#エッセイ
トム・ハンクスと夫の靴下
説明できない面白さ、とはなんだろうか。
それが自分にしか分からない場合、特にシェアしようとも思わないのだけれど、今回答え合わせがあったような気がしてここに記録しておこうと思う。
私は結婚する前から、夫(ヒデさん)の脱いだ靴下が好きだった。
正確に言うと脱いだあとの形。なんとも言えない。
匂いが好きとかはでは、断じてない。
形がかしこまっているというか、うーん、なんとも言えないのだ。
初めて目
映画『はだかのゆめ』感想
独り言のようで、詩を感じさせる台詞たち。
それは四万十の広大で見知らぬ絵画に似た自然の中に、ひっそりと埋もれて響く。
10/22UPLINK吉祥寺にて映画『はだかのゆめ』を観てきました。
小説の発売記念上映のため、磯部涼さん(音楽ライター)、甫木元空(ほきもとそら)さん(本作監督)のトークショーも開催されました。感想を交えて記録します。
あくまで記憶や個人的解釈で書いているのでご理解下さい。
「レザボア・ドッグス」の無駄の中にあるもの
無名だったタランティーノのデビュー作「レザボア・ドッグス」
この映画の冒頭に、作品とあまり関係がない長回しの雑談がある。
マドンナの『Like A Virgin』の解釈についての議論とか、会話の内容は少しばかり下品でここには書けない。
ぐるりと回るカメラに次々と写しだされる個性派の俳優陣は、好き勝手に喋り続ける。
このシーンがなんだかすごく好きで、繰り返し観てしまう。
ここで仲間内の呼び名が「