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ブロックチェーン

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DeFi(分散型金融)とCompound=無人仮想通貨貸借プラットフォーム

DeFi(分散型金融)とCompound=無人仮想通貨貸借プラットフォーム

以前のnoteで今暗号資産に興味を持つ人の一定割合は入り口が「DeFi」では、ということを書きました。ここ数ヶ月、特に6月後半くらいからTwitterを開くと「DeFi」「Compound」「DeFiトークン」という言葉が飛び交い、とても楽しそう。。。
今回は、DeFiとは何かについて、今のところのDeFiの代表格であるCompoundを覗きつつ書いてみたいと思います。

株式の信用取引と日証金突

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必要なテクノロジーを誰かが開発してくれるのを待つのではなく、必要ならば自分たちで開発していく|#入社エントリ

必要なテクノロジーを誰かが開発してくれるのを待つのではなく、必要ならば自分たちで開発していく|#入社エントリ

こんにちは。恩田壮恭(@cipepser)と申します。LayerXでは、R&DチームでAnonifyを開発しています。

以前は、大手証券会社のSIで、機関投資家および一般投資家向けの証券ネットワークの設計、構築をしていました。その後、グループ内のFintech会社で、暗号資産関連の新規事業立ち上げに従事し、2020年3月にLayerXにジョインしました。

LayerXを知ったきっかけLayer

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次に訪れる新たな前提 〜「世界中のシステムが繋がっていて当たり前」の未来〜

LayerX 執行役員の中村龍矢です。ブロックチェーン技術の研究開発をして、論文執筆やOSS開発をしたり、そこで得られた技術や知見を案件に応用していく、ということをやっています。本業以外では、今年度のIPA 未踏IT人材発掘・育成事業に採択していただき、ブロックチェーンのスケーリング技術に関するプロジェクトを進めています。

今回は、僕がLayerXや未踏での研究開発を通して実現したいことについて

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LayerX #history はじめます

LayerX #history はじめます

はじめまして。すべての経済活動を、デジタル化したい、LayerXです。

LayerXのことをもっと知っていただくために、この公式noteを作りました。
#history について
タイトルにある #history は、Slackのチャネル名です。LayerXでは、その日にあった何気ない出来事や、日々変化するオフィスの様子、みんなのカジュアルコミュニケーション、時にはランチ、メンバーが業務中に寝

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ワイブロに向き合ってちょっと疲れたのでドヤブロしたいと思います

ワイブロに向き合ってちょっと疲れたのでドヤブロしたいと思います

 キノコと土管でワイブロの重要性を訴えたとおり、我々は日々ワイブロを考えてはお客様に提案している。

 しかしながらワイブロは難しいのだ。ブロックチェーンというもの抽象的で、顧客のメリットに直結しずらい。だから顧客メリットを出すには一つ二つひねることで、抽象的なブロックチェーンを具体的な何かに変換しなければならない。
 ところが逆説的に、それを行うには顧客側の業務知識が必要となる。しかも一般的な業

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LayerXってどんな人が働いているの?

こんにちわ。2週に1回は書くといっていたnoteが月イチになり焦っている福島です。

今回は今までと一味違い、LayerXってこういう人が働いてるよ、こういうキャリアの人がいるのかと言うのを知ってもらい、外から怪しい、神秘的だと言われているLayerXの顔が見えるようにしていきたいなあという投稿です。

経営陣ってどんな人?ざっくりいうと、「創業->上場」までを経験しているシリアルアントレプレナー

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確実にくる未来まで「なんとかする」力

ベンチャーに必要な力今回は、僕の起業家としての経験、上場企業の経営経験、エンジェル投資家としての経験から、LayerXの経営者/起業家として大切にしている価値観、考えについて書こうと思います。

ベンチャー企業に必要な力とはなんでしょう?

