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A Course in Miracles 取り組み方と秘訣

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A Course in Miracles を学んでいく上での重要なこと、注意すべきこと、知っておいたほうがいいこと、などについてのコラム
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2021年11月の記事一覧

イエス/聖霊の役割とガイダンスについて

イエス/聖霊の役割とガイダンスについて

イエスは私たちをどのように見ているのか?イエス/聖霊はこの世界の中の私たちをどのように見ているのでしょう?

というならば、

イエス/聖霊は個々のパーソナリティについてなど一切気にかけていない、

といえましょう。

というのも、イエス/聖霊は、そもそもこの世界の中の登場人物もすべて実在していない、つまり、世界まるごとが夢(無)であると知っているわけです。

個々のパーソナリティは夢のキャラクタ

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自分は誰で、どこにいて、何をしているのか?

自分は誰で、どこにいて、何をしているのか?

私たちは幻覚を見て、それを信じているこの世界は幻想である。

それが、コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の中心的な概念です。

それは文字通り、この世界も、あなたも、この「私」も、すべてが実在しないということを意味します。

言い換えるならば、本当の私たちは「一なるものとしてつながっている一体性(ワンネス)」(T-25.Ⅰ.7:1)なのです。

それが真理なわけです。

でも実際のところ、

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スピリチュアル探究のプロセスにおけるさまざまな霊的体験について

スピリチュアル探究のプロセスにおけるさまざまな霊的体験について


一瞥体験、啓示体験についてスピリチュアルな探究のプロセスにおいては、誰もがそれぞれにさまざまな霊的な体験をします。

一瞥体験や啓示体験といった体験をする人もいれば、しない人もいます。

そこで私たちが知っておかなければならないのは、そのようなすべての霊的体験は一過性なもの、つまり一時的なものだということです。

巷のスピリチュアルでは、「こんな体験をしました、あんな体験をしました、、、」という

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幻想をもたない心の状態がどのようなものであるか、あなたには想像できるだろうか

幻想をもたない心の状態がどのようなものであるか、あなたには想像できるだろうか

コースを学ぶ目的は何か?その目的をしっかり明確にすることコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学ぶ目的は何か?

その目的を明確にしておくことは、とても大事です。

もし、その目的を曖昧にしたままコースを学んでいるとしたなら、その学びもその実践も曖昧なままとなり、結局、この世界の中で彷徨い続けることになってしまうからです。

そうなってしまうならば、せっかくコースを学んでいるとしても、その歩

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コースを教えるティーチャーによっては、その内容は似て非なるものである

コースを教えるティーチャーによっては、その内容は似て非なるものである

ケネス・ワプニック博士の教材でコースを学ぶコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んで本気でこの世界の夢から目覚めていこうと思っているのであるならば、ケネス・ワプニック博士の教材を使ってコース学ぶことが有益だと私は感じています。

いわゆる、FACIM(Foundation for A Course in Miracles)が提供する教材がコース学習をとても助けてくれるということです。
(も

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コース・ティーチャーを見極めること、関連教材を見極めることは大事です

コース・ティーチャーを見極めること、関連教材を見極めることは大事です

本編三部作を理解できるようになることコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学び初めた段階においては、「簡単に分かりやすく教えてくれるコースの教師がいるんじゃないか、分かりやすいコースの解説本があるんじゃないか」と、誰もがそう思うものです。

かくいう私もそうでした。

なにせコースは難解なので、自分にとって分かり易くてとっつきやすいと思えるコース・ティーチャー(教師)やその関連本で学ぼうとす

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なぜそれほどまでにコース形而上学の学びとその理解が重要なのか?

なぜそれほどまでにコース形而上学の学びとその理解が重要なのか?

今回は、

なぜそれほどまでにコース形而上学の学びとその理解が重要なのか?

