『絶独』

昔から子供が好きだった。

だから、公園で気に入った子を見つけると、

お菓子をあげて、言葉巧みに連れて帰る。

しかし、楽しいのは束の間。

パパ、ママと泣き叫ぶので、殺して捨てる。

運悪くバレていないため、今も続けてしまう。

今日は砂場で遊ぶ男の子に声をかけた。

「僕と遊んでも楽しくないよ。パパとママも
 
 僕のこと嫌いだしね」小さな絶望の眼。

連れて行かない。だが、俺のようにはなるな。


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