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「陸上日本選手権」「Bリーグファイナル」「セーラームーン」、2023年5月末、熱く燃える1か月が始まる!【エッセイ】【陸上】【バスケ】【Bリーグ】

 『セーラームーン』は、いまの自分の「心の原点」の1つ!自分を含めて、たくさんの人間の生き方に影響を与えた「永遠の伝説」!


 【2023年、5月末~6月、自分(愛球人)の主要日程。】

 5月27日~5月30日 Bリーグファイナル(千葉Jvs琉球)
 (「3戦2勝」。会場は「横浜アリーナ」。自分はテレビ観戦予定。
 2試合で決着の場合は「5月28日」で終了。)

 6月1日~6月4日 陸上日本選手権(ヤンマースタジアム長居)
 (直近では3年連続での大阪開催だが、ここ2年はコロナの影響が。
 自分は「2017年大会(これも大阪開催)」で生観戦。
 このときの感動の影響で、今回はとても楽しみにしてきた。)

 6月9日 『セーラームーンcosmos』前編、公開日
 (1月時点での「2023年の主要な映画の公開予定日の一覧」を把握の際に、自分はこの『セーラームーン』を最大目標にしていた。
 なぜならば、自分自身の「心の原点」の一つが『セーラームーン』であり、『ラブライブ』『五等分の花嫁』との出会いは、自分にとっては『セーラームーン』の延長線上であるから。)

 6月16日 『緊急取調室』FINAL、公開日
 (心を惹かれたテレビシリーズ。それ故に「うわー、セーラームーンとバッティングかよ…」が自分の本音でした。
 尤もここにきて、予定通りの公開が叶うのか怪しくなってますが…。)

 6月27日 ゲーム『八月のシンデレラナイン(ハチナイ)』6周年
 (女子野球ゲーム。「2017年6月27日」ゲーム誕生。自分は「2019年4月19日」ゲーム開始で、いま4年強です。いまも継続してる唯一のスマホゲームで[ごとなつ、ごときすはswitchなので別枠]、自分にとっては「心の栄養素」の1つです。)

 6月30日 『セーラームーンcosmos』後編、公開日
 (「セーラームーンの完結編」。実は子ども時代に観ていたときは、中学受験の影響で「S(第3シリーズ)」の途中でドロップアウトしたのです。
 ですので、どのように完結を描くのかを、とても楽しみにしています。)



写真は、「2023年2月8日」、「T・ジョイ梅田」。
当時は『アイカツ10thSTORY 未来へのSTARWAY』を鑑賞してた。
セーラームーンは『ETERNAL』も前後編ともに鑑賞でした。
自分にとっては「心の原点」の1つ。「生きる原動力」といえる。
完結をどう描くのか、最後の雄姿を、この眼に焼き付ける!
1人の人間として、「とても楽しみにしています」!



 熱く燃える1か月が始まる。特に6月初めの「陸上日本選手権」は、ずっと待ち望んでいた「悲願の生観戦」です。勿論、自分の地元である大阪が開催地だからが大きいのですけど。

 「Bリーグファイナル」。いまの自分は、noteでの執筆テーマで最も綴る頻度が高いのは、バスケットボールです。ですので勿論、とても楽しみにしています。尤も昨季のファイナルとは熱量が異なるかなの感じで、昨季は「最推しの1人」である比江島が「優勝という悲願成就」を叶えるためのステージであることが大きかったですけど(そして「後世に語り継がれる圧巻パフォーマンス」で優勝を叶えた)、今季はシンプルに一バスケファンとして「温かく楽しむ」という感じです。

 (今回のnote記事、とても長い文章量ですので、「PC・タブレットでの閲読」を強く推奨させて頂きます。)





 そして「セーラームーン」。大好きな作品が「完結のとき」を迎える。
 子ども時代、自分は「セーラームーン」が大好きでした(ちなみに自分、男性です)。恐らく純粋に「かっこかわいい」と感じていたのでしょう。
 ですけど自分の場合、当時は「S(第3シリーズ)」の途中でドロップアウトした記憶です。これは「中学受験の影響」が最大理由ですけど、「S」の終盤で「阪神・淡路大震災」が起きて、それで疎開生活(いまでいう「避難生活」。当時は「小学4年生」、西宮に住んでいましたが、母方の実家である八尾[大阪の隣の街]に2か月強、疎開してました)を余儀なくされて、それでドロップアウトになったと記憶しています。






 『セーラームーン』に影響を受けた人間は恐らく多くいる感じで、いまリンク添付させて頂いた「内田彩さん」「竹達彩奈さん」は、声優を志したきっかけの1つで『セーラームーン』があると公言しています(竹達さんだと『カードチャプターさくら(CCさくら)』も理由の1つに挙げてますが)。

 で、古い新聞を定期的に整理するのですけど、そしたら最近、いまリンク添付させて頂いた記事の内容の新聞記事が出てきて。
 簡潔に述べれば、この「関川知里さん」、「セーラームーン」がきっかけで「宇宙に携わりたい」と思うようになり、「神戸大学大学院→JAXA(宇宙航空研究開発機構)」へと歩んだと。
 「ずっと志を追いかけ続けている」ことが伝わり、とても素敵な生き方だなあと感動で。これからも「自分らしさを貫いて!」と応援の想いですし、自分と同世代なことも、とても刺激になります。




 「Bリーグファイナル」→「陸上日本選手権」→「劇場版セーラームーン(完結編)」
 長い1か月になる。思えば昨年のいまごろは、「Bリーグファイナル」が終われば、『五等分の花嫁』(劇場版)を絶対に観るぞ!が原動力でした。
 で、『五等分の花嫁』は、『ラブライブ!』と同等なほどに、それこそ「魅了される」「夢中になる」になった感じですけど。

 『ラブライブ』『五等分の花嫁』に出会えたのは、『セーラームーン』に子ども時代に魅了されたから。『セーラームーン』が導いてくれた道なんだと。
 だからこそ、『セーラームーン』の完結、とても楽しみにしているし、絶対に心に焼き付ける!そう強く感じてます。

 ですけど、今回のエッセイ、最大の執筆テーマは、「Bリーグファイナル」、及びそれ以上に「陸上日本選手権」です。このことへと、話を進めます。



 「陸上日本選手権」本番を前に、偶然に出会った「山梨の陸上の高校生の双子姉妹」の動画。「生きる勇気」をもらえたと共に、「自分らしく生きて欲しい!」とささやかなエール。




 さあ、「陸上日本選手権」、2017年以来の生観戦だ!と、既に「わくわく感」です。あとでこの話は改めて綴らせて頂きますけど、実は、最近に偶然に出会ったある動画があるので、これを綴らせて頂きます。





 (←「固定ジストニア」の記述があるのが、「添付3つ目」です。
 「添付4つ目」は「ジストニア友の会」です。)



 いま、リンク添付させて頂いた、YouTube動画。
 「山梨放送」さんによる、「陸上が大好きな双子の姉妹(野澤虹遥さん、野澤空遥さん。高校3年生。「ななは」「そらは」と読みます)のミニドキュメンタリー」です。
 趣旨としては

 高校1年生のとき([妹である]空遥さんが、陸上[ハードル]の練習での転倒による外傷がきっかけで、右腕が動かせなくなる「固定ジストニア」を発症した。)
 ↓
 「利き手だった右手が使えない苛立ち」。「なんで自分だけ?」と自己嫌悪に苦しむ日々。心の中では「陸上に打ち込めるお姉ちゃん(=虹遥さん)への羨望、嫉妬が堪え切れなかった」。
 虹遥さんも「自分だけ健康である罪悪感」に苦しんでいて、「妹が家族同伴でリハビリから変える姿を見ると、家にいる時間が苦しかった」、「学校、特に陸上部の支度は、家族が寝ているときにするようにしていた」。
 ↓
 虹遥さんを苦しみから救ったのは、懸命にリハビリに取り組む空遥さんの姿だった。空遥さん曰く
 「1人でリハビリ受けに行くときとかは、リハビリだけみたいで(正直)緊張しちゃうけど、虹遥がいつもついてきてくれると、学校の話とか、打ち解けた話ができるから、気持ち的にはすごい楽になれる。」
 ↓
 「病は自分たちを苦しめる一方で、強く生きる糧になる。」
 姉妹共に、そう気付かせてくれた。
 ↓
 虹遥さん「『無理せず自分たちのペースで、楽しく頑張っていこう』が、いまの目標です」
 空遥さん「まずは楽しむこと」
 虹遥さん「たぶん1人だったら、ここまでできてないなって。2人いるからこうやって乗り越えられたし、新しくいろんなことに挑戦できてるかなって思います」

