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【五等分の花嫁】【エッセイ】2023年4月、横浜アリーナのスペシャルイベント感想(その2。本番の振り返り、新作実現の嬉しさ)。

 LV本番1(トーク&アフレコパート。映画でのいくつもの感動の場面が思い起こされる)。



 『五等分の花嫁 SPECIAL EVENT 2023 in 横浜アリーナ』。
 (その2)では、「本編の感想」を綴らせて頂きます。




 最初に、結論から述べますと、
 「想像以上に、最高に素敵で感動的なイベントでした!」
 これが正直な感覚です。




 (←引用失礼いたします。)


 【『五等分の花嫁 SPECIAL EVENT 2023 in 横浜アリーナ』「中野FES」セットリスト(全17曲。2023年4月1日)。】

 1.五等分の軌跡
 2.君の笑顔見たいから(トロッコ使用)
 3.五等分のカタチ(トロッコ使用)

 4.Hello,dear my dream~一秒後には~[一花ソロ]
 5.きづいてよ~One Love~[一花ソロ]

 6.アイツとキミ~二度とない運命~[二乃ソロ、Short Ver]
 7.好きよ~Two Hearts~[二乃ソロ、Short Ver]
 8.ラブ☆バケーション[二乃ソロ]

 9.Lovely music~三週間前までは白かった~[三玖ソロ]
 10.君が好き~Three Feelings~[三玖ソロ]

 11.ハートのカタチ~四つ葉のClover~[四葉ソロ]
 12.内緒の恋~Love Four U~[四葉ソロ]

 13.素直にOpen Heart~五つ数えて~[五月ソロ]
 14.トクベツなひと~Lesson Five~[五月ソロ]

 15.はつこい
 16.五等分の花嫁~ありがとうの花~

 (続編制作発表PV)

 17.五等分の気持ち


 今回の『五等分の花嫁 SPECIAL EVENT 2023 in 横浜アリーナ』。
 前半が「トーク&アフレコパート」、後半が「ライブパート(中野FES)」で構成されています。

 まずは、前半の「トーク&アフレコパート」の振り返りを少し。
 「トーク&アフレコパート」では、主として2つのことでした。

 「映画(劇場版)で特に印象的だった場面。」
 「生アフレコ(ラスト14分、「五つ子ゲームファイナル」)。」
 (映画の「2:02:36~2:12:32」に相当。)


 まず、「映画(劇場版)で特に印象的だった場面」。
 6人(これは「風太郎」役の松岡禎丞さんを含めてです)それぞれ、挙げた場面、とても納得できる感じでしたけど、自分が特に印象的なのは、「三玖」「四葉」がそれぞれ挙げた場面です。

 「四葉(佐倉綾音さん)」が挙げた場面である、「風太郎が誰を選ぶか、特に三玖と二乃の『終わったよ』の場面」、映画だと「1:20:43~1:22:38」に相当します。物語が「最大のクライマックスへ」といえる場面で、自分も特に印象的な一つです。

 「三玖(伊藤美来さん)」が挙げた場面である、「三玖と四葉がカラオケ店で夜を明かして、朝になって海辺を歩いて、そこで三玖が(変装用に着用していた)四葉リボンを投げ捨てるの場面」、映画だと「1:38:35~1:42:41」に相当します。この場面、自分も映画の中で「最も大好きな場面の一つ」です。

 5人の担当声優の中で、あとの4人は『五等分の花嫁』出演が決まった時点で既にトップ声優でしたが、伊藤さんだけは、正直『五等分の花嫁』に名を連ねて、そこでの演技・経験を通してトップ声優の1人へと上り詰めた、自分は正直そう解釈しています。で、「三玖は伊藤美来さんだからこそ、伊藤美来は三玖だからこそ、最高に輝けた」、そう強く感じるのです。ですのでなおさら、伊藤さんがこの場面を挙げるのは、とても説得力を感じます。


 「四葉。冗談だから、私が四葉になり替わるっていうのは、冗談。私は四葉の真似はできても、四葉にはなれない。このジュースは、私には甘すぎる。でも怒ってはいる。私だったら、風太郎を困らせることはしない。
 返事を迷ってるんだってね。四葉は風太郎に少なからず好感を持ってたと思ってたけど。

