27クラブ

なんだか最近、周りで結婚ラッシュで、これがアラサーなのね……と感じています。
コロナ禍のお陰で、ちょっとしたパーティー用の着ない服を買うこともなく、心があるようなないような言葉だけで凌いでいます。 

私の人生イベントとしては、11月に祖母の納骨があります。金は出さないが口は出そうと思っていた、墓デザイン。コロナ禍の中、全く帰省できずステンドグラスをはめたり、彫刻を凝ったりできませんでした。

お盆の墓参りに、後をついて行くばかりで、どこが誰の墓か分かっていない。集まりで誰とどういう関係か分からない。
まだそれを聞ける、頼れる人がいるけれど、人は死んでいくからいずれ分からなくなる。
分からないまま参ることに、何の意味があることか。自分の家族の墓を覚えることは、最低限。方向音痴と興味のなさから、最強に目立つ墓を建てるしかないんですよ。

いつだか母に墓の2択を迫られ、1つ選びました。普通!普通の墓! もっと目立つ、場所を迷わないような墓にしたかった。祖母は、紫と緑が好きだったし。そういうのも反映させたかった。

11月の祖母の命日は、すっかり忘れていて、展示の予定です。悲しみを喚く割に薄情で、自分でも驚き。この自身への失望が、分かりますか?

命日の1週間前に納骨の予定なので、予定はなんとかなりそうです。ありきたりな墓に、骨を運んで手を合わせる。それに意味があるのか分かりません。
死は、日常に寄り添っていなければ家族でも他人事で、いないことを、いないと理解できない。
それをお分かりいただいて、どうか慰めてください。私はずっと、元気なままです。

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