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嚥下障害を簡単に⑭気管切開編

前回は、気管カニューレの種類について書きましたが、今回はどの順番で気管カニューレが変更されていくかについて書いていきます😄

カニューレ変更の順番

1. カフ付きの側孔なしカニューレ
2. カフ付き二重管スピーチカニューレ
3. スピーチカニューレ
4. レティナカニューレ
5. 抜管

※レティナカニューレは使用されずに抜管される場合や、全ての手順を経ずに抜管される場合もあります。

今回は、全ての手順を経た場合について説明する予定ですが、まずは①カフ付きの側孔なしカニューレから②カフ付き二重管スピーチカニューレへの移行について書いていきます。

カフ付きの側孔なしカニューレからカフ付き二重管スピーチカニューレへの移行

変更するための条件

カフ付き二重管スピーチカニューレに変更するためには、二重管のため内腔が狭くなっても呼吸に問題がないことが必要です。また、内筒を抜いて練習するため、側孔からの唾液誤嚥が問題ないかを考慮する必要があります。

唾液誤嚥の確認

唾液誤嚥に関しては、カフ付きの側孔なしカニューレのカフの上に唾液が貯留している状況で確認できます。

今回は、①カフ付きの側孔なしカニューレから②カフ付き二重管スピーチカニューレへの移行について考慮するべきことを書きました。どのカニューレに移行する際も、唾液誤嚥や呼吸状態をしっかり確認することが重要です🙆

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