 それならなおさら、躊躇する理由はないはず。どうせ前の学校のことでも気にしてるんでしょう?
 私たちのことは気にしないで、付き合っていいんだよ。…なんて、言うと思った?(涙を拭う)
 なんとなくわかってはいたけど、それでも、悔しいものは悔しい。どうしても、感情が荒立ってしまう。それだけ本気だった。もし、四葉もそうだったなら、私たちのこの感情も、受け止めて欲しい。

 二乃が言ってた。恋愛で、私たちは敵でも仲間でもないって。
 そっか、そう思ってくれるのなら、せめてもの抵抗、絶対に、背中を押してなんてあげない。
 せっかくだし歌おう。望むところ。
 …さすがに夜通し歌うとは思わなかった。」

 「四葉は一つ誤解してる。これはあえて、四葉本人には言わないのだけれど、あのとき、いまの学校に来る選択をしたからこそ、風太郎に出会えた。少なくとも私は、それを不幸だとは思わない。風太郎に出会えたから、私は、私は、四葉にはなれなかったけど、四葉だって私にはなれない。ようやく、そう思えるほどに、私は私を好きになれたんだ。


 「私は、四葉にはなれなかったけど、四葉だって私にはなれない。ようやく、そう思えるほどに、私は私を好きになれたんだ。」

 「なんと素晴らしい場面だろう!」。改めて、そう強く感じます。そしていま挙げた言葉、まさしく「名言」だよ!と。
 そして、自分も素顔の性格的には三玖に近い感じがありますので、なおさらこの三玖の一連の言葉は「とても強い共感を抱く」のです。


 「違うよ。迷惑をかけるのは私。

 …仲良くして。なか、よく、して!
 男の子も女の子もいつまでも意地張って、もう高校生だよ、来年大学生でしょ?こんな子どもみたいな喧嘩して恥ずかしくないの?
 パンケーキとたこやきに上下なんてあるはずない。勿論男女だって。どっちもおいしい、どっちも頑張ってる。なんでそれが認められないの?

 学園祭、準備からずっと楽しくない。居心地悪い。ずっと我慢してた。もう限界!
 ずっと働き詰めで女の子は疲れてる。パンケーキ屋さんの裏方を、男の子に手伝ってもらおう。…任せて、私が説得するから。私を信じて!」


 もう一つ、映画で「三玖メインの場面で、とても印象的な場面」があって、それは「53:33~55:15」に相当する、「最後の祭りが三玖の場合、屋上の場面」です。

 「学園祭、準備からずっと楽しくない。居心地悪い。ずっと我慢してた。もう限界!」
 ここでの早口でかつ、だんだん声のトーンが上がっていく、そしてまくし立てていく言葉がとりわけ象徴的ですけど、三玖の、伊藤さんの「魂の渾身の演技」、とても心を揺さぶられたんですよね


 二乃「あたしたち五つ子の和を乱し始めたのは、四葉、あんたよ。」
 四葉「自分勝手でごめん。昨日だって二乃のことを考えすぎて、押し付けるばかりで。…だけど、いまも考えてることは同じ。私の願いは…。」
 二乃「あきれた。まだそんな甘いこと言ってるのね。私が認める訳…。」

 四葉「なんだ、ねずみか…。」
 二乃「ねずみがいるのね。」
 二乃「もうお昼休みも終わっちゃうわ。帰りましょう。」
 四葉「待って!」
 二乃「なによ!」
 四葉「私なりの覚悟を持って伝えに来たんだ。私の願いは、上杉さんと私の付き合いを認めてもらうこと!」
 二乃「だからそれは…。」
 四葉「だから…、それはいまじゃなくていい。数か月、数年、どれだけ時間が掛かるかわからないけど、私が上杉さんをどれだけ好きなのか、この想いの強さを、見てて欲しい!きっと負けてないから!」
 二乃「そうね。たとえいまのあんたに謝られたり説得されたりしても、あたしは納得できないでしょうね。それをわかった上で、あんたは茨の道を進むつもりなのね。」
 四葉「私は、上杉さんを好きなのと同じくらい、姉妹のみんながすきだから!」
 二乃「まったく…、ばかね。だけど四葉らしいわ。
 五つ子の傘から解き放たれて突き進んでいく、あんたの背中が気に入らなくて、羨ましかったわ。あんたはまだあたしを、競い合う相手として見てくれてるのかしら?」
 四葉「もちろんだよ。私たちは、ずっと御互いを意識しながら生きていくんだ。ときには仲間、ときには敵、そんな…。」
 二乃「『ライバル』、よね。」
 二乃「ここで勝負は終わってない!少し後ろであんたたちの行く末を見ててあげる!ほんの少しでも隙なんて見せたら、あたしが彼を奪ってやるんだから!(泣)」
 四葉「うん!(泣)」

