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die Bekanntschaft
指示された通りフランスにほど近い駅にミュンヘンから乗り継いでシュヴァルツヴァルド(黒い森)へ向かう。
おもしろいもので、北に向かえば北らしい、南に向かえば南らしい風景に変わっていくように、黒い森の名にふさわしい風景に変わっていく。
前回書いたように、顔は知らないがよく知っている人に会う。
駅に着いてもお互いの顔を知らない。果たしてどのようなファーストコンタクトとなるのだろうか?
駅からも見え
Attitude アティチュード 心構え
ノースフェイスのバカデカイ相棒を背負い、歩く。そしてまた歩く。
左手に日本でいうところの100円ショップがある。丁度小さな交差点の手前。
当時も感じたことだが、このショップは移民と思しきたくさんの客で賑わっている。遠目に中を覗いてみても当時と状況は変わらないようだ。
信号がかわる。
確かに駅からマイスターシューレまでの道のりはかなりあったのだが
『こんなにあったっけ。。。』
ここをまた帰ると
Persönlichkeit 個性とは何か。バイエルンの片田舎で思う
『ペーターはもう少しで帰ってくると思うわよ。』
お互いに変わってないね、なんて話しながらレナーテはテラスの席に私を座らせた。
私のどでかい相棒(ノースフェイスのバック)を廊下に置き見知らぬ男性の座るテーブルについた。
いかにもクラシカルなバイエルンのおやじという長い髭を携えた初老の男性は、この宿の住人らしい。
名はアンディといった。
こういった風貌の男性を見ると、バイエルンの方言でもひと際
Sehnsucht 第二の故郷へのあこがれ。
ミュンヘン中央駅で次の列車を待つ間、駅の売店をウロウロする。
懐かしい。
昔と何も変わっていない。少し変わったと言えばアジア系フードメニューが充実したという事だろうか。アジア系と言っても日本食ではなく東南アジア系、中華系の料理でご飯や野菜・肉を炒めたものだ。
XXXLとバカデカイサイズを表現したポテトフライもひとつの目玉と言っていいだろう。揚げても揚げても直ぐに無くなる。
そのトルコ系の店