見出し画像

マイプロジェクト授業の取り組み公開①イントロダクション


 勤務校で実施したマイプロジェクトの授業を
 勝手に公開します!
 
 
 こんにちは!たーぼうです。
 今回は自分の実践の記録として、高校3年生に実施したマイプロジェクトの授業資料などを公開します。

 「なぜ公開するのか?」という声が聞こえてくる感じがしますが、理由は簡単です。
 
 それは、今後の授業の改善に繋げたいからです。
 
 自分の実践の整理や記録として、残しておくことには振り返りにもなりますし、とても大きな意義があります。さらにもし誰かに広がっていけば、何かプラスの影響を与える可能性があるんじゃないかと思っています。もしかしたら新しいご縁が生まれることもあるかもしれませんしね。
 
 またトライすることも考えているので、もしご覧になったらぜひアドバイスなども頂けると嬉しいです!

 またお話を聞きたいと言う方もいらっしゃったら、いつでもお声がけください!(私もこの授業を実践する際には、先駆者の方々にアドバイスなどをもらいました。改めて有難うございました〜!)

【1】:マイプロジェクトについて

■マイプロジェクトとは?
 マイプロジェクトは、身の回りの課題や関心をテーマにプロジェクトを立ち上げ、実行することを通して学ぶ、 探究型学習プログラムです。
 大切にしているのは、小さくても実際に起こす「アクション」と、プロジェクトに対する「主体性」です。

NPO法人カタリバより抜粋。

 カタリバを中心に各地で精力的に取り組んでいる教育の手法です。論文もいくつか出ています。

 これを知った私は、2学期から高校3年生の選択地理の授業で、個人でプロジェクトを立てて「社会に影響を与えてくる」というゴールを掲げて、マイプロジェクトという探究活動を進めてきました。
 
 「なぜ実施したかったのか?」というと、これも理由は簡単です。
 
 それは「高校3年生の最後の授業をチャレンジして終えて欲しかった」からです。高校3年間の中で、最後に自分なりのチャレンジをしてほしいと思い、取り組みました。マイプロは「実際に行動してくる」ことを目標の1つとして掲げているので、そこも調べ学習とは一線を画していると思います。行動することは何よりも学びにつながるので、「これだ!」と思って取り組みました。
 
 また地理はフィールドワークなどの調査についても教科書で記述が多くあります。こういった内容をマイプロジェクトを通じて、リアルな学びの機会にしかったのも導入した理由の1つです。(こちらは県内で取り組んでいる先輩にアドバイスをもらって参考にしました。)

 これがとにかく最高に面白くて、この年度に特に番力を注いだ授業でした。1〜2ヶ月くらいかけて自己分析やプロジェクトづくりを行い、丁寧に進めてきました。

 最初は高校生たちも「何やんの!?」と色々言っていましたが、後半はなんとなくわかってきたようで、試行錯誤しながらプロジェクトを進めてきました。

 この授業は私にとって忘れられないチャレンジの1つとなっています。
 

【2】:基本情報


■期間
 ・2学期〜3学期(1月末まで)
  →2学期はプロジェクトを進めて、3学期に発表。
■授業回数
 ・3単位(1週間に50×3回)
■対象
 ・高校3年生の選択地理の21名


【3】:イントロダクション


 実際に授業で使用したスライドも公開します!



■ポイント1:「小さく行動する」ことを強調!

 探究ではよく調べて終わり、というケースが多くあります。それをマイプロジェクトは打破しやすい立て付けになっています。とにかく小さく行動してみよう!とという点を強調しました。


■ポイント2:事例をなるべく多く出した。

 生徒たちには、なるべく多くの事例を出しました。こんなことやってみようと!なるべくイメージができるように芸能人の例は、高校生や大学生の事例などをいくつか紹介しました。


■ポイント3:テストとの連動性

 
 こちらはまた後で触れますが、高校はテストがあります。生徒たちには事前にテスト内容や評価基準などを提示して、なるべく不安がないように努めました。


【4】:課題


 今回の授業では、事例がかなりレベルの高いものを紹介していたので、生徒たちが進めていくにつれて、ハードルが高くなってしまったのが課題でした。
 
 この後に、複数回の面談などを通じてそのハードルを下げていくのが次の課題になっていきました。これも後々まとめていきます。 
 


 今後も少しずつ公開していこうと思うので、もし興味があればご笑覧ください!


\マイプロジェクトのシリーズはこちら/


■マイプロジェクト授業の取り組み公開 ②自己分析ワーク


この記事が参加している募集

探究学習がすき

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?