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#18 ロードマップについて・続き

「地域おこし協力隊」のロードマップ作成にあたっては、どうやって(誰と)作るか、誰に意見をもらうかがポイントだと思います。また、その人に、行政・地域・協力隊、の視点があるかどうかが大事だとお伝えしました。

そして、「地域おこし協力隊」は、地域振興に取り組んだことのある経験者とは限りませんし、または地域振興のプロとも限らないと思います。

ただ、誤解のないようにお伝えしたいのは、これは、「地域おこし協力隊」は地域振興の経験者、プロの方がいい、という意味ではありません。もちろん経験や実績があるのは良いと思います。ですが、「地域おこし協力隊」の制度の趣旨を考えると、その地域やミッションに興味を持ち、まずはその地域に住んでみよう、やってみようという人なら誰でもいいと思います。

私がお伝えしたいのは、
「地域おこし協力隊」の周りには、どんな人がいますか?ということです。

「地域おこし協力隊」と一緒に活動する人たち、「地域おこし協力隊」を担当する人達、「地域おこし協力隊」の活動の対象の人達etc

大事なのは、
その中の人達誰かに、行政・地域・協力隊、の視点があるかどうかです。
(せめて、地域と協力隊、の視点だけでも)

例えば、私の場合、ロードマップは私がミッションに沿って作りました。それを、受け入れ団体の方と市役所の担当者と確認しました。

今、任期満了を控え、経験を積んだ自分からすると、当時私が列挙した素人アイディア満載のロードマップに、お二方、もっとつっこめよ!と思います。あのロードマップを確認し合った時間は何だったのかーい。

そのアイディアが良い悪いではなく、
「目的は」「誰のために」「どうやって」「どこで」「費用面は」「備品は」「周知は」「告知は」「協力隊一人でするのか」「協力者は、協力者探しは」「協力者に何をしてほしいか」「事前に相談する人は」「事前に説明したほうがいい人達は」「声かける地元のグループは」「公民館や地域振興センターの動きは」などなど、つっこみどころ満載だったのに。

私は、ミッション遂行のために、何かアイディアがあったら、
まずはやってみる!が大事だと思うので、やる前からあまり細かく考え込むのもどうかと思いますが、

それに、考え込んだところで完璧な企画ができるとも限らないので、
小さくやってみる!の繰り返しが大事だと思いますが、

そこには、この取り組みをやり続けた先の「地域が〇〇になったらいいな」の視点が必要だと思います。それがなければ、文化祭などでの単発企画と何ら変わりはないのではないかと思います。

その最大にして最終目標の視点を、最初から声高く言ってもいいですし、小さな企画の中に自分なりに意識しておいても、どちらでもいいと思います。

私は、「地域が〇〇になったらいいな」の視点を頭に置きながら、
関係者と見ていくのが、「地域おこし協力隊」のロードマップなのではないかと思います。

今まで私は、自分なりに、「地域が(地域の人が)○○になったらいいな」を自分の中で意識しつつ、いくつかの企画を実施しました。がしかし、ほとんど単発企画で終わってしまいました。ここらへんはまたの機会で伝えるとして。

「地域おこし協力隊」は基本3年間です。
ロードマップに起こした、1年目は○○、2年目は△△、3年目は▢▢を具現化していこうと思ったら、限られた時間を有効に、有意義に使いたいものです。

私の企画、地域の人に楽しんでもらえた、その自信はありますが、
一人文化祭!だったかな。アウチ!

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