は出さないが口は出そうと思っていた、墓デザイン。コロナ禍の中、全く帰省できずステンドグラスをはめたり、彫刻を凝ったりできませんでした。

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人魚の友達

人魚が死なないというのは嘘で、いつか寿命が来る。どんなに生きても、死に向かっているのは人と同じで、少し長いか短いかの差らしい。
もうすぐ死ぬという人魚が、何かと人の話を聞きたがる。人魚に聞かせるほどの話を持っていないので、絵本を読んで聞かせた。人の絵本、動物の絵本…… 人魚に人魚の絵本を聞かせると、泡にはなれないと、悲しそうな顔をした。

いつも水面から見ていた。船に乗っている人間の男だ。後をつけ

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人魚をさがして

 古い宿に泊まる。着いたらすぐにでも帰りたくなったけど、今日の汽車にはもう、間に合わない。最終は20時だった。
「カビの匂い、海苔のついた煎餅、パリパリの浴衣。何ひとつ良く思えず、貴方が最期、どうしてここへ来たのか不思議でなりません。」
深い青のインクを詰めた万年筆で、手紙を描く。つまらないことばかり書いた、日記のような手紙。渡す相手はもういない。全部独り言だ。

 去年の夏のことだった。友人が海

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食べる

本当は、何も食べずに死んでしまった方がいい。

私の食べられないもの。肉、魚、豆、生クリーム、など。
歳をとるごとに食べられない理由や、細かな分類がはっきりしてきた。

特に肉、魚。

ひどい田舎で育った。窓を開ければ畑の匂いがして、歩けばそれにドブ臭が加わった。
ドブにはジャンボタニシの卵が派手にひっついていて、同級生が傘の先で潰して歩いていた。

稲にはカメムシが大量にいるが、私の鼻には今も匂

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展示

人によって大事なことは違うので、今のような情勢や家庭環境を思い、行動を変えることは当たり前です。

私は死んでも絵を描きたいし、展示をしたいです。それ以上に大切なことがありません。では苦しんで死ねとお思いかもしれませんが、そのようにします。コロナなど関係なく。

この5/1〜2の展示開催に関して、延期、中止でいいのでは?と考える方もいらっしゃるでしょう。
何か否定的な意見をお持ちの方は、金銭的援助

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