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わたなべ はな
2023年9月23日 15:42
突然ふと、太陽が隠れたらふと、この道を行く意味を失ってそうして、ぴたっと足を止めたくなるでもこの世界で足を止めることは心臓を止めることに似ているから力が抜けそうな体を重怠い足をとりあえず交互に出しているそんな瞬間がふとやってくる脳が何かを拒んでいる心が脱力しているこの道を行くために路傍の店で欲を満たすけれど十分に満たせる程の対価を持ち合わせていない明日が遠くなる
2023年7月22日 17:31
カフカの『審判』ちびちびと読み始め。『変身』は駆け抜ける様に読んだ。読後、ただただ「なんという…。」と呟いて、衝撃が残った。だけど、『変身』にしてもこの『審判』を読んでいても、冒頭からずっと奇妙さや違和感、まさしく不条理の渦に包まれているのに、妙に読んでいて居心地が良い。「水を得た魚」と言っては用法が違うけれど、自分が昔から息をし続けていた、不条理という海の中に帰してもらった感
2023年3月26日 15:06
暇だ。とは言えこの世の中、「暇」なんて今やあるのだろうか。本を読む、テレビを観るなどに加え、今はSNSやサブスクなど多様な情報やエンターテイメントがあるのだから。なんて、今や当たり前の話をしているけれど、でもそれってリッチな話だよなぁと思う。これらはすべて、お金で手に入るものなのだから。「貧乏暇なし」とは言うけれど、ある意味で「裕福暇なし」である。うーん。違うか。この言葉にするにはそもそも、「暇