ということについて、私の学びと実践において実感しているところから書いてみようと思います。

なぜ、コース形而上学の学びが重要なのか?コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の大まかな概要だけしか知らないにもかかわらず、コースを分かっているつもりになっている人たちがおられたりします。

そんな彼らがよく抱きがちな疑問と質

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光が近づいてくると、あなたは闇へと急ぐ

光が近づいてくると、あなたは闇へと急ぐ

自我の防衛、自我の抵抗コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)は純粋な非二元のスピリチュアリティなわけで、その内容は、この世界(客体)も実在していなければ、この自分(主体)も実在していない、というのがその教えの中心概念です。

ですので、コースを学んでいくということは、自分だと信じているその自分は「非実在」「無価値」ということを受け入れていくということなわけで、当然、コースを学ぶことやコースを実

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コースでいう「自学自習」の意味について

コースでいう「自学自習」の意味について


教えているのは誰か?学んでいるのは誰か?スピリチュアリティ(霊性の道)の道を歩む際に、私たちは自分の外側に教師を作り出す、ということをします。

それがいけないということではありませんが、私たちはそのことについて十分に注意する必要があります。

とくに、コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)は自学自習(独習)で学んでいく霊性の道であるからして、気をつけなければならないことだといえましょう。

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巷のコースの簡易本、簡略本、関連本でコースを学ぶことができるのか?

巷のコースの簡易本、簡略本、関連本でコースを学ぶことができるのか?

コースを正しく学んでいくための注意点現在では、コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)に関する関連本がたくさん存在しています。

その中でも、ゲイリー・レナード著書の『神の死者』はとても有名だといえます。

彼の著書をきっかけにコースを学びはじめた方もけっこうたくさんおられるのではないでしょうか。

もちろん、私もその一人です。

彼の著書はとてもありがたいものであることにはちがいありません。

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何度も繰り返してコース形而上学を学んでいくことがとても重要です

何度も繰り返してコース形而上学を学んでいくことがとても重要です


コースは私たちが思っているようなものではないもし、「自分はコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)をもう理解している、自分はコースがどういうものかが分かっている」というようなことを言っているコースの教師には十分に警戒する必要があるといえるでしょう。

なぜならば、コースが教えていることが真に理解されていくならば、コースについてそんなふうには決して言えなくなるからです。

また、コースが教えてい

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私たちはコースの教えを歪曲して解釈したり、希釈したりしてしまうということ

私たちはコースの教えを歪曲して解釈したり、希釈したりしてしまうということ


コースを学ぶことの難しさコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいくうえで、私たちがもっとも気をつけておかなければならない重要なポイントは、コースの教えを歪曲して解釈したり、希釈したりしないことです。

私たちはコースを学ぼうとするとき、それまで自分が学んできたスピリチュアルな知識の枠の中にコースの教えをはめ込んで理解しようとするということです。

それによって、コースの教えが歪曲して

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コースの学びのプロセスにおいて混乱や苦しみが湧き起こってきたなら

コースの学びのプロセスにおいて混乱や苦しみが湧き起こってきたなら

コースはけっして楽な道ではないコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)の学びのその途上において、理解の混乱が起きたり、あるいは、コースを学ぶことが苦しくなるということが起きたりします。

コースが正しく学ばれていくならば、そういうことは学びのプロセスにおいて誰もが経験していくものです。

むしろ、混乱や苦しみといったものが湧き起こって来ないということは、コースの学びが進んでいるとは言い難いといえ

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「自分は分かっている」と思っているかぎり、けっして学ばれることはない

「自分は分かっている」と思っているかぎり、けっして学ばれることはない


自分の狂気さ、無知さ、愚かさを自覚するコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいく上で、そして、コースの学びを深めていく上で、もっとも気をつけなければならないのは、「自分はコースを分かっている」という想いだといえます。

ようするに、「自分は分かっている」という想いが、逆に、コースの学びを邪魔するということです。

「自分は分かっている」としてしまうなら、コースが学ばれていくことはけっ

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