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嚥下障害を簡単に⑯気管切開編
スピーチカニューレの抜管について
今回は、遂に③スピーチカニューレの抜管についてお話しします😄 カニューレの抜管までにはさまざまな手順が必要でしたが、これで最後になります。
抜管するための条件
スピーチカニューレの状態と比較して、抜管後は吸気も口や鼻から行う必要があります。そのため、抜管前に十分な準備と確認が求められます。
抜管する手順
私が勤めていた病院では、スピーチカニューレの状態
嚥下障害を簡単に⑮気管切開編
前回は、①カフ付きの側孔なしカニューレから②カフ付き二重管スピーチカニューレへの移行について書きました。今回は②カフ付き二重管スピーチカニューレから③スピーチカニューレへの変更についてお話しします😄
変更するための条件
スピーチカニューレはカフがついていないため、唾液誤嚥がないこと、または誤嚥しても自己喀出ができることが必要です。唾液誤嚥の確認については、前回の記事でも説明したように、カフの
嚥下障害を簡単に⑧訓練編
前回は、私が訓練する上で意識している①過負荷の原理、②課題特異性について書きました。今回から具体的な訓練について述べていきます。まずは、評価で問題が口にあると思うなった場合についてです。口の中でも、①唇、②舌、③下顎など特に問題の点が分かれば、そこを中心にアプローチしていきましょう。
①唇
「イー」と横に唇を引く、「ウー」と唇を突出する、「ンー」と唇を閉じる運動を行います。もし、中枢性の顔面神経