見出し画像

【20代転職】誰も教えてくれない成功するキャリアプラン 失敗しない仕事選び

「今の仕事に満足していますか」
「このまま人生を終わりたいですか」
「会社を辞めたいと考えたことありますか」


誰も教えてくれない20代の転職。

20代のための「成功するキャリアプラン」について解説します。
20代の初めての転職、いま変わらければ一生後悔します。



転職は天使にも悪魔にもなりうる。転職に失敗すると、谷底へ転げ落ちていく。一度谷底へ落ちた人間は、再びはい上がることはない。厳しい現実が待っている。現実はそんなに甘くない。だが、転職が失敗しても人生終わりじゃありません。20代ならまだチャンスはあります。


出典:https://bizhits.co.jp/media/archives/29381


会社選び、仕事選びは慎重に行わないと後悔してしまいます。転職したが、思っていた仕事と違っていた。過酷な労働環境で、長時間労働、サービス残業、ボーナスもなし。さらに、職場の人間関係が最悪で・・・といったように、転職に失敗するケースが、あとを絶たない。転職を繰り返すばかりで、うまくいかない。時間ばかりたってしまい、気がついたら30歳を過ぎていた。これでは遅すぎます。手遅れにならないために、20代で何をすればいいのか。重要な点を解説していきます。


出典:OECD


このまま会社依存を続けていては、僕らの給料は一生変わらない。いまの経済状況でハッキリわかったこと、それは 我慢して働く時代は終わった ということ。自分の人生は、自分で責任を持つ時代へ変わっていく。会社依存から脱却し、幸せなワークライフをおくるために何をすればいいのか。誰も教えてくれない、転職ノウハウを公開いたします。


【新入社員退職も増加傾向】“2週間で800人以上の依頼”「退職代行」サービスに届く声とは? (youtube.com)

出典:日テレNEWS


「配属ガチャ」「上司ガチャ」は新入社員にとって深刻です。マイナビの調査結果によれば、9割近い学生が「入社前に配属先を知りたい」と回答している。配属ガチャは、新入社員が希望する勤務地や職種について、入社後にならないとどこに配属されるか分からないことからソーシャルゲームの「ガチャ」にたとえて言われている俗語です。自分の人生は、運次第で「ガチャ」のように偶然によって決まってしまうことから来ている。



POINT
● 夢は幻想。夢を見るのではなく市場を見る。
● 25~29歳に何をしてきたかによって、将来が決まってしまう。
● 20代で人生の年収は9割決まる。
● 人生の失敗は20代の行動が原因だった。
● 圧倒的な行動量が成功をつかめる。



【目次】
1.20代の悩み、低すぎる給料
        - 20代 平均年収319万円
2.22~24歳 理想と現実のギャップに悩む時期
        - 夢は幻想
        - 市場価値がある人材になる
3.25歳:自分の人生を考える時期
        - 仕事を辞めたくなる3大要因
        - モチベが下がる年功賃金
        - キャリアチェンジを考えるなら25歳
4.求人情報をチェックする
5.人生が失敗して手遅れになる前に
        - 社畜は人生の墓場
        - 職種別・業種別平均年収(30代)
6.25~29歳は人生でもっとも大切な時期
7.年収を最優先に考えるなら大企業
8.絶望的な未来が待っている
        - 正規労働者の平均年収370万円
        - Z世代が40歳を迎える2040年深刻な事態に
        - 激減!年収500万円の会社員の手取り額の推移
9.勝ち組の働き方
10.就職してはいけない会社の特徴
        - 非正規労働者は全労働者の約4割2090万人いる
11.  人脈が重要な理由 リファラル採用とは
        - 人脈をつくるコツ
12.ダイレクト リクルーティング
13.  仕事選び5つのポイント
14.  転職に成功する人の特徴
15.  挫折してしまう4つの理由
16.  新卒1年目。会社を辞めると、どうなるのか
17.  転職後も8割超が再度転職したい
        - 典型的な転職失敗事例
18.  キャリアの80%以上は偶然の出来事で獲得している
19.  キャリア構築に欠かせないウィークタイズとは
20.  20%の企業では退職金を支給しない
21.  その残業、キャリアにプラス?

参考資料)
会社規模別平均年収(大卒男性):
厚生労働省『2020年 賃金構造基本統計調査』
会社の平均寿命23.3年:東京商工リサーチ調査



1.20代の悩み、低すぎる給料


20代 平均年収319万円 (国税庁調査 2018年)

20代の悩みでもっとも不満を感じているのが、給料が低いこと。転職・求人doda(デューダ)の調査では、20代の年収400万円未満が7割となっている。国税庁による調査(2018年)では20代の平均年収は319万円だそうです。額面の約8割が手取りなので255万円くらいになります。

また、20代女性に限定してみると平均年収が288万円です。かなり厳しい数字です。余裕のない生活です。これでは不満が出ても当然です。しかも、給料が上がる様子が全くない。いつになったら人並みの生活ができるのか、不安を覚える日々。悩みは増すばかりです。何も手を打たないと年収は変わらないどころか、激減してしまう恐れもあります。手遅れとならないうちに考える必要があります。現時点で20代なら、まだ間に合います。


出典:https://doda.jp/woman/guide/heikin/age/



たとえば、目標年収を30代前半で年収500万円だとすると、それにあわせたキャリアプランを考えなければ目標額に届きません。生活基盤をささえるためには、貧困化しない最低限の年収を確保することが必要です。バブル崩壊、リーマンショック以降、低賃金で働き続けた結果、貧困化し悲惨な現実を見ることとなった。リストラされた中高年の現実は、地獄のような状態です。会社にすべてを捧げた結果、人生を狂わされた人たちが大勢います。

このような悲惨な結果にならないためにも、20代でしっかり基礎固めをしていく。今なら、まだ時間があります。20代の貴重な時間を、将来のために使います。お金の余裕は、心の余裕になる。お金がなくなると、人に対して優しさがなくなってくる。その結果、周囲の人が離れ相談できる人がいなくなってしまう。


出典:https://doda.jp/guide/heikin/age/



出典:国税庁の民間給与実態調査による



出典:https://diamond.jp/articles/-/278127?page=2



2.22~24歳 理想と現実のギャップに悩む時期


夢は幻想です。
夢を見るのではなく市場を見る。


大学を卒業して就職し働き始めるわけですが、覚えることがたくさんあり目の前のことで手いっぱい、余裕がない、そんな時期です。スタート時点に立ったばかりです。このとき学んだことが、ビジネススキルとして身につきます。どの業界でどんな業種かによって、学ぶことが違ってきますが、ここで学んだことが一生ついてきます。ファーストキャリアが、とても大事です。後悔しない人生をおくるために、キャリアプランを考える大切なときです。ほとんどの人が、人生失敗と気づいたときはもう手遅れだった、と感じている。それだけ20代は大切な時期です。

理想と現実のギャップに悩む時期。現実社会はあまりにも理想とかけはなれている。会社は、想像以上に時代遅れの社風だった、と感じる人もいる。たとえば、一括採用による配属ガチャ問題は最たるもの。どこに配属されるかによって、その後のキャリアに影響が出てしまう。昭和の価値観が、今もZ世代を苦しめている。

現実社会は、理想通りにいかないものです。理想の仕事を追い求めたいと思う一方、厳しい現実に目を向けると一歩を踏み出せない。多くの人が悩む時期です。20代のうちにキャリアプランを考え、自分の将来をイメージすることが大切です。


夢を追いかけるとキャリアに行き詰る

夢を追いかけてはいけない。夢は、空想にふけり希望に満ちあふれています。次々と尽きることのない夢物語がわいてきます。ワクワクするような想いが、人生を楽しくしてくれように見えます。しかし、この夢は幻想です。非現実の世界の話です。夢に振り回されて人生を台無しにしてしまい、不幸な結果を生み出してはいけません。夢を見るのではなく市場を見るようにしましょう。自分が目指している業界の動向を調べてみる。そして、戦略的に希望する仕事につけるようにキャリアプランを考えていく。

履歴書の長期の空白は命とり
夢を追いかけその結果、履歴書に長期間空白があると、採用する側はどうしても懸念点が出てしまう。計画性のない人なのでは? 仕事が好きではない人なのでは? 放浪癖のある人なのでは?、、、といった印象を勝手に持たれ書類選考で落とされてしまいます。離職期間は、なるべく短い方が好印象を持たれます。


出典:https://corp.en-japan.com/newsrelease/2018/15337.html


なぜ給料が低いのか

「給料が低い仕事をしている人」 = 「市場価値が低い人材」


「給料が低い仕事は労働価値も低い」と考えるべきでしょう。誰でも出来る仕事は希少価値が低く、労働力としても価値が低い。自ずと給料も低くなる。このように低い労働価値しか持っていない状態で、転職しても同じ給料になってしまう。他社でも通用する高いスキルを身につけない限り、給料は低いままです。




市場価値がある人材になる

自分のやりたいことや夢を追いかけることはしない。市場が求めている人材になること。ここにポイントをしぼります。市場が求めている人材は、価値のある人材です。誰も求めていないことは、ビジネスとして成立しません。需要があることが大前提です。「この仕事はあなたでないと出来ない」と言ってもらえるような人材になることです。社会にとって必要となる人材になることによって、いい仕事を得ることができます。ここを最優先に考えます。

必ず業界分析をして、何が求められているのか把握する。キャリア設計とは、どのようにして市場が求めている人材になることできるのか、そのプランを考えること。絶対に夢を追いかけてはいけない。会社は、あなたの夢を叶えるところではありません。


キャリア設計とは
× 失敗の危険大・・・・自分のやりたいこと、夢を追いかけること
○ 成功するプラン・・・市場が求めている人材になる方法を考えること





参考)IT業界の現状、動向、ランキング&シェア


情報サービス業の売上高の推移(出典:経済産業省)



3.25歳:自分の人生を考える時期


出典:https://mynavi-agent.jp/knowledge/common/524.html


仕事を辞めたくなる3大要因
● 労働環境・労働時間が悪い
● 給料が低い
● 人間関係が悪い


25歳 人生のターニングポイント

この年になると仕事にも慣れ、いろいろなことが見えてきます。ハッと気づく、このまま今の仕事を続けていたらどうなるのか。仕事へのやりがいが感じられない、上司や同僚とうまくいかず人間関係の不満をかかえている。毎日遅くまでサービス残業。これでは心と体がもたない。そして何よりもあまりにも低い給料。希望をもてない給料では、働き続けられない。これからどうすればいいのか悩んでしまう。そんな時期です。

