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    秋吉台は広大な遊び場です。 一見は穏やかな高原ですがダンジョンを隠しています。 秋吉台の秘密を覗いていきます。

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記事一覧

喫茶らいぶのメニュー

 2022年1月22日に店主急逝で閉店した「喫茶らいぶ」のメニューを紹介します。 正式名称は「かふぇれすと らいぶ」で大喫茶を目指したのですが冷食手抜きなしの味が見抜け…

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3週間前
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山口七夕ちょうちんまつりの秘密

 8月6日と7日に山口市の中央商店街開かれる七夕まつりは提灯を飾ることを特徴とするところから「山口七夕ちょうちんまつり」といわれます。 人口20万人の山口市で20万人…

SHADO
3週間前
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炭酸のある暮らし

 炭酸水メーカーを買ったのは夏場のペットボトルの処理に頭を悩ませたのが一因です。  そもそも夏だとビールすら暑いのでペットボトルの炭酸水にしたら一口目のパンチ力…

SHADO
4週間前
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地獄台以外も地獄になる秋吉台の盛夏

 秋吉台で地獄といえば石灰石が針山のように並ぶ地獄台が思い浮かびますが、盛夏に秋吉台で遊ぼうと思うと秋吉台展望台より北はあまりの暑さに危険な目に遭います。  要…

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1か月前
1

知る人ぞ知る曽和の湧水、青池、水神池

 秋芳町の曽和にあり水神を祀った社の前にある青い池であまり知られていないためか呼び方が定まっていない湧水です。  小さな池の底から湧出しており意外と深いので神秘…

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1か月前

中国ビール事情

 20世紀のビール消費量は米国が一位だったのですが21世紀は中国が世界最大になっています。 十年ほど浙江省を訪ねていますが昔の中国は晩酌の習慣はなかったようです。 で…

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1か月前
2

私版:Alipayの日本語対応

 中国は電子マネー化が進み現金非対応の店も増え旅行者がお手上げになりつつあります。 クレジットカードでホテルやスタバのように支払えるわけでもないのです。 上海あた…

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2か月前
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MEADE LX90-20 + ASI 385MC+ ASI LIVE で見る深宇宙試写

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3か月前
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カタクリの花:弟見山

万葉集の巻十九に大伴家持が「物部乃八十𡢳嬬等之挹乱寺井之於乃堅香子之花(もののべの八十娘子らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花)」と詠んだ「堅香子(カタカゴ)」は…

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3か月前

SeestarS50の電源をモバイルバッテリーで増強する

SeestarS50のバッテリー容量は6,000mAhで約6時間の駆動が可能です。 冬至時期の新月に本気で観測すると6時間では足りませんし、露除けヒーターを付けるとさらに稼働時間が…

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4か月前

オキナグサ:秋吉台の花

万葉集の巻十四の読み人知らずの東歌に「芝付乃 御宇良佐伎奈流 根都古具佐 安比見受安良婆 安礼古非米夜母(芝付の三浦崎なる根っ子草相見ずあらば我れ恋ひめやも)」とあ…

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4か月前

手打蕎麦 さるのこしかけ(萩市熊谷町)

2021年開店で人気の蕎麦屋なので気にしていたのですが、TVで全国放送されて週末の行列に目眩がする「さるのこしかけ」です。 たまの平日休みに訪ねてみました。 場所は201…

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5か月前

「木戸山越えたら」

山口市には「木戸山越えたら」という常套句があります。 田舎を蔑むというより現実的な注意喚起の意味合いが強いセンテンスで、特に冬に使われます。 つまり、市街で霙だと…

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5か月前

18650リチウムイオン充電池

日本で一般的な電池は単1単2単3単4あたりですが、台頭著しい中国は他のサイズのバッテリーもあり、18650リチウムイオン電池はその代表たる充電池です。 充電池の代表格…

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6か月前

奇古堂沈甫翰氏備忘

2023年8月31日に奇古堂店主の沈甫翰 (シン・ホカン、シェン・ユーハン)氏が亡くなられました。 1932年生まれの92歳でした。 奇古堂は台湾にある茶と茶道具の店で、特に…

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7か月前
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秋芳洞の未公開洞を旅する

秋芳洞は全長11kmのうち1kmほどが観光コースとして整備されています。 ご存じの方は300円追加して冒険コースで天井近くまで登るかもしれません。 ところが秋芳洞内の川を地…