 (一部、より伝わりやすくするために、言葉の細かい言い回しを、趣旨を変えない範囲で言い換えています。)

 になります。


 この動画を観て、正直に感じたこと。
 第1に「なんでこんなに仲睦まじい姉妹に、こんな不条理なことが起きたの?」という悲しさ。勿論、人間が完璧な存在ではない以上、不条理なことはどうしても起こり得る(ゼロにはできない)訳ですけど。でも正直、この動画を観終えて、涙が溢れ出てきました。

 第2に「障がいという逆境に懸命に立ち向かい克服しようとする空遥さんの姿勢に『心の強さ』を感じて、自分も『生きる勇気』をもらえた」という嬉しさ。尤も恐らく、空遥さんが「強い人間」と映るのは、「弱い人間だから」を自覚していて、それを乗り越えようとしているからであると想像するのですけど。

 動画を観れば伝わるかなですけど、この双子の姉妹、「かわいい!」んですよ(勿論あくまでも「個人の主観」ですけど)。そして「子どもらしい」といえる、いわば「等身大」って感じで。
 等身大な感じだからこそ、逆境に立ち向かう姿に、「より強い説得力を感じる」んですよね。


 いま、「高校3年生」です。「陸上生活における1つの大きな勝負の年」(特に虹遥さんは、夏のインターハイ[高校総体]とかがあると想像ですので)であると共に、「進路を決めるとても大切な年」でもあります。

 「虹遥さん、空遥さん」の共に、これからどのような道を歩むにせよ、まず第1に

 「『走ることが大好き』でい続けて欲しい!」及び
 「『走ることを1年でも長く楽しめる』であって欲しい!」

 こと。そう、「走ること」は「生涯スポーツ」でもある、と自分は思ってますので。
 で、第2に、空遥さんもだけど、特に虹遥さんへ、

 「『走ることを通して学んだこと』は勿論だけど、それと共に『空遥さんを突如襲った病に向き合うことで学んだこと』を、何らかの形で活かして欲しい!(勿論これは「将来の進路を考えるにあたって」を含めてです)」
 (尤もリハビリはこれからも続くと想像ですけど)

 ということです。いまはそういったことを活かせる道が、いろいろと整備されてきてます。例えば「理学療法士」「作業療法士」「スポーツトレーナー」などが挙げられますけど、恐らく他にも挙げられ得るかなですので。

 いえることは、

 「『虹遥さん、空遥さんだからこそ』携わるによりふさわしい道がきっとあるはず。人間の痛みがわかる意味でも、虹遥さん、空遥さんそれぞれに、『自分だからこそ携われる道』に出会って欲しい(見つけて欲しい)、そう強く伝えたいです!」

 と思うのです。勿論、虹遥さん、空遥さんそれぞれに、

 「志している道を、もし既に決めているならば、それに向かって突き進んで!逆境がこれからあるかもだけど、『意志あるところに道は開ける』という言葉だってあるから!」

 と、併せて伝えたい想いです。
 いずれにせよ、いえることは

 「空遥さん、虹遥さん、それぞれに『自分らしく』を追い求めて欲しい!」

 そう強く伝えたいのです。自分が、今回こうしてとても素敵な動画を観て、「生きる勇気」をもらえたからこそ。





 余談ですけど、この双子の姉妹、誰かに雰囲気が似ているよねえ…?と思ったら、あっ、かつてウインターカップで激闘を演じた、「林真帆さん」に似ているんだ!と。

 そう、2019年、ウインターカップ女子決勝、「桜花学園vs岐阜女子」。
 このときの最終スコアは「72-67、桜花学園が優勝」。
 当時、林さんは、「岐阜女子で、主将&エース」でした。

 それこそ「日本バスケ界の名勝負」の1つに挙げてよい、それほどの「激闘」だった。最後は桜花学園が逃げ切ったけど、より「気持ち」が伝わってきていたのは、自分は岐阜女子だったと思ってます。
 このとき、林さんは岐阜女子の3年生。相手のエース&主将は平下愛佳さん(後にトヨタ自動車へ。現在は女子日本代表にほぼ定着)。林さん、平下さんの2人共に「1人の人間として、とても素敵と映る」感じです。

 「届かなかった、あと1本」(厳密には2本差だが、試合を観ていた感覚としては)。試合自体は感動でしたが、特に林さんに「魂のプレー」を感じていた自分としては、「あと1本、届いて欲しかった」が正直な想いでした。
 (このときの林は「24得点、3スティール」と攻守両面で奮闘でした。)



 いま、自分のnoteで綴る最頻出のテーマは「バスケットボール」です。
 で、Bリーグの初めての生観戦は「2020年2月8日、大阪vs秋田」でした。
 ヒートのスリーキングスの少し前から、NBAを楽しむようにはなってましたし、Bリーグも初年度からテレビ観戦では楽しんでました。
 ですけど、Bリーグを生観戦したい!と思う最大のきっかけは、「2019年のウインターカップの男女の両方の決勝」です

 いま述べた「女子の決勝」。とても感動でした。
 で、その翌日が「男子の決勝」。「福岡第一vs福岡大大濠」。
 (最終スコアは「75-68、福岡第一が優勝」。)
 そう、このときの福岡第一のエースが「河村勇輝(当時、福岡第一高校の3年生)」。
 このときの成績、「10得点、11アシスト、13リバウンド」の「トリプルダブル」。ですけど、このスタッツ以上に、河村のいくつものプレーに「すごい」と感動・衝撃だったんですよね。

 そう、いま、自分がバスケットボールが大好きになったのは
 「『河村勇輝』『林真帆』が心の原点である」
 そう言い切ってよい訳です(河村と林は、つまり同級生。このウインターカップの開会式での選手宣誓は、河村と林が共同で務めてます)。

 河村のその後の活躍、及び今季の活躍は、ここでは「多くを述べる必要はない」の感じです(現在は横浜BC)。それに河村については、今後もこのnoteで、何回も言及の機会があるだろうと想像ですので。尤も本音を述べれば、今回の「Bリーグファイナル」で河村に勝ち上がって欲しかったですし、来季の「Bリーグファイナル」では、河村の雄姿を是非とも観たい!

 で、林真帆さん。いまは「東京医療保健大学4年生」、つまり今季は「進路に向けての勝負の年」です。で、先日、女子日本代表の合宿に招集されています。
 いずれは女子日本代表に定着して欲しい、そう強く期待している。進路選びでも、それを強く意識して欲しいが、正直な想いです。それほどの素材であると自分は強く信じていますので。

 …って、話を完全に脱線させてしまいましたけど(激汗)。



 今季の「Bリーグファイナル」は、一バスケファンとして温かく楽しむ。でも願わくは「琉球よ、悲願を叶えるには今回が最大のチャンスだよ!」と伝えたい!


 で、話をいったん「Bリーグファイナル」のことへと進めて、それから改めて「陸上日本選手権」のことへと戻したいと思ってます。

 今回の「Bリーグファイナル」。「千葉Jvs琉球」です。ですけど今回は、前述でも少し綴らせて頂いたように、シンプルに一バスケファンとして「温かく楽しむ」という感じです。
 どちらがより勝つと、物語的により素敵かといえば「琉球」でしょう。



 【琉球、今回の「Bリーグファイナル」で「絶対に優勝を叶えて欲しい」理由。】

 「旧bjリーグ出身球団の象徴」
 「no.1アリーナといえる現本拠地(沖縄アリーナ)」
 「圧倒的熱量のファン」
 「決勝まで辿り着けたのに逃した昨季の結果」
 (それも、第2戦の「4Q,0:46」での「THE STEP」は「比江島が、クーリーから『5ファウル』を奪取して」により生まれた。)
 「今季は優勝への最大のチャンス」
 (今オフは「島根」「広島」が「大型補強開始から3年目」、それ故に「勝負の年」と位置付けると容易に想像できる。その意味でも今季は「絶対に優勝したい」といえること。)





 そう、昨季のBリーグファイナル、「宇都宮vs琉球」は
 「比江島の、比江島による、比江島のためのファイナル」
 になった感がある(会場が、洛南高校時代に輝いた「東京体育館」であったことも、比江島がこれまで積み上げた能力を輝かせた面がある)。

 そしてなによりも、琉球にとっての絶対的生命線。
 「ジャック・クーリー、5ファウルで退場。これが『終戦』に直結。」
 琉球目線では「最も想像したくない終わり方」になってしまった。

 ですけど、です。実は「2021年のファイナル」、「千葉Jvs宇都宮」。
 宇都宮の第3戦での敗因は「比江島、5ファウルで退場」
 でも翌年、「比江島がほぼ1人で優勝へと導いた」


