あいば漁業

オホーツクサロマ湖湧別より🎗 牡蠣とホタテを育ててます 「旬」と「とれたて」が届いたら…

あいば漁業

オホーツクサロマ湖湧別より🎗 牡蠣とホタテを育ててます 「旬」と「とれたて」が届いたら、晩ごはんまで待ちきれないかも。ひとくちつまみ食い✨隣に大きな口を開けて待っている人がいたらどうぞご一緒に

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記事一覧

あいば漁業が殻付き牡蠣を直販しない理由

「牡蠣」といえばまず最初に 思い浮かぶのはきっと殻付き牡蠣だと思う あいば漁業も殻付き牡蠣を作ってない わけではなく。 2年もののむき身は殻付きを 「磨く」か「剥く…

8

記憶にのこる「味」

2024ホタテシーズン終了しました 発送期間は10日 あいば漁業の「旬」を楽しんでくださり ありがとうございます ほぼご予約での販売となりました 美味しいは人それぞれです…

あいば漁業
1か月前
11

残したいもの

「サロマ湖のホッカイエビは絶品ですよね」 今年7年ぶりに始まった サロマ湖ホッカイシマエビ漁 取引先の人の何気ない会話のひとこと あ…味って人の記憶に残るんだ 7年も…

あいば漁業
2か月前
9

娘が大学を辞めて進んだ道

娘が 「大学を辞めてデザインを勉強したい」 そう言われて2年 今月卒業を迎えられました コロナ禍での大学生活 サークルに入って衣装のデザインをしたり… でも大会に向け…

あいば漁業
6か月前
58

虎ノ門横丁へわたゆき牡蠣のリゾットを食べに行く

#リオレに夢中は 関口シェフの ポップアップレストラン 年々、回数や日数は増えてるはずなのに なかなか予約が取れないプレミアムチケット なんとそこで 「わたゆき牡蠣の…

あいば漁業
8か月前
26

「好きなこと」私の2023年

「消極的すぎます」 小学生の時の通知表 担任の先生からのコメント欄 ん?すぎる…? 見返した自分の通知表にびっくり 当時、積極的とは思ってないけど 「すぎる」とも思…

あいば漁業
8か月前
10

旦那の「こうなったらいいな」の端っこが見えた年

牡蠣の直販を始めたきっかけは 私と旦那は少し違ってて 旦那は 「直販やってサロマ湖の牡蠣を知ってもらおう そしたら店で買ってくれる人が増えて市場の値段も上がったら…

あいば漁業
9か月前
16

ほたての成長日記オホーツクのホタテ編

あいば漁業は2種類のホタテを育てていて。 どちらも大事に育ててるホタテ でもその違いをうまく言えなくて 前回はサロマ湖のホタテ 編 翌年4月まではどちらも同じ。 サ…

10

ほたての成長日記〜あいばのホタテ(サロマ湖のホタテ編)〜

お店に売ってるホタテって 「海から取ってくるんでしょ」 「ホタテの赤ちゃんてどんな形?」 「最初はどうなってるの?」 そう…でもサロマ湖のことしか分からないから サ…

17

凍る湖〜ふゆのサロマ湖〜

冬のサロマ湖は真っ白な世界 「湖」それも ほぼ海水の湖が結氷する そんな景色 11月どんどん気温が下がり始めて。 12月薄氷が張ったり溶けたり 白鳥が来てみたりする 1…

14

「わたしなんか…」っていうこと

よく旦那に「本当に人に興味ないよね」って 言われてた。 でも最近、私のことをよく知ってる人に 同じことを言われた。 自分で気が付かなかった変化なのかな。 魚屋さん、…

4

おとうさんとお義父さん

「葬儀は親戚で色々揉めるから。 長男の嫁は大変だよ」なんとなく聞いてた言葉。 いつかはと思ってたけどその時がきた お義父さん わたしが1番長く「おとうさん」と言わせ…

14

わたゆき牡蠣のつくりかた

「わたゆき牡蠣」は 3つの約束を守ってる印としての「名前」 この間わたゆき牡蠣はあいばさんの プライベートブランドなんでしょ?と言われ 「そっか…そういう言い方もあ…

300
12

「ことば」を「とどけること」

「言葉」って 話すことも書くこともできて 伝えるのにとても便利な手段 でも私にはうまく伝えられない いつももどかしいなぁって 数年前その人が話す「ことば」が とても…

16

私の2022年

2022年はじめ 今年はどんな年になるだろうと思ってた 楽しみなようなワクワクするような… 2021年は「初めて」がいっぱいの年だった 楽しくてこれ以上の年はあるのかなって…

8

わたゆき牡蠣とこれから

牡蠣は10月よりシーズンインします 今年ははじめての早期予約 公式LINEでの販売情報のお知らせ 「食べたい」と思ってくれる人に 確実に届けられるように… とても楽しみに…