 二乃「そろそろいいかしらね。ねずみの2人、でてきなさい!」
 四葉「上杉さんたち、いつから…?もしかして、ずっと聞いて…?」
 四葉「ああ…(困惑)。」
 二乃「聞いてたわよね、フーくん。そういうことだから、ゆめゆめ油断しないようにね。」


 「二乃と四葉、昼休みの空き教室で2人きりで想いをぶつけ合う場面」、映画だと「1:43:18~1:46:40」に相当する場面です(厳密には実は2人きりではないのですが)。
 「二乃と四葉、物語の2トップの競演の場面」ということもですけど、それ以上に、「竹達彩奈と佐倉綾音、日本を代表する2人のトップ声優の夢の競演、まさしく『演技と演技の激突』」、そう、一人の人間、一人のアニメファンとして、「この奇跡の瞬間を観たかったんだよ!」と。

 竹達さんと佐倉さん、2人共にトップ声優です。で、声優は実写俳優とは異なり、たとえ主演級の声優でも、どちらかあるいは両方が脇役にとして共演することが少なからず起こるので、他作品を含めると何回か共演の経験はあります。
 ですけど、この場面、まさしく「演技と演技の激突」って感じで、そう、この3分半だけでも、「大スクリーンで何回でも見る価値がある!」と。
 「生きていてよかった!」、そう心底実感する場面です。


 …そして、「1:49:06~1:52:46」、「四葉と風太郎の2人きりでの公園の場面」、この場面も「自分が特に大好きな場面の一つ」です。
 特に「1:50:01~1:50:32」、「四葉がブランコから空中へとジャンプする場面」。「画面オレンジ」で、この場面、『ラブライブ! The School Idol Movie』での「ラスト30分、穂乃果の大ジャンプ(いわゆる「画面オレンジ」)」と重ね合わさる感じの「最高の一場面」なんですよね。


 いずれにせよ、「トーク&アフレコパート」の前半、「映画(劇場版)で特に印象的だった場面」、6人それぞれ、とても納得できる感じで、それぞれの挙げた場面や理由を聴きながら、映画の中でのいくつもの素敵な場面を(トークパートで言及されなかった場面をも含めて)思い起こしていました。
 自分は、『五等分の花嫁』の映画は「7回」鑑賞させて頂きましたが、

 『五等分の花嫁』に出会えたことは、自分自身の『心の財産』だよ!

 はっきりと明確に、そう強く感じてます。


 で、「トーク&アフレコパート」の後半。
 「生アフレコ(ラスト14分、「五つ子ゲームファイナル」)」です。
 映画での「2:02:36~2:12:32」に相当の場面です。
 (その後の「2:12:32~2:16:02」が「エンドロール」になります。この映画のエンドロールが、最高にとても素敵なんですよ!)

 この「生アフレコ」については、多くは言及しません。
 ただシンプルに、「すごいなあ」、これに尽きます。

 で、いよいよ、今回のスペシャルイベントの最大のメインである「ライブパート(中野FES)」へと突入します。



 LV本番2(ライブパート[中野FES]。「魂を燃やせた」感じだけど、ラスト直前で「新作制作決定」という嬉しい驚きの発表が)。


 で、「ライブパート(中野FES)」です。
 セットリストは「全17曲」。印象的な部分を抽出しながら、感想を綴らせて頂きます。


 1.「五等分の軌跡」





 「映画(劇場版)のOP曲」。
 今回のスペシャルイベントの趣旨は「映画(劇場版)の成功・完結を踏まえて」ですので、この「五等分の軌跡」が1曲目であるのは「当然でしょう」といえます。