 で、琉球はこの4年、「クーリーを中心のチームづくり」をしてきた。
 それ以上に、Bリーグの他球団が、いつしかビッグマンの補強で
 「クーリーにいかに対抗できるか」
 が補強基準になっている感がある。それほどにクーリーは「他球団に恐れられている」し、「Bリーグの象徴の1人」と映るのです。

 実際にクーリーは、「30分換算でのEFF」(単純合算EFFではないことに留意が必要)では「昨季、今季と2年連続で1位」「PER(RealGM版)」では「昨季2位、今季1位」です。
 今季、「BリーグのMVPは誰がふさわしいのか」について、ツイッター上では論争になっていて、(時間と文章量の関係から、今回はこれに大きな深入りはできませんが)、主として「河村」「ビュフォード(島根)」で論争になっています。確かに、ビュフォードの「トリプルダブル合計10回」は最大級に賞賛されて然るべきと思ってます。

 ですけど、クーリーの「30分換算でのEFF」「PER(RealGM版)」で共に1位であること、しかも西地区優勝に導いた最大の原動力なことは、「もっと評価されてよいと思うけどなあ」が、一バスケファンとしての正直な考えです。試合を観れば伝わるかなですけど、クーリーは見た目のスタッツ以上に「ゴール下でのパワーとポジショニング」がとても秀逸なんですよね。

 尤も、自分が「MVPの投票権があったら」、
 「河村(横浜BC)で即答」
 です。理由はシンプルに「横浜BCをCS出場へと押し上げた原動力、圧倒的なクラッチ能力、そしてBリーグの集客能力の向上への絶大な貢献」
 勿論、『スラムダンク』映画の影響はとても大きいのですけど、それだけではないと思っていて。特に12月の「vs宇都宮」2連戦での河村の「異次元のパフォーマンス」(&事実上のブザービーター)、この衝撃はとても強烈でしたから。


 ですけど、強く感じていることがあります。


 いずれにせよ、「Bリーグファイナル」自体については、
 「どうなるか、見てみよう。」
 これが、いまの自分の正直な気持ちです。いわゆる「Let’s see.」。

 そして、来季のファイナル、あくまでも現時点でですけど、1人のバスケファンとしては

 「『河村vs(島根の)バズソー』、このファイナルを観たい!」

 …って、ミーハー丸出しでしょ!と。いや、「観たいものは観たい」、それは理屈ではないと。
 いや、「河村vsアクアマジックが観たい!」んでしょ!と。まあそれは否定はしませんし、「MINAMIさんが現役でいる間に優勝を叶えて欲しい」こと、「推しであるSEINAさん、HINATAさんにファイナルの景色を」なことは、正直ありますけど。



 「Bリーグ移籍市場」、いまの最大の注目は「広島の優勝へのラストピースの正SGの補強」、これは「馬場」こそが「最も合理的な判断」であり「あらゆるつじつまが合う」!


 で、「Bリーグファイナル」、勿論楽しみにさせて頂く感じですけど、「日本バスケ界(というかBリーグ)」のことでいえば、自分的には「Bリーグの移籍市場」の動きに、より強い興味を正直感じてます。

 とはいえ、「陸上日本選手権」のことにもある程度文章量を充てたいですので、ここではテーマを1つに絞ります。そう、
 「今オフ、広島が補強したいであろう『正SG』は誰か?」です。






 「辻の退団」は、正直驚きでした。ただ、「あり得ないことではない」とも思っていたんですよね。
 というのも実は、今季の広島を観ていて(これはCS突入後ではなくて、RS終盤の時点でです)、

 正PGが寺嶋、正SGが辻のままでは、広島の優勝は正直厳しいなあ。

 と、自分は感じたんですよね。勿論、「エバンス」「ブラックシアー」は「違いを生み出せる優良選手」です。
 でもその一方で、

 寺嶋(今季30分換算EFF[11.48])
 →「オールスター級ではあるが、『ゲームチェンジャー』ではない。
 (河村、齋藤、富樫、安藤誓に比してだとやや落ちる。
 尤も「守備意識の向上」は評価されて然るべきだけど。)

 辻(今季30分換算EFF[10.88])
 →「川崎時代に比して、『半ロールプレイヤー化』が顕著に。
 よくも悪くも『3Pを狙うんだろう?』と相手守備が読めちゃう。
 (確かに3P能力自体は良質で、「昨季35.7%、今季38.9%」。
 問題は3P/FG試投率で、「昨季64.1%、今季79.2%」。
 いわば「ピュアシューター化」。これに加えて「この9月で34歳」。
 優勝を叶えたいならば「辻を6thマン起用」できる戦力にしたい。)


 なんというか、「寺嶋」「辻」はいずれも「オールスター級」ではあるけど、「CSを勝ち上がれる」視点でだと、少し落ちる感じが…と。
 いわば「相手守備に与える怖さ」の意味でですね。



 (「今季の広島の各選手の各種成績[EFFにカーソルを合わせてる]」のリンク添付です。)





 ―B1昇格3季目で初のCS出場を果たしました。
 最低の目標ラインは超えた。チーム力が総合的に高まり、CSを戦えるレベルのチームになった。

 ―躍進の理由は。
 ミリング監督2季目で戦術の落とし込みが進んだ。攻撃で簡単なミスが減り、1試合平均のターンオーバー数が昨季の13・2個(リーグ17位)から11・3個(7位)に減った。攻撃から守備への切り替えでの失点が大幅に改善できたのが大きい。選手の距離感も良くなり、バランス良く点を取れた。リーグ1位のシュート成功率(47・9%)で、トップ3の得点力につながった。

 ―課題は何ですか。
 まずは「リバウンド」。1試合平均35・7個は20位だった。ゴール下の選手だけでなく、小柄なガード陣も取りにいく必要がある。強豪は攻撃時のリバウンド獲得率が高いので改善しないといけない。あとは「体の強さ」。当たり負けして、強度の高い守備ができなかったり、ボールを動かせず攻撃が停滞したりした。相手を押し込めるような体の強さがあれば、守備も攻撃ももっと効率性が上がるし、リバウンドにもつながる。

 ―来季に向けたチーム編成はどうしていきますか。
 課題をつぶしながらステップアップしている感覚がある。積み上げてきたものをゼロにして変えるのはナンセンス。ホップ、ステップとしてきたので、来季はジャンプの年にしたい。選手は継続路線で、できるだけ多く残留できるように交渉していく。補強ポイントは「体が強くて守備ができる選手」や、「シューター」が増えればチーム力が上がる

 ―来季の目標を教えてください。
 CS優勝を目指したい。来季はCSのホーム開催でアドバンテージを取ることが重要。西地区で優勝争いしたい。バスケットボールで広島を熱狂させたいと思っている

 (『中国新聞デジタル』2023年5月17日付配信
 「『リーグ1位のシュート成功率、トップ3の得点力に』 ドラフラの岡崎GMに聞く」より引用。)


 【今オフ(来季)の広島、「現時点での理想の選手編成」。】
 (数値は「30分換算でのEFF」です。〈〉は「今オフの補強ターゲット」。すでに入団決定の山崎稜も〈〉印をつけてます。
 カイソットは、恐らく最終的に残留になるだろうと自分は読んでます。)

 スタメン(寺嶋[11.48]-〈?〉[?]-エバンス[26.04]-ブラックシアー[26.09]-カイソット[19.88])
 主な控え(中村拓[3.81]、〈山崎稜〉[5.55]、〈船生〉[6.01]、〈マーフィー〉[6.28]、メイヨ[19.44])
 他の控え(朝山[5.38]、上澤[7.51])
 EFF合計(スタメン[83.49+α]、控え[41.09]、合計[124.58+α])

 (辻は「10.88」、佐土原は「6.02」。)


 まず、「山崎稜の補強」については、今季の広島は、RSを進める過程で「控えSGへの不安感」が徐々に顕著になっていった感じがありますので、「とても的確な補強」であると思ってます。
 佐土原の退団は「少なからず痛い」ですけど、「日本人の3.5番」という意味では、「マーフィーを回せば対応可能である」と思ってます。