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あいば漁業が殻付き牡蠣を直販しない理由

あいば漁業が殻付き牡蠣を直販しない理由

「牡蠣」といえばまず最初に
思い浮かぶのはきっと殻付き牡蠣だと思う

あいば漁業も殻付き牡蠣を作ってない
わけではなく。
2年もののむき身は殻付きを
「磨く」か「剥く」かの
最後の違いだけだし
初めての直販は
殻付き牡蠣だったような気もするし
今でもあいば漁業の殻付き牡蠣は
わたゆき牡蠣ではなくて
サロマ湖の牡蠣として少しだけ
お店で使ってもらってる

私の中で「殻付き」も「むき身」も
同じ価値だ

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記憶にのこる「味」

記憶にのこる「味」

2024ホタテシーズン終了しました
発送期間は10日
あいば漁業の「旬」を楽しんでくださり
ありがとうございます

ほぼご予約での販売となりました
美味しいは人それぞれですが
でも「食べるもの」を作ってる私達にとって
「美味しい。また食べたい」は最高の褒め言葉。

私たちとユーザーさんの間には
ホタテを通してたくさんのものが
行き来します
目に見える物はホタテとお金
とても大事な物です

でも行き

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残したいもの

残したいもの

「サロマ湖のホッカイエビは絶品ですよね」
今年7年ぶりに始まった
サロマ湖ホッカイシマエビ漁
取引先の人の何気ない会話のひとこと

あ…味って人の記憶に残るんだ
7年も漁をしていなかったのに
覚えててくれてるんだ

最近、サロマ湖にも感じる高水温などの
環境の変化
心配性の私は
もしサロマ湖の
ホタテや牡蠣ができなくなったら…
育てられなくなったら…って思うことがある

でもそんな風になっても

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娘が大学を辞めて進んだ道

娘が大学を辞めて進んだ道

娘が
「大学を辞めてデザインを勉強したい」
そう言われて2年
今月卒業を迎えられました

コロナ禍での大学生活
サークルに入って衣装のデザインをしたり…
でも大会に向けて練習ができない
大会があるかも分からない
たくさんの規制がある中
「今自分ができることを」を
探して動いてだめになってまた探す
そんな生活

そう…でも娘が大学を辞めた翌年
娘たちがデザインした衣装をきて
踊ってくれてるサークルの

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虎ノ門横丁へわたゆき牡蠣のリゾットを食べに行く

虎ノ門横丁へわたゆき牡蠣のリゾットを食べに行く

#リオレに夢中は
関口シェフの
ポップアップレストラン
年々、回数や日数は増えてるはずなのに
なかなか予約が取れないプレミアムチケット

なんとそこで
「わたゆき牡蠣のリゾット」を作ってくれると。

「食べたーい」まずそう思う
そしてどんな顔をして食べてくれているのかな

こんなこと一生に一度しかないかもしれない
東京滞在時間19時間…弾丸だけど行こうー!

私が思ってた「ビル」とは全然違う
虎ノ

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「好きなこと」私の2023年

「好きなこと」私の2023年

「消極的すぎます」
小学生の時の通知表
担任の先生からのコメント欄

ん?すぎる…?
見返した自分の通知表にびっくり
当時、積極的とは思ってないけど
「すぎる」とも思ってなく
普通に学生時代を過ごし大人になり
大好きな旦那と出会い結婚する

漁師の仕事はやってみると
好きでも嫌いでもなかった
それより早く終わらせて
「子どもとの時間」が大事
子どもが家を出たら何をしたらいいのかなって。

でも子ど

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旦那の「こうなったらいいな」の端っこが見えた年

旦那の「こうなったらいいな」の端っこが見えた年

牡蠣の直販を始めたきっかけは
私と旦那は少し違ってて

旦那は
「直販やってサロマ湖の牡蠣を知ってもらおう
そしたら店で買ってくれる人が増えて市場の値段も上がったらみんなが良いでしょ」って。

そんなことを言ってた6年前

そして今年わたゆき牡蠣を食べてくれてる
生産者仲間の人が
スーパーでサロマ湖の牡蠣を買ってくれた

わたゆき牡蠣を注文してくれるのも嬉しい
スーパーでサロマ湖の牡蠣を注文してく

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ほたての成長日記オホーツクのホタテ編

ほたての成長日記オホーツクのホタテ編

あいば漁業は2種類のホタテを育てていて。
どちらも大事に育ててるホタテ
でもその違いをうまく言えなくて

前回はサロマ湖のホタテ 編

翌年4月まではどちらも同じ。
サロマ湖で1年育った稚貝は
5月にオホーツク海に
放流されます

翌年5月

そしていよいよ
稚貝はオホーツク海に放流されます
私たちの仕事はサロマ湖で1年育てた稚貝を
籠から開けて放流船のいる別の港まで
届けること

そして港まで

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ほたての成長日記〜あいばのホタテ(サロマ湖のホタテ編)〜