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8か月前
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喫茶らいぶのメニュー

喫茶らいぶのメニュー

 2022年1月22日に店主急逝で閉店した「喫茶らいぶ」のメニューを紹介します。 正式名称は「かふぇれすと らいぶ」で大喫茶を目指したのですが冷食手抜きなしの味が見抜ける顧客に支持されランチはもとより夜も満席続きでした。
 庵野秀明監督がシン・エヴァQ&Aで哀悼を捧げていますが、作中にも「喫茶ライブ」と登場します。 豚骨ラーメンがお得意の菊川の喫茶ライブとは異なります。

 こんなことならもっと真

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山口七夕ちょうちんまつりの秘密

山口七夕ちょうちんまつりの秘密

 8月6日と7日に山口市の中央商店街開かれる七夕まつりは提灯を飾ることを特徴とするところから「山口七夕ちょうちんまつり」といわれます。 人口20万人の山口市で20万人が集まる山口市最大の祭りです。 総数3万個といわれる提灯はメイン会場の中央商店街のほかに交通交流広場、亀山公園、旧国道を埋めイベントが開かれます。 中央商店街とは中市商店街、米屋町商店街、道場門前商店街を指し700メートルが提灯のトン

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炭酸のある暮らし

炭酸のある暮らし

 炭酸水メーカーを買ったのは夏場のペットボトルの処理に頭を悩ませたのが一因です。
 そもそも夏だとビールすら暑いのでペットボトルの炭酸水にしたら一口目のパンチ力にほれ込んだのに家人が便乗したので、500mLを1Lに切り替えてもペットボトルの量が大変でした。
 自家製の梅酒や梅シロップがあるので炭酸水があると気楽に楽しめます。

 炭酸は飲むばかりではありません。
 地元にも天然炭酸泉の温泉があり、

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地獄台以外も地獄になる秋吉台の盛夏

地獄台以外も地獄になる秋吉台の盛夏

 秋吉台で地獄といえば石灰石が針山のように並ぶ地獄台が思い浮かびますが、盛夏に秋吉台で遊ぼうと思うと秋吉台展望台より北はあまりの暑さに危険な目に遭います。
 要因は様々あります。

草原の照り返しが非常に強い

木陰がまれ

台上の保水力がほぼない

ドリーネ、ウバーレは風が通らない

自販機や水飲み場がない

最寄りのコンビニまで10㎞

盛夏の遊歩道は人通りが少ない

 ですので、飲料で持参し

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知る人ぞ知る曽和の湧水、青池、水神池

 秋芳町の曽和にあり水神を祀った社の前にある青い池であまり知られていないためか呼び方が定まっていない湧水です。
 小さな池の底から湧出しており意外と深いので神秘的な青い水が印象的です。
 社の下からも湧いており水量は豊富です。
 社を背景にした佇まいもよく、近隣の方が手入れをするので清潔感があります。

 大雨の後は濁るのでクリームソーダ色に変わります。

 名の通り曽和にありますが道は狭いです。

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中国ビール事情

中国ビール事情

 20世紀のビール消費量は米国が一位だったのですが21世紀は中国が世界最大になっています。 十年ほど浙江省を訪ねていますが昔の中国は晩酌の習慣はなかったようです。 でも酒もご馳走も歓迎で、事あるごとに会食になり中国酒だけでなくビールも並びます。 ただし、昔は指定しないと冷えてないビールが出ていました。 それが近年は仕事が終わりの家でビールの一杯が浸透してきているようです。
 中国と聞くと青島ビール

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私版:Alipayの日本語対応

 中国は電子マネー化が進み現金非対応の店も増え旅行者がお手上げになりつつあります。 クレジットカードでホテルやスタバのように支払えるわけでもないのです。 上海あたりは旅行者の事情を理解して旅行者用にSHANGHAI PASSというSuicaのようなプリペイドカードを2024年6月から用意していますが浦東空港でもT2では扱うのにT1にはカウンターがないなどと取り扱いが限られるので入手が難しいです。

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カタクリの花:弟見山

カタクリの花:弟見山

万葉集の巻十九に大伴家持が「物部乃八十𡢳嬬等之挹乱寺井之於乃堅香子之花(もののべの八十娘子らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花)」と詠んだ「堅香子(カタカゴ)」は鹿の斑点(かのこ)のような葉をもつカタクリのことといわれています。
歌の意味は「多くの女子が水をくむ寺井の傍らにカタクリの花が咲いている」と水温む季節の賑やかな光景です。