 で、今オフの広島の「隠れた補強」といえるのが「船生の残留」です。今季は実は「20分以上出場の試合が1試合」のみの一方で、「10分未満出場の試合が22試合」でした。「この12月で30歳」、つまり年齢的には「いまが全盛期」な訳で、出場機会が限定的なことに不満を持たれてもおかしくなかった。
 では、「船生の残留」がなぜ地味に大きいのかというと、第1に「PG~PFの全ポジションに高次元で対応できる」ことです。恐らく日本人選手で「4つのポジションのすべてに対応できる」選手は、他にいないはずです。これは船生の「圧倒的なバスケIQの賜物」といえます(そして「見えないところでのすさまじい努力」でつかみ取ったともいえます)。
 第2に「卓越するプロ意識が、若手の手本でもある」ことです。「たとえその日の出場時間が5分でも、その5分のためにできる最大級の準備ができる」、これは言葉ではいえても、実際はなかなかできることではない。しかも船生の場合、複数ポジションに高次元で対応できるが故に、「求められる役割がその時々で異なる」のでなおさらでしょう。
 これに加えて、今季の船生は、11月30日の「京都vs広島」の生観戦時に感じましたけど、「ベンチから積極的にチームを鼓舞してる」んですよね。
 見た目はちょっと怖いですが(ごめんなさい)、「人間を見た目だけで判断してはいけない、人間の本質は内面である」の好例であるといえます。
 「ベンチに1人いるだけでとても有難い」感じですし、「スーパーユーティリティー」としても「精神的支柱」としても「唯一無二」です。
 「将来、いい指導者になれそう」とも、正直感じてます。



 勿論、「エバンス」「ブラックシアー」と、「リーグトップレベルの優良外国人を2人擁している」、これ自体が「いまの広島の最大の長所」です。特に「ブラックシアー」は、たまに「審判と戦ってしまう」ときがありますが、これも今季の後半は改善傾向になってきましたから。少なくとも、その攻撃能力(シュートレンジ、A/TOなど)は、「Bリーグのビッグマンでは1,2位を争う」といえます

 「3P/FG試投率」(32.4%)、「3P成功率」(40.9%)
 「FT成功率」(83.5%)、「TS%」(63.7%)
 「30分換算アシスト数」(4.14)、「A/TO」(1.93)

 あらゆる攻撃指標が秀逸で、それでいて「この1月で26歳」とまだ若い。
 自分は、「Bリーグは(中国CBAのように)『インターナショナルMVP』を早急に創設して欲しい!」と強く御要望の想いですけど、この「インターナショナルMVP」が叶えば、ブラックシアーは「クーリー」「ビュフォード」「ニック・ケイ」「ニュービル」と票を分け合っても全く驚かない、それほどの選手であると強く感じてます。


 ブラックシアー(30分アシスト[4.14]、A/TO[1.93]、TS%[63.7%])
 エバンス(30分アシスト[4.20]、A/TO[1.94]、TS%[60.9%])
 メイヨ(30分アシスト[2.98]、A/TO[2.04]、TS%[65.1%])


 しかも、広島の3人の外国人のいずれも
 「アシスト能力が質量両面で優れていて、シュート成功率が高い」
 これってとても貴重な感じで。



 ですので、今季は「思うように機能できなかった感がある」カイソットですけど、カイソットの本来の特徴は「リムプロテクター能力」ですので、「OR」「ブロック」「ゴール下でのPnR、合わせ、ダイブ、アリウープ」で貢献できれば充分なんですよね。



 …で、そのような感じですけど、「広島の正SG候補」
 わかりやすく述べれば「優勝へのラストピース」を意味します。
 キーフレーズを整理しましょう。


 【「岡崎GMの言葉」「これまでの補強傾向」からの、今オフの広島の「正SGに求める資質能力」。】

 (1)「体の強さがある」
 (2)「守備意識、リバウンド意識」
 (3)「シューターになり得る」
 (4)「A/TOに優れる」
 (5)「TS%に優れる」
 (6)「バスケIQ、マインドセット」
 (「バスケに対する姿勢」をも含む)
 (7)「年齢面(できれば20代)」
 (8)「来季すぐに優勝したい(=クラッチ能力?)」


 いま挙げた「8つの要素」。ここから導き出し得る「3人の候補」。

 「馬場雄大(テキサス・レジェンズ[Gリーグ])」[11月で28歳]
 「西田優大(三河)」[24歳]
 「磯野寛晃(熊本[B2])」[25歳]

 この3人のうちから獲る、そう考えてよいと思ってます。





 (←「磯野[熊本]」については、この記事を参照のこと。)

 (←「馬場[Gリーグ]」については、この記事を参照のこと。)


 ではまず、いくつかの指標を比較することから始めます。
 馬場については、「2018-2019、A東京での2年目」の成績をそのままあてはめます(仮に今オフのBリーグ帰還になる場合は「このときの数値と同等以上の成績を見込める」と考えてますので)。


 【広島の今オフの正SG候補の3人、主要スタッツ比較。】
 (馬場は「2018-2019、A東京時代」。磯野は「今季のB2」です。)

          馬場      西田      磯野
 年齢       28歳      24歳      25歳
 身長       196cm     190cm     186cm
 EFF       15.98      11.28      10.36
 USG%      22.0%     20.3%     (?)
 TS%       55.2%     56.2%      58.2%
 3P/FG      15.0%     39.2%      44.5%
 3P%       23.2%     38.9%      34.9%
 FT%       68.3%     65.6%      71.1%
 アシスト     4.28      2.94       3.17
 A/TO       2.47      1.75       1.99
 スティール    1.78      0.99       1.83
 OR        0.77      0.60       1.27


 【広島の今オフの正SG候補の3人、「7つの資質能力」での比較。】

 (1)体の強さ         (馬場≧磯野≧西田)
 (2)守備・スティール・OR   (磯野≧馬場≧西田)
 (3)3P能力・TS%       (馬場≧西田≧磯野)
 (4)A/TO・アシスト      (馬場≒磯野≧西田)
 (5)バスケIQ         (磯野≧馬場≧西田)
 (6)年齢面          (西田≧磯野≧馬場)
 (7)クラッチ能力       (馬場≧西田≧磯野)


 「求められる資質能力」をなぞるならば、「馬場」あるいは「磯野」になります。「西田」も有能な選手ですけど、いまの広島が求める資質能力の面では、少し「ズレ」がある感じが否めません(確かに「身体の強さ」「シューター」「若さ」を満たしてはいるのですが)。
 それに「西田」は、確かに「オールスター級」ですけど(そして、岡田[信州→京都]と共に、いずれ「Bリーグのフラッグシップ的な存在」になって欲しい素材だと思ってます)、「辻を6thマンに回す」と即答できる選手かといえば、現時点では微妙です。

 で、「磯野」。確かに「身体の強さ」「守備意識」「バスケIQ」が卓越ですし、「A/TO」「TS%」にも優れてます。ですが、磯野の本質は「オールラウンダー」かつ「ディフェンダー」であり、「シューター」ではない。




 で、今オフの広島は「来季すぐに優勝したい」訳です。
 その意味で、まず「西田」は、「確かに優良な選手だけど、ゲームチェンジャーではない」。移籍するならば、「より大きな役割がほぼ確約されてるといえる(しかも深刻な得点力不足である)『仙台』がドンピシャの移籍先といえる」と自分は強く思ってます。

 で、仙台のHCは藤田弘輝さんですが、いずれ日本代表(あるいはCSレベルの球団)のHCになっても驚かない、魅力的な指導者です。短期・中長期の両面で、藤田HCに師事する意義はとても大きいと映るんですよね。
 いまリンク添付させて頂いた、仙台の志村雄彦さんのインタビュー記事、直接的な表現は避けてますけど、恐らく「西田の補強資金は用意できている」と考えてよい(そうでなければ「点が取れる日本人選手」とはっきりは述べない)、資金のハードルをクリアできているならば、あとはボールは西田にある、といえますので。


 「磯野」は、資質能力的には「いまの広島に確かに合いそう」です。
 ですけど磯野は「B1経験自体がゼロ」であること。
 「得点面以外で持ち味が多い」選手であり、特に「守備力」「A/TO」に優れますので、「B1球団のレギュラー」は恐らく可能であると思ってます。
 ですけど「CSレベルの球団の正SG」であるかというと「リスクの要素が大きすぎる」と考えざるを得ません。

 それに恐らく、「九州の球団」(磯野の故郷は福岡)、つまり「佐賀」「長崎」のいずれかは興味を示すでしょうし、磯野は「ディフェンダー」「全体バランスを取る役割」でこそ、より持ち味を発揮できる選手ですけど、その意味で「正PGの河村がゲームチェンジャーである」の「横浜BC」は、正SGのグレードアップが要補強ポイントなことに照らしても、「磯野の移籍先としてより適任」であると強く考えます。

 そう、磯野は「B1経験自体がない」意味で「未知数」と解釈できます。
 「辻を6thマンに回す」と即答できる選手かは、現時点では「No」です。
 ましてや「優勝へのラストピース」の意味では「荷が重すぎる」と。


