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結婚を墓場にしないために


結婚は人生の墓場だと言われることもありますが、私は全くそう思いません。
むしろ、2人目の子供も生まれて結婚に後悔したことは一度もありません。結婚推進派です。

まず人生であなたは何を成し遂げたいのでしょうか。
お金?名声?幸福?家族?
以前の記事にも書きましたが、人生で最も大切な事は最後から逆算する。
すなわち「死ぬ時に何を思うか想像する」のが大切だと思います。それは、自分の人生の振り返りをするのは、死ぬ直前だからです。極論、そこで満足していれば、万事OKだと思うのです。人生の途中でどんな困難を経験しようと、どんな幸せを経験しようと、そこに最終的な意味づけをするのは、死ぬ直前です。
死を想像して、自分を重ね合わせてください。
何を思って死ぬだろうか、何を良かった、悪かったと思うだろうか。

私が想像した上での結果は、「家庭」でした。
仕事も好きで、仕事での成果も大切だとは思うのですが、それにまして私にとっては家族でした。
「子どもたちが生活していけるかな?」
「孫たちは学校に入学する年齢か」
「もう少し成長を見たかったな。でも、家族に囲まれて死ねるのは良かったな。」
と想像しました。
仕事で、完成していない論文があるな、とか、教授になれなかったな、と、後悔するよりは家族のことを考えると思ったのです。

人生の価値観の見つけ方はゴールから考える。
最終地点がわかっていれば、そこに向かって進めばいいだけ。

家族はたしかに良いけど、結婚は、、、と躊躇する方もお見えかもしれません。
相手選びも重要ですが、もっと重要なのは、自分を理想に近づける力や、困難を乗り越える力だと思っています。

結婚生活を送っていれば、困難や不足の事態はどんどんやってきます。どれだけ、完璧な相手と結婚したとしても、それをうまく乗り越えられなければ、幸せは手に入れられません。結婚式の準備然り、共同生活、子育てなどなど。誰と結婚するというのが大切なのではなく、結婚してどう生活していくのか、が、幸せを手に入れるためには必要です。

夫婦は相手と自分の2人で構成されます。
その中で起こることは、50%ずつ責任を負うとも考えられますが、本当はもっと自分の負っている責任は大きいと思っています。お互いに影響を与えあっているから、お互いに70%位の責任を負いつつ、重なり合っている円を想像していただければいいと思います。相手を変えるのは要易ではありません。しかし、夫婦は自分の鏡。自分が行動を変えれば相手も徐々に変わっていくかもしれません。
夫婦でなにか問題が起こったときに相手の責任にしているようでは、夫婦はうまく行きません。

自分が行動すれば、相手も変わる。そんな気持ちが大切なのではないかと思っています。
ポジティブな行動や言動をしていれば、相手も似てくる。自分がどうすべきかと考える習慣になっていれば、相手もそう考えてくれる。7つの習慣にも「inside out」という考え方があります。相手を変えたいなら、まず自分から。相手を感謝し、リスペクトするというのが、幸せな家庭には大切なのではないかなと考えます。

ですから、この人が運命の相手なのかな?と思い悩まなくていい。
もっと理想的な相手がいるかもしれない。
そんな人はいません。
運命の相手は自分で作っていくのです。
その責任は自分にあります。

自分主体ではなく、相手に原因を求める人は、運命の相手は一生見つかりません。
自分にとって完璧な、都合の良い人はめったに存在せず。存在したとしても、自分にとっては都合がよく、いい相手かもしれませんが、相手にとってはそうでないかもしれません。お互いに幸せな家庭を考えていくのであれば、相手に責任を求める考え方はいただけません。自分だけ幸せなのでは、家庭全体としては不幸になってしまいます。自分も、結婚相手も幸せであれば、その幸せは何倍にも広がります。

結婚してからもなお、いろんなことを考えねばならなくて、大変だな。
もっと気楽な人と結婚して、気楽に生きていきたいな。
それでお互い幸せなら、いいよね。
気楽な人が見つからなければ、別に一人でも良いかもな。

まずは、最初の人生の最期を想像してみてください。
自分で納得して決めた結果なら応援します。
決断を後回しにして、考えることから逃げているのなら、それは応援できません。
今、しっかり考えてください。

気楽な結婚ならいいかもという人もいるかもしれません。
はじめはそれで良いかもしれませんし、途中までうまくいくかもしれません。
しかし、ちゃんと途中で確認はしましょう。
子供の生まれるタイミングや、引っ越しのタイミング、仕事が変わったタイミングなどで、考え方が変わることはよくあります。
このままで良いのだろうか。相手は悩んでいないだろうか、幸せだろうか。
定期的な確認でお互いの幸せを見つけていくことができます。


と、いう考え方の人もいますよ。
という位に軽い気持ちで読んでください。
何が正しいということはありません。
人生は相対的で、絶対的なものはありません。
自分は自分で、あなたはあなた。

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