思春期の息子二人が不登校になってからの葛藤や考えたこと、考えちゃうこと諸々を。 「不登…

思春期の息子二人が不登校になってからの葛藤や考えたこと、考えちゃうこと諸々を。 「不登校ママのひとりごと日記。」 https://ameblo.jp/tea22222/

記事一覧

繊細すぎる男子二人との暮らしにクタクタになりながら、繊細すぎることについて考える。

息子さんたちは繊細すぎるんだろうね、と幾度となく言われてきた。 不登校、ひきこもりになっているから、その事態に隠れてしまうけれども これほどまでになる繊細なとこ…

春
11日前
19

カウンセリングの帰り道。

カウンセリングへ行き、新たな視点を得ててくてくと家路についた。 カウンセラーさんと過去のことについて話した。過去はすべてその時の自分がした最善のことで、間違うこ…

春
2週間前
10

ひきこもる息子への気持ち。

ひきこもる二男に対していいたいことがたまっている。 理不尽な苛立ちの表現の標的になってしまう私は、ここのところ二男と距離をとって何とかバランスを保つ毎日。 我慢…

春
2週間前
3

よくわからない、の向こう側。

私はここのところカウンセリングを受けながら、改めて自分の中の 「息子のことがよくわからない」 ということを妙に冷静に俯瞰している。   そしてこのことは、振り出し…

春
4週間前
4

カウンセラーさん、再び。

再びカウンセリングへ。 おもに今までのことを聞いてもらう。 カウンセリングを通して、 また新たな視点を得て家に帰った。 カウンセリングを受けると、 同じ家に帰るこ…

春
1か月前
7

息子たちに、あだ名で呼ばれていたけれど。

距離が近いとつらいことがある。 私の場合、親子関係は特に距離が必要だと学んだ。不登校になった息子たちとはそれまで、てっきり友達のように仲の良い家族だと思い込んで…

春
1か月前
5

歯車が噛み合わない。

自分の努力や我慢ではどうすることも出来ないことがあるな、と思う。 相変わらず噛み合わないことが、家庭内でぼっこぼっこと頻発する。 運や縁、タイミングや相性、いっ…

春
1か月前
2

泣いたママ友。

息子が不登校になりだした頃、 学校行事から静かに撤退していく私は、自分の家庭の荒れた毎日に手一杯で、行事の欠席の連絡をしながら、周りに迷惑をかけていることに申し…

春
1か月前
6

カウンセラーさんが見せてくれた希望。

久しぶりにカウンセリングを受けた。 予約の電話では年上だと思いこんで、実際お会いしたら私よりもずっと若いカウンセラーさんだった。 とても素晴らしいカウンセリング…

春
1か月前
18

私はまた負けた。

ひきこもる息子の部屋に呼ばれた。 色んな物が破壊され 荒れた息子の部屋の中で 私は何度目かの敗北感に包まれた。 こんなに我慢させていたんだ。 そのことに気づかない…

春
1か月前
9

不登校三年目の虚無。

スーパーの駐車場で空を見上げて 私はただただ虚無を感じていた。 息子の不登校はこの大気圏と同じ。 コントロールのできないことのひとつ。 大自然の前に太刀打ちできな…

春
1か月前
13

夜のドライブ。息子を乗せて。

二男と夜のドライブに出た。 不登校になってから三年、ひきこもる息子にとっては久しぶりの外出だった。 少し遠くの街まで走った。 新しく出来た店に静かに驚いていた。…

春
2か月前
11

淡々家事瞑想。

眼の前で繰り広げられる息子の自堕落な態度に、思わずぬおーっとなり、 そのぬおーっ、とは 怒り悲しみ虚しさ不安、その他もろもろの感情を混ぜて煮しめたような気持ちで、…

春
2か月前
14

家族に望むもの。平穏。

息子ふたりの不登校とひきこもりを経験してから、家族や暮らしに望むものは、平穏のみになった。 先日、息子二人がどちらかの部屋で話し込んでいる話し声を聞いただけで、…

春
3か月前
14

不登校息子の正しさ。

私は、ひきこもり不登校になった息子に暴れながら、「ママは嘘つきだ!」と言われたことがある。 その時、 自分の人生を総括されたような気がして、 ああ、本当にもうその…

春
3か月前
17

不登校母の私を孤独にする人。

一生懸命に年の近い二人の男の子の子育てをしてきた。息子ふたりが思春期に入るとひきこもり、荒れて、不登校になったことで、私は深いうつになり日常がストップしたけれど…