 そういったことに照らせば、「今オフ、広島が正SGとして補強したい選手」は「馬場」である、と自分は強く思ってます。




 だけど、「広島」の可能性も低くないと考える。
 理由はシンプルに「より優勝に近い」から。実際、この2年で緻密なチーム作りをしていて、「あと一押し」のところまでは来ていると映る。
 大きな理由は「辻は確かにオールスターレベルの選手だが、見た目の数値以上に衰えとの戦いが伺える感が」ということ(「30分換算EFF」は「10.88」だが、裏を返せば辻を6thマンに回せれば「より攻撃に厚み、怖さが生まれる」ともいえる。それに辻は今季は「3P特化の半ロールプレイヤー化」の数値が出ていることも根拠といえる)。
 そして広島が「志向するスタイルが明確で、方向性は間違っていないはずなのに、なぜ2年連続で失速傾向にある」のかというと、技術的な問題がないならば、「精神的な問題」、つまり「勝利のカルチャーが生み出されていないから」と導き出せること。
 つまり「正SG」「no.3オプション」(エバンス、ブラックシアーに次ぐ意味での)としては勿論、「勝者のカルチャーを持ち込む」意味でも、広島が馬場を獲る合理的な意義があるといえる。

 そう、馬場はBリーグに復帰になれば、「SG/SFの日本人選手では比江島と2強を形成といえる存在」と映るんですよね。

 馬場と同等以上のSG/SFは、現実論として比江島しかいない。
 で、違いを生み出せる日本人のSG/SFは、数えるほどしかいない。しかも今オフは、恐らくPGの動き自体がほとんどないと想像されるので、なおさら「馬場の獲得チャンスが1%でもあり得る」ならば、獲りに行くことはとても合理的である、といえるのです。

 (繰り返すが、本人が海外に強い想いを持っていることは、痛いほどに伝わる。でも成績は「これ以上海外にいても、上がり目がない」ことが残酷なほどに突き付けられている感がと。
 「中国CBA」で獲得に興味を示す球団があれば、そこで挑戦するのは大いに有意義と考えるけど、恐らく手を挙げないのではをも含めて、こうして綴ってる訳ですが。)

 それに、馬場のEFFは、「まだ若いときの成績」といえます。
 ですので、馬場が今オフにBリーグ復帰になる場合、EFFが「直近2年の比江島と同等の成績」になる可能性は、充分にあり得ると自分は読んでます。
 その一方で、EFFがA東京時代を下回ることも少なからずあり得るかもとも読んでますけど、それでも「EFFが10点台を下回ることは、まず考えづらい」と正直思ってます。

 (5月1日のnote記事「2023年4月、自分(愛球人)が考える今オフの移籍市場の現時点での『4つの論点(その4)』。」より、一部を修正の上で引用・抜粋。)


 5月1日のnote記事で、「広島が今オフに馬場を獲る可能性が充分にあり得る合理的な理由」について、上述のことを綴らせて頂きました。そしてこれは、今回の「辻の退団」で「(実現できるかは別として)確信に近い最有力になった」が自分の感覚です。

 現実論として、「辻を6thマンに回してまでも補強したい日本人の正SG」、これはつまり「ゲームチェンジャーになり得る日本人の正SG」と同義といえますが、これに該当し得るのは恐らく「比江島(今季18.02)」と「馬場(Bリーグ復帰を決断ならば)」の2人しかいない。
 (この場合での「ゲームチェンジャー」とは「違いを生み出せる」のニュアンスで解釈して頂ければです。)

 で、今オフの馬場の争奪戦に参加する可能性があると当初考えていた球団として、(「広島」以外でだと)「A東京」「群馬」を挙げてました。
 これに加えて、ルカ・パヴィチェヴィッチさん(A東京の前HC)の招聘が有力視されている「SR渋谷」も、俎上に示してよいでしょう。


 A東京(馬場のプロ入り時の所属球団で、4月30日の帰国時トークイベントでもA東京のアリーナMCを呼んでたことからも、一定の愛着が伺える。
 「優勝を現実的に目指せる」「資金力」「夫人の仕事との両立(夫人は現役の女優)」の面でもプラスであり、「理論上はあり得る」。
 でも現実的には「興味を示す程度にとどまる」と読む。理由は恐らく
 「『安藤周[10.95]』『小酒部[7.30]』で『正SG/正SFを形成』、かつ控えに『田中大[6.58]』がいる」
 ので、短期的にはともかく中長期的には「ハレーションリスク」が大きすぎることから。)

 群馬(「新アリーナのフラッグシップ」「HCの水野宏太さんはA東京時代に師事していた」を根拠に、移籍先の有力候補として挙げてた。
 だけど、辻の移籍先が、もし「群馬」であれば、馬場獲りに手を挙げる可能性は「事実上ゼロ」と考えてよい。
 確かに「資金力」はあるが、「優勝を現実的に目指せる訳ではない」意味でも、実現可能性は考えづらい感が。
 [辻の移籍先は「群馬」と共に、盟友である比江島がいる「宇都宮」の可能性もあるが、辻の退団発表の文面を読み解くに「移籍先の同時発表がないのは相手球団側の都合である示唆〈宇都宮ならば傾向的にこのような姿勢はとらないはず〉」「正SGが危うくなったがための移籍の示唆〈そもそも、かつての川崎の退団時もそうであった〉」であるので、移籍先は高確率で「群馬」と考えてよいだろう。
 ちなみに「仙台」もあり得るかもだが、短期・中長期の両面を見据えている感じが伝わるので、辻だと中長期の面で合うとは思えないし、志村雄彦社長の人間性に照らせば「恐らく同時発表の方法をとる」と思うので、そう考えると「仙台」は恐らくないと読むが。])

 SR渋谷(結論的に述べると「ほぼゼロに等しい」。確かに「ルカさんのHC招聘が実現」なら俎上に上がる可能性はあるが、それ以上ではない。
 理由はシンプルに今オフ[&来季]は「再建モード1年目」と考えてよいこと。イメージ的には今季の「京都」「三遠」に近い立場である。実際、「ベンドラメは『優勝したい』を理由に移籍の噂が燻り続けている」、しかも「ベンドラメがドンピシャの補強ポイントの球団がある[=島根]」。ボールはベンドラメ側にあるが、本気で再建したいならばベンドラメ退団はやむなしだろうし、そうなれば外国人を除けばほぼ更地なので、馬場が入団する合理的理由はない。
 それに、馬場がA東京に一定の愛着を抱いていることに照らせば、その時点で「SR渋谷への移籍はゼロと考えてよい」。理由は「『裏切り者』と心ない批判を浴びるリスクが容易に想像できるから」。)


 (←「ベンドラメ[SR渋谷]」については、この記事を参照のこと。「今オフの島根への移籍の可能性は充分にあり得る」と考える合理的理由も、この記事で綴ってます。はっきり述べれば「優勝したい」に照らせば「win-win」であると。)


 そう、「A東京」は中長期的な事情で(小酒部を「ミスターA東京」に育てたいはず)、「群馬」は辻の移籍先最有力だから、「SR渋谷」は「裏切り者リスク&再建モード1年目」で、いずれも「ほぼゼロと考えてよい」。
 それと「仙台」は「そもそも補強資金を用意できないだろう」こと、「大阪」は「現実的に優勝を目指せない」ことから、これもまずゼロです。






 今季の前半(1月半ばまで)の馬場は、確かに輝いてました。
 心情的には、「NBAのステージを、叶えて欲しかった」。
 ですけど、最大のチャンスであった「2月7日、カイリー・アービングとドリアン・フィニー・スミスとのトレード」、このときにNBA(親球団であるダラス・マーベリックス)からのコールアップも、他球団移籍もなかった。
 とても悲しいけど、この時点で、馬場は「NBAへの扉は、事実上完全に閉ざされた」といわざるを得ません。

 馬場の今季の最終的な成績は、PERで「265位(381人中)」、つまり「Gリーグでのリーグ平均未満」です。今季前半は輝いていたことを思うと、裏を返せば特に1月下旬以降に大きく失速したことが伺えます。
 尤も今季の開幕前は、「そもそもGリーグ球団に入団できたこと自体が驚き」でしたので、その意味でも「できる全力は尽くした、でもだめだった」ことが伺えます。





 馬場と似たような立場で、野球の「筒香嘉智」がいます。
 現実的には「扉はほぼ閉ざされている」と映るけど、「理論上の可能性がゼロではない限り、最後まで諦めない」意味で、重なって映ります。






