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水+廃棄物=加工品という現実

28:00 番外編 ベジタリアン用加工品
植物性たんぱく質と表示されているが。
ニーマイヤー氏(添加物エキスパート)
『添加物の塊です。通常の肉を使ったものの2倍。もちろん食べられます。しかし、私たちが、何を食べたいか、ではないでしょうか』
29:50 フォルさん実演
『私の人生で初めて野菜のソーセージを作ります。』
野菜をどかして、出てきたのは白い粉。
『野菜と言えば聞こえは良いですが、真実はこちらのパウダーです。原料は野菜ですがこのパウダーの50~60%は増量剤です。』
フォルさんは続ける
『“野菜(植物性)ソーセージ”という意味は“水”のソーセージという意味です。水が、原料なら利益は莫大です。』
植物性ソーセージの原料
16% 植物性たんぱく質パウダー
12% 食用油
72%  水
写真のように異様な色と異様にタラタラの生地ができる。
このタイプのソーセージの生地でこれくらいの生地感だと間違いなく失敗だと言える。
例えば絹引きタイプのレバーペーストの生地のような感じで塗るタイプの製品にはあり得るが、今回はスライス系の太物ソーセージ。
フォルさん、出来上がったものを試食して
『色味も空気孔も普通のソーセージです。味はチープなモルタデラの味。(原料を考えると)あり得ません。まさに金の為だけの“金のなる木”の発明です。』
ベジタリアン用加工品。
それ用のチーズにも言えることですが
“健康志向”とはほど遠い、むしろ真逆のベクトルがそこにはあるのかもしれません。
製造者はあなたの健康を考えている訳ではなく
あなたの“お金”を考えているということかもしれません。

33:30 シュピーゲル(ニュース雑誌)の“エコテスト”
紙面上でテーマに基づいてテストし公開するもの。
マイケ・リックス氏
『BIOの商品は、塩気が強い、ミネラルが多いことが時々ありますが度々、表示に出てくるのがカラギーナンです。
確かに許可されていますが腸炎を引き起こすことがあります。個人的には避けた方が良いかと思います。』
35:20  テストの結果
ヴィトケ氏による無作為にスーパーから選んだ商品にセパラトーレンフライシュが使われているか、のテスト。
もちろん表示に“セパラトーレンフライシュ”の名はない。
ヴィトケ氏
『実に選んだ30商品中、9商品。つまり30%に使用されていました。
アウトレット商品に限らず、大手メーカー、BIOの商品にもです。
この事実は製造している“生産者”のみが知りうることです。
しかし私は今確信しています、多くの商品に当たり前のように使用されていることを。
普通は入らない“ある種のたんぱく質”が入っていたという検査結果が出ているのですから。
いったいどこの(まともな)肉屋がソーセージに骨を入れろ、となるでしょうか?』

36:50
新しい検査方法で、結果は明らかになった。
しかし原材料にその表示は無い。
中にはBio の商品さえある。
37:48 消費者保護団体 Food -watch
※フードウォッチは消費者保護団体で、『偽物』ウソの商品に対して皮肉を込めて表彰したりする。
『テストの結果が真実であれば、販売してはいけません。直ちに回収するべきです。何故なら表示義務があるため、違法であるからです。』
50000ユーロ迄の罰金にあたる。
組織的で世界を巻き込んでいるであろう問題に対する罰にしては容易いものだと思う。
結局、利益追求型の最上位のようなもので売上のほとんどが残るものからすれば、罰金を払っていた方が良いのかもしれない。罰金を払っても、残る、という構図が有る限り、やめることは無いだろう。
41:00 ラスト
新しい検査方法は広がる予感を見せる。
フォルさんとヴィトケ氏の挑戦は続く。
消費者の意見は様々で
・全てを使いきることに魅力を感じる消費者
・そんなものは食べたくないと感じる消費者
『表示』さえされていれば、消費者は選択することができます。
分かって買うのであれば何も問題にならないのです。
セパラトーレンフライシュ入りの安いソーセージを買うのか?
それとも、入っていない高いソーセージを買うのか?
あなたはどちらでしょうか?

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