25歳の決断が、その後の人生を変えてしまう重要な時期です。なぜならば、25歳から29歳までは、もっとも転職に有利だからです。この時期をのがしてしまうと、転職がかなり難しくなってしまう。最後のチャンスと言ってもいいくらいです。絶対に失敗してはいけない大切な時期です。


僕たちがよく見なければいけないこと

40代50代の先輩社員の働き方
そして給料明細書

1年前の給料明細書と比べてみる
2年前の・・・
3年前の・・・


給料は増えていますか・・・
自分の将来を、よーく考えてみよう。今、思ったことがあなたにとっての正解です。

サラリーマンの年収が、今後増えることは考えにくい。40代50代の先輩社員の働き方を見てください。その働き方が、将来のあなた自身です。先輩社員の後ろ姿から投影されるすべてのことが、自分の将来です。自分の年収は、周囲にいる5人の平均になる、という法則があります。周りの人の考え方に思考が似てきてしまう。自分のレベルは、いま自分が置かれている状況で決まってしまいます。


ジムローンの5人の法則とは?
「あなたが最も多くの時間を過ごす5人の人間の平均があなたです」
この言葉はアメリカの起業家であり、若くして一流企業のコンサルタントとしても活動し、31歳で億万長者となったジム・ローン氏が残した言葉です。 話し方、言葉使い、しぐさ、時間感覚、趣味、思考、年収、あらゆる面で周りの人の影響を大きく受けます。


モチベが下がる年功賃金

どうしても納得できない年功序列賃金。働かない中高年が、なぜ給料が高いのか、これはおかしい。成果を上げている人の給料が低く、勤続年数や年齢が高いということだけで給料が高いのは納得がいかない。成果主義・能力主義と言っておきながら、いまだに変わらない賃金制度が理解できない。不当に若者の給料が下げられている感じがして、働く気がしない。

年功序列賃金は、昭和に作られた古い制度です。この制度が未だに続けられていることが問題なのですが、企業は容易にこの制度を変えられません。なぜならば、この制度をつくっている人たちが中高年だからです。自分たちの給料を減らすような制度改革をするとは思いません。定年まで手をつけず、そのままにしておこうと考えるのが普通です。


キャリアチェンジを考えるなら25歳

25歳は、人生の岐路に立たされる重要なときです。ここで選択を間違ってしまうと、その後の人生が狂ってしまうことになる。自分の人生を失敗しないために手遅れとならないよう、自分のキャリアプランをしっかり立てることが求められます。ミスは絶対に許されない、それが25歳のキャリアプランです。キャリアチェンジを考えるならこの時期です。この時期がもっとも可能性があります。自分が好きなこと、得意なことが何か把握します。ここから実際の仕事を探して行きます。現実を受け入れ、実現可能性を考えることが最優先されます。25歳、手遅れではない。十分考える時間はあります。


選択の機会を絶対に逃すな!

25歳のキャリアチェンジは、まだ可能な時期です。のんびりとしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。時間がたつと選択肢が少なくなってきます。手遅れになる前に見直しをします。多くの人が後悔してしまう原因は、時期をのがしてしまうこと。時間がたってしまうと、キャリアチェンジが難しくなってしまう。気づいたときは、30歳になってあせることになる。人生失敗という4文字が頭をよぎり、手遅れになる。30代より20代で失敗した方が、圧倒的に得です。もし30代で失敗したら絶望的です。先がなくなってしまう。怖がらずに失敗覚悟で行動する。その年齢が20代です。時間との勝負です。

大前提:
日本には、法人企業が177万社あります。その中には、あなたの持っている知識や経験を必要としている会社が、絶対に存在します。自分を信じて行動してみる。


出典:https://www.net-bizs.jp/dataguide/19007/


仕事をしてみると、さまざまな思いがわいてきます。しかし、多くの人が行動を起こすのが遅れがちです。それは、次のような悩みがあるからです。

・自分に向いている仕事がわからない
・何をしたら良いかわからない
・やりたい仕事がみつからない

そこで、自己分析をしてみる。自己分析は必須です。箇条書きでもかまいません。自分の強みをいかして、どのポジションをねらっていくのがいいのか、参考材料にしていきます。下記の項目について、思いつくまま書き出してみましょう。

【自己分析】
・自分の強み/弱みは何か。
・好きなこと/嫌いなことは何か。
・障害となっていることは何か。
・実現可能性を追求できるか。




あなたはどのタイプ?

自分がどんな性格でどのタイプの人間なのか知ることで、どんな仕事を選ぶべきか判断がつきます。自分の性格に合わない仕事をしても、つらくなるばかりです。不幸な転職をしないために、自分がどのタイプの人間なのか、把握しておきましょう。



ディズニーランドで一番時給が高い仕事は何だと思いますか。

答え:トイレ清掃です

わざわざディズニーランドに行ってまで、トイレ清掃をしたいと思う人がいないからです。つまり、ディズニーランドでは、トイレ清掃をする人は希少価値があるということです。だから時給が高くなる。


効率よく稼ぐには、希少価値を生み出すことをしないと稼げません。ダイヤモンドはなぜ高いのか。希少価値があるからです。ダイヤモンドがいくらでも手に入るのであれば、価格は安くなります。

僕らの価値は時給で判断できます。

  • 年収 400万円・・・時給 2,000円

  • 年収 500万円・・・時給 2,600円

  • 年収 600万円・・・時給 3,100円

  • 年収 700万円・・・時給 3,600円

  • 年収 1,000万円・・・時給 5,200円



どうですか、時給に換算すると実感がわきますね。誰でもできる仕事は時給は安い。最低賃金です。しかし、専門的なスキルがあり能力がある人は時給が高くなります。それではどうやって希少価値を高めていけばいいのか、考えていきましょう。


市場にニーズがあるが提供できる商品が少なければ、商品価値は上がります。僕らは労働力を売って、その対価として給料をもらっています。つまり労働力が商品です。この労働力商品に付加価値をつければ、給料は高くなります。

その方法は2通り

  • 専門的な一分野をきわめて、希少価値を高める方法

  • もうひとつは、複数の分野の専門性を磨き掛け算で希少価値を高める方法


僕の場合は後者です。

WEB制作 × デザイン × 海外経験

一分野でトップをとるのはとても大変です。その分野でトップを走っているスペシャリストがいるからです。この人たちを追い抜くのは、並大抵の努力では勝つことはできません。しかし、複数の分野のスキルと経験を積み重ねることによって希少価値が高まります。

「これしかできないより、これもできます」のほうが絶対にいい。一人で何役もこなせるほうが得な時代です。


掛け算方式で希少価値を高めていく

仕事をする上で、誰でも簡単にできる仕事はやめる。このような仕事を続けても希少価値は高まりません。誰でもできるような仕事をしても、給料は増えない。キャリアプランをしっかり立てて仕事をしていきます。今している仕事を見渡し、可能性がありそうな仕事を見つけます。2分野、3分野スキルが身につけられたら価値が高まります。


チャンスがめぐってくる

不思議なことですが、あるときチャンスがめぐってきます。それを上手くつかめば、時給がグーンと跳ね上がります。このチャンスは、誰にでも同じようにめぐってきます。自分を信じてスキルアップすることを忘れなければ、いい結果が得られます。チャンスは行動することでより多くおとずれます。行動重視で、仕事に取り組む姿勢をもちます。


4.求人情報をチェックする


入社してすぐ転職サイトに登録する新社会人が急増しています。10年ほど前に比べると、その数は30倍近くに増えているそうです。転職するのが当たり前の時代になってきている。自分のキャリアは自分で築くもので、会社に期待をしていないという見方ができる。人材の流動性が高まる今日、Z世代は転職がキャリアップの手段と考えている。


出典:https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu1148/



実際の仕事を見る方法

求人情報を検索して探してみる。このとき重要なのが、スキルと経験欄を確認することです。どの求人も企業が求めている人材があります。この条件を満たしていなければ、仕事をすることはできません。いくら自分が希望していても、採用してもらわなけえば話が始まりません。最低限応募要件を満たすことが必須です。求人情報を見て、しっかりキャリアプランを考えていきます。


<求人情報をチェックする>

自分が希望している職種・業界を検索してみる

求人情報のスキルと経験欄を見る

今の自分のスキルと求人情報の内容を比較する

スキルレベルにギャップがあるときは転職が難しい

キャリアプランの見直しをする


転職サイト利用者 アンケート調査
利用者数が多いから満足度も高い、というわけではないようです。

出典:https://www.a-tm.co.jp/top/job-change/tenshoku-agent/best-careersite-woman/



リクルートエージェント  https://www.r-agent.com/
▼公開求人 290,900件 / 非公開求人 272,071件(2022/11/01現在)


doda(デューダ)https://doda.jp/  
▼公開求人 164,448件(2022/10/31現在)



リクナビNEXT https://next.rikunabi.com/

▼公開件数 63,446件(2022/11/14現在)



マイナビ転職 https://tenshoku.mynavi.jp/

▼公開件数 17,194件(2022/11/14現在)



doda デューダ  女性の転職・求人情報 Woman Career
(ウーマン・キャリア) 
https://doda.jp/woman/

https://doda.jp/woman/


僕の場合は、ホームページ制作やWEB開発などインターネット関連の仕事です。求人情報を検索してみると、応募条件が書かれています。これを満たすためにスキルを身につけていきます。この方法がもっとも効率的です。WEB系の場合はHTML/CSS、Webデザインからスタートして、徐々にキャリアを積み上げていきます。このとき、質の高いポートフォリオをいかにして作成するのか、ここに焦点をあててキャリアプランを考えていきます。

求人情報から自分が目指す職種のキャリアプランのイメージ図を書いてみる。

【参考例】WEB系キャリアプランのイメージ図


求人情報を探すときは、すべての希望を満たす仕事を探そうとすると見つけるのが難しい。転職をする上で、最優先にしていることを決めて探します。すべての条件を満たす求人を探そうとすると、時間ばかりかかってしまい、結局妥協しなければならない状態におちいってしまう。転職してもミスマッチが起きて、また転職する。結局、スキルが身につかず時間ばかりがたってしまう。人生失敗する瞬間は、転職するときに起きます。20代では応募できる求人件数が圧倒的に多い。しかし判断ミスをしてしまうと、手遅れになるリスクがあります。