 ですけど、いま馬場が現実的に置かれている状況は

 Gリーグ(リーグ平均未満)
 →これでは「中国CBA」「豪州NBL」の球団は手を挙げない
 (ゼロではないが、「本命候補を獲り逃した場合」だろう)
 →故に、尤も現実的な道は「Bリーグ復帰」の1択
 (ここで結果を出せば「Bリーグを代表する選手」で必要とされる。
 現に比江島は豪州NBLで失敗したが、BリーグのトップSGである。)


 客観的に見れば、この状況です。特に、馬場は恐らくもう厳しいだろうと考える根拠が「A/TOの悪化傾向」で、「Gリーグや中国CBAで勝負できるレベルに恐らくない」の感じになってしまってます。

 で、広島側の目線でだと、(辻を6thマンに回してでも)「ゲームチェンジャー的な正SGを獲りたい」、それに値するのは「馬場」の1択であると。
 恐らくですけど、「勝算がある」と判断して、既に馬場に「熱心に誘いをかけている」と考えてよいと思ってます。
 今オフから「最大で4年契約が可能」とのことですので、「1億円以上×4年契約」、つまり「事実上のMAX契約」を提示している。

 5月1日のnote記事で「有原式FA」について言及させて頂きましたけど、仮に「広島への移籍(によるBリーグ帰還)」を決断の場合は「有原式FAを呑む」を意味すると考えてよい訳です。
 でも、広島に移籍すれば「『球団のフラッグシップ」として最大級の扱いをしてもらえる」(「本人の同意なしにスタメンから外せない」という付帯条項もあり得ると読んでます)。それに能力的には(少なくとも期待値としては)「優勝へのラストピースの位置付け」ですし、「ファンがありったけの応援と愛情を注いでくれる」こと。仮に「CSファイナル決勝」及び「優勝」を叶えれば、それこそ恐らく「英雄扱い」でしょう。

 そう、プロスポーツ選手である以上「必要とされてこそなんぼ」と思うのです。ましてや現実論としては「引退後の方が人生が長い」。
 恐らく、広島との契約にサインになれば「NBAという長年の志を諦める」を意味します、いわば「悔しいサインになる」と想像です。
 でも一方で、特に「引退後のことを考える」ならば、「Bリーグ帰還を決断する」が最善の道なのは明らかでは?と自分は強く思うのです。勿論それは、とてもつらい決断を意味するので心苦しいと想像ですけど。


 ですけど馬場にとって、恐らくの「最後のチャンス」があります。それが、この8月の沖縄での「日本代表としてのワールドカップ」です。
 ここで活躍すれば、せめて「中国CBA」「豪州NBL」への扉は、現実的になると思いたい。

 実際、今季の馬場は、「得点能力、特に3P能力の成長が顕著」です。
 それをも含めて、8月の日本代表のステージで「いままで積み上げたことのすべてを出し切って欲しい」!それが、1人のバスケファンとしての正直な願いです。

 ですので、馬場についての言及は、「心情的な想い(志を追い求める姿勢自体は、とても理解できる)」と「客観的な感覚(現実的には、野球の藤浪と悪い意味で同等といわれても仕方ない)」との狭間で、「とても心苦しい感覚」になってしまいます。







 で、直近2年の広島は、2021年が「6月15日」、2022年が「6月10日」と、早々に「開幕時ロスター決定の公式発表」をしています。
 ですけど今季は、これは「仮決定の公式発表」にならざるを得ないでしょう。つまり現実的には、昨オフの茨城のように「チーム編成の仮決定にあたっての岡崎修司GMの趣旨説明及び現況報告」という形での公式発表にならざるを得ない、と考えてます。
 なぜならば、球団側としては「ゲームチェンジャー的な正SG」「優勝へのラストピース」として「馬場」を獲りたい。でも、馬場側としては「NBAへの道を諦めたくない」、そのために「ワールドカップ終了時まで待って欲しい」。そうなると、正式な返事は恐らく「9月上旬」になると考えてよいです。
 昨オフだと、京都が「ライトの入団の公式発表」が「9月2日」でしたけど、このケースが1つの参考になるかなです。


 そう、いわば「『優勝へのラストピース』としての『正SG』」の補強として「馬場」獲りに動くのは、はっきり述べれば「リスクが大きい」訳です。
 補強交渉は「確実に長期戦になる」、うまく決まるとして恐らく9月初め。今季の京都のライトが、フィットできたのは11月になってからと考えると、最初の9試合程度は「開幕ダッシュの失敗リスク」を覚悟になる。
 しかも、もし馬場の入団に失敗だと、現有戦力から正SGを選ぶことになる、恐らく「船生」「山崎稜」あたりを充てることになると想像ですけど、「優勝を目指す意味では、正SGが明らかな弱点になる」を意味します。

 そう、「補強に失敗したときのリスクが大きすぎる」、確かにこれは否めません。ですけど一方で、「優勝を叶えるためのラストピース」として考えると、ましてや当初構想では「辻を6thマンに回してまでも」と考えると、「西田」「磯野」はそこまでする市場価値があるかといえば、現時点では「No」です。
 繰り返しますけど、今オフの広島は「来季すぐに優勝したい」訳です。そのためには「勝負に出る必要がある」。そう考えると、「馬場の補強に動く」という「ハイリスク&ハイリターンを狙う」は「むしろとても合理的である」と強く考えるのです。
 勿論、あくまでも「最も合理的な動きとしてはそうである」の域を出ない感じですけど。






 で、自分が、今オフに馬場は「Bリーグ帰還」を最終的に決断することになるのでは?の根拠の大きな1つと考えてるのが、

 「夫人がいること、しかも夫人(森カンナさん)が現役の女優であること。『夫人の仕事との両立』を考えると、いつまでもNBA挑戦を目指し続けるのは現実的とはいえないこと。」

 があります。同じ海外挑戦経験者でも、確か比江島は未婚ですけど、馬場は「家族がいること」は無視できない要素といえるのです。

 で、馬場の「今オフの広島への移籍があり得るのでは」の根拠の1つに「広島という立地」があります。どういうことかというと

 「『新幹線』『飛行機』の両方に対応可能である。」
 「一定程度の『教育環境』がある。」
 (特に「新幹線」があること。少し距離はあるけど可能ではあるので。
 故に「夫人の仕事との両立」が可能であるといえるのでは?と。)

 これってとても重要なことと思うんですよね。

 そう、昨オフに「Bリーグ帰還説」が出たときに、「島根」説が浮上しましたけど、「まずゼロ」と自分はずっと述べてました。その理由が「立地」で、「飛行機」以外に交通手段がない、しかも「車社会」なことです。

 いまは、例えば壇蜜さん(タレント・女優)などのように「別居婚」を選ぶ人間が徐々に起きていますが、「別居婚」でない限りは、「夫人が現役の女優」であることは考慮の必要があると自分は思うのです。


 で、選手の移籍において、「夫人の意向・出自」は「考慮される要素の1つ」になってきている感があります。
 例えば野球での「丸佳浩(広島→巨人)」。本人は千葉(勝浦)が故郷で、夫人は「小中学校の同級生」とのことですが、これを根拠に「FA行使のときは関東圏の球団が移籍先になる」といわれてました(で、実際の移籍先は「関東圏の球団」である「巨人」でした)。


 それにしても、です。「野球選手」の場合は、結婚すると新聞記事になることが少なからずです。ですので「夫人の出自」が筒抜けになることが少なからずあります。
 ですけど、「バスケ選手」の場合は、結婚して新聞記事になることは、ほとんどありません。

 それで「強い違和感を抱いたこと」があります。そう、「辻の広島への移籍」のときです。
 確か辻って、夫人は一般人ですよね?と。それなのに「辻の夫人は広島が故郷だから」云々と。それってどこから情報が出てきたのか?と、自分はずーっと強い違和感でした。
 確かに当時の辻は、藤井に立場を脅かされつつあって、それまでは
 「篠山≒辻≧藤井」
 の立ち位置だったのが、広島への移籍を決断する直前のときは、川崎でスタメン出場をほぼ続けてはいたけど
 「篠山≒藤井≧辻」
 になりつつあった感がある。それを根拠に示すならばとても説得力があるけど、むしろ当時いわれていたのは、「夫人が云々」だった。
 自分は正直、「とても強い違和感」を抱き続けてました。


 いずれにせよ、「夫人の仕事との両立」をも考えると、「馬場の今オフの広島への移籍」は充分にあり得る、と考える訳です。古巣球団であるA東京は「小酒部をミスターA東京に育てたい」チーム事情から「恐らく馬場獲りには動けないであろう」ことをも考慮すると。


 そしてもう1つ。広島は今季、「集客能力を向上させつつある」感じですけど、それでもまだ満足していない節があります。
 実際、今季の「本拠地開催29試合」のうち「3000人未満の試合が8試合」あること。恐らく広島の来季は「本拠地開催は全試合で3000人超え」を何としても叶えたいと想像です(「新B1到達」のためには、これは重要な指標の1つになりますし)。

