心なんか いらない(詩)
宇宙が生まれた時
意味などなかった
幾つもの銀河が生まれ
地球が生まれた時も
意味などなかった
ただ、地球があるということだけ
人類が生まれ
言葉を話し始め
やがて、意味が生じ
地球上が、様々な意味で溢れ出す
そして、人類は喜怒哀楽に翻弄される
今や、地球上は悲しみに満ちている
私の心も悲しみに満ちている
心なんか、感情なんかいらない
湧き上がる悲しみなんかいらない
心を持たないものに なりたかった
無意味なものでいい
木々や雑草でもいい
でも、もし、なれるものなら
月の光になりたい
地球を黄金色に染め上げる
穏やかで、たおやかな光に
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