未経験者、転職は厳しい

20代の求人は確かに多いのですが、未経験で応募可となると限られてしまう。転職活動は、強い意志が必要です。不採用通知にメンタルがやられてしまうので要注意です。20代のうちなら未経験でも採用してくれる会社はあるので、あきらめずに応募しましょう。

20代のキャリアプランは、給料を度外視にしてスキルです。スキルが身につけられる仕事を選びます。給料は安くてもスキルが身についていれば、将来の年収は500万円以上可能です。スキルが自分の財産になり損をすることはありません。スキルという財産をいかに貯めていくことができるか、ここが20代のキャリアプランの重要なポイントです。未経験者の仕事選びの失敗の原因は、この点にあります。

未経験歓迎求人は要注意
未経験歓迎と書いてあっても信じない方がいい。なぜならば、企業は即戦力として働いてくれた方を求めている。未経験者を一から教えるのは手間と時間がかかってしまう。本当は経験者と書きたいが、未経験歓迎とした方が検索に引っかかりやすく多くの人に見てもらえる。応募者をたくさん集めて、その中からいい人材を採用するといった方法をとる会社が実はある。未経験者だからいいわけではない。

在宅勤務のデメリット

ここ数年、在宅勤務が一挙に話題になった。自粛が終了しても継続を希望する人が多数いる。一部の企業では、在宅勤務を前提に求人を出しているところもある。

出典:https://www.hrpro.co.jp/trend_news.php?news_no=1370


WEB系IT系では、リモートワークがしやすいのでその割合が多い。まだ経験の浅い人には、最初から在宅勤務をおススメできない。なぜならば、経験が浅くスキルが未熟な人は、先輩から直接学ぶことが多い。すぐそばに先輩社員がいれば指導を受けやすい。そのほうが早く成長できる。在宅勤務になると身近に先輩がいないため、分からないことを気軽に聞くことができない。そのため、スキルを習得するのに時間がかかってしまう。爆速でスキルを身につけることができなくなってしまう。これが最大のデメリット。


僕はWEB系IT系のことしかわからないが、他の業種でも同じようなことが言えるのではないだろうか。どのような仕事であっても、初心者は先輩の指導を直接受けスキルを磨いていくことが、本人にとって最大のメリットだと断言できる。確かにリモートワークは働きやすいワークスタイルではあるが、経験の浅い初心者にとってはデメリットが大きすぎる。初心者は、在宅勤務にこだわらない方が得策です。



WEB系IT系の場合の応募書類
● 履歴書
● 職務経歴書
● ポートフォリオ ← 質を高めるために努力する


<ポートフォリオの重要性>
◎ いままでの経験やスキルをアピールし人材価値を認識してもらう
◎ 自分の強みや仕事に対する姿勢をアピールできる
◎ 転職のミスマッチを防げる。


参考)ポートフォリオのつくり方

出典:https://mynavi-creator.jp/knowhow/article/how-to-make-portfolios



5.人生が失敗して手遅れになる前に


社畜から決別せよ!社畜は人生の墓場!
会社のために自分を犠牲にして働くことをしない。


社畜とは、主に日本で、社員として勤めている会社に飼い慣らされ、自分の意思と良心を放棄し、サービス残業や転勤もいとわない奴隷(家畜)と化した賃金労働者の状態を揶揄した言葉である』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


「楽しいと思える仕事」とは、裁量権・専門性・仲間の3つの要素が重要です。この3つの要素がひとつでも欠けると、満足度が下がってしまう。

▼楽しいと思える仕事とは
◎裁量権がある仕事。
◎専門性が活かせる仕事。
◎価値観が合う仲間がいる。


裁量権がある仕事は満足度も高い。

裁量権とは、自分の考えで意思決定できる権利のこと。

大切なことは「どれだけ裁量権があるのか」ということ。自分で決められる範囲が大きければ、その分満足度もあがります。裁量権がほとんどない仕事は楽しくない。あやつり人形のような感じでおもしろくない。いくらお金を積まれても満足度は上がらないのです。裁量権がよりある仕事を選ぶと、その仕事が好きになる。裁量権があるといことは、その仕事に責任を任されていることになる。言い換えれば、信頼されているということになる。

人は他人から信頼されていると、モチベーションが高まりその仕事が好きになる。やる気が湧くのです。人の指示に従って行う仕事は責任を取らなくていいので自分のところに問題が持ち込まれることはないのですが、その反面おもしろみに欠ける仕事になってしまう。裁量権があると責任感が湧きモチベーションも高まり、いい仕事が出来る。

このようにして裁量権は働く側に達成感や責任感が得られ、さらに自己成長も期待できます。積極的に仕事をすることによって、上司や同僚から評価され認められたいという承認欲求も同時に得られます。

人がやりがいを感じるチェックポイントは4つあります。
「達成感」
「責任感」
「自己成長」
「承認欲求」

裁量権が得られることで、これらの欲求が満たされる。
裁量権は仕事を選ぶ際、とても重要な事柄です。

<メリット>
● 自分で決められる仕事が増えるため可能性が広がる。
● 挑戦する意欲がわき自己成長ができる。
● 仕事へのやりがいを感じ楽しくなる。


スターバックスは接客マニュアルがない。
ドリンクのレシピなど、品質にかかわることは明確に規定されています。しかし、お客様への接客サービスに関するマニュアルは、アルバイトも含めて一切ありません。ホスピタリティを実現するためには、マニュアルで細かく決めるよりも権限を委譲して、自主性や創意工夫をした方がよいと考えているからです。



社畜人間ではこの先、生きていけない。自ら考え行動できる人、この一言につきる。主体的に行動できる人間こそ生き残っていける。そして、物事をグローバルに見れる人。海外で働いてみると自分の視野の狭さに気づかされる。狭い視野でしか考えることができない人は、時代の波に取り残される。主体的、自律的個人が活躍する時代となっていく。セルフマネージメント能力が問われてくる。もはや、会社にとって都合のいい人間は、最終的にはリストラされる運命となる。


20代の人が、給料と同じように悩みをもつのがやりがいです。働きがいを感じない仕事を、これから先も続けていくのか考える時期です。社畜のような働き方で、やりがいを感じることはできないのは当然です。昭和の雇用形態は、すでに終わっています。もはや、会社人間では生き残っていけない時代です。会社人間は、視野が狭くなり時代から取り残されてしまう。いつはしごを外されるか、わからない時代です。会社にしがみつくより、自分の価値をいかにして高めていくことができるのか、問われます。社畜のような働き方は、人生をゴミ箱にすてているようなもの。この事実をしっかり受けとめる。


会社人間の特徴
● 情報がかたよる
● 世間の動きが読み取れなくなる
● すべてのことが会社中心で考えてしまう


視野が広い人の考え方

視野が広い人の考え方は、世間には多様な考え方や見方があることを知っている。だから自分と違った意見でも、それもひとつの考え方だと思い感情的にならず聞き入れる。どのような環境でも自分の考えに固執したりせず、客観的に判断しようと心掛ける。知識や経験が足りないと、自分の間違いに気づくことができない。そればかりか、画一的な考え方しかできなくなってしまう。今の時代これは致命的になる。多様な価値観が存在することを認識し、時代の変化に適応できることが求められるからである。

多様な価値観が存在する

自分の考えに固執しない

多様性を受け入れる

柔軟な対応ができる


終身雇用崩壊 → キャリアは自分の力で切り開く

会社のために我慢して働く時代ではありません。40代になってリストラされたときには、もう手遅れです。今この時期をのがさず、キャリアプランをしっかり立てること。僕らが40代になったとき、45歳リストラが当たり前になっているかもしれません。2019年にトヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言され、衝撃を与えたのを思い出します。もはや会社は、あなたの雇用を保証してはくれない。自分のキャリアは、自分で責任を持つ時代へ変わってきた。


年収が高ければ多少希望しない仕事でも慣れれば、このまま働き続けてもいいのかなぁ、と考えることもできる。ところが、年収は上がる見込みがほとんどなく、しかも終身雇用が完全に崩壊し、いつリストラされるかわからない状態です。45歳リストラあるいは40歳でリストラになる可能性もある。手遅れになる前に、20代のうちに考えておきましょう。45歳で人生失敗となったら、立ち直ることはかなり大変です。そのまま貧困生活をしていくことになってしまう。

どの分野で働くのか、どういった職種を希望するのか、これを決めなければいけません。漠然と考え込んでいても先へ進みません。希望職種が定まると、それに合わせて何をすればいいのか、具体的なことが浮かんできます。僕の場合はWEB制作なので、プログラミング言語とWEBデザインを学びスキルを身につけることから始めました。


・興味がある内容は何か?
・いままでの経験から希望職種を考えてみる。
・求人情報をチェックしてみる。
・友人・知人からの紹介。
など

将来をイメージするために、30代の職種や業種の年収を把握しておくことをおすすめします。これを見ると事務系や小売/外食では、年収は400万円以下です。もし年収500万円以上を希望するなら、それに見合った職種を選ばないと期待している年収が得られません。



出典:https://doda.jp/guide/heikin/age/


職種選びは重要です。
事務系を選んでしまうと、年収が上がる見込みはありません。

https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/


世の中には努力しても給料が増えない職種がある

考えて見てください。コンビニバイトを一生懸命頑張りました。「年収1000万円になりました」とは、ならない。年収1000万円なら、時給換算にすると5000円くらいです。世の中には、いくら頑張っても年収が増えない職種があります。

たとえば、保育士、介護士、社会福祉士の仕事です。これらの職種で給料が低いと悩んでも、どうにもなりません。頑張っても、収入を増やすことができない職種だからです。すでに賃金が決められているため、努力次第で給料が増えることはありません。年収を増やしたいなら、努力次第で給料が増える職種につくことです。これを誤ってしまうと、ムダな労力と時間を使ってしまい、いつまでも年収は増えないままです。



6.25~29歳は人生でもっとも大切な時期


出典:https://doda.jp/guide/age/


● 行動量の差が年収の格差
● 25~29歳がもっとも転職に有利(転職成功率が高い)

