展示で嫌なこと

・椅子があるとすぐに座り、絵を見ずに長時間居座る
・作品を見るわけでもなく、手伝う等親切を装い長時間居座る
・作品を鑑賞する場ではなく、交流する場だと思われている
・「遊びに来たよ」と言って、本当に遊びだけやって帰っていく
・展示スペースではないところで、ポートレートを撮る。しかもその時間が、作品を見る時間より多い

・作品に関係ないプライベートな事を聞く
・作品ではなく作家の写真を撮りたがる

・その場では何も言わないが、SNSで展示やギャラリーのことを馬鹿にする
・差入れはするが、何も購入しない(高価なお菓子よりポストカード購入の方が嬉しい)
・不衛生な格好(最低限の清潔感は展示に関わらず必要だし、おしゃれして来てくれると展示を特別な場だと認識してくれているようなので嬉しい)
・「こちらの作品は原画です。お手を触れないでください」と注意書きしているのに、「これ原画だって」と言いながら触る

・身内しか分からない話をする

作家同士や友人同士で起こるのですが、お客さんが置いてけぼりになるのは良くないと思います。黙ってるか、作品のことを説明した方がいい。気をつけています。
わざと身内で話す事もあります。それはマナーが悪い方が居座りそうな時に、相手にしないためです。

私が置いてけぼりな事もあります。お客さん同士で、作品に関して白熱したトークを繰り広げているのだったら、私は盗み聞きしつつ嬉しくなるのですが、そうではありません。
絵を見て買い物も済んだら、帰ってください。駄弁るならファミレスにでも行け。あらゆるコロナ対策が馬鹿らしくなります。

展示で作家さんや来てくれた友達と話すのは、とても楽しいです。画材の話や今後やりたい展示のテーマ、近況報告、いっぱい聞きたい。でもそれは第三者のお客さんから見たら、なんにも楽しくない。
自分が客の立場のとき、それを見たらつまらない部活ノリ、文化祭かよと思います。


こうやって書くと本当に変な人ばっかりで、世の中が怖すぎるのだけど、全て実際にあったことです。私はただ、作品を作って、それを好きでいてくれる人に見てほしいだけ。尊重しているし、されている関係。

展示スペースは、私や他の作家さんがお金を出し合って借りています。作品を生で見てほしいからです。その場所に、迷惑な形で居座るのは最低です。遊びは公園でやればいいし、ポートレートはご自身でギャラリーを借りて許可を取って、撮影してください。

展示を主催するにあたって、絵を描く、フライヤーを作る、参加される作家さんやギャラリーさんとのやり取り、会場の装飾などなど考えることがたくさんあります。ベストな状態で生の原画を見てほしいので、本当に悩みます。

それに加えて、コロナ感染対策の準備もしています。日程変更があるかどうか、分からない状態で進めるのはすごくストレスです。
更に、迷惑客への対応もしなければいけません。「立ち入り禁止」「お手を触れないでください」注意書きばかり作っています。グループ展の場合は、出禁の人物の共有もしています。

やっていることが絵を描くことからどんどん離れていく気がして、展示なんてやらない方がいいかな…と悩む事もあります。
でも、私自身、実際に美術館やギャラリーに行って、同じ視点で他人の絵と向き合うことが好きなので、自分でそういった場を作れるのであれば作りたいです。

いつも最善を考えています。それを踏み躙らないでください。

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