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過去じゃなくて鮮やかな「今」を

私は10年間から、さらに最近の2年、というか去年まで散々な目に遭ってきた。文字に記すと読む人すべてが思わずかける言葉をなくすような、そんな経験だ。

一部を書こうと思ったがセンセーショナルにもほどがあるので辞めた。過去の日記には少し書いてあるが、全貌はどこにも書いたことはない。

今の状態の私、私の活動を「壮絶な過去を乗り越えた」と言うのはなんだか癪だ。確かに起爆剤になった出来事もある。が、凝縮された10年以上もの出来事を、今の自分とリンクしたいとは思わない。

それが大きなきっかけとなり今輝いている人、に対しては何も思わないし素敵だ、良かったなぁ。と感じる、が、自分のこととなると話は別だ。

あんな最低な記憶をいちいち今の自分に結び付けるのは絶対に嫌だ。

踏ん張った過去があったのは、事実だ。
去年は筆を握ることができないほどに心因性の腱鞘炎に悩まされていた。

だけど私は、同情なんて欲しくない。
可哀想だ、を原動力に私のことなど見ないでほしい。

私が見て欲しいのは過去ではなく、今。今だけしかないのだ。
過去も未来も、何もいらない。

シンプルに「今」生きている自分の有り様を、今がむしゃらに取り組んでいる私の行動を、ただただ追ってほしいと願い発信を続けている。

未来は「目標」でしかない。

目標でしかないのだから、叶えていかないと意味がない。「こうなりたい」と未来を語るのではなく「こうなる」と宣言すると今になる。過去で生み出すものは、絵にでもして昇華してしまって、私は今を生きる。

昨日noteを書いてから描いた大きな絵は、面白い紙を楽しみながら仕上がった。

昨日、

朝から少し早起きしてパン屋さんに行った。
家のすぐ近くのパン屋さんは、ふんわり美味しいパンが並んでいて、近づくと香ばしい良い匂いがしてくる。お腹を空いているとどれもこれも美味しそうに見えて欲しくなるので、家用にと多めに買っておいた。

たくさん食べた後は画材屋さんに行って、額を見て絵の具を見て、最後に服屋さんを廻る。

自分に合う服を試着して、あーでもないこーでもないと、疲れてくるほど服屋さんを見た。怒らず付き合ってくれる元画家のあの人は、こっちのほうがいいな、でもこっちもかわいいな、と見てくれた。

少し疲れたので、名古屋コーチンのラーメンを初めて食べたら、とても美味しかった。また服を見て、欲しい服が見つかったので嬉しくなって、あの人の服も見てあげよう、と変わった服がたくさんあるお店に入った。

よくわからない柄のシャツが並ぶ中、カジキマグロのシャツがあって、それがとっても似合ったのでこれを買ってあげるよと言ったら、いつも優しくいうことを聞いてくれるくせに、全力で要らないと拒否した。

でもそれが何だか面白くて、疲れてたはずが楽しかった。

あのカジキマグロのシャツが誰かに売れてしまったらどうしよう。そんなに嫌がらなくてもいいじゃない。あの人はいつも、白い服を着ているのだから今度寝ている間に水彩で、カジキマグロを描いてやろうか。

‥‥という1日が込められた絵なので、タイトルは

「Marlin」(カジキ)

にした。大きな絵に鮮やかな彩りを魅せる1枚になった。楽しかった、が詰まっている。

そんな私の鮮やかな今だけを、見てもらえればそれでいいんだ。

山口葵


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