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No.3 TEDxKyotoのデザイナーが伝える スライドデザインの方法

No.3 TEDxKyotoのデザイナーが伝える スライドデザインの方法

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デザイナーの手から離れる時

長い時間を共有し、自分で手がけたものは何にせよ愛着の沸くものだ。しかしデザイナーはスライドのデザインに対してあまり思い入れを持ち過ぎ無いほうがいいと思う。

自分のデザインだ、と主張したくなるかもしれないが、アイデアはスピーカーのものであり、それを元に制作されたスライドも彼らのものだ。我々はほんの少しサポートをしたに過ぎない。

最終版が出来上がった後も、練習

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デザイナーに必要なコミュニケーション能力とは何か

デザイナーに必要なコミュニケーション能力とは何か

デザイナーにコミュニケーションスキルが必要と言われるしその通りだと思うけど、日本の美大でコミュニケーション教育は重視されてないのに関わらず、社会に出たら突然「重要です!」と言われて最近の新卒は「突き放された気持ちになる」と言う話をたまに聞く。

社会人はデザイナーに限らず、コミュニケーションスキルが必要だけどデザイナーが不幸なのは教えてくれる人が極端に少ない点だと思う。

デザインスキルは楽器演奏

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デザインを言葉で説明するの難しい問題 - 分解、検証、翻訳

デザインを言葉で説明するの難しい問題 - 分解、検証、翻訳

フェンリルのプランナーの柴田です。

デザイナーではない人にとって、デザインの良し悪しを判断するのは難しいものですよね。「なんとなく良い」「ピンとこない」まではわかるのですが、「なぜ良いのか」「なぜピンとこないのか」を言葉にするのは、それなりの経験と知識が必要となります。
しかし、そこをきちんと言葉にできないとデザイナーへのフィードバックは難しく、適当な指示で無駄な作業をお願いすることになります。

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ロゴ制作の“詳細フロー”。(ジャージ女子の写真サイト「tracktop girl」)

ロゴ制作の“詳細フロー”。(ジャージ女子の写真サイト「tracktop girl」)

さて! 前回、「ジャージ女子の写真サイト「tracktop girl」、ロゴ制作と“背景ストーリー”」を紹介しました。今回はその裏舞台、エピソード0、「ロゴ制作の“詳細フロー”」を掘りさげて紹介しちゃいます!(書き手:永井弘人)

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△ 001. 「ロゴ方向性」の検証・選抜。

△ 002. ロゴ候補案の雰囲気に合う、「チャック・持ち手の形」検証・選抜。

△ 003. 

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ジャージ女子の写真サイト「tracktop girl」、ロゴ制作と“背景ストーリー”。

ジャージ女子の写真サイト「tracktop girl」、ロゴ制作と“背景ストーリー”。



▶ 「tracktop girl(トラックトップガール)」ロゴの解説。

「動き・存在感」 というコンセプトで制作。つながりと可能性の拡散。

やわらかさとエッジを合わせ持つ、 独特のロゴタイプ。タイプフォルムと統一された、 ジャージのチャック・持ち手のシンボル。

ジャージ姿の女子。 アクティブでかわいく、 魅力あふれる、 写真とサイト。被写体・発信する側の存在感によって、 見る側の心も動く

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No.1 TEDxKyotoのデザイナーが伝える
スライドデザインの方法

No.1 TEDxKyotoのデザイナーが伝える スライドデザインの方法

スライドをデザインする時、デザイナーは何をしているのか?

デザインと聞くと、体裁を整えたり見映えを良くするといった事をイメージするかもしれない。
しかしプレゼンテーションのスライドをデザインするにあたっては、見た目を整えるプロセスは最後の一部分だけだ。

TEDxKyoto2015では、米澤由香理さんの素晴らしいコーチングのレシピを伝えるための、スライドデザインを担当した。
この、『「印象的なス

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