元々の片栗粉はカタクリの鱗茎を磨り潰し水にさらして粉だけを取り出

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SeestarS50の電源をモバイルバッテリーで増強する

SeestarS50のバッテリー容量は6,000mAhで約6時間の駆動が可能です。
冬至時期の新月に本気で観測すると6時間では足りませんし、露除けヒーターを付けるとさらに稼働時間が短くなります。
SeestarS50の充電はUSB-Cで行いますが、稼働しながらの充電が許容されているので外部から給電すれば稼働時間を延ばせます。
庭なら電源アダプター、野外ならポータブル電源を繋げば撮影途中のシャットダ

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オキナグサ:秋吉台の花

オキナグサ:秋吉台の花

万葉集の巻十四の読み人知らずの東歌に「芝付乃 御宇良佐伎奈流 根都古具佐 安比見受安良婆 安礼古非米夜母(芝付の三浦崎なる根っ子草相見ずあらば我れ恋ひめやも)」とあり、この根都古具佐(ねつこ草、ねっこ草)はオキナグサだという説があります。
ただ、少なくとも現在の三浦半島では絶滅しています。

漢方薬として古くは1~2世紀に後漢で編纂された神農本草経に「白頭翁(ハクトウオウ)」と見えるのですが「鶏卵

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手打蕎麦 さるのこしかけ(萩市熊谷町)

手打蕎麦 さるのこしかけ(萩市熊谷町)

2021年開店で人気の蕎麦屋なので気にしていたのですが、TVで全国放送されて週末の行列に目眩がする「さるのこしかけ」です。
たまの平日休みに訪ねてみました。

場所は2015年頃まで上田銃砲火薬だった商家跡です。
平日ですが10時から受付開始ですが開店は11時半です。
驚くべきは開店前に完売してしまうのです。

名前と電話番号書いて待つのですが、電話で呼んでくれるわけではないので声が届くところにい

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「木戸山越えたら」

「木戸山越えたら」

山口市には「木戸山越えたら」という常套句があります。
田舎を蔑むというより現実的な注意喚起の意味合いが強いセンテンスで、特に冬に使われます。
つまり、市街で霙だと木戸山のトンネルを抜けるのはハイリスクなのです。
2024年は3月20日が彼岸だったのですが木戸山越えたら下のようになりました。

彼岸だとノーマルタイヤも多く、最近の車は雪でセンサーが休止するので「木戸山越えたら」ヤバいのです。

18650リチウムイオン充電池

18650リチウムイオン充電池

日本で一般的な電池は単1単2単3単4あたりですが、台頭著しい中国は他のサイズのバッテリーもあり、18650リチウムイオン電池はその代表たる充電池です。
充電池の代表格のエネループは電圧1.2Vで容量1900mAhなのに対して18650リチウムイオンバッテリーは電圧3.7Vで容量は3000mAhほどです。
「18650」はISOに準じた表記らしく直径18mm長さ65mmの形状を表していますから単三電

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奇古堂沈甫翰氏備忘

奇古堂沈甫翰氏備忘

2023年8月31日に奇古堂店主の沈甫翰 (シン・ホカン、シェン・ユーハン)氏が亡くなられました。
1932年生まれの92歳でした。

奇古堂は台湾にある茶と茶道具の店で、特に小ぶりの茶器が人気でメルカリに出るとすぐに売れてしまうほどです。
台北駅から4kmほどの福華大飯店(The Howard Plaza Hotel Taipei)の地下1階で奥さんと2人で小さな店を営んでいます。

台湾での仕

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秋芳洞の未公開洞を旅する

秋芳洞の未公開洞を旅する

秋芳洞は全長11kmのうち1kmほどが観光コースとして整備されています。
ご存じの方は300円追加して冒険コースで天井近くまで登るかもしれません。
ところが秋芳洞内の川を地底湖までたどる未公開部ケイビングツアーはジオフェスなどの不定期開催なので行った人はほとんどいません。
本格的な未公開鍾乳洞ケイビングツアーを取り扱う秋吉台アドベンチャーツアーズがプラニングをするこのツアーは秋芳洞の延長なのでそれ

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