 そう、「集客能力の向上」のための「フラッグシップ的な選手」
 「西田」「磯野」も、確かに良質の選手です。
 ですけど、「磯野」は「B1経験がゼロ」で、これでは「集客の動員源」にはなり得ない。
 「西田」は日本代表にコンスタントに招集されてますけど、現況では「オールスターレベル」ではあるけど、その1つ上の知名度はまだです。尤もいずれそう遠くないうちに、西田にはこの1つ上の「スター選手」へと到達して欲しいですし、それができる素材とは思いますけど。


 それに対して、「馬場」
 「代表経験」が長く、「海外経験」も多い部類です。
 恐らく現役のBリーグ選手でだと、「馬場」の立ち位置は

 【バスケを「一スポーツニュースで聴く」程度の視聴者の目線での、
 「Bリーグの主要選手」の恐らくの知名度。】

 (1)「河村」「比江島」「富樫」(←名実共に「全国区」の選手)
 (「馬場」「田中大」)(←(1)と(2)の中間の立ち位置)
 (2)「齋藤」「辻」「安藤誓」「ベンドラメ」
    「藤井」「岸本」「並里」「テーブス」
 (←バスケファンならよく知られてるが、
   より多くに知られる「全国区」の選手でだと少し足りてない)

 個人的には、例えば「齋藤(名古屋D)」は、ここ2年の成績に照らせば「過小評価されている!」と強く思ってます。
 ですけど「より客観的に見て」だと、上述の立ち位置になるのではないか?と思うのです。

 実際、今回の「Bリーグファイナル」での取り上げられ方でも、
 「富樫vs琉球」という取り上げられ方が多い傾向であること。
 「千葉Jvs琉球」「富樫vs岸本」といった取り上げられ方ではなくて。
 いわんや、「クーリーのゴール下でのすごさ」は、ほぼスルーされてる。

 で、昨季の「Bリーグファイナル」が盛り上がったのも、結局は
 「比江島が出場していたから」。しかも「幾多の逆境を乗り越えて辿り着いたファイナルのステージ」と、「物語的にも描きやすかった」。



 自分が大好きなアニメ作品である『ラブライブ!サンシャイン!!』で、松浦果南の印象的な言葉の1つに「これだから金持ちは」があります。
 これになぞらえれば「これだから一般メディアは」の感じですけど、裏を返せば「一般メディアからみたら、恐らくこの感じでしょう?」と。


 そう、いまの広島は
 「来季いますぐに優勝したい」と共に
 「来季いますぐに、本拠地全試合で3000人超えを叶えたい」
 (勿論願わくは「平均4000人到達」を叶えたいが本心と想像です。)

 その意味で、「馬場」は「現実的に獲れる日本人選手で、集客面で最もドンピシャの存在」な訳です。
 (「河村」[恐らく来オフに海外挑戦]、「比江島」[昨オフで生涯宇都宮が事実上確定]、「富樫」[生涯千葉Jがほぼ確定]、「田中大」[負傷と衰えで市場価値が大きく低下])

 しかもここ数年のBリーグ(日本バスケ界)独特の特徴として、
 「『特定の応援球団は持たない』けど、『特定の応援選手を持つ』ファンの存在(主として若い女性ファンに多い傾向)」
 がいます。そのようなファンの存在を考慮するとなおさら、

 「今オフの広島の『正SG補強』で、『馬場』ほどの合理的ターゲットはいない。というか『馬場』の1択に事実上オールインと考えてよい。」

 と強く考える訳です。



 (←ちなみに馬場は、「海外からの移籍」、つまり「新外国人のBリーグ入り」に近いイメージですので、おのずと「自由交渉選手リストに入っていない選手の新規入団」になります。)


 (←あっ、ブログ、いつも楽しみに拝読させて頂いております。)



 勿論、広島の「正SG」の補強は、最終的に「西田」「磯野」かもですし、あるいはあっと驚く他の選手かもですけど(そもそも昨オフのエバンスだって、もともとは「琉球から移籍する合理的理由がない」といわれていた)、自分は、いま挙げたいくつもの根拠から

 「実現可能性は別として、広島の今オフの正SGの補強は、『馬場』の
1択と考えてよい。『馬場の補強ありき』で考えると、一連の動きの『つじつまが合う』という意味で。」

 と、自分は考えていますし、恐らく広島には「馬場の今オフの補強を実現できる勝算がある」とも、自分は強く読んでいます。実現可能性をパーセンテージで示すのは、正直難しいですけど。
 勿論、移籍市場は「1日1日、情勢がめまぐるしく変化する」ので、留意する必要がある感じではありますけど。


 まとめますと、下記の感じになります。



 【今オフ、広島の正SG補強が「馬場」と考える、いくつもの根拠。】

 (1)「優勝へのラストピース」
 (2)「日本人選手の得点源」
 →「守備意識の強さ」も広島に符合し得る。
 (3)「ブラックシアー、エバンスとの『BIG3』形成」
 →そのための「ゲームチェンジャー的な正SG」
 (4)「クラッチタイム、CSで勝ち切るために」
 →「勝者のメンタリティーの創出」をも含めて
 (5)「夫人の仕事との両立が可能」
 →「新幹線で移動可能」。「教育環境」も水準以上ある。
 (6)「集客能力向上の切り札」
 →「移籍市場で獲れる選手の中でno.1の知名度」
 →「特定の推し選手を追いかける若い女性ファンを取り込める」


 【今オフ(来季)の広島、「現時点での理想の選手編成」。】
 (数値は「30分換算でのEFF」です。〈〉は「今オフの補強ターゲット」。すでに入団決定の山崎稜も〈〉印をつけてます。
 カイソットは、恐らく最終的に残留になるだろうと自分は読んでます。)

 スタメン(寺嶋[11.48]-〈馬場〉[15.98]-エバンス[26.04]-ブラックシアー[26.09]-カイソット[19.88])
 主な控え(中村拓[3.81]、〈山崎稜〉[5.55]、〈船生〉[6.01]、〈マーフィー〉[6.28]、メイヨ[19.44])
 他の控え(朝山[5.38]、上澤[7.51])
 EFF合計(スタメン[99.47]、控え[41.09]、合計[140.56])
 (昨季EFF合計[スタメン〈94.37〉、控え〈41.56〉、合計〈135.93〉])

 (辻は「10.88」、佐土原は「6.02」。
  馬場は「2018-2019のA東京2年目時代でのEFF」を期待値としてそのままあてはめてます。)



 「陸上日本選手権」、ずっと楽しみにしてた!自分の地元の大阪での開催、この貴重な機会をこの目に焼き付ける!なぜ自分が「陸上に惹かれる」かを含めて綴らせて頂きます。





 話を「陸上」のことに戻します。といっても、今回のnote記事、「バスケの広島の正SGの補強構想のこと」に最も文字数を充てる感じになりそうですが…(激汗)。
 いまリンク添付させて頂いたのが、自分がいままでに「陸上・マラソン・駅伝」をテーマに綴らせて頂いたnote記事です。


 基本、陸上で自分が特に関心が強い分野は「女子の中長距離」です。
 これは「都道府県対抗女子駅伝」「全国高校女子駅伝」「全日本大学女子駅伝」「クイーンズ駅伝」、あるいは「各種の主要なマラソン」とかを通して、より感情移入できるからが正直大きいかもです。
 それに、これは自分の完全な主観になりますけど、女子の方が「最後まで絶対にあきらめない」傾向が強いから。「どうせ自分は努力してもこれが精一杯だから」がより少ない感じなんですよね。



 「かわいいは正義」、はい、確かに全否定はしません。
 実際、「かわいい」は「心を元気付ける、励ましてくれる」要素は正直ありますから。

 ですけど、では「なぜ、自分は陸上に惹かれるのか?」

 (1)「球技だと『自分1人だけではできない』。
 レギュラー争いが不可避で、それ故に『いじめの温床リスク』が。
 でも陸上は、『昨日の自分よりも、今日の自分』、
 いわば『相手は内なる自分自身』。
 そう、つまり『努力した分だけ、自分自身が成長できるから!』」

 理由の1つ目は、「自分自身と向き合うスポーツ」だから。
 言い換えれば「昨日の自分よりも、今日の自分」。あるいは
 「努力し続けた分、成長できる可能性が生まれ得る」から。
 これは「競泳」「飛び込み」にもいえることです。