春
3か月前
18
繊細すぎる男子二人との暮らしにクタクタになりながら、繊細すぎることについて考える。

繊細すぎる男子二人との暮らしにクタクタになりながら、繊細すぎることについて考える。

息子さんたちは繊細すぎるんだろうね、と幾度となく言われてきた。

不登校、ひきこもりになっているから、その事態に隠れてしまうけれども

これほどまでになる繊細なところは、
私はむしろ彼らの長所だと思う。

思春期の今は、この性質が不利に働くこともあるだろうけれども、

私はこの精神的に繊細なところは、彼らのなくしてほしくない性質のひとつだと思っている。

これをなくさずに、
時間の経過や経験の中で

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カウンセリングの帰り道。

カウンセリングの帰り道。

カウンセリングへ行き、新たな視点を得ててくてくと家路についた。

カウンセラーさんと過去のことについて話した。過去はすべてその時の自分がした最善のことで、間違うことさえもベストなタイミングでやってきてる。そのことを改めて思った。悔やみすぎることはないと。それよりもこれからのことを、過去から今、今から未来に視点をうつした。

そして未来から今を見たら、私は未来の自分に励まされているような気がする。

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ひきこもる息子への気持ち。

ひきこもる息子への気持ち。

ひきこもる二男に対していいたいことがたまっている。

理不尽な苛立ちの表現の標的になってしまう私は、ここのところ二男と距離をとって何とかバランスを保つ毎日。

我慢する私にも二男に対して言いたいことが山のように出てきて、それをせき止めることで精一杯になり、あやうく本人に伝えてしまいそうになる。

荒々しい生活音や無下に捨てられた夕食や、その他もろもろのストレスをトリガーに、もし私が不安定な感情のま

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よくわからない、の向こう側。

よくわからない、の向こう側。

私はここのところカウンセリングを受けながら、改めて自分の中の
「息子のことがよくわからない」
ということを妙に冷静に俯瞰している。

 
そしてこのことは、振り出しに戻る、とは違った思いでいる。 
改めて違う視点から歩きだしてみる、
という感覚。

とにかく
私はよくわからない。

息子の今も、過去も、未来のことも
よくわからない。
このことへの深い自覚と
ナチュラルな降参。

何も持たない素直な

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カウンセラーさん、再び。

カウンセラーさん、再び。

再びカウンセリングへ。
おもに今までのことを聞いてもらう。

カウンセリングを通して、
また新たな視点を得て家に帰った。

カウンセリングを受けると、
同じ家に帰ることにしても、
それ以前と以後では気持ちが
軽くなっているから不思議。

日々の小さなたくさんの壁も
何とかのりこえられそうな元気が出た。

それほどまでに、傾聴してもらうということは、心が良い方にむくのだなと実感して、そして、孤独にな

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息子たちに、あだ名で呼ばれていたけれど。

息子たちに、あだ名で呼ばれていたけれど。

距離が近いとつらいことがある。
私の場合、親子関係は特に距離が必要だと学んだ。不登校になった息子たちとはそれまで、てっきり友達のように仲の良い家族だと思い込んでいた。私など、息子たちから付けられたあだ名で呼ばれていたほど。

それが、あれよあれよという間に離れていって、離れながら荒れて、荒れながら病んで、いつの間にか同じ家に居ながら絶縁なみの距離になってしまった。

あだ名は、ナメられてただけかぁ

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歯車が噛み合わない。

歯車が噛み合わない。

自分の努力や我慢ではどうすることも出来ないことがあるな、と思う。

相変わらず噛み合わないことが、家庭内でぼっこぼっこと頻発する。

運や縁、タイミングや相性、いっそ森羅万象全ての歯車が狂った形が今の私の家庭なんだろうな、などと大げさに思いながら、コーヒーを飲んで気を静める。

長男と予定のすり合わせをしたかったけれど、リビングに現れた長男は、こちらの想定を上回るダウナーなバイブスを振りまいていた

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泣いたママ友。

泣いたママ友。

息子が不登校になりだした頃、
学校行事から静かに撤退していく私は、自分の家庭の荒れた毎日に手一杯で、行事の欠席の連絡をしながら、周りに迷惑をかけていることに申し訳なさと、普通に学校に行けている皆が羨ましくて悲しくなっていた。

そんなある日一人のママ友が、特に用事はないけれど、と電話をくれた。
息子が学校に来れなくなっていることに、他人事ではなく心配している、と言ってくれた。
私は、複雑な気持ちで