 5人の歌唱が「とても息が合っている」。聴いていて、とても耳に心地いい。明るいタッチの楽曲なのも◎です。



 2.「君の笑顔見たいから(トロッコ使用)」
 3.「五等分のカタチ(トロッコ使用)」








 この2曲は「トロッコを使用」。
 「君の笑顔が見たいから」は、家庭用ゲーム版の「ごときす」のテーマ曲です。
 「五等分のカタチ」は、「テレビアニメ版2期のOP曲」です。

 特に「五等分のカタチ」は、ポニーキャニオン公式がアップしているフルサイズMVが「破壊力がすごい」感じで秀逸なんですよね。
 とりわけ「2:25~2:58」、つまり「間奏&Cメロ部分」が大好きです。


 2曲共にとても素敵な楽曲で、それが「トロッコ使用」ですので「画面映え」が伝わる感じでしたけど(「五つ子ちゃん」も観客も、御互いにとても嬉しい感じが伝わって、観ている自分も心が笑顔になる!)、それと共に、印象的に感じたことがあります。

 この2曲、トロッコにモニターが付いていた感じで、「五つ子ちゃん」のうちの4人は、モニターをちょくちょく見ていた感じなんですよね(特に花澤さん、佐倉さんはこれが顕著でした。佐倉さんは個人としての歌手活動をしていないので、ある程度は仕方ないかなですけど)。
 ですけど、1人だけ、モニターを見ずに楽しんで歌っていた人間が。それが、「あやち(竹達さん)」です。
 「あやちしか勝たん!」「あやち、優勝!」。これが正直に抱いた感覚です。ですけどこれは、いわばまだ序章だったんですよね。



 4.「Hello,dear my dream~一秒後には~[一花ソロ]」
 5.「きづいてよ~One Love~[一花ソロ]」





 6.「アイツとキミ~二度とない運命~[二乃ソロ、Short Ver]」
 7.「好きよ~Two Hearts~[二乃ソロ、Short Ver]」
 8.「ラブ☆バケーション[二乃ソロ]」









 4曲目の「Hello,dear my dream~一秒後には~」から、ソロ楽曲のゾーンへ。
 「一花ソロ」の2曲を経て、今回のスペシャルイベントで自分が特に注目していた一つが、「二乃ソロ」です。
 既に「全体歌唱の3曲」で、

 「あやちはやはり、自分が想像している以上に、この『横浜アリーナの大舞台』に照準を合わせてきている。」

 と確信に近い感じを抱いていました。期待感を抱く感じで、「二乃ソロ」のゾーンの歌唱です。

 「Short ver」の歌唱が2曲続いて、8曲目。
 今回のスペシャルイベントで最も聴きたかった1曲である、「ラブ☆バケーション」です。映画(劇場版)では実は「0:53~1:21」相当の部分、つまり「28秒程度」と少しの披露にとどまった感じですので、なおさら是非とも聴きたいと思ってたんですよね。


 結論的に述べますと、あやちの「ラブ☆バケーション」は、

 渾身の歌唱!この1曲でのパフォーマンスだけでも、今回のMVPといえるのに充分!あやちが『唯一無二のカリスマ』であることを存分に証明、ステージを支配していた!

 これが正直に抱いた感覚です。
 特に「2:25」の間奏以降。あやちが「ギアをより上げた」感じで。
 そう、まるで「覚醒した形態」になったかのように。
 「魅了される」とは、まさしくこのことです。

 それに、この楽曲、「二乃の、二乃による、二乃のための1曲」と思ってましたけど、今回聴いて、この感覚は「確信になった」感じです。


 それと、あやち、「よりかわいらしくなってる!」と映ったんですよね。勿論、そもそもとして「かわいいが魅力の一つ」ですけど。

 もともと、あやちは「童顔」と共に「長い髪」が代名詞でした。
 いつごろからか、髪をバッサリ切ってボブヘアのような感じがしばらく続いてましたけど。

 で、妊娠・出産を経て、今回のスペシャルイベント。
 「ミドル(ミディアム)の髪」になってましたが、それがとても似合ってるんですよ!