「転職に失敗した」そうならないために、ここはじっくり考えていかないといけない時期です。なぜならば、25~29歳に何をしてきたかによって、将来が決まってしまうからです。もっとも有利な転職は、この年齢です。30歳を過ぎると実務経験とスキルを問われてしまい、ハードルが高くなります。年収が高い職種につきたいのなら、このことを考えなければいけない年齢です。20代ならまだ未経験でも雇ってもらえる可能性があります。未経験でも転職できる最後の時期です。

20代後半は自分の可能性を広げるラストチャンス。この時期に未来の自分の可能性をせばめることをしてしまうと、希望をもてない人生を歩むことになってしまう。そのためには、行動量を増やします。行動量が多ければ、その分可能性が広がります。年収の差は、行動量の差によって決まってしまう。当然ですが、動かなければ何も変わりません。なるべく早めに行動を起こすこと。早ければ早いほど有利です。これが成功の秘訣です。


はじめて転職をしたのは何歳ですか?
全体平均 28.2歳
男性平均 28.9歳
女性平均 27.0歳

※調査:Job総研を運営する株式会社ライボ


出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000013597.html



絶対にいきなり辞めない

自分が求めていることと今の仕事内容が違うからと思っても、すぐに辞めようとはしないで下さい。無計画にいきなり辞めてしまうと、あとあと苦労する羽目になります。会社を辞めて転職活動に集中したい、という気持ちは理解できますが、準備不足だと失敗する確率が高くなってしまいます。


副業の重要性
どうしても不安な気持ちはあります。そんなときは、副業で始めてみる。実際に仕事をしてみないと、ハッキリしたことがわかりません。転職に失敗する原因は、働かないと本当のことは分からないところにあります。ここにミスマッチがおきてしまう。アルバイトでもかまわないので、実際に働いてみて判断する。いろいろと試してみて、これだと思った仕事に焦点をしぼりスキルを磨いていき価値を高めていきます。

副業の約半数が月収1万円未満
転職サービス「doda(デューダ)」の調査によると、平均月収において最も割合が多かったのは、「1万円未満」で48.1%。次いで「10万円以上」が13.8%となっている。5万円以上の割合は23.8%であった。
※調査:2023年8月23日〜9月1日、20歳〜59歳の1万5,000人を対象。


出典:https://news.mynavi.jp/article/20240201-2874330/


30代前半で年収500万円になるように、20代のうちに基礎固めをしておきます。これをしないで30歳になると、目標額に届きません。基礎をしっかりかためておく最後の時期が、20代後半です。この時期に身についたことが、30歳そして40歳のときに役立ちます。キャリアプランをしっかり立てて、スキルと経験を積み上げていきます。大切なことは、将来につながることをしていくことです。その場限りのことや他社で通用しないスキルは、なるべく避けます。市場のニーズを的確にとらえて仕事をしていきます。


スキルを身につけて一人前になるためには、1万時間 [※注] が必要だと言われています。長い時間がかかります。強い意志と精神力が必要不可欠です。このことを十分理解したうえで、キャリアプランを立てます。


1日 8時間だと 3.5年
1日 4時間だと 7.0年
1日 2時間だと 14.0年


100%を目指そうとすると、かなり時間がかかってしまいます。そこで80%を目標にします。すると2000時間で済みます。2000時間であれば負担感が大幅に減ります。100%を目標にしてしまうと挫折する人が増えてしまいます。絶望感と敗北感にさいなまれ、自信を失っても良くありません。最初は8割達成くらいでOKと考え、次のステップへ踏み出しましょう。


出典:https://alyjuma.com/hacking-10000/


※注:「1万時間の法則」とは、ある分野でスキルを磨いて一流として成功するには、1万時間もの練習・努力・学習が必要だというもの。 心理学者のアンダース・エリクソン教授(フロリダ州立大学)らの研究をもとに、マルコム・グラッドウェルの著書『天才! 成功する人々の法則』(講談社、2009年)で提唱した法則。


専門性をいかしたジョブ型雇用へ

いま新常態(ニューノーマル)が定着しはじめています。多くの企業で働き方改革が進められています。雇用形態もジョブ型雇用にシフトしていく。つまり専門的なスキルが求められ、能力がない人には仕事がなくなる可能性がでてきた。いままで想定していなかった働き方が、一般化していくことになる。環境変化に対応できない人材は、厳しい現実に直面します。

▼ 雇用形態
メンバーシップ型:人に対して仕事を割り当てる、従来から日本で行われていた雇用形態。
ジョブ型:仕事に対して人を割り当てる雇用形態。海外企業では主流の雇用形態。職務記述書(ジョブディスクリプション)で職務内容を明確に定め雇用契約を結ぶ。


考えてみてください。45歳でリストラされスキルも経験のない人が、WEB系の仕事をしたいので再就職を、と考えてみても絶望的です。人生の失敗、手遅れです。30歳を過ぎてからでも遅くはないという方もいるかもしれませんが、20代と30代ではその後の人生がハッキリわかれてしまう。10年の差をうめるには、かなりの努力が必要です。苦労をするなら20代のうちにするほうが、あとあといい結果が出ます。35歳転職限界説というものがあります。実際に35歳以降になると、求人数が激減します。年齢を重ねるごとに選択肢が、減っていきます。45歳以降だと、まともな求人は皆無。20代の失敗は、いくらでもあとで取り返しができます。20代で将来のキャリアプランをしっかり考えましょう。

まず最初にすることは、どの業界で活躍したいのか、どういった仕事をしたいのか、を決めなければなりません。漠然と理想の仕事をしたいと言ってみても、物事があまりにも不明瞭ではっきりしません。この状態で年を重ねるのは危険です。時間との勝負です。早めの行動が成功をつかめます。


10年周期で経済危機がくる

経済危機は10年周期でやってくる。景気回復への道筋が見えないなか、企業は手探りでこの危機を乗り越えていかなければいけない。そのとき、当然貢献度の低い社員はリストラされる。特に、中高年はターゲットになる。

  • 1991-1993年・・ バブル崩壊

  • 2001年・・・・   ITバブル崩壊

  • 2008-2009年・・ リーマンショック

  • 2020年・・・・・パンデミック(コロナウィルス)

  • 2030年・・・・・???

  • 2040年・・・・・???(←僕らは40代になっている)


適者生存時代の幕開け

ビジネスのルールが変わった。もはや、強者が強いわけではない。環境変化に適応できる企業だけが、生き残れる時代です。ビジネスの世界で生き残るには、適者生存の法則に従うしか選択肢は用意されていない。環境変化適応力がある人だけが、勝ち組になっていく。時代の変化は、好むと好まざるとにかかわらず起きていく。誰にも止められない。だからこそ、古い価値観をすて新しい価値観を受け入れていくことが必要なわけです。昭和の時代は終わっているにもかかわらず、まだその価値観を持ち続けている。社内には、時代の変化に適合できない人がたくさんいる。この人たちは、いずれリストラされる運命です。



7.年収を最優先に考えるなら大企業


● 大企業と中小企業の生涯賃金の差が1億円
● 大企業で働きたいなら20代後半がリミット
● 中小企業の10年生存率が1割

人生失敗と思ってしまう最大の原因は会社選びです。大企業と中小企業の生涯賃金の差が1億円以上あります。この差は大きい。大企業は全国に1万1,000社[※1]あります。このどれかに正社員で就職すれば、まず貧困化することはありません。満足にボーナスや残業代も払えない中小企業で働くより絶対に得です。働く側にとってみると一番心配になるのが給料です。これが生活の基盤になります。あまりにも低い年収では、生活そのものが成り立ちません。その会社で長く働き続けるのは、いい選択ではありません。最低でも貧困化しない会社を選ぶ必要があります。

※1:転職グット http://jobgood.jp/chusho


大企業に転職したいなら20代のうちに

30歳を過ぎると実務経験を問われてしまい、ハードルが高くなってしまいます。かなり高いスキルと経験を持っていないと、大企業への転職は厳しいと考えた方が無難です。したがって20代後半がリミットです。

中小企業に就職するとき、注意する点があります。それは倒産・廃業があることです。下記の生涯賃金は、定年まで働き続けることができた場合の金額です。中小企業では定年まで働き続けることがとても難しい。10年生存率が1割程度だからです。信用調査会社(帝国データバンクや商工リサーチ)に掲載されている中小企業でも、10年生存率は5割程度です。2社に1社しか生き残れません。

中小企業の場合、1社で定年まで働くことが、どれほど大変なことなのか理解できると思います。3~4社くらい転職をすることを前提に、キャリアプランを考えることが最善と言えます。つまり、他社でも通用するスキルと経験を持つことが転職に有利になります。



▼ 企業規模別 平均生涯年収

出典:https://www.hokugin.co.jp/cs/increase_insurance/contents/003.html


出典:https://www.hokugin.co.jp/cs/increase_insurance/contents/003.html


国税庁のデータによると

・会社設立1年で60%が倒産・廃業する 生存率40%
・設立5年で85%が倒産・廃業する 生存率15%
・10年以上存続する会社 6.0%
・20年以上存続する会社 0.3%
・30年以上存続する会社 0.025%



8.絶望的な未来が待っている


正規労働者の平均年収370万円

日本経済で起きている現実社会の現状を見てみましょう。早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)の橋本健二氏は著書『新・日本の階級社会』によると、正規労働者の平均年収が370万円で全体の35.1%(2192万人)となっている。厚生労働省の調査とほぼ一致している。一般的な会社員を続ける限り、年収500万円は難しいのが現状です。年収が上がる見込みは、ほぼないと考えた方が良さそうです。

失われた30年と言われるように、先進諸国で日本だけが給料が上がらない状態になっている。日本経済は悪化の一途をたどっている。このままの状態が続くと年収300万円時代が、もう時期来そうな予感がする。



Z世代が40歳を迎える2040年深刻な事態に

2020年の日本の高齢化率は28.9%です。3分の1が高齢者です。ということは、現役世代2人で1人の高齢者を支える社会になっています。Z世代が40歳になる2040年には、高齢化率は35.3%になっています。現役世代1.5人で1人の高齢者を支える社会になる計算です。



給料が増えないなか、税金と社会保険料の負担ばかりが年々増えていく。頑張って働いても手元に残るお金は、たいした金額にはならず家計に余裕はない。少子高齢化の影響を直接受けてしまう年齢になっている。このままZ世代が定年になったとき、日本社会はどう変貌しているのか、はたしてZ世代に未来はあるのか。


激減!年収500万円の会社員の手取り額の推移

同じ年収500万円でも、15年間で35万円手取りが減っている。このまま減り続けると、僕らの将来の手取りはいくらになるのか。パンデミックによる休業支援金・給付金は、恐らく近い将来国民が負担することになる。さらに、防衛費の増額問題が議論されている。確実に、手取り額は減っていく。


出典:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71148?page=2


一般的に、手取り額から貯蓄に回す理想の割合は30%程度とされています。貯蓄に回す額が減っていくと、将来貧困化する確率が高くなってしまいます。したがって、無理なく理想の貯蓄ができる収入を得る必要があります。


出典:https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2011/14/news019.html


2022年の平均貯蓄率は36.0%
総務省統計局の家計調査によると、二人以上の世帯のうち、勤労者世帯の2022年の平均貯蓄率(黒字率)は36.0%です。


出典:https://www.resonabank.co.jp/kojin/column/shisan_kihon/column_0024.html


Z世代が、お金の不安を感じ始めた年齢は平均22.7歳(松井証券株式会社調べ)となっている。バブル世代に比べると、かなり早い時期から不安を感じている。しかも、年金の受給年齢が60歳→65歳からと引き上げられた。もしかすると、僕らが受給できるときには、70歳?75歳?から、、、になっていないだろうか。不安がよぎる。一体、僕らはいつまで働けばいいのか。


出典:https://www.matsui.co.jp/company/ir/press/research/20220316.html


僕らは80歳まで働くの? 年金だけでは生活苦?

