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嚥下障害を簡単に⑯気管切開編


スピーチカニューレの抜管について


今回は、遂に③スピーチカニューレの抜管についてお話しします😄 カニューレの抜管までにはさまざまな手順が必要でしたが、これで最後になります。

抜管するための条件

スピーチカニューレの状態と比較して、抜管後は吸気も口や鼻から行う必要があります。そのため、抜管前に十分な準備と確認が求められます。

抜管する手順

私が勤めていた病院では、スピーチカニューレの状態で呼吸や痰の量などが安定していれば、医師の判断で抜管されることが多かったですが、ここでは書籍に書かれていた内容をご紹介します。

1. カニューレ孔をテープで閉鎖し、上気道からの呼吸に問題がないか確認します。
2. 日勤帯で安定していれば、夜勤帯でもカニューレ孔をテープで閉鎖します。
3. 酸素飽和度(SpO2)の低下や全身状態を3日間から1週間程度モニタリングし、問題がなければカニューレを抜管します。

※上記の書籍には、スピーチカニューレには変更せず、コーケンネオブレススピーチタイプのスピーチバルブの使用が1日中安定した後に上記手順を行い、抜管する方法が記載されていました。

カニューレの変更や抜管はリスクを伴うことが多いため、必ず医師や看護師と相談しながら進めてください🙆


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