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中国ビール事情

 20世紀のビール消費量は米国が一位だったのですが21世紀は中国が世界最大になっています。 十年ほど浙江省を訪ねていますが昔の中国は晩酌の習慣はなかったようです。 でも酒もご馳走も歓迎で、事あるごとに会食になり中国酒だけでなくビールも並びます。 ただし、昔は指定しないと冷えてないビールが出ていました。 それが近年は仕事が終わりの家でビールの一杯が浸透してきているようです。
 中国と聞くと青島ビールを連想する人は多いでしょうが、急成長した雪花ビールが2006年からナンバー1です。 

中国料理にピッタリ

 雪花啤酒:シュエホァピージョーと読みます。
 今回は3.2%のライトビールです。
 大昔に日本麦酒と麒麟麦酒が立ち上げた瀋陽雪花啤酒と1994年創業の華潤雪花啤酒があるのですが、飲んだのは華潤だけです。

 首位を狙う青島ビールは19世紀末にドイツの技術で起業されています。 中国語では青岛啤酒(チンダオピージョ)となります。

3.1%のライトビール

 インターナショナルブランドですので中国東方航空などの機内でも缶ビールで提供されていました。 

 北京が地盤の「燕京ビール」がナンバー3ですが浙江省では一般的ではないようです。
 ナンバー4はハルビンビールで中国語では哈尔滨啤酒となります。 1900年創業のロシアビールが発祥です。

3.2%なのでこれもライトビール

 黒竜江省なので内陸部になります。

 日本のビールはいったん撤退したので存在感がないのですが、どこの国に行ってもバドワイザーを見るように中国でも飲めます。 中国では百威啤酒となりますがBudweiserと書いてあるのでわかります。

3.6%とこれもライト

 生産は当然中国内です。

 変わったところではオランダのブリュッセルホワイトベアクラフトビールも見かけました。 中国語では布魯塞白熊精酿啤酒となります。

 今回はこれだけ5%でした。

 土地柄白酒をガンガン飲むわけでもないので今後も中国のビール消費は増えそうです。

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