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カウンセラーさんが見せてくれた希望。

カウンセラーさんが見せてくれた希望。

久しぶりにカウンセリングを受けた。

予約の電話では年上だと思いこんで、実際お会いしたら私よりもずっと若いカウンセラーさんだった。

とても素晴らしいカウンセリングだった。

彼が提案するアドバイスには経験と知識に裏打ちされた確信を感じて、帰る頃に私は、いつしかすっかり忘れていた、希望のような可能性のようなものを、少しずつ思い出していた。

たくさんの新しい視点をもらって、頭の中に新しい風が吹いた

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私はまた負けた。

私はまた負けた。

ひきこもる息子の部屋に呼ばれた。

色んな物が破壊され
荒れた息子の部屋の中で
私は何度目かの敗北感に包まれた。

こんなに我慢させていたんだ。
そのことに気づかないままきたんだ。

改めて息子の内面を見せられた気がした。

壁には穴があいていた。

子育ては私に、
降参することを
これでもか、これでもかと教えてくれる。

事あるごとに私は
白旗を振り、
各所に頭を下げ、
意気消沈してきた。

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不登校三年目の虚無。

不登校三年目の虚無。

スーパーの駐車場で空を見上げて
私はただただ虚無を感じていた。

息子の不登校はこの大気圏と同じ。
コントロールのできないことのひとつ。
大自然の前に太刀打ちできないのと
同じ無力さで、
息子たちふたりの不登校に
私ができることはなにもない。

自分で自分を動かすことができることに
もう一度気づいたならば
その時が息子があの部屋を出る
タイミングなんだろう。

その気付きに
私が参加出来ることは何

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夜のドライブ。息子を乗せて。

夜のドライブ。息子を乗せて。

二男と夜のドライブに出た。

不登校になってから三年、ひきこもる息子にとっては久しぶりの外出だった。

少し遠くの街まで走った。
新しく出来た店に静かに驚いていた。 

私は昼間、息子と同じくらいの学生が街で楽しそうに歩いているのを見ることが、しばらく辛かった。なぜあの風景の中に息子がいなんだろうな、などと考えてしまったりして。

最近はその思いは消えてきたけれど、時々、
えっとどうしてこうなった

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淡々家事瞑想。

淡々家事瞑想。

眼の前で繰り広げられる息子の自堕落な態度に、思わずぬおーっとなり、
そのぬおーっ、とは
怒り悲しみ虚しさ不安、その他もろもろの感情を混ぜて煮しめたような気持ちで、
自分のそのぬおーっに引き込まれないように、努めて冷静にその場を離れた。

そして私はリビングのソファに腰掛け、自主的に走馬灯をまわして、感情的になって失敗してきたことを思い返していた。こと子育てにおいてはそうだったと。

なのでこの私の

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家族に望むもの。平穏。

家族に望むもの。平穏。

息子ふたりの不登校とひきこもりを経験してから、家族や暮らしに望むものは、平穏のみになった。

先日、息子二人がどちらかの部屋で話し込んでいる話し声を聞いただけで、二人が暴れていたときを思い出し、何も起こっていないのに、喧嘩してるんじゃ、、、という心配だけで具合が悪くなっていた。二人は険悪で滅多に顔を合わせないし、会話もしない。

2時間くらい、その話し声が聞こえないようにイヤホンで音楽を爆音で聴い

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不登校息子の正しさ。

不登校息子の正しさ。

私は、ひきこもり不登校になった息子に暴れながら、「ママは嘘つきだ!」と言われたことがある。

その時、
自分の人生を総括されたような気がして、
ああ、本当にもうその通りだよ、、、
とうなだれた覚えがある。

そして、そこから私の生き方が少しずつ変わっていった。

それまで私は息子に、学校の先生や友達とにうまくやるために、自分を極限まで我慢させるやり方を教えていたような気がする。
それが人生の荒波を

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不登校母の私を孤独にする人。

不登校母の私を孤独にする人。

一生懸命に年の近い二人の男の子の子育てをしてきた。息子ふたりが思春期に入るとひきこもり、荒れて、不登校になったことで、私は深いうつになり日常がストップしたけれど、いつも不器用ながら一生懸命にやってきた。
うつは今、回復段階にありながら、それでもまだ毎日のように日々ささいな現実に自動的に傷付いたりする。不登校母の私は加害者のような被害者のようなよくわからない感情で、毎朝息子が学校に行かない現実に相変

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