日本のサイバーセキュリティの危機的実体(26)
#アニメ と武術が専門の私がこれまで、 #刃牙 や #範馬刃牙 の話をしないことを不思議に思っている方もいると思います。『武術』と書いて『ぶじゅつ』と読むようでは、この話には付いてこれない可能性があります。武道や格闘技を長期間やっている人は、『 #武術 』を『 #ウーシュー 』と発音してしまうはずです。
ところで、私が武道や武術の解説を好まないのは、日本には武道や武術をやっている人が多く、特定の武道や武術について解説すると、解釈の違いから炎上する可能性が高いからです。これが対面での話なら、『ここで立ち会ってみるか』ということになり、その場で勝負をつけることが可能です。格闘技をやっていない人でも『 #七人の侍 』や『 #荒野の七人 』を観たことがある人なら、どのような展開になるかわかるでしょう。
ジョン・スタージェス監督の西部劇の名作『荒野の七人』は、黒澤明の名作『七人の侍』のオマージュ作品です。『七人の侍』では、竹で試合に挑んだ士が、『拙者の勝ちだ、真剣なら、 #お前はもう死んでいる 』と、 #北斗の拳 の #ケンシロウ のようなセリフを言われても負けを認めないので、真剣勝負になり、負けを認めなかった士がバッサリとやられてしいます。
『荒野の七人』では拳銃の早撃ちと、 #ジェームス・コバーン のナイフ投げの異種格闘戦になります。 #リアルファイト だと銃を抜く前に投げナイフでやられてしまったシーンが以下のYouTubeビデオに映っています。
このシーンは非常に有名で『すごい…精神科医が熱中するわけだ』と言いたくなる #次元大介 のモデルになってます。
ところが、ネットで武道や格闘技の屁理屈を捏ねるのは、柔術の青帯に昇段したばかりの格闘初心者の #マーク・ザッカーバーグ と、 #イーロン・マスク のヘタレ同士が、リアルファイトといって口喧嘩しているうちに、Twitterは無くなってしまうし、Xも消滅してしまうのと同じくらい見苦しいです。
ところで、読者の皆様は『武道』、『武術』、『武芸』の違いをご存知でしょうか? これらは漢字が異なるため、もちろん意味も異なります。 #格闘術 、 #殺人術 、 #暗殺術 、 #逮捕術 、 #護身術 はそれぞれ異なるものです。
#武道 には #柔道 、 #剣道 、 #空手道 、 #合気道 などがありますが、 #茶道 や #華道 や #書道 や #邪道 や #外道 や #極道 のように『道』と付くものは、極めるのに一生かかるほど奥が深いものです。そのため、『試合の日が来週なので…』と考え、今から始めても意味がありません。
#日本拳法 や #少林寺拳法 に『道』の文字は付きませんが、一般的には武道に分類されます。ちなみに、少林寺拳法は中野理男が #宗道臣 という名前で日本に広めた武道で、 #嵩山少林寺 の #少林拳 とは異なります。
一週間くらい練習しただけでは、武道を理解するのは難しいでしょう。『道』に対する解釈はさまざまですが、全ての道に共通する概念として『型』や、 #千利休 の『 #規矩作法守りつくして破るとも離るるとても本を忘るな 』から来る『 #守破離 』の概念があります。
『型』の目的は、基本を最短で身に着けることにあります。『型』を文字通り『 #型どおり 』に練習することで、上達が早まります。打撃系の空手やボクシングなどで、技の基本を知らない素人が強く打つと、手を怪我してしまうことがあります。柔道も、投げ技を覚える前に受け身の『型』を学ぶことで、怪我なく上達することができます。ただし、型を練習するだけで達人のレベルになることは不可能であり『守破離』の概念が重要です。これは #サイバーセキュリティ の分野にも通じ、型にはまった方法しか取れない者や組織は、サイバー脅威に対処するのは困難です。
一方、『術』は短期間で技を身につけることが可能なものが多いです。戦闘術や護身術を理解すると、術の意味が明らかになります。兵士が一生戦闘術を練習する時間などありません。定年退職する頃になって漸く戦闘術や格闘術を極めても何の意味もないので、実戦的な技術を短期間で習得できるのが『術』の特徴です。ハッキングも同様に、短期間で技術を習得できる『術』です。
#呪術廻戦 を観れば明らかなとおり、 #呪術 でせさえ #呪術高専 に入学できれば、 #準1級呪術師 くらいの呪術を身に着けることができます。
そのため、『 #呪縛 』が実施している『 #脅威ベースのペネトレーションテスト ( #TLPT )』のレベルでは、十分な防御は期待できません。以下の #GMO という企業は、日本の『お名前.com』の運営会社として知られる #レンタルサーバー 業者です。金融・証券・防衛関連の重要なシステムがGMOレベルの #ハッキング で攻略されるようでは、サイバーセキュリティの効果は甚だ疑問です。レンタルサーバー屋の方が金融・証券システムよりもセキュリティレベルが上なら『呪縛』の #勘定系システム や#防衛省防衛研究所 ( #NIDS )のhttp://www.nids.mod.go.jp/は、お名前.comのレンタルサーバーに引っ越した方が安全です。(勿論、皮肉です)
『武道』と『武術』を説明したので、ついでに『武芸』についても説明します。『 #武芸 』というと、 #中国雑技団 のような『武の芸人技』や、『武の芸術』と考える人もいますが、『武芸』は『日本書紀』や『古事記』に記される矛、剣、刀、弓、相撲(捔力)などを指します。江戸時代は天下泰平であり、武芸は弓術や剣術、柔術、馬術など、スポーツ的な要素が強まったものとなりました。そのため、『現代の武芸』は本来の『戦争技術の武芸』とは、根本的に異なります。
日本の『脅威ベースのペネトレーションテスト(TLPT)』がいかに甘いかについて、 #松濤館空手 の #約束組み手 に例えてみましょう。以下のYouTubeビデオを視聴すると、空手未経験者には何が行われているのか理解し難いかもしれませんので解説します。
ビデオの中で、攻撃者が何かを叫んでいるように聞こえる場面があります。その叫びの中で『じゃぁ~ん』は『上段正拳突き』の『上段』を、『ちゅあ~ん』は『中段正拳突き』の『中段』を、そして『まえりぃ』は『前蹴り』を意味しています。このように攻撃する場所とタイミングを告げながら攻撃し、それを受け流す練習ですが、これを何年行っても、突如後ろから金属バットを持った者が襲い掛かってきたら、一瞬でやられてしまうでしょう。
#金属バット と言えば、 #ワンパンマン ではS級16位のヒーローなので、とても強いです。
現実のサイバー攻撃も同じように、どこからどのように攻撃されるか予測が困難です。敵対的なハッカーが攻撃する場所や方法を前もって告知してくることはありません。そんな犯罪予告をするのは、 #ルパン三世 か #キャッツアイ くらいで、実際の攻撃は、複数の敵が各々ナイフ、拳銃、鉄パイプ、路上の石や砂など、様々な手段で襲ってくるようなものです。福岡県なら #手榴弾 や、 #ロケットランチャー で襲って来ても不思議ではありません。
#グラップラー刃牙 に例えると、 #ガイア が使う #環境利用闘法 のようなものです。 #超軍人ガイア が使うと水でさえ強力な武器になりますが、サーバーに塩水をぶっかけるだけでも強力な威力を発揮します。
このような現実の脅威に立ち向かうためには、約束組み手のような『呪縛』の #ペネトレーションテスト には大した効果は期待できません。
つづく…
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