総務省統計局の高齢者の就業人口を見ると、70~74歳の就業率は30.2%となっている。こんなに働いているのかと思ってしまうくらい、年々高齢者の就業率が高くなっていく。やはり年金だけでは、生活が苦しいというのが率直なところです。このまま少子化が続けば、年金額が減らされること間違いない。僕らがシニアとなったときは、80歳?まで働かないといけないのかと想像してしまう。2022年に生まれた赤ちゃんの数(出生数)が80万人を割り、政府の推計より10年ほど早いペースで少子化が進んでいる。このままだと、年金額は減額する可能性がある。

ちなみに、僕らの年金は税金がかかるので手取額は減ってしまう。
ただし、遺族年金と障害年金は非課税。

出典:総務省統計局の「労働力調査」平成30年(2018年)


出典:FNNプライム https://youtu.be/t8l7uJDmiZs



9.勝ち組の働き方


● 圧倒的な実績が信頼を生む
● 成果を出す人はアウトプットを重視している

人生の失敗は20代にあった。20代で仕事をはじめてから最初の3年で人生が決まる、とまで言われています。そのくらい最初が肝心です。最初がうまくいかないと、その後のキャリアに影響を与えてしまいます。つまらない仕事でも率先してやる心構えが必要です。なぜならば、経験の浅い人にいい仕事はまわさないからです。このことは理解しておく必要があります。したがって、20代は人よりも多く経験を積んで自己投資とチャレンジに徹することが、とても重要です。

成長スピードが早い人は、 圧倒的に実績をつくっています。実績を積み上げることで信頼されます。信頼されるといい仕事がまわってきます。実績を積み上げることでしか、信頼を築くことができない。あなたにどれだけ優れた能力があろうとも、実績を示さなければ信頼は得られません。これがビジネスの法則です。

20代は行動量です。この一言に尽きます。行動を起こす以外、現実社会を変える方法はありません。成果を出す人は、アウトプットをめちゃくちゃ多く出している人です。インプットよりアウトトップを重視し、圧倒的な結果を出し続けます。成長するためにはアウトプットをすること。これが必須条件です。「人生失敗した、手遅れ」となる最大の原因は行動量です。20代のうちに動けるだけ動きます。年齢を重ねるごとに、行動量が減っていきます。45歳でリストラされたら精神的ショックが大きく、動くことはまず不可能です。メンタルが完全に崩壊します。



<勝ち組の法則>

圧倒的に実績をつくる※

信頼される

いい仕事が得られる

給料も増える

※つまらない仕事でも率先してやる


仕事ができる人になるために

◎「ありがとうございます」を口癖にする
◎ 誰にでも公平な態度で接する
◎ 固定観念にとらわれない
◎ 責任感を持ち、ミスはすぐに認める
◎ 相手を責めない
◎ 感情的になって怒鳴らない
◎ 常に学びの姿勢を持つ


専門性は複数持つ
1種類の専門的な仕事をだけで、これからも仕事をし続けるのは危険です。数種類の専門的なスキルを身につけた方が、将来に役に立つ。時代が激変しているなかで、1種類のスキルだけで今後も仕事があり続けるか、わからないからです。業界の壁が年々崩壊し、今まで関係ないと思っていた会社が、突如競争相手になるといたことが起きます。自動車業界がいい例です。電気自動車が市場に登場すると、さまざまな企業が参入し今までとは違った分野の企業が競争相手として現れてきた。

今働いている業界もいつ変貌するかわからない状態です。この変化を先読みするのは大変ですが、スキルを複数持つことで将来の可能性が大きく変わります。したがって、専門は2つ、あるいは3つ持った方が有利に働きます。

たとえば
WEB制作 + マーケティング
WEB制作 + 英語
WEB制作 + デザイン

など


「時代のニーズが何か」
これをつかんでおくと、キャリアプランが立てやすい。

「ジャーナリストになりたいから新聞社に入社する」と考えてみた場合、新聞業界は衰退産業なので将来性はない。WEB系のメディアに就職した方が近道です。ここを読み間違ってしまうと、あとが苦労します。成功への法則は、時代の波に乗る。これを念頭に置き仕事のスキルを磨いていきます。

時代に乗り遅れると仕事を失うことになります。大切なことは、今までの価値観を捨てること。過去のことが邪魔をし、新しいことにチャレンジできなくなってしまう。気づいたときはもう手遅れ。こうなると最悪の結果が待っています。そうならにためにも、常に新しい事に興味を持つことは必要です。


出典:https://news.yahoo.co.jp/byline/kamematsutaro/20230101-00330946


参考データ:日本新聞協会https://www.pressnet.or.jp/data/circulation/circulation01.php


関連記事:【仕事がデキる人になる方法】



10.就職してはいけない会社の特徴


<就職してはいけない会社の特徴>

● 給料が低い会社(世間やその業界と比べて平均以下の給料)
● 保険が完備されていない
● サービス残業がある
● みなし労働を採用している
● ボーナスが出ない
● 人間関係が悪い(怒鳴っているなど)
● 退職率が高い
● 勤続年数が短い
● 休日出勤が多い
● 利益率が低い
● 衰退産業である
● 有給消化率が低い



次のような会社は、すぐに転職を考えた方がいい。最近増えているのが、みなし労働です。みなし残業代を使って「定額働かせ放題」をしている企業がかなりあります。20時間の残業代と称して、実際には50時間・60時間残業をさせられているケースがあります。この制度を採用している会社がすべてではありませんが、悪用している会社は存在します。

また、保険が完備されていない会社は要注意です。社会保険料が払えないほど、収益が低い可能性があります。リストラや倒産の危険性がある。中小企業の10年生存率は1割程度です。赤字経営が約65%となっています。このことを理解した上で、会社を選ぶことが重要です。

▼ 求人票をチェックするポイント
● 「みなし残業代」「固定残業代」「裁量労働制」に要注意
●   年間休日数:労働基準法にもとすると平均日数120日程度
●   社会保険(雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金)の加入の有無
●   異様に高いモデルケース:頑張らないと得られない給料モデル可能性大
●   週休2日制 実は週2日休めない

週休2日制は、一般的には1ヶ月の間に2日休みの週が、少なくとも一度あり、それ以外の週は1日以上休みがある場合のこと。
例)月の第1週目だけは2日間休日にして、残りの3週は休日が1日だけ



出典:https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-63/



< 就職後3年以内離職率が高い業種> 
飲食サービス業 
運送業(トラック・タクシー運転手)
宿泊業(ホテル・旅館)
教育・学習支援業(塾など)
福祉・介護業界
美容業(理髪店・美容室・美容院・ビューティサロンなど)
営業代行業
小売業(スーパー・デパート・アパレルなど)
ブライダル業
派遣業
不動産業
娯楽業(映画館・パチンコなど)
引っ越し業
金融・証券業
広告代理店業
保険業(生命保険の営業職)
自動車販売業
建設業

参考:厚生労働省(新規学卒者の離職状況)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000137940.html


関連記事:中小企業の真実 約7割赤字、データから読み解く衝撃の事実


貧困化する非正規労働者

2020年の非正規労働者は約2090万人、全労働者のうち37.2%が非正規労働者です。リーマンショックのときに社会問題となった、非正規労働で雇用される働き方は絶対にやめる。人生が狂ってしまう。この働き方は、将来貧困化してしまう働き方です。ボーナスも退職金もなく低賃金で働くことになる。スキルが身につかず、単なる作業労働者、機械の一部品のような働き方です。

一度非正規雇用で働くとその後も正社員になれず、永遠に非正規雇用で働くことになってしまう。非正規雇用はとても不安定な働き方で、いつ仕事を失ってもおかしくない働き方です。経済が悪くなって真っ先に解雇されるのは、非正規雇用の人たちです。この人たちは、いま地獄のような貧困な生活をしています。劣悪な規雇形態で働かされ、将来の希望がまったく見えない状態です。


<ブラック企業に転職しないために>

● 情報収集は怠らないこと。
● 必ず他社と比較検討すること。


参考)正社員と非正規の賃金格差

出典:https://www.nenshuu.net/sonota/contents/seiki.php


出典:https://www.nenshuu.net/sonota/contents/seiki.php


【正規雇用労働者と非正規雇用労働者の推移】

出典:厚生労働省「非正規雇用」の現状と課題



11.人脈が重要な理由 リファラル採用とは


人脈をつくるコツ
● 相手の役に立つことを提供する
● 相手のニーズや関心ごとに話を合わせる
● 相手の話を丁寧に聞く


実は、いい仕事というものは求人サイトにはのらない。知り合いを通じてくちコミで採用されている。見ず知らずの他人を採用するよりも知り合いを通じて採用した方が、定着率も高く確かな人材を確保できるからである。特に、重要な仕事の場合はこの傾向が強い。時間と労力を使って、人材を採用したのにすぐに辞めてしまったら、意味がありません。だから、信頼できる人からの紹介が有益なわけです。

