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ついに怪物となった哲学という人類最大のウソ
13世紀の「普遍論争(the problem of universals)」は哲学vs反哲学の闘いです。ここで哲学が勝利し、以後ヨーロッパ世界では哲学が主流となりました。恋愛も社会も哲学から設計されています。
哲学とは神聖なモノ、プラトンの創作したイデアのことだと以前に話しました。
→イデア論が不自然な世界をつくる
これがややバージョンアップして、普遍論争の頃には「新プラトン主義Neo
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13世紀の世界大戦〜モンゴルvsイスラム〜
1258年、バグダッドは破壊されつくしました。あのバグダッドが、です。アッバース朝の絶対的中心、つまりは当時の世界一の大都市、正確には、破壊された当時はやや勢いを落として若い国の勃興もあったので、現代でいえばロンドンのような都市。
モンゴル軍の襲来でした。子供もふくめて大量殺害、レイプも横行、ティグリス・ユーフラテス川は血で真っ赤に染まり、知恵の館の、世界最高峰の研究がつまった書物も焼きすてられ
イスラムが成し遂げた世界史の誕生~イスラムからヨーロッパは生まれた~
19世紀、ヘヴンにもっとも近いはずの社会が創建されました。私たちが生きている「社会」です。「社会」とはヘヴン=天国の生まれ変わりです。
サン=シモンやカント、さらにさかのぼってデカルト。彼ら近代哲学者の仕事は、人間世界という作品をつくりあげることでした。そしてそれは成功した。
彼ら哲学者は、まるで神の世界にも似た聖なる世界を夢想していたんです。哲学というコトバには天上的に神聖な響きがあります。
信仰は神からカネへ~私ら現代人をつくったのはイマヌエル・カントだ~
これまで、恋愛にしろ社会にしろ、イデアを土台とした信仰なのだということを見てきました。信仰なんですよ、こいつら。べつに恋愛や社会がなくとも幸せに生きられる世界もあります。
そしてこれらは、キリスト教の近代バージョンなのです。まさか近代人が、中世風の神様ごっこにつきあうわけはないから、バージョンアップでGodをリーズンReasonというものにすげかえたわけです。リーズンReasonは日本語で理性で
笑顔マシーン。形式主義で窒息する日本人。
どうやら『社会人』というパターン化されたキャラクターが、現代日本には定着しているらしい。初めて街にでたおぼっちゃまが、いじめられないように、すれちがう人々の身のこなしから言葉づかいまで真似をしている状態。
真似を集めて集めて、パターン化した。パターン化の極端な例が、とびきりの笑顔マシーンです。
そして、もうため息出てくるレベルなんですが、このパターン化の性質についても、文化人類学者・ジェフリー
facebookリブラが放つ終局の号砲。ドル崩壊、金(ゴールド)は歴史的上昇。
キョーです。
リブラの登場と時期を同じくして、金(ゴールド)とビットコインが急上昇。「これは何かあるな?」と思ったので分析します。
なお、こちらの文章は田中宇の国際ニュースの記事「フェイスブックの通貨リブラ:ドル崩壊への道筋の解禁」を下敷きにして書いています。
ドル崩壊のメッセージ
リブラ登場はドル崩壊の公式メッセージです。
そのメッセージを受けた中国系金融筋が、ドルの最強ライバルである
やかましい客は「お金」を知らない。お金は「平等」「イコールの世界」をつくるために生まれてきた
マネーmoneyとか、社会societyとかいう単語は、ほんらい神聖なニュアンスを持つんであって、ここの感覚を理解できないところに、日本人の限界があるというか、いつまでも猿マネ民族として扱われる部分があるというか。
結局、「日本人は社会を理解できていないのに、社会を押しつけられている」という構図です。
僕も外食をしますが、たまに横柄な客を目撃することがあります。
なにやら大声のタメ口で店員に口
合理主義の猿真似がブラック企業を生む
つい最近のことだから、誰もが知っているでしょうが「年功序列や終身雇用制は古い」という言説。これ初めにいわれ始めたのは2000年代初頭くらいでした。
ホリエモンとかのあの時期。僕は、高校生か、高校を卒業した頃で、へたくそな反逆の時期で、これらのプロパガンダを、鵜呑み(うのみ)にしていました。
「年功序列や終身雇用制は古い」。これこそ、日本封殺の伝家の宝刀(でんかのほうとう)です。文化人類学者・
【誰も知らない】1990年代、再び日本は敗戦した。
アメリカの戦後日本統治の目的は、「地域共同体を破壊すること」でした。そしてそれは、完璧に実行されます。
小室直樹氏は『危機の構造 日本社会崩壊のモデル』(小室直樹著 中公文庫 1991年)のp163で、日本の村落共同体は、終戦とともに崩壊をはじめたと指摘しています。
これは、「歴史上もっとも成功した改革」と、マッカーサーが自画自賛する農地改革法のことをいっているんでしょう。
大きくいえばここ
太平洋戦争、日本の敗北は最初から決まっていた
前回まで
○日本は「共同体」の究極進化系
○日本人という生態系は、イギリス・アメリカ系の文化人類学者によって解析終了
○とくに文化人類学者・ジェフリーゴーラーの日本分析『日本人の性格構造とプロパガンダ』が、戦後の処遇を決めた
「日本の敗北」は初めから決まっていた
『日本人の性格構造とプロパガンダ』に書かれた分析と占領政策は、ほとんどそのまま戦後日本に適応されています。
ゴーラーが『日本人の
「社会人」は戦後に生まれた
前回まで。
○日本人は社会工学をほどこされた
○日本人を改造したのはスーパー理想主義者
「社会人」は戦後に生まれた
そして、「数式は美しい」の連中が、日本に上陸しました。スーパー理想主義者たちです。
太平洋戦争で壊滅した戦後日本に、社会工学がほどこされました。
GHQの中のニューディーラーと呼ばれる連中が、戦後日本の青写真を描いたんです。現在の日本国憲法も彼らの手によるもの。
ニューディ