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読書感想文集

116
徒然なるままに書く読書感想文。基本的にネタバレは無しで、ネタバレする時は事前に予告します。
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記事一覧

読書感想文(116)金子みすゞ『金子みすゞ童謡全集④ 空の母さま・下』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は金子みすゞ童謡全集の第4巻です。
金子みすゞの詩は心が洗われるような素敵なものがたくさんあります。
一つ一つの作品は短いので、寝る前などに少しずつ読み進めていました。

感想今回も素敵な詩が沢山あったので、いくつか紹介したいと思います。

この詩を読んでまず初めに感じるのは、やはりやさしさです。
他はみぃんな咲いてい

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読書感想文(115)村上春樹『ノルウェイの森(下)』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

前回は上巻を読んだので、今回は下巻です。
上巻の感想文のリンクを一応貼っておきます。

感想面白かった、という表現は適切ではありませんが、読んで良かったなと思いました。
ストーリー自体がそれほど難しいわけではありませんでした。しかし、感じた事を上手く言語化できず、心の深いところを何か突かれているような気分です。
夢中になっ

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( ̄^ ̄)ゞ

読書感想文(114)村上春樹『ノルウェイの森(上)』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は世界的にも有名な村上春樹の作品です。
いつか読んでみたいなぁと思いつつ、なかなか機会がありませんでした。
最近久々に好きな作家は村上春樹だという人に会ったので、ずっと積読になっていた『ノルウェイの森』を手に取りました。
村上春樹の作品は教科書か何かで「鏡」だけ読んだことがあるのですが、内容は正直ほとんど覚えていません

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読書感想文(113)『ドイル傑作集(Ⅱ)―海洋奇談編―』(コナン・ドイル作、延原謙訳)

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は久しぶりにコナン・ドイルの作品です。
前に読んだのはいつだったかな〜と思ってnoteを遡ったところ、8月でびっくりしました。そんなに前なんですね。
コナン・ドイルといえば「シャーロック・ホームズ」シリーズが有名ですが、これを読んだのも去年の良い思い出です。『恐怖の谷』が一番好きでした。

感想コナン・ドイルの作品はミ

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読書感想文(112)田中貴子『猫の古典文学誌;鈴の音が聞こえる』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

この本はだいぶ前に買ったのですが、タイトルを見た瞬間に「読まねば!」と思いました。
だって猫ですよ、猫。今の職場に黒猫がいるのですが、とっても可愛いのです。

感想論文チックだったらちょっと読むのがしんどいかなあと思いながら読み始めたのですが、期待以上に面白かったです。
色々と書きたい話題があるのですが、長くなり過ぎるので

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読書感想文(111)青山美智子『木曜日にはココアを』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

ふと「そういえば今日は木曜日だなぁ」と思ったので、積読になっていたこの本を手にとってみました。
今もコメダ珈琲でココアを飲みながら、この記事を書いています。

感想心が温まる素敵なお話でした。
この本は12章から成り、同じ世界観の中でそれぞれのお話は独立しています。
その中でもあちこちの人間関係が繋がっていて、人のご縁は良

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読書感想文(110)岡潔『春宵十話』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

2022年最初の1冊はこちら。
20世紀最大の日本の数学者・岡潔のエッセイです。
今年は数学を頑張りたいなぁと思っているので、最初の1冊に選びました。

数学者のエッセイではありますが、内容は文化論が中心なので、数学が苦手な人にもオススメです。

感想やはりこの人の文章には惹かれます。
「いやそれは違うんちゃう?」とツッコ

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読書感想文(109)『フェルマーの最終定理』(サイモン・シン著、青木薫訳)

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回はタイトルそのものが世界的に有名、そして本も恐らく有名です。
先日『数学する人生』(岡潔著、森本真生編)を読み、数学にもっと触れたいと思ってこの本を読むことにしました。
尤も、『数学する人生』はいわゆる文系よりの内容でしたが……。

ちなみにこの本は今年丁度150冊目に当たります。
「本を150冊読む」という今年の目標

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ヾ(@⌒ー⌒@)ノ

読書感想文(108)金子みすゞ『金子みすゞ童謡全集③ 空の母さま・上』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は金子みすゞ全集の第3巻です。
短い童謡が沢山入っているので、少しずつ読み進めました。

感想今回も素敵な詩がたくさんありました。
いくつか紹介したいと思います。

これは他の所でも見たことがあるので、恐らく有名な詩だと思います。
説明不要かもしれませんが、一応自分の言葉で解釈してみます。
この詩は、誰かの為に頑張って

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読書感想文(107)星新一『未来いそっぷ』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は星新一のショートショートです。
この本には全部で33篇収められています。
タイトルにもある「いそっぷ」物語が星新一らしい改変を加えられているものが7篇あります。

感想今回も思っていた通り面白かったのですが、この本の特徴はやっぱりいそっぷ物語の改変でしょう。
しかも面白いのが、1作目の「アリとキリギリス」の後にこんな

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読書感想文(106)湊かなえ『Nのために』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回読んだのは先日読んだ『告白』の作者・湊かなえの作品です。
『告白』を読んだ後に友人がオススメしてくれたので早速読んでみました。

感想この本を紹介してもらった時にも確かちらっと聞いた気がしますが、『告白』と同じように徐々に真相が明らかになっていく構成でした。この形式は作者の得意な手法なのかもしれません。
登場人物達それ

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٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

読書感想文(105)島本理生『大きな熊が来る前に、おやすみ。』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回読んだのは『ファーストラヴ』や『ナラタージュ』の作者・島本理生の短編集です。
『ファーストラヴ』は結構最近映画化していたので特に有名かもしれませんが、実は原作も映画も未履修です。
『ナラタージュ』は以前友人に中河与一『天の夕顔』をオススメしたところ、『ナラタージュ』っぽいという事でオススメしてもらって読み返しました。

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読書感想文(104)瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回は現在映画をやっている有名な作品です。本屋大賞も受賞していますし、知っている方も多いのではないでしょうか?
映画はもうすぐ公開から2ヶ月になるので、そろそろ終わりかもしれません。

この本は結構前に買ったのですが、ずっと積読になっていました。
その後読書会でも紹介され、読まないとなーと思っていましたが、やっと読みました

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読書感想文(103)『雪のひとひら』(ポール・ギャリコ作、矢川澄子訳)

はじめにこんにちは、笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回読んだ『雪のひとひら』は、原題「Snowflake」です。
「ひとひら」というやさしい言葉に翻訳されていて、素敵だなと思います。
この本を読んだのは、「そういえば冬っぽい本を読んでないなー」と思ったからです。
去年の冬には江國香織『つめたいよるに』を読みました。
今年の夏にはフランソワーズ・サガン『悲しみよこんにちは』

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