アメリカなどでは社員紹介採用(リファラル採用)といって、自社の社員の友人や知人から紹介してもらう採用方法がある。ミスマッチが起こりにくい。これは結構重要。参考までに、マイナビ中途採用調査によると、リファラル採用を導入している企業は年々増えているそうです。


出典:https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu603/


いい仕事を得るためには誰を知っているのか、人脈がすごく重要です。日頃から顔を売っておくといい。単純に知り合いを増やすのではなく、WIN-WINの関係を築ける人間関係が本当の人脈です。自分の利益しか考えられない人は、いい人脈は築けません。

実は仕事をする上でとても重要なことは、価値観が合う人と一緒に仕事をするということ。価値観が合うと、仕事がとても楽しくなります。人脈はこの問題を解決してくれます。


12.ダイレクト リクルーティング

ダイレクトリクルーティングとは、求人媒体や人材紹介会社など第三者を通さずに、直接企業が求職者にスカウトする手法のことです。専門的なスキルや豊富な経験を持つ人材を採用するのに役立つので、自社の求める条件に合った人材と出会う確率が高い。そのため求人に熱心な企業は積極的に使っている。

代表的なマッチングサービスを展開しているのがビズリーチです。会員登録者170万人(2022年7月時点)、導入実績は累計27,500社以上。

注意)
特別オファー型:
特別オファーと言っても通常オファーと変わらず、単に会社のPRのために一斉送信してくるケースがあります。この場合、人手不足で人材を確保したいねらいがあります。あなたの履歴書を読んで、本気で採用したいわけではない。

カジュアル面談:
企業の担当者と求職者が、気軽に話をして情報交換を行う場のことを言います。選考は行いません。しかし、中にはその場で選考のためにあれこれ聞いてくる企業もあります。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=vxb_m_eA_KQ


注)ビズリーチは、無料会員と有料会員があります。無料会員だとすべてのスカウトの閲覧・返信ができません。また、すべての掲載求人への応募もできません。有料プラン:30日間コース 5,478円(税込)の一括払い。


13.仕事選び5つのポイント


● 需要がある(仕事がなくならない)
● パソコンがあれば仕事ができる(在宅勤務可能)
● スキルが自分の財産になる(他社で通用する)
● 応用範囲が広い(汎用性がある)
● 成長が見込まれる(成長産業)


ポイント1:需要があること

僕らは仕事をして給料をもらっているわけです。顧客がいることが大前提です。収益があげられない仕事は、いくらその仕事を望んでいても生活が成り立ちません。常に市場に需要があること。そして市場価値がある人間になること。市場価値があれば、仕事の依頼は来ます。どのようなことが起きても仕事に困ることはありません。


ポイント2:パソコンがあれば仕事ができる

在宅勤務可能な仕事を選ぶようにする。明白な事実として、3密になってしまう職種は仕事がなくなってしまうことです。失業してしまったら、人生設計が大きく狂ってしまいます。そうならないために、パソコンがあれば仕事がなくならい職種を選ぶようにします。第2、第3のコロナが来たときに仕事がなくならないで済みます。

また、パソコンのスキルをいかして副業で稼ぐこともできます。1社にフルコミットして仕事をするのではなく、複数の会社で仕事をしていく時代です。もし本業で稼げなくなっても、他で収入を確保できます。


ポイント3:スキルが自分の財産になる

誰にでもできるような仕事やその会社でしか通用しないスキルは、リストラや倒産したとき再就職がかなり難しくなります。他社でも通用するスキルを持っていれば、転職も容易です。また副業の際にも自分のスキルや能力を売っていくことができます。収入を確保するためにも自分にしかできないスキルを身につけ、希少価値を高めていくことです。そのような仕事につくことが、将来安定的な生活を保障してくれます。


ポイント4:応用範囲が広い

自分の持っているスキルや能力が、業界をまたいでも価値がある汎用的な仕事が最適です。将来どの業界が衰退するのかわからないくらい時代の変化が激しい。今いる自分の業界が20年後あるいは30年後衰退するかもしれません。そうなったとき、応用範囲がきく仕事なら心配ありません。


ポイント5:成長が見込まれる

新聞社や出版会社は斜陽産業です。衰退の一途をたどっています。この業界で働く人は、将来仕事を失います。どの業界で働くのがいいのか、選択を誤ると人生が終わってしまいます。そうならないために、成長産業で働くことをおススメします。同じ仕事、同じ労力を使うのなら給料が高い仕事についた方が絶対に得です。成長産業で働くと年収が増えます。常に、情報を収集し市場の動向を見るようにします。そして、できる限り成長産業で働くようにスキルを磨いておく。

成長産業の探し方、アメリカ労働統計局のデータを参考にする。アメリカは日本の先を行っています。アメリカで起きていることは、必ず日本でも同じように起きます。

参考:アメリカ労働統計局

▼ 成長産業
コンピューターシステムデザイン関連
2029年までに57万人雇用創出、年成長率2.3%

▼ 衰退する産業、年成長率
・タバコ産業 :マイナス5.2%
・ケーブルテレビ関連: マイナス4.8%
・新聞紙、定期刊行物、書籍、出版業界: マイナス4.0%

出典:Industries with the fastest growing and most rapidly declining wage and salary employment

https://www.bls.gov/emp/tables/industries-fast-decline-employment.htm
https://www.bls.gov/emp/tables/industries-fast-grow-employment.htm


14.転職に成功する人の特徴



  • 成長産業を把握している

  • キャリアの幅を広げられる

  • 広い人脈を持っている

  • 専門的なスキルと英語力を持っている

  • 環境変化に柔軟に対応できる

  • 顧客目線で物事を考えられる


20代のうちにこれらのことを身につけておきましょう。
転職するとき役に立ちます。

年収で考えるならば、成長産業で働くことが最善です。衰退産業では同じ職種でも給料が減ってしまいます。いずれ事業が縮小しリストラとなる運命です。いい転職の条件は専門性です。専門的なスキルが身についていない人は、いい仕事は得られません。望まない仕事をせざるを得ないことになってしまいます。将来のことを考えるなら、専門性を20代で身につけることをおススメします。

さらに、柔軟なものの見方や考え方ができる人は転職に強い。いまの経済環境が大きく変わってしまっても、環境適応力がある人は生き残っていけます。環境変化に適応できなければ仕事を失います。最終的には最低賃金で望まない仕事をすることになってしまいます。

困ったときに頼りになるのが人脈です。普段から人に対して信頼貯金をしておきましょう。信頼貯金ができている人は、最悪の事態が起きても問題を回避できます。

<信頼貯金の作り方>
・他の人が嫌がることを率先して行う
・感謝の気持ちを伝える
・相手の気持ちを理解する
・約束を守る
・嘘をつかない
・失敗したら素直に謝る
・人のせいにしない



情報が大切、未来が見える

毎日100しか情報を得ない人と1,000情報を得る人では、1ヶ月で3,000と3万との差が出ます。月3万の情報を得る人の方が圧倒的に有利に働きます。

人生失敗とならないために、情報を誰よりも多く早くつかむこと。情報から将来が見えてきます。ググると何でも情報が得られる。人よりもより多く情報を得てみると、将来のことが手に取るように見えてくる。将来のことが分かれば、大幅に失敗のリスクを回避できる。時代の変化が想像以上に速いスピードで動いています。のんびりとしていると、時代から取り残される。手遅れになる前に、最新情報をたくさん手に入れましょう。



TOEICスコア獲得して就職を有利に進める

・TOEICスコア(600点以上獲得)
・ワーキングホリデイを活用し海外で職歴


TOEICスコアがある人は、就職に有利になります。グローバルに活躍できる素養があると判断されます。これからの時代、海外を視野に入れた事業展開が不可欠です。英語ができる人材は、重宝されます。しかし、それだけではありません。人的資産としても価値が、グーンと向上します。

・向上心
・目標達成能力
・忍耐力
・グローバル感覚

このような素養が評価される。TOEICスコアは、職歴や大学名よりも人間性を見てもらえる。未経験の職種に応募する際、プラスポイントになります。応募する企業や職種によって異なりますが、一般的にTOEICスコアは600点以上と言われています。20代のうちにTOEICスコアを獲得しておきましょう。可能であれば、ワーキングホリデーを利用して海外で職歴を積んでおくと高評価が得られます。

ワーキングホリデーは、異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認めるビザのこと。広い国際的視野をもった青年を育成や両国間の相互理解、友好関係を促進することにつながる。

ちなみに、オーストラリアの最低時給は 21.38オーストラリア・ドル(約2,010円、1豪ドル=約94円)です。オーストラリアは、いま最も人気を集めている国です。競争倍率が高くなっている。

▼ TOEICの点数と英語レベルの目安

出典:https://minchalle.com/blog/toeic-score


ワーキングホリデー制度
◎滞在期間中、旅行・滞在資金を補うために就労を認めている制度。
◎ビザ申請の年齢制限は、ほとんどの国が18~30歳まで。
基本的に1年間滞在が可能 (最長3年間)。
年間約1万5千人が利用しています。
◎ワーキングホリデー協定国は25ヶ国以上。


参考動画)
【ワーホリ】給料大公開!カナダで働いたら給料高すぎた
月給 437,596円(レート:1カナダドル105円)
なんと手取りだそうです。
条件:
・日本食レストランのホールスタッフ
・ワーホリビザ週40時間労働
・時給15.65カナダドル

https://youtu.be/GAVn0SOErKs

出典:https://www.youtube.com/@tomomijourney2072/videos


NHKクローズアップ現代
“安いニッポンから海外出稼ぎへ” ~稼げる国を目指す若者たち~
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4746/



関連記事:英会話の9割は2800単語でカバーできる、日常会話はこれでOK



15.挫折してしまう4つの理由

人が挫折してしまう理由は次にあげる4つです。

① 結果だけ夢見る
② 失敗恐怖症
③ 自分に自信が持てない
④ 人の目が気になる



① 結果だけ夢見る

結果だけを追い求めてしまうと、挫折してしまう。結果を出すためには努力が必要です。簡単にいい結果は出ません。長い時間がかかるため結果だけを夢見てしまうと、あきらめてしまうのが早くなってしまう。努力した分が、すぐに結果として現れればやる気もわきますが、結果が出るのはズーと先です。その間は辛抱しなければいけない。コツコツ努力しスキルを磨いていくことが、未来につながります。


