#日記
古本屋街で老紳士が道を尋ねてきたみたいに
映画をみるときいつもなら直前に劇場に到着するのだが、今回は傑作と名高いもののなかなか上映されない映画かつその日がファーストデイだったので、混雑を恐れて30分の余裕を持って映画館に到着。整理番号を見るかぎり、ぎりぎりに行っても入れたみたい。ゆったり見られるのが嬉しい反面、好きな映画に集まる視線が少ないのが寂しい気持ちもある。したがって、ただ時間が少し余るだけに。
といいつつ本当はもっと早くついて半
結局シフトを代わらなかった人に「お大事に!😢」って送るみたいに
体調が悪いので仕事を代わってもらえないかと連絡。結局別の人が行けることになったので出る幕はなく、自分は映画を見に行く予定を遂行できて安心したのだけれど、なにかひとこと言葉をかけてあげなければならない。「お大事に」のひとことだけではもの足りない。他人のことのわりにけっこう心配だったから、”心配している”というか、”あなたが体調悪くて私は悲しい”ことを伝えたい。だからといってうだうだ言ってもうっとうし
もっとみるごみ箱を部屋の隅に移したみたいに
どこからでもゴミを捨てやすいように、部屋の真ん中あたりに蓋の無い状態でゴミ袋を置いていた。冬の間は気にならなかったのだが、このまえ長く家を空ける前にごみを捨て損ねると、帰ってきてからいままでのレイアウトのおかしさにやっと気がついた。そして蓋のあるごみ箱を買い、部屋の隅にしまった。
なるほどこうして、都市が中心と周縁に分かれていくのだなと納得した。現代ではごみ処理場が都市部に高い煙突をそびえている
私が映っためざましテレビを見ていた人の数に思いを馳せるみたいに
昨日服を買って店を出たら朝の情報番組の取材班に声を掛けられた。あまりまとまった話ができた自信はなかったけど、”正解”を知りたいのもあって早起きして確認した。すると上手くいかなかったと思っていた前半部分の受け答えが、華麗な編集で間を削って使われていた。
まず家族のグループLINEに動画を送った。みんな見ただろうけど、いつもどおり母親だけから返事がきた。向こうから何も言ってこなかったということはリア
固い椅子の上で向き合ったみたいに
今日知り合いとお茶をしたお店の椅子が固かった。固いだけでなく、座面が浅くてすぐ後ろが壁だったから、ものすごく窮屈だった。そこがれっきとしたカフェではなく、イートインスペースもあるチーズケーキ屋だったからしょうがない。だがそこで結局2時間半も話してしまった。座り心地の悪さが気にならないほど溶け合うような時間だったわけではない。斜めを向いて深く座っているように感じられないか、足を広げて前を向いてはどう
もっとみる誰かを待ちながらひとりで居酒屋に居るみたいに
ガチかどうかわからない先輩からの呑みの誘いが夜にあるだけの1日。昼頃確認してみたら本当にあった。8時以降に集まることは決まって、8時前に連絡したら「8時に集まろう」と。間に合うわけもなく8時20分すぎにお店に着くと「まだ家出られてない(汗)」。向こうが忙しいのはわかっていたので、路地裏の居酒屋で想定内の待ち時間。江國香織を携えていたのでばっちこい。さらに今度行く旅行のきっぷやら宿やらが決まったので
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