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お花見note🌸🌻

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2021年。お花見企画【春】【夏】投稿作品をまとめています。次回の開催もお楽しみに!
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2021年3月の記事一覧

住宅街のはざまにある桜並木でお花見!

住宅街のはざまにある桜並木でお花見!

 河内長野を中心とした南河内地域では桜が満開。金剛寺のような有名どころや地元・寺ヶ池公園、あるいは狭山池や長野公園の夜桜と、見どころが目白押しです。しかしいくら美しいとはいえ、桜情報を連日ただ紹介しているだけではいい加減見ているほうも飽きてしまうかもしれません。

 そんな折に、面白い企画を発見しました。

 小説の物語風で花見をしようという企画。最初と最後の文言が決まっているので、その間にちょっ

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小説noteでお花見 桜

小説noteでお花見 桜

風がひとひらの花びらを運んできた。私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。はずだったが、それは叶わずひゅるり。花びらがこぼれ落ちた。緑の絨毯の所々が薄い桃色に染まっている。

美香と智也君がワインボトルを持って隣のテーブル席まで来た。純白のドレスの裾は、あちこち動き回る間ずーっと芝生を引きずっている。クリーニング代が高くつかないのかな、なーんてつい現実的な事を考えてしまう自分に苦笑いする。

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【参加】小説noteでお花見

【参加】小説noteでお花見

こちらの企画を見つけて、参加!
今日は、下書き、推敲なし、飲みながらトライ!

風がひとひらの花びらを運んできた。

私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。

風が吹かなかったら、この花びらは舞ったのだろうか。

風が吹かなかったら、この花びらは君じゃない、

他の誰かの肩に乗ったのだろうか。

「日差しのわりに寒いね」

冷たい風に吹かれて、君は愚痴をこぼす。

私も風に吹かれて、君の隣

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一片の花びらに君を想う

一片の花びらに君を想う

風がひとひらの花びらを運んできた。私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。

「髪にいっぱい花びらついてるよ」
君の手に触れるその桜の花びらになりたいと言いたかったあの日

青春いっぱいだった高校時代
同じグループだった君への想いはとうとう伝えられなかったけど、たぶん気づいてたよね?

一緒にみんなで並んで座った嵐山の桂川河川敷
桜の季節が来ると思い出す

グループ内のカップルが結婚して
式で

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小説noteでお花見 お花見

小説noteでお花見 お花見

風がひとひらの花びらを運んできた。私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。

「せめて家で花見をしよう」

昨夜、夫は花を咲かせた桜の枝を2本買ってきてくれた。花瓶に差し愛でているのに、数枚散ってしまった。

「寒いから窓を閉めてよ」

風を起こし、散らせた張本人に咎めるも

「駄目だよママ、換気はしないと」

窓際にいるユウキに閉める様子はなく、DSに夢中だ。

小学1年生のユウキは、家にい

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小説noteでお花見 桜の下で

小説noteでお花見 桜の下で

風がひとひらの花びらを運んできた。私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。指先に乗った桃色の花びら。懐かしいな。高校生だった頃を思い出す。

通っていた高校の校章は桜だった。2年生の時、塾で会った男の子に気づかれ、声をかけられた。私がおしとやかなお嬢様だと勘違いした彼。でも結構ガサツだって知ってからも、付き合い続けてくれたよね。2人とも芸術学部がある大学を目指して頑張ったけど、私だけ東京に出て

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小説noteでお花見 🌸企画参加中🌸

小説noteでお花見 🌸企画参加中🌸

早春のnoteの街をお散歩していたら
とても楽しそうな企画に出会いました
この街に来てまだ日の浅い私ですが
おもいきって企画に参加させて頂こうと思います

***

風がひとひらの花びらを運んできた。
私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。

なぁに?  と言いたげな顔で私を見上げる 幼子

「ほら これ・・」 と

花びらを見せると

「ちょうだい!」

そう言って 小さな手のひらを差し出

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🌸小説 noteでお花見🌸

🌸小説 noteでお花見🌸

風がひとひらの花びらを運んできた。
私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。

『そろそろ着くよ。今、新橋』
友人からメッセージが届いた。
『私は早めに着いたから、お花見してるとこ🌸』
『お花見!?どういうこと??あ、もう着くよ』

銀座三越のライオンの前で待合せだなんて、毎度毎度なんてベタなの。
これは、友人が超絶方向音痴だから。彼女の基準は銀座4丁目交差点。
お店にたどり着く前に迷うの

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小説noteでお花見

小説noteでお花見

yucaさんの記事がとてもステキで面白そうだったので乗っかってみることにしてみました。

小説noteでお花見!|yuca. #note #いま私にできること https://note.com/appletea21/n/n26f5fc09ffbc

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風がひとひらの花びらを運んできた。私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。

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小説noteでお花見! 『4月の桜』

小説noteでお花見! 『4月の桜』

yucaさんがせっかく提案してくれた企画なので、お付き合いさせて頂くことにしました。ちょうど良い写真もありましたし。まぁ、小説より写真をお楽しみください。

***

小説『4月の桜』

風がひとひらの花びらを運んできた。
私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。

「入学式に桜の花が見られて良かったわね」
と妻が言った。

息子のランドセルに着いた花びらは可愛いから
そのままにしておこう。

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知らない間に桜は散っている

知らない間に桜は散っている

#お花見note

コロナで大っぴらに旅行に行くことも飲みに行くことも憚られてきたこの一年。
ちょうど緊急事態宣言直前に会社の同僚と花見をしたのが奇跡に思える、あれから一年。

***

風がひとひらの花びらを運んできた。私は、髪に付いた桃色のそれを指でそっと摘む。

「彼氏にしてもらいたいよね、こういうシチュエーション。」

そう笑いながら夏菜子は私の隣を歩く。

風に舞う花びらの中を歩きながら

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小説noteでお花見!【終了】

小説noteでお花見!【終了】

ちらほらと、桜の開花宣言が聞こえてきましたね。皆さんが素敵な企画をされているのに憧れて、この春、私も試しに何かやってみようかなと思います。

【企画内容】
皆さまの桜との風景を小説のワンシーンにしてください!そして、お気に入りの桜の写真を記事に貼ってください。noteで一緒にお花見しましょう!

【参加方法】

①下記の文章をコピペして《フリー》の部分に、皆さんの描く桜との風景を書いてください。文

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