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街かど探訪記

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ぶらり街歩き旅をまとめました。
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赤沢宿ついた。

赤沢宿ついた。

ゆるキャン△を読んで行きたくなったので、山梨県の早川町にある赤沢宿を訪ねてみました。

赤沢宿とは身延山と七面山を結ぶ参道に旅籠として栄えた宿場町です。国の伝統的建造物群保存地区に指定され、当時の面影を残した街並みが保存されています。

県道から少し奥まった場所に位置しています。

ここに至る道中がなかなかハイレベルでした。ゆるキャン△原作ではしまりんが原付で訪れていますが、行くならバイクや軽自動

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階段先に見た景色

階段先に見た景色

かの有名な金刀比羅山宮。入り口から奥社まで1368段あるそうです。途中の御本宮まででも785段ですから、結構な段数です。

山の上に築いた城なんかは天守閣まで「山登り」しないとたどり着かないですが、それと同レベルということですね。

今回は琴平駅から「こんぴらさん」までぶらぶら歩いてきました。

JR琴平駅です。洋風建築のモダンな駅舎は有形登録文化財に指定されています。

改札口には「金」のマーク

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おふろのまち。

おふろのまち。

兵庫県の城崎温泉は奈良時代から続く全国有数の温泉地です。

柳並木が揺れ、水面に映える温泉宿と浴衣姿で街を行き交う人々。旅館が立ち並ぶレトロな街並みから響き渡る下駄の音が憂愁を誘います。

城崎温泉には外湯という公衆浴場があり、7つの外湯は歩いてはしごできる距離にあります。また、そのいくつかでは朝6時から入浴できるので、朝風呂を楽しむこともできます。

ひと風呂ついでに朝の温泉街をぶらぶらしてみま

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昭和のかけらを探して

昭和のかけらを探して

大分県の豊後高田市には昭和の町という愛称で、昭和30年代の商店街を残存、復元している地域があります。

昭和感を残す町並みが観光資源として注目され、町おこしの一貫として平成に入って整備が始まりました。

今回は昭和を知らない平成生まれの私が街に散らばった「昭和」を探してみました。

このボンネットバスはほぼ廃車状態だったものを福山自動車時計博物館の手によってレストアしたものです。
現在製造されてい

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丘の上に異国の風を感じて

丘の上に異国の風を感じて

異人街として知られる神戸の北野地区には20以上の洋館が存在します。

江戸から明治にかけて来日した外国人が丘の上に邸宅を連ね、文明開化の足音が最も近くに聞こえた街のひとつです。
今回はそんな数多くの洋館が残る街、北野異人街界隈をぶらぶらしてきました。

かつて江戸幕府は長崎の出島のように、外国人隔離を目的に居留地を設けていました。

明治になって外国人の数が増えてくると各居留地では手狭となったため

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新湊内川、港の風を感じて。

新湊内川、港の風を感じて。

富山県射水市の新湊地区にある内川は、運河が広がる水辺の穏やかな風景がイタリアのヴェネチアのように見えることから、日本のヴェニスと呼ばれています。

内川は海から海へとつながる運河で、古くは大坂から下関を経て、蝦夷地(北海道)へと至る北前船の中継地点として重要な役割を果たした地です。

全長3.5キロほどの短い川は、川の両岸にうねりからんだ漁船が並び、どこか懐かしさが漂う港町の風情が広がっています。

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