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雑記

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#読書感想文

読書を通じて内面が変化する喜び

読書を通じて内面が変化する喜び

今は3冊の本を同時に読み進めています。
宇能鴻一郎「姫君を喰う話」、続いて丸谷才一「文章読本」、「世界の名酒事典 2008-09年版」。
前2つは自分で買った本、名酒時点はバイト先の休憩所にある本。

1冊目の小説は目の前にありありと情景が浮かぶ表現力が抜きんでています。しかも愛しい姫君を食べてしまった侍やら、巨大鯨に挑む鯨漁師などの際立った人が何を考えるのか、その周りに何があるのかの描写なので読

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ついつい先駆者がいないかを調べてしまうのは何故なのか

ついつい先駆者がいないかを調べてしまうのは何故なのか

最近、D・カーネギーの「話し方入門」を読んでいます。
スピーチの独学法を教えてくれるだけでなく、成功者の考えなども紹介してくれるというほかのカーネギーの著書と同様の特徴があります。

よく「成功するには成功した後の自分の姿をイメージしろ」という話があります。イメージできればその姿に至るまでに必要な行動もわかるからと。話し方入門にもそういう話が載っていました。その一節を読んだ時に、いつも何かを始める

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生きている今、何ができるか。「初音ミクはなぜ世界を変えたのか?」感想

生きている今、何ができるか。「初音ミクはなぜ世界を変えたのか?」感想

VOCALOID。
コンピュータで歌声を作成できるツールのことですね。

僕が中学生だったころ校内でも流行していて、お昼の校内放送で「メルト」が流れたことを記憶しています。
(もちろん、賛否両論あって生徒総会の議題なんかに上がったこともあったのですが)

ただ、僕にはあまり刺さらず、有名どころを何度か聞いたことがあるという程度にとどまっていました。(今でもそんなに詳しくないです。)

図書館で本棚

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読書(中)感想「夜と霧」+アウシュヴィッツ収容所訪問の振り返り

こんばんは、ライアンです。

自宅待機のため大学の図書館から借りた本の中に、ユダヤ系精神科医のヴィクトール・フランクル著「夜と霧」があります。

彼が第二次大戦中の強制収容所で体験したことを精神科医の目線として綴った一冊です。

悲惨な話は得意ではないのですが、どうしても知っておきたいという想いが勝り借りてみることに。

まだ2/3くらいしか読んでいないのですが、辛いですね。

圧倒的な栄養不足に

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読書記録 傑作SF「幼年期の終わり」

こんばんは、南極に大学院の研究活動の一環として行きたいライアンです。

大学の学部卒業後、5年間は博士課程に在籍し科学にどっぷりとつかる生活をしようと考えているため、今の内から科学的な知見を広げることに特に関心があります。

恥ずかしながら世間には科学の専門書も数多くある中で、やっぱり読みやすいと感じるのはSF小説です。

「虐殺器官」「ハーモニー」で知られる故・伊藤計劃さんは大好きな作家のひとり

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人は共同繁殖する動物であるということを忘れているから”虐待”を理解できない ー「世界は美しくて不思議に満ちている」読書感想ー

こんばんは、南極の湖に生えているコケの研究をしたいと思っているライアンです。

僕の通っていた高校は理科教育に力を入れていたため、よく外部から現役の研究者の人をゲスト講師として呼ぶことがおおくありました。

その中の一人に僕に南極のすばらしさを伝えてくれた田邊さんがいて、
今の進学志望先である「総合研究大学院大学」の名前を最初に伝えてくれた長谷川眞理子さんがいます。

長谷川さんは人類の進化などを

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Fate/stay night15年の軌跡展へ

こんばんは、型月ファンのライアンです。

今日は、現在絶賛開催中のType-moonが送るFateシリーズの原点Fate/stay nightの発売15周年を記念するイベントの第2タームに参戦してきました。

15年前にPCゲームとして発売されて、それを端に発した作品群が毎年のようにアニメ化されるし、今年の8月には東京ドームでライブをやるし。

15年でものすごく大きく成長したコンテンツの原点をた

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