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嚥下障害を簡単に⑬気管切開編

初めて気管切開の患者さんを担当した時、どのように関われば良いか悩みました💦そこで、今まで気管切開の患者さんに関わった経験や自分で調べたことをまとめていこうと思います。今回は、気管切開の種類について書いていきます。
※私が担当した患者さんが利用していたことが多いKOKENのカニューレについて解説します🙇

①カフ付きの側孔なしカニューレ
気管切開後の最初のカニューレとしてよく使用されます。吸気も呼気も気切孔から行われます。また、カフがあり側孔がないため、唾液誤嚥がしにくい構造になっています。

②カフ付き二重管スピーチカニューレ
内筒がついているカニューレで、内筒をつけている場合は、内腔が狭くなる以外は①のカニューレと同じ構造です。KOKENネオブレススピーチタイプの場合は、内筒を外しカフを抜き、スピーチバルブをつけることで③スピーチカニューレと同じ構造になります。①のカニューレから③のカニューレに移行する段階で使用します。

③スピーチカニューレ
カフや内筒はなく、側孔があるカニューレです。気切孔から吸気を行い、口から呼気をするため発声が可能です。

④レティナカニューレ
長期間気切孔を保持する場合に利用します。気管内に挿入されている部分が少ないため、カニューレ挿入に起因する合併症が少ないとされています。

今回は代表的なカニューレの種類について書きました。他にもカフ圧が測定できる装置がついたカニューレなどもありますので、ぜひ調べてみてください😊





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