未来を見通す力?採用力?資金調達力?社長のカリスマ性?天才的なエンジニアの存在?プロダクトをみがきこむ力?etc

僕は 確実にくる未来まで「なんとかする」力

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第421回:量子コンピューターと暗号通貨とブロックチェーン

第421回:量子コンピューターと暗号通貨とブロックチェーン

ここ数日は、グーグル社が発表した“ライト兄弟を超える”発明により、暗号通貨界隈に激震が走っておりました。内容は本稿のタイトル通り、量子コンピューターを活用した複雑計算の実証実験に成功したというもので、この報道を受け、ブロックチェーンでロックされた暗号が容易に解かれるという憶測から、暗号通貨(資産)市場は一時全通貨暴落を迎えることとなりました。

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ブロックチェーンのコンソーシアム運営で大切なことと、金融サービスの再構築

ブロックチェーンのコンソーシアム運営で大切なことと、金融サービスの再構築

こんにちは。ストラテジーグループの川浪(@KawanamiSo)です。

今回はJPX(日本取引所グループ)の実証実験環境で我々が行ってきたDLT約定照合プロジェクトについて書かせていただきたいと思います。
我々が得た経験が社会のお役に立てばと思い、コンソーシアム運営で大切なことと我々のビジョンについて書かせていただきます。

やってきたことプロジェクトの中身をざっくり言うと、機関投資家(ヘッジフ

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Why Blockchain Matters (なぜブロックチェーンは重要なのか)

はじめに前二回では、LayerXがどのような思想で、どんなビジネスをしているのか?について書きました。

今回はまだ世の中ではあまり語られていない、エンタープライズでのブロックチェーン活用が社会にどんなインパクトを与えるのか?どのような期待が寄せられているか?について書きたいと思います。

ブロックチェーンは価値のインターネット?ブロックチェーンはよく価値のインターネットと言われます。分かったよう

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ブロックチェーン、仮想通貨に関するおすすめ本リスト(2019年秋)

ブロックチェーン、仮想通貨に関するおすすめ本リスト(2019年秋)

仮想通貨、ブロックチェーンに興味をもって頂いた方の最初のハードルとして、Google検索したら情報はめちゃくちゃでてくるけど言ってることがよくわからない・・・。というのがあるのではないでしょうか?

例えばWikipediaの「ブロックチェーン」の説明を抜き出してみます。

ブロックチェーン(英語: Blockchain、ブロックチェインとも)とは、分散型台帳技術または分散型ネットワークである。ビ

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友人に向けたFintech図解~基礎的概念とその市場へのインパクトについて~

友人に向けたFintech図解~基礎的概念とその市場へのインパクトについて~

友人と、時事問題を話している中で、ビットコインに話題が移り、そしてFintechの話になった。

そこで、友人のFintechについての理解が全くと言っていいほどなかったことに衝撃を受けた。

「なんか金融サービスをITでやっていればFintech程度のイメージで、別に新しいことなんてない気がするんだよな。昔からATMだのカードだのでIT技術使われてるだろ。なんか新しい用語作って、その言葉がかっこ

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LayerXが賭ける「次の10年」

はじめにLayerXの福島です。先月LayerXのMBOを終え、創業から7年つとめましたGunosyの取締役も退任いたしました。MBOの経緯に関してましては大量に記事が上がっていますのでそちらを参照いただくとして、この場では改めてこの7年間お世話になった方にお礼を申し上げたいと思います。改めて7年間ありがとうございました。

さて、この記事なんですが、今後月1-2回くらいで僕の考えや、LayerX

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EthereumとLibraを比較しよう!

EthereumとLibraを比較しよう!

なぜ、Ethereumとの比較かと言うと、LibraもスマートコントラクトプラットホームとしてEtherumの競合になるのでは、と期待されているためです。gumi国光さんのツイートを下記にて引用します。

KFCは、ケンタッキーフライドチキンになってしまうので、KYCですね。Know your customerの略で顧客確認のことです。銀行講座開くときも、仮想通貨取引所のアカウント作る時も、身分証

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