 生まれ変われたら、「野球やバスケットボールのマネージャーになりたい」(そして大人になったらGMへ)、これは「研究者になりたい」と同じくらい、生まれ変われたらなりたい道です。
 ですけど一方で、「する」スポーツを選ぶならば、「陸上、特に走ること」と即答です(これは「泳げないから」も理由の1つですが…)。


 で、自分、実は、子ども時代は「運動全般が苦手」で、これは走ることも含まれてました。
 学校のスポーツテストは、「最下位争いの常連」。勿論、自分なりには全力を出し切っての結果です。

 「50m走」は、「9秒台の突入」は、確か「小学6年生」のとき。
 でも高校を卒業するまで、ずっと「9秒台のまま」だったと記憶です。
 それが、大学受験を終えたときでしたか、偶然にテレビ番組で

 「走るときのコツ。足を前に出すイメージ。」

 とあって(それまでは「上に上げるイメージ」でした)、それを意識して大学1回生のときのスポーツテストに臨んだのです。そしたらなんと。

 「9.0秒(高校3年生)」→「6.7秒(大学1回生)」
 (測り直しても「7.4秒」で自己ベストを大幅更新でした。)

 自分でも、正直びっくりしました。
 明らかに、「走るときの感覚が違う」。
 「走るって、こんなに楽しいことなんだ!」と。
 自分の人生でも、いまでもずっと、強烈かつ新鮮な記憶の1つです。


 (2)「走る人間のそれぞれに、歩んだ道のりが異なる。
 そう、走る人間のそれぞれに『リアルの人間ドラマ』がある。
 1人1人それぞれが『持てる全力をぶつけ合う』。
 それにより、『観ている人間の心に訴える』。」

 理由の2つ目は、「走る人間のそれぞれに『リアルの人間ドラマ』を感じられる」から。そしてそれが「観ている人間の心に訴える」から。

 そう、「感動して欲しい」ではなくて、「気が付いたら感動している」
 これは「陸上だからこその魅力・特徴」の1つと正直感じてます。



 (←リンクの1つ目が「トップページ」、2つ目が「タイムテーブル」、3つ目が「エントリーリスト」です。)


 で、今回の「日本選手権」。
 「6月1日木曜日~6月4日日曜日、ヤンマースタジアム長居」です。

 自分は「1日目」「2日目」「4日目」を生観戦の予定です。
 (チケットは既に確保を済ませてます。)

 我ながら正直「奮発したなあ」です。
 ですけど「大阪での開催」、この機会を逃したくない!
 この機会、次は何年後に叶うかわからないから!と。



 実は、今回の「陸上日本選手権」生観戦に備えて(勿論、その後の中長期的をも見据えてです。実際、バスケ生観戦時の行き帰りなど、「電車内でのPC使用」がこの1年は増加傾向でしたので)、
 「モバイルバッテリー」「USB急速充電器」
 を購入させて頂きました(購入させて頂いた種類は、いまリンク添付させて頂いた種類です)。
 2つの合計金額、「32980円」。

 いま、「新大阪~東京、新幹線普通車指定席」が「14720円」です。
 (往復だと「29440円」になります。)

 つまり、「新大阪~東京の往復の新幹線代を、まるまる注ぎ込んだ」ことになります。
 正直、とてもきつい支出費用ですけど、「必要な出費だから、しゃあない」の感じです。


 では、それぞれをなぜ「生観戦しよう」と決めたのかを、綴ります。


 (1)「1日目(6月1日木曜日)」

 この日のメインは「男子5000m」。これも勿論楽しみですけど、実はこの日は当初は生観戦の構想ではありませんでした。ではなぜ、生観戦を決めたのか。


 実は、1月15日の「都道府県対抗女子駅伝(全国女子駅伝)」。
 このときの大阪の7区、「白川朝陽さん(当時、大塚高校2年生)」。
 調べると「3000m障害」が専門種目とのこと。
 で、この「大塚高校」。体育科がある大阪の公立高校ですけど、「3000m障害に特に強い学校」とのことです。

 「5000m」「1500m」とかはわかる。でも実は「3000m障害」は、名前は耳にするけど、具体的にどのような種目かは実はよくわかっていなくて。
 陸上が好きであるのに、「よくわからない」のままは、さすがによろしくないと。それぞれの種目には、それぞれの特徴・魅力があるはずで、だからこそ、「3000m障害」って何だろう?を、自分自身で感じたい。
 それが「1日目」を生観戦しようと決めた最大の理由です。

 それとタイムテーブルを見ると、「U20、女子3000m障害」に加えて、「U20、女子5000m」もある(いずれも決勝)。
 この「U20、女子5000m」。昨年の年末の「全国高校女子駅伝」で、一気に魅了された「村岡美玖さん(長野東高校→今春に名城大学へ)」が出場します。
 「おーっ、まじかー!」と。とても楽しみにしてる!の感じで。
 その一方で、あっと驚く新星誕生も、楽しみな感じですけど。


 (2)「2日目(6月2日金曜日)」

 この日のメインは「女子1500m」。より厳密には
 「男子200m→女子100m→女子1500m」
 と、自分的には「激熱な3連発」です。

 なぜ「女子1500m」がメインかというと、恐らく
 「田中希実さんが出場するだろうから」
 が理由でしょう。田中希実、自分も「大好きな選手の1人」ですし、「人間として応援したくなる」感じで。いい意味で「求道者」なんですよね。

 当初は、この「2日目」と「4日目」を生観戦の構想で。
 勿論、種目的な「ラストの激熱な3連発」です。

 田中希実さんが最も注目されがちですけど、もう1人、楽しみにしている選手がいて。
 「女子100m、児玉芽生さん(ミズノ)」。
 ここ2年、すさまじい成長を続けている若手有望株です。

 今回は、「追われる立場」になった感じですけど、それほどに注目・期待されている証明ともいえます。「あなたらしい」といえる「加速力が伝わる走り」を、とても楽しみにしてます。


 (3)「4日目(6月4日日曜日)」

 なぜ「3日目はテレビ」で「4日目を生観戦」にしたのか。
 最大の理由は「現実的な資金面」です。
 両方の生観戦は、資金的にきついと。
 ではどちらにしようと考えたときに、
 「女子5000m(4日目のメインの1つ前)」
 これが決め手でした。自分が「最も観たい種目」ですので。


 で、この日のメインは「男子100m」。
 「そりゃそうですよねえ」と。いわば「議論の余地はない」。

 今回だと「サニブラウン・アブデル・ハキームvs小池祐貴」の構図ですけど、今季の成長が著しい「坂井隆一郎」がどこまで絡んでくるのか、の感じでしょう。

 というか、さすがは最終日って感じで、
 「女子200m→男子400m→男子110mハードル→女子5000m→男子100m」
 ラストは「とても強烈な5連発」です。まさしく「テンションあがるにゃー」です。

 ですけど、自分の最大の楽しみは「女子5000m」です。
 この種目にも「田中希実さん」が登場ですが、他にも好タレント揃いで。
 「廣中璃梨佳さん」「五島莉乃さん」「木村友香さん」など。
 (個人的には「不破聖衣来さん」、焦らずでもしっかりと再起を信じてます!)

 で、「田中希実さん」と共に、自分が特に応援したい選手。



 「山本有真さん(名城大学→今春に積水化学へ)」。
 いまリンク添付させて頂いたように、高校3年生のときから、好きな選手の1人です。

 さあ、世界へと手が届くところまできている!
 持てる全力を出し切って欲しい!そして特に「積極的な走り」をして欲しい!なぜって「やらずに後悔するよりも、やって後悔する方がよい」という言葉がある訳で!と。

 憧れの存在、鈴木亜由子さんとは、進む道は分かれた。
 でもきっと、亜由子さんだって観ているはずです。
 「世界に手が届いたよ」と、最高の報告ができるように!
 それを叶えられる選手だと、自分は信じてる!

 思えば、2017年の日本選手権、「女子10000m」。
 「鈴木亜由子vs松田瑞生」(優勝は松田でした)。
 当時、自分が亜由子を、近くの若い女性が松田を、いわば最前列での「応援合戦」になって。終わった後、御互いにエール交換ができたこと、いまでも人生の「とても素敵な1ページ」です。

 今回だと、「田中希実」「山本有真」、2人共に好きな選手ですので、自分がそのときどのような気持ちでいるかなが、いまの正直な感覚です。


 いずれにせよ、「Bリーグファイナル」「陸上日本選手権」「セーラームーンの劇場版の完結編」。
 熱く燃え上がる1か月が、幕を開ける!

 「さあ、魂を燃やそう、自分!」
 いまはこの想いを、自分自身に伝えたいです!


 【エッセイ#19A】【陸上・マラソン・駅伝#3A】【バスケットボール#29A】

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