② 失敗恐怖症

何か新しいことにチャレンジしたようと考えたとき、人はその後の失敗を気にしてしまう。もし失敗したらどうしようと思ってしまう。頭の中に失敗したときのイメージが浮かんできてしまい、一歩前へ踏み出せなくなってしまう。人生完璧なんて絶対にありえないことなのですが、失敗が怖くて行動できない。失敗しても再チャレンジすれば問題ないのですが、やはり失敗することは恐怖なのです。


③ 自分に自信が持てない

あきらめてしまう人の多くは、自分に自信がない。それほど大したことではないことでも、自分に自信が持てず何もやろうとしない。自分に対する評価が低くすぎる。これでは何もできなくなってしまう。完璧主義をすてることから始めないと、先へ進むことができません。


④ 人の目が気になる

周りの人の評価が気になる人は、常にビクビクしています。こんなことをしたら怒られるとか、影口を言われるとか、いろんなことを考えてしまう。他人依存から脱却しないと、行動を起こすことができずあきらめてしまう。結局、気づいたときはもう手遅れだった。人生の最大の決断をのがす羽目になる。


16.新卒1年目。会社を辞めると、どうなるのか


会社を辞めたい新卒急増! いまZ世代に何が起きているのか

新卒社員の離職率は30%超

厚生労働省が2020年10月に公表している「新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)」によれば、平成29年における新規大卒就職者の3年以内の離職率は32.8%となっている。

絶対にいきなり辞めない
自分が求めていることと今の仕事内容が違うからと思っても、すぐに辞めようとはしないで下さい。無計画にいきなり辞めてしまうと、あとあと苦労することになります。会社を辞めて転職活動に集中したい、という気持ちは理解できますが、準備不足だと失敗する確率が高くなってしまいます。


会社を辞めると、しばられた鎖から解放され自由になった気分になって、いままで味わったことがないようなとても新鮮な気分で毎日をすごせます。会社で働いていたときは、息苦しい毎日だったと感じる人もいたかもしれません。20代では特にこうした感情をいだくものです。20代は、理想を追い求めてしまいがちですが、一旦理想は忘れ現実に目を向けるようにしましょう。

思い描いていた仕事と現実とのギャップで、心身とも疲れ消耗してしまう人もいるくらい悩みが大きくなります。仕事を辞めたあと理想の仕事を探そうとしますが、思ったように見つからない。これが率直な感想です。何ヶ月たっても見つかりません。なぜならば、理想が高すぎるからです。理想通りの会社は、まずないと思って間違いありません。理想を捨てないと、仕事は見つからず永遠に探し続けることになってしまいます。


現実は甘くない転職活動

最初に入社した会社が、たまたま自分に合わなかっただと思う気持ちもわかりますが、現実は甘くない。実は、会社の経営はとても大変で厳しい。簡単に収益をあげられるようなものではない。中小企業の65%が赤字経営で10年生存率1割、という厳しい現実があります。やっとの思いで会社経営をしているといってもいいくらいです。従業員の希望にあわせる余裕などありません。さらに言うと、従業員の希望にあわせていたら、経営が成り立たなくなってしまいます。そのくらい会社経営は大変なことなのです。


したがって、理想や夢をすてることから始めないと、いい仕事には出会えないと思った方がいい。いい仕事に出会えるためには、労働力としての価値を高めていかないといい仕事に出会えない。つまり人を採用する際、会社にとって有益な人材でないと採用しません。誰でもいいというわけにはいかない。それなりのスキルと経験がないと転職活動は難しい。


僕の場合は、WEB制作の勉強に3年はかかりました。そのくらいしないと、仕事として通用しないからです。希望する仕事を手に入れるためには、かなり大変です。未経験で転職活動は、ハードルがものすごく高い。最低でも100社くらいは応募する覚悟は必要です。このことを理解したうえで会社を辞める必要があります。会社を辞めればなんとかなると考えない方がいい。目に見える成果や実績がないと転職は難しいのが現実です。できる限り今いる会社で経験を積めることはすべてしておくこと。そして、辞める前に必要最低限の知識は身につけておく。そうすることで転職活動がスムーズにいきます。




新卒1年目。会社を辞めると、どうなるのか。
現実は甘くなかった !!


① 多額の社会保険料に驚愕!
② 生活苦、生活費が足りない
③ 能力不足で応募できる求人がない
④ 不採用通知にメンタル崩壊
⑤ 正社員の道が絶たれた
⑥ 厳しい現実に絶望の日々
⑦ 将来の夢は?それは幻想だった
➇ 理想の転職先は永遠に見つからない


[1] 辞めた瞬間

開放感と幸福感で胸がいっぱい。
息苦しさから開放され
すがすがしい一日が始まる。

しかし、その幸せは一瞬に崩れ落ちる。
それは一通の通知書から始まる。
多額の社会保険料の支払いが来た。

会社員のときに支払っていた額を
大幅に上回る額だ。

会社が半分払っていたその分も含めて
全額払うことになる。


[2] 再就職活動

希望を胸に新しい職場を探しに
ハローワークに行く。

希望するいい仕事はあるが・・・
だが実務経験とスキルが足りない。
何社か見るが、どれも同じだった。

再就職の壁
・実務経験とスキル必須
・未経験の求人が少ない

ここから地獄の日々が・・・
応募しても不採用通知が届く毎日。


[3] 転職したが・・・

時間が無情にも過ぎていく。
失業保険も切れ
生活がだんだん苦しくなってきた。

仕事が見つからない。
このままだとヤバイ。

結局、妥協の末
望まない仕事に就くことになった。
転職したが・・・
振り出しに戻ってしまった。


[4] 再就職は甘くないと知った瞬間

夢は幻想です。
会社はあなたの都合に合わせて
仕事を用意してくれない。


17.転職後も8割超が再度転職したい


失敗しない転職をするために
個人を尊重した柔軟な働き方ができる会社を選ぶこと。

▼重要なポイント
① 多様な働き方ができる制度がある
② 社員一人ひとりを尊重する企業文化がある
③ 多様な人材が活躍できる組織ができている


ある会社の20代転職経験者アンケートによると、転職者の8割超が「より希望に合致する企業があれば、再度転職したい」と回答している。転職しても、希望に合わないことは多いようです。このアンケート結果によると、かなり高い確率で転職後もミスマッチは起きているようです。転職が上手くいかなければ、転職を繰り返すことになってしまう。時間と労力をムダにしている。それだけでなく、スキルが身につかないといった問題も出てくる。転職は、慎重にした方がいいのは確かです。


典型的な転職失敗事例
失敗① 転職すれば、きっとうまくいくと思っている。
失敗② キャリアプランを考えないで転職してしまった。
失敗③ 何を優先するのか、あいまい。
失敗④ アピールできるスキルがない。
失敗⑤ 希望が不明確。
失敗⑥ 転職先がまだ決まっていないのに退職してしまう。


Job総研で転職の失敗について 調査 をしたところ、約4割の人が「転職でだまされたと感じたことがある」と回答し、約6割の人が「転職後のギャップが原因で退職した」と回答している。面接官は、この人に来て欲しいと思った人には、いいことしか言いません。転職エージェントも同じです。言葉通りに受け止めると、あとで後悔することもあります。


20代だと転職しやすいという面がある、一方ミスマッチがどうしても起きてしまう。ぶっちゃけ、これをうめる方法は、実際に働いてみない限りわからない。これが真実です。すべてに満足いくことはないので、ある程度の妥協点を見つけていくことが必要です。たとえば、「高い給料が欲しいなら、仕事内容にこだわらない」とか、「自由に仕事をしたいなら、給料にこだわらない」とか、どれかひとつに絞ってみるのが現実的です。20代は将来の夢や思いがあるので、現実とのギャップに悩む難しさがある。


出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000787.000013485.html


ミスマッチを完全に防げることはできないが、ある程度会社の内部事情がわかるサイトがあります。実際にその会社で働いている「社員や元社員の声」による情報サイトOpenWorkです。1,000万社以上の会社情報を見ることができます。

・平均年収
・有給休暇消化率
・残業時間(月間)
・社員or元社員によるクチコミ
など




出典:https://www.youtube.com/watch?v=p_kBE0co8Nw



18.キャリアの80%以上は偶然の出来事で獲得している


● 予期せぬ出来事がキャリアを左右する
● 偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる
● 何か起きるのを待つのではなく、意図的に行動することでチャンスが増える


クランボルツ理論(計画された偶発性理論)

計画された偶発性理論は、スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授が提案したキャリア形成における理論。個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。


クランボルツは数百人以上の成功したビジネスパーソンを調査し、キャリア形成について詳細に分析した。その結果は次の通りだった。

・キャリアの80%以上は、予期していなかった偶然の出来事によって形成されていること。
・その偶然を自分のキャリアに、良い方向に導く考え方や行動力を持っていたこと。
・偶然の出来事をただ待つのではなく、意図的に生み出し機会を増やしていたこと。



漠然と偶然や運に任せるのではなく「望ましい方向になることを指向する考え方」を持つことで、幸運を引き寄せる確率が増えることを挙げている。さらに、クランボルツは偶然の出来事をチャンスや好機に変える5つの要素があると述べている。

(1)好奇心:たえず新しいことに興味を持つこと

(2)持続性:努力を惜しまず続けること

(3)楽観性:実現可能だと思うポジティブシンキングの心構えでいること

(4)柔軟性:いつもオープンマインドの姿勢でいること

(5)冒険心:リスクを恐れず行動をしていく

参考:
その幸運は偶然ではないんです!― 夢の仕事をつかむ心の練習問題 ―
クランボルツ/レヴィン,A.S.【著】



19.キャリア構築に欠かせないウィークタイズとは



ウィークタイズ(Weak Ties)という言葉を聞いたことがあるだろうか。ウィークタイズとは、弱い絆(ゆるいつながり)という意味だそうです。人間関係を構築するとき、このウィークタイズがとても重要な意味を持ち、将来のキャリアを決定するくらい大切なことだという。


ウィークタイズ(Weak Ties)
1973年スタンフォード大学の社会学者マーク・グラノヴェッターが論文の中で人間関係についての理論で、ウィークタイズ(弱い絆、ゆるやかなつながり)という言葉を使って理論を構築している。


