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コースを教えるティーチャーによっては、その内容は似て非なるものである

ケネス・ワプニック博士の教材でコースを学ぶ

コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいくうえでは、ケネス・ワプニック博士の教材を使って学ぶことが有益だと私は感じています。

いわゆる、FACIM(Foundation for A Course in Miracles)が提供する教材がコース学習をとても助けてくれるということです。
(もちろん、JACIMサイトも利用させていただいております。)

ケネス・ワプニック博士の解説する教材で学ぶようになって分かってくることは、彼以外が教える内容はコースの教えがかなり歪曲されているということです。

何が言いたいのか?と申しますと、

コースを学ぼうとする際に、どのコース・ティーチャーから学んでも同じものを教えていると思っているならば、それは大きな勘違いだということです。

もちろんこの私も、以前は名の知れた有名な国内外のコース・ティーチャーの動画や書籍などで学んでいた時期もありました。

当初の私にとって、ワプニック博士の解説する教材は分かりにくいと感じていて、それと比べて分かり易すそうで、取っ掛かりやすいこーす・ティーチャーのほうで学べばいい、という安易な考えがその理由でした。

というのも、どのコース・ティーチャーであったとしても、同じコースを教えているのだから、どれも同じ内容を教えていると思っていたわけです。

でも今になって分かるのは、ワプニック博士の解説するコースと他のコース・ティーチャーが教えているコースの内容は似て非なるものだということです。

もっというなら、ワプニック博士が解説する内容を理解することなしに、本当の意味でコースの教えを理解し、そして学びを深めていくことはあり得ないと実感します。

要は、ワプニック博士以外のコース・ティーチャーで学んいるとしたなら、コースでいう学びの階梯を上っていくことは不可能だと思うわけです。

なぜそう言えるのか?というなら、ワプニック博士の解説する内容を理解すればするほど、他のコース・ティーチャーが教えている内容の違いがみえてくるからです。

ようるすに、コースを教えているティーチャーのほとんどが、コースの教えを歪曲して、曲解していることが分かるようになってくるということです。

そして、それはけっして他人事ではなく、以前の自分もそうしていたことが分かるわけです。

私自身のことでいえば、ワプニック博士の解説する教材で学ぶようになる以前も自分なりにコースを学んできて、ある程度コースの教えを理解しているつもりでいたのです。

でも、ワプニック博士の教材で本格的に学ぶようになって、そして彼が教える解説を理解していくようになるにつれて、ようやく自分はコースを学んでさえいなかったと気づかされたのでした。

ワプニック博士の教材で学んで、その内容を理解するようになるなら、誰もがそういうことに自覚させられていくことでしょう。

そういう意味で、ワプニック博士が解説するコースはとても深淵だと言うことができます。

そして、その深淵さは、コースの教えそのものがそういうものであるからだといえます。

そのように深淵なコースの教えを理解していくには、やはり、ワプニック博士の解説する教材でコース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)を学んでいくことがとても役に立ちますし、それが、コース(『ア・コース・イン・ミラクルズ』)のテキスト、ワークブック、マニュアルに書かれてある内容が理解できるようになっていくための一番の近道だといえましょう。

この世界から影響受けない自分にどのようにシフトしていくのか?

どのような道をたどって「この世界は実在しない」というような知覚になっていくのか?

この世界からどのようにして自由になっていくのか?

どのようにして神のひとり子である自分に目覚めていくのか?

ワプニック博士の解説で学んでいくとき、そしてその理解が深まっていけばいくほど、その階梯(道筋)がより明確になっていきます。

その階梯は、きっとワプニック博士自身がそのプロセスを歩んだからこそ、それらについて語ることができるのだといえましょう。

かつての私自身のことで言えば、ワプニック博士は分かりにくいがゆえに、もっと分かり易い他のティーチャーでコースを学んでいるつもりでいたわけですが、それは、学んでいるつもりでいただけで、実際は、まったく理解していなかったし、その実践も曖昧どころか、まったく実践できてなどいなかったということです。

そのことが明らかになってからというもの、私はワプニック博士の教材のみで学ぶようになったといういきさつがあります。

実際に言えるのは、コースの形而上学が深く理解されていくにつれて、この道は自分が想像して思っていたものを遥かに超えたものであると実感しています。

コースにおいても、そのようなことが以下のように述べられています。


進んでいくにつれ、この道はかなり違ったものとなっていく。また、旅を続けるにつれて目前に現れてくる壮大さや、雄大な景観や、広々と開けていく眺望のすべてについて、あらかじめ知ることはできない。(M-19.2:5-6)

奇跡講座/中央アート出版社


私自身、その知覚は、この今も少しづつシフトしていっているのを実感しています。

その景観たるや、たしかにコースを学ぶ以前の段階ではけっして知ることのできなかったものです。

そのようなことを実感して分かってくるのは、ワプニック博士こそが本当にコースを理解していた人であり、誰よりもコースの教えを忠実に実践していた人であろうということです。

それは、ワプニック博士の解説を理解していけばいくほど、そのことを思い知る次第です。

なので、私は、コースを学ぶのであるのなら、ワプニック博士の解説で学ぶことをお奨めするわけです。

英語が分からない方でも、日本語でコースを学んでいる方にとっては、それが日本語訳された教材としてJACIMサイトにて記事がありますので、(それで十分とはいえませんが、)それで学んでいくことがきます。

ワプニック博士ほどコースを深く理解していた人はいない、というのが私の見解です。

彼ほどコースを理解し、そして彼ほどコースを実践して生きていた人はいないと。

なぜなら、彼の解説を理解していけばいくほど、彼がどんなふうにこの世界を見ていたか、そして、どんなふうにこの世界を生きていたか?を実感として理解することができるからです。

そうなるとき、もはやケネス・ワプニック博士が教えるコース形而上学の学びに尽きることがありません。

彼が生前に沢山の教材を残していただいたことに、本当に心から感謝する次第です。


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