 ですけど、髪を短くした時期は、きっと「意味があった」んだろうなと。
 だから「より輝いて映る」「最高にとても似合っている」と映る感じで。

 そう、今回の「スペシャルイベント」でのあやちは、「天使が舞い降りた」ような、圧倒的なパフォーマンスに映った!
 「この大舞台に照準を合わせた」ことは勿論、「これほどの大舞台は、もうないかもしれない」ことも、いい意味で影響したかもと想像です。



 9.「Lovely music~三週間前までは白かった~[三玖ソロ]」
 10.「君が好き~Three Feelings~[三玖ソロ]」





 で、「三玖ソロ」へ。
 「君が好き~Three Feelings~」のラスト、「One Two Three,One Two Three」が象徴的ですけど、「伊藤さんが三玖と共に成長した」歩みが伝わる感じで、その意味でとても素敵なステージであったと感じます。



 11.「ハートのカタチ~四つ葉のClover~[四葉ソロ]」
 12.「内緒の恋~Love Four U~[四葉ソロ]」





 技術的に上手いかどうかは、解釈が分かれるかもしれません。
 ですけど、はっきりといえることがある。「四葉として歌っていることが伝わる、ステージに間違いなく四葉がいる」と。

 で、あやねる(佐倉さん)の歌唱、いつしか「観客を惹き込んでいる」、少なくとも自分はそのような感じに映ったんですよね。
 そう、それは「四葉を体現している」ことが伝わるから、が恐らく大きいのかなと映るのです。それと、聴いていて「耳に心地いい声・歌唱」であることも正直感じます。



 13.「素直にOpen Heart~五つ数えて~[五月ソロ]」
 14.「トクベツなひと~Lesson Five~[五月ソロ]」





 「二乃(あやち)」「四葉(あやねる)」が秀逸なパフォーマンスを示し、「一花(花澤さん)」「三玖(みっく)」も存在感や成長を示して、いよいよ「五月ソロ」へ。
 五月を務めるのは、「水瀬いのりさん(愛称『いのりん』)」
 「表現力と歌唱力を高次元で兼備する」稀有な存在であり、若くして既に「声優アーティスト」として「日本武道館」「横浜アリーナ」に到達を叶えています(しかも埋めている)。

 ですけど、直前に「四葉がステージを支配する衝撃的なパフォーマンス」を示していた。この余韻は、LV画面越しに伝わってきていました。自分がいのりんの立場ならば、「重圧・緊張に押し潰されそう」な感じになってたかもです。


 ですけど、結論的に述べれば、いのりんのパフォーマンスは、「あやち」「あやねる」と同等以上の、少なくとも
 「四葉ソロでの余韻を、重圧ではなくて活力へと昇華させる、唯一無二のパフォーマンス」
 であった感じです。

 一音一音、情感豊かに歌っている。それも「五月として」。
 それを含めて、「いのりんだからこそ、五月は最高に輝けてる」ことを存分に証明したことを、いままで以上に強く実感でした。

 そう、「5人共に持てる最高のパフォーマンスをぶつけ合う」感じで、ソロパートが終了でした。



 15.「はつこい」





 15曲目、「はつこい」。「テレビアニメ版2期のED曲」です。
 ここで「五つ子ちゃん」は新たな衣装に。いよいよ「完結が近付くんだ」と、正直このときは感じていました。

 そしてこのときは、映画ED曲の「五等分の花嫁~ありがとうの花~」は、(恐らくほぼ確実に)ラストでの歌唱だろうと自分は真顔で感じてました。



 16.「五等分の花嫁~ありがとうの花~」





 全体曲でまだ歌唱してないのは

 「五等分の気持ち」(アニメ1期OP曲)
 「五等分の花嫁~ありがとうの花~」(映画ED曲)

 の2曲である。さあ、どちらがラストで来るのかと。


 …という中で、「はつこい」から間を置かずに流れたのは、
 「五等分の花嫁~ありがとうの花~」。

 会場(横浜アリーナ)がこのとき、どのような雰囲気であったのかはわからないですけど、自分のLV会場(T・ジョイ梅田)は、「ささやかなざわつき」を含んだ異様な雰囲気が生まれていました。
 少なくとも自分は、「戸惑いのような感覚」をこのとき感じていました。