ほたての成長日記〜あいばのホタテ(サロマ湖のホタテ編)〜

お店に売ってるホタテって
「海から取ってくるんでしょ」
「ホタテの赤ちゃんてどんな形?」
「最初はどうなってるの?」

そう…でもサロマ湖のことしか分からないから
サロマ湖あいば漁業
2年のホタテの成長日記

5月

これがホタテの捕獲器「ちょうちん」と
呼ばれるものです
緑の網の中に更に青い網を入れて。
1本のロープに何個も網が付いています
これをオホーツク海に投入します
まだ目に見えないくらい

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凍る湖〜ふゆのサロマ湖〜

凍る湖〜ふゆのサロマ湖〜

冬のサロマ湖は真っ白な世界
「湖」それも
ほぼ海水の湖が結氷する
そんな景色

11月どんどん気温が下がり始めて。
12月薄氷が張ったり溶けたり

白鳥が来てみたりする

1月本格的に凍り始め
今年は完全結氷に

氷点下の世界
空気が透き通る

服も凍る

氷点下の中チェンソーで氷をきって
牡蠣をあげるサロマ湖の牡蠣漁

氷点下でも氷が張ってても
その下に牡蠣やホタテがいる
寒さに耐えながら着々と

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「わたしなんか…」っていうこと

「わたしなんか…」っていうこと

よく旦那に「本当に人に興味ないよね」って
言われてた。
でも最近、私のことをよく知ってる人に
同じことを言われた。
自分で気が付かなかった変化なのかな。

魚屋さん、ケーキ屋さん、コーヒー屋さん。
どこにでもあると言えばあるけど
この田舎にできたとなればやっぱりどうして
お店を開こうと思ったのかなって。
なんだか気になりだした

まずは魚屋さん

入るとぱっと目に入る美味しそうたな魚たち✨
「アジ

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おとうさんとお義父さん

おとうさんとお義父さん

「葬儀は親戚で色々揉めるから。
長男の嫁は大変だよ」なんとなく聞いてた言葉。
いつかはと思ってたけどその時がきた

お義父さん
わたしが1番長く「おとうさん」と言わせてもらった人。

私は本当に身近な人を失う経験をした事がなく。嫁に来て葬儀のお手伝いくらい。
もう何がなんだか分からずはじまる…

まずはちゃんとお義父さんを見送らないと。
そして旦那の負担を少しでも軽くできたら…
気ばかり焦ってたと

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わたゆき牡蠣のつくりかた

わたゆき牡蠣のつくりかた

「わたゆき牡蠣」は
3つの約束を守ってる印としての「名前」
この間わたゆき牡蠣はあいばさんの
プライベートブランドなんでしょ?と言われ
「そっか…そういう言い方もあるのね」って笑

直販を始めて今年で6年目
お陰様でたくさんのユーザーさんに
お届けできました
そんななか
「この牡蠣、蓄養環境良いねえ」
「殻付き牡蠣の中に入ってる海水も美味しい」
「むき身の味がなんか違う」
そんなお声も頂くこともあ

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「ことば」を「とどけること」

「ことば」を「とどけること」

「言葉」って
話すことも書くこともできて
伝えるのにとても便利な手段
でも私にはうまく伝えられない
いつももどかしいなぁって

数年前その人が話す「ことば」が
とても好きだなと思う人に出会った
こんな風に伝えられるようになれたらって。
「伝えること」の練習をしようと
思ってnoteを始めた

そしてドラマ「silent」
最初すごく言葉が気になるドラマだなぁって
「言葉」の形が「話す」だったり「手

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私の2022年

私の2022年

2022年はじめ
今年はどんな年になるだろうと思ってた
楽しみなようなワクワクするような…
2021年は「初めて」がいっぱいの年だった
楽しくてこれ以上の年はあるのかなって

今年は「人」の年
こんな日本の端っこ
北海道の端っこサロマ湖に「来たい」と
言ってくれる人がいるということに
本当にびっくり
今年はたくさんの「人」に助けられました

サロマ湖に住んで何十年とたつけど
こんなに道外の人が来た

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わたゆき牡蠣とこれから

わたゆき牡蠣とこれから

牡蠣は10月よりシーズンインします
今年ははじめての早期予約
公式LINEでの販売情報のお知らせ
「食べたい」と思ってくれる人に
確実に届けられるように…
とても楽しみにしていました

牡蠣の仕事は旦那と私
旦那の両親と4人
沖仕事を引退した両親も
牡蠣のシーズンは牡蠣剥きに大活躍です

ところがそれは突然に…
先月お義父さんが圧迫骨折で入院
最低でも1ヶ月の入院
両親の引退は「いつか…」とは思っ

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