 「五等分の花嫁~ありがとうの花~」自体は、今回のスペシャルイベントで「最も聴きたかった1曲」である感じですので、聴けたこと自体は最高に嬉しいのです。ですので、いまはまず「感じるがままに聴くんだ」と自分に言い聞かせる感じで聴いていました。


 「ありがとうの花」の歌唱自体は、「五つ子ちゃん」の5人がとても息の合った、それこそ「同じ方向を向いている」ことが伝わるとても素敵な歌唱でした。
 このときは、ここで本編が終了、アンコールで「五等分の気持ち」ということかなあ?と想像しながら、でも何故この曲がラストではない?と、気持ちを整理し切れない感覚が残ったまま、歌唱を聴き終えた感じでした。

 で、歌唱終了、LV画面はスクリーンがドアップになりました。
 「ああ、なにかMV(PV)があるのだろうなあ」と。


 「五つ子と紡いできた思い出を」
 「ずっとずっとこれからも」

 …?どういうことだろう…?と。
 「ありがとう、ということ?いや、そうとは限らないよなあ…?」と。
 程なくして「どうなるか、見てみよう」と自分に言い聞かせました。
 そして…。






 いまリンク添付をさせて頂いたのが、「ありがとうの花」の歌唱終了直後に流れたPV特報映像です(全42秒)。関係記事も併せてリンク添付させて頂いてます。
 「0:25~0:26」の部分。「パッ、パッ、パッ」と、


 新作アニメーション制作決定!!


 「うおーっ!」「やったー!」「えーっ!」「うそーっ!」「ありがとう!」。
 喜び、驚き、嬉し涙が複雑に交錯する。いえることは、本会場(横浜アリーナ)もLV会場(T・ジョイ梅田)も、「あらゆる声が瞬く間に歓声になり、歓喜の雰囲気へと激変した」ことです。

 かくいう自分は、「うそーっ、まじでー?」→「やったー、ありがとう!」でした。



 映画は「きれいさっぱり完結した」。これで『五等分の花嫁』の物語は、完結と考えてよいだろう。実際、それで原作通りな訳だし。
 だけど、「正直これで終わって欲しくない」、この声は映画上映期間中から既にありました。勿論これは、「社会現象」といえるほどに映画を通して人気が高まり(実際自分が、映画がきっかけでファンになった一人ですし)、「ラブライブに近い規模で、かつファンの熱量が圧倒的である」ことも影響してると想像です。

 とはいえ、続編(というか「IFの物語」)は、家庭用ゲーム版の第3作の制作決定(「ごとかの」)及びスマホゲーム版が展開中(「ごとぱず」)で、「それで充分だろう」といわれても納得できる感じが、少なくとも自分的には正直ありました。
 本音としては、例えば「大人になってからの五つ子ちゃんの物語を」の感じで大スクリーン(=映画)で実現できれば、より最高だと思うけどなあ、と強く感じてはいましたけど、でも実現可能性はそう高くはないだろうとも、正直思っていました。



 「続編が叶う」。このスペシャルイベントで完結ではないことが、明確に示された。そりゃあ、嬉しいに決まってますよ。
 ですけど、「続編が叶う」とは正直ほとんど期待していなかったので、「ほんとうに続編が叶うんだ」という実感は、「五つ子ちゃん」の口から言及されるまでは、湧かなかった感じですけど。

 確かに、映画の公開(「2022年5月20日」が公開初日です)かこのスペシャルイベントの開演時まで、「完結」という表現は公式からは明確に使われた訳ではないです、それは事実です。
 ですけど、「映画はきれいさっぱり完結した、原作だってそう」、だからこのスペシャルイベントで完結なんだ、この「ファイナルライブ」を後悔のないようにこの目に焼き付けよう、この想いで臨んだ人間は、本会場・LVを問わずして、自分を含めて多くいるのでは?と想像するのです。



 17.「五等分の気持ち」





 今回のスペシャルイベント、ラストは「五等分の気持ち」。
 「テレビアニメ版1期のOP曲」。いわば「物語は、伝説は、ここから始まった」「原点といえる曲」。
 この「原点といえる曲」をラストにしたことが、「これからも続くよ」という明確なメッセージである、と解釈できます。

 明るく前向きで、「五つ子ちゃんらしさ」が伝わる感じで、いわば「晴れやかな心」で終えることができた感覚です。





 「17時過ぎ」に開演して、終了は「19時30分過ぎ」でした。
 当初は、終了したらそのまま帰宅しよう、と思ってたのですけど、

 「この感動を自分自身の中で整理し直したい。」
 「『完結ではなくて続編決定』、どのような反応だろうか?」

 この思いが正直とても強くて、「地下2階のスターバックス」に21時頃まで立ち寄る判断をしました。

 で、PCを開けて、ツイッターにログインする。
 そしたら、ツイッターの雰囲気は、想像以上にがらりと変化していました。

 開演前は、この日は「4月1日土曜日」でしたので、

 「『μ’sのファイナルライブの感動』から7年だよね。」
 「新入学、新社会人おめでとう!」
 「プロ野球が開幕した!」

 と、いかにも「4月1日だなあ」の雰囲気のTLでした。しかし終了後です。

 「『五等分の花嫁』『新作アニメーション制作決定』がトレンド入り。」
 (30あるトレンドの真ん中から下あたりではあったが。)

 ツイッターのTLの雰囲気は、明らかにがらりと変化してました。
 『五等分の花嫁』を、名前しか知らない程度の人間でも、「へえ、続編が制作されるんだ。」と伝わる程度には変化していたよなと。



 (←皆様、引用を失礼いたします。)


 勿論『五等分の花嫁』のファンは、いわば「狂喜乱舞」「お祭り騒ぎ」
 「本当に続編・新作が叶うんだ!」と。嬉しさの気持ちを拝読させて頂くと、自分も「嬉しい」という想いがより強くなります。

 うん、スタバに立ち寄ってよかった。心がより温かい感覚になれて、さあ、帰路に就こうと。


 少し時間があるので、自分は「鉄道ファン」でもありますので、空き時間を使って「大阪駅の地下ホーム」(2面4線。「関西空港・和歌山方面の特急」及び「おおさか東線」の使用ホーム)を散策。イメージ的には、東京駅の「総武線地下ホーム」あるいは「京葉線地下ホーム」のような感じと解釈して頂ければです。

 特徴は「21番線」にある、「フルスクリーン型のホームドア」。なんと世界初とのこと。
 (「21番線」は、「関西空港・和歌山方面の特急専用ホーム」での使用です。)

 実は、(京都・新大阪方面からで)「座って帰宅したいとき」に、新大阪から「おおさか東線」経由で帰宅したことは、この1年で数回ですがあったのです。ですので恐らくですけど、「大阪駅(地下ホーム)」は、年に数回ペースで利用させて頂くかなと思ってます。

 (「2023年4月、横浜アリーナのスペシャルイベント感想(その1)」より。)


 T・ジョイ梅田のあるビルは、「ディアモール大阪」という地下街の、阪神梅田駅(あるいは地下鉄東梅田駅。谷町線)の側にあります。
 そこからJR大阪駅へと向かうには、地下街を歩く訳ですけど、「魂を燃やせた」感覚の実感と、「とにかく確実に座って帰宅したい。PCをもう少し見たいから」と。ですので、「おおさか東線」経由で帰宅しようと。

 という訳で、JR大阪駅の中央口を突っ切って、エスカレーターで地下1階へと降りて、そこから「グランフロント大阪」の方向へ。
 「うめきた地下口」。それが「おおさか東線」が使用する「地下ホーム(21~24番線)」の改札です。そこを入る。

 21時15分。地下ホーム、「23番線」へ。
 「21時35分発、おおさか東線、普通・久宝寺行き」に乗車。
 使用車両は「221系、6両編成」。座り心地がよいのが好きです。
 (実は、製造されてから30年以上が経過の、割と古い車両ですが。)


 …と、気が付けば想像以上に長くなりましたけど、今回の
 『五等分の花嫁 SPECIAL EVENT 2023 in 横浜アリーナ』。
 最高にとても素敵なイベントで、LV(ライブビューイング)でしたけど、
 「参加できたことに、とても感謝です!ありがとう!」
 これを伝えたくて、書き残したくて、こうして綴らせて頂く次第です。

 ありがとうございました。五つ子ちゃん、ずっと大好きです!


 【五等分の花嫁#3B】【エッセイ#16B】

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