マーク・グラノヴェッターによると、家族や会社の同僚のような毎日顔を合わせるような人間関係よりも、たまに会って話す程度の人間関係の方がキャリア構築に役立つ情報を提供してくれるという。実は、転職市場では優良求人情報は表に出ることなく、知り合いのツテを通じて紹介され転職している。たまにしか会わない程度の人間関係でも、キャリア形成に役立つ。

考えてみてください。人材を採用するとき、知り合いと見知らぬ人とでは、圧倒的に知り合いの方が有利です。確かな人材を採用したい場合は、知り合いのツテから得たいと考えるの一般的です。人材の定着率も違ってきます。時間と労力を使って、人材を採用したのにすぐに辞めてしまったら、意味がありません。だから、信頼できる人からの紹介が有益なわけです。


強い絆で結ばれた人間関係は、信頼関係ができており安心感を与えてくれる。その一方、広い交友関係を築くことができない。きわめて狭い範囲でしかない。ビジネスにおいては、人間関係は広く浅くの方が圧倒的に有益な情報を手に入れることができる。


人間関係は広く浅く

いまやビジネスは、多様性に富んでいる。仕事が複雑になり、さまざまな形でビジネスが存在する。そのなかで、より有益な情報を得ようとするならば人間関係も多様でなければならない。あまりにも狭い範囲での人間関係では、一部の情報しか入らないため有益な情報をのがしてしまう。


転職相談は、会社の上司や同僚、あるいは家族に話すより、利害関係のない人と話す方が客観的見てくれる。キャリアパスで重要なことは、客観性です。自分のスキルや経験が、どのようにビジネスキャリアにいかせるのか判断しなければいけない。そのため、利害関係がある人物だと客観性を持たないアドバイスになってしまう。これでは、いいキャリアを築けない。


将来のキャリア構築には、ウィークタイズの人間関係が必要不可欠な条件になります。できるだけ、幅広い人間関係を築けるように心がける。


20.20%の企業では退職金を支給しない


退職金は、当然出るものだと思っているのであれば、それは間違いです。退職金制度は、法律で決まっているわけではない。退職金を出さない会社もあります。厚生労働省の調査では、退職金制度のある企業は80.5%となっています。つまり、20%の企業では退職金を支給しない。29人以下の零細企業では、35~40%支給されない状態です。

【従業員数ごとの退職金支給率】厚生労働省「平成30年就労条件総合調査」


退職金の平均額(勤続35年以上で退職一時金のみの場合)
大卒・大学院卒:1897万円
高卒(管理・事務・技術職):1497万円
高卒(現場職):1080万円


21.その残業、キャリアにプラス?

転職市場で「残業」が注目されている。必ずしも残業がキャリアにプラスになるとは限らない時代となっている。残業規制 2024年4月以降、猶予期間が終了する。
短時間で成果を出せる人がいい人材となり、残業が減らせる。その結果、その会社に優秀な人材が集まってくる。採用ブランディングにつながる。現場の変化に前向きに、主体的に受け止められる人材が求められていく。変化を成長できる機会としてとらえられる人、挑戦できる人が求められる。キャリアのステップアップにつながる働き方が、今後求められていく。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=KKzelhU5AoM



参考資料
厚生労働省『令和2年(2020年)賃金構造基本統計調査』で会社規模別平均年収

■ 大卒男性/従業員1000人以上企業

20~24歳 352.2万円
25~29歳 481.5万円
30~34歳 591.3万円
35~39歳 704.6万円
40~49歳 784.3万円
45~49歳 867.5万円
50~54歳 976.3万円
55~59歳 943.3万円
60~64歳 610.7万円
65~69歳 509.9万円
70歳~ 569.6万円


■ 大卒男性/従業員100~999人以上企業

20~24歳 326.5万円
25~29歳 427.8万円
30~34歳 506.2万円
35~39歳 583.4万円
40~49歳 669.6万円
45~49歳 728.3万円
50~54歳 821.9万円
55~59歳 813.3万円
60~64歳 578.4万円
65~69歳 517.7万円
70歳~  532.5万円


■ 大卒男性/従業員10~99人以上企業

20~24歳 295.5万円
25~29歳 370.0万円
30~34歳 433.1万円
35~39歳 489.6万円
40~49歳 543.0万円
45~49歳 614.9万円
50~54歳 649.2万円
55~59歳 639.4万円
60~64歳 509.0万円
65~69歳 454.3万円
70歳~ 417.1万円




会社の寿命

東京商工リサーチの調査によると、2020年に倒産した企業の平均寿命は23.3年。

製造業 33.4年
卸売業 27.4年
運輸業 26.2年
サービス業他 18.0年
情報通信業 14.9年
金融・保険業 22.0年


出典:https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20210203_01.html


■「就職活動での辛かった経験」ランキング
1位 面接などで緊張してしまう
2位 うまく自己PRできない
3位 本当は働きたくないのに就活しなければいけない
4位 働きたい会社が見つからない
5位 自己肯定感が低くなる
6位 周囲からのプレッシャー
7位 就活スケジュールがハードすぎる
8位 第一志望の会社の選考に落ちた
9位 複数の会社からの不採用
10位 友人たちが内定する中で自分だけ決まらない
出典:https://pinzuba.news/articles/-/5771?page=4


仕事の悩み

Q1   今の仕事にやりがいを感じない。楽しくない。
Q2   給料が増える見込みがない。安すぎる給料に不満。
Q3  上司や同僚とうまが合わない。毎日ストレスを感じる。
Q4  やりたい仕事があるが、スキルと経験がない。
Q5  月曜日の朝がつらい。会社に行きたくない。
Q6  残業が多くプライベートの時間がない。
Q7  仕事の目標が見つからない。
Q8  自分に向いている仕事が何か、わからない。
Q9  転職したいが怖くて動けない。
Q10  今の仕事を続けていても昇進や昇給が望めない。
Q11  長時間のサービス残業がつらい。
Q12  単純作業の繰り返しでスキルが身につかない。
Q13  思っていた仕事と違っていた。
Q14  自分に合った仕事が、他にあるのではないか。
Q15  社畜から解放されたい。
Q16  やる気が出ない。何もしたくない。
Q17  上司からの評価が低い。正当に評価してくれない。
Q18  朝礼が嫌い。時間のムダにしか思えない。
Q19  意味のないムダな仕事が多すぎて嫌になる。
Q20  収入が低すぎて貯蓄に回すお金がない。
Q21  ボーナスが出ない。
Q22  会社の飲み会が嫌い。仕事の延長に感じてしまう。
Q23  配属ガチャでハズレを引いた。毎日が憂鬱。
Q24  後輩への指導は自分が仕事を覚えるより難しい。


関連記事:仕事がデキる人になるコツ



まとめ  ~人生失敗、手遅れとならないために~


転職すべきかどうかは、個人のおかれている状況や人生の目標、そして価値観などによって決まってきます。一概に言い切ることが難しいのですが、転職する際、注意するべきポイントを挙げておきましょう。

① 今の仕事に不満があるか
② 給与、労働環境、福利厚生に問題があるか
③ 会社の将来のビジョンと目標に納得できるか
④ 新しい職場でキャリアアップが実現できるか


僕たちがよく見なければいけないことは

40代50代の先輩社員の働き方と
そして給料明細書です


1年前の給料明細書と比べてみる
2年前の・・・
3年前の・・・


給料は増えていますか?
自分の将来を、よーく考えよう。
今、思ったことがあなたにとっての正解です。

サラリーマンの年収が、今後増えることは考えにくい。20代、30代前半は重要な時期です。40代50代の先輩社員の働き方を見てください。その働き方が将来の自分です。先輩社員の後ろ姿から投影されるすべてのことが、自分の将来です。

感じたことを、すぐに実行に移せる人とそうでない人がいます。行動するか、しないかを決めるのは誰でもありません。ご自身の判断です。解決する方法を考え、一歩前へ踏み出すと人生が開ける。


人生を変えたい。25歳は人生の岐路に立たされるとき。ここで選択を間違ってしまうと、その後の人生が狂ってしまう。自分の人生を失敗しないために手遅れとならないよう、自分のキャリアプランをしっかり立てる。

25歳は人生のターニングポイント。このとき何を考えるのか、そのことが将来を決めてしまう。25~29歳は人生でもっとも大切な時期です。ここで経験したことが、将来につながります。ここをのがすとやり直しがきかなくなります。年収を最優先に考えるなら大企業です。生涯賃金が1億円以上違ってきます。1万社ありますのでチャレンジしてダメなら、そのとき考え直しても遅くはありません。何もせずに30歳になってからでは手遅れです。そのとき人生の失敗に気づいても、過去には戻れません。20代で失敗してもいくらでも挽回できます。失敗を恐れずにチャレンジしてみる。人生失敗とならないためにも、挑戦することは大事です。


時代の流れが早い。半年先のことですら、どうなっているのかハッキリわからない時代です。考え込んで将来の心配ばかりしていても何も変わりません。行動第一でまず動く。求められる能力は、キャリア構築力です。行動することでしか人生を変えることができない。手遅れにならないためにも、いま動くこと。圧倒的な行動量が、素晴らしい人生を築けます。未来の可能性を広げるチャンスは、いくらでもあります。それをつかむかどうかは、あなた次第です。30歳を過ぎてから「人生失敗した、もう手遅れだ」と知った瞬間の絶望感ははかりしれない。精神的ショックが大きく、立ち直れない。すでに、多くの人が45歳でリストラされ、人生が転落してしまっています。45歳定年が現実味を帯びています。

自分のキャリアは、自分で責任を持つ時代へ変わっていきます。会社が、定年まであなたの雇用を守ってはくれない。何も保証はしてくれない。日本型雇用システムは、完全に崩壊している。この事実をしっかり受け止めること。失敗した人生とならないために、今すべきことをしていくこと。それが20代のキャリア設計です。もっとも転職に有利なのが、25~29歳です。人生の9割は、この時期にしていたことで決まってしまいます。

また、ブラック企業で働き続けると、肉体的にも精神的にも消耗し人生が終わってしまいます。気づいたときには手遅れだった、となりかねません。20代は人生の中で、もっとも貴重な時間です。この時間をムダにしないこと。


人生失敗、手遅れにならないためにすべきこと
・夢を見るのではなく市場を見る。市場のニーズを把握する。
・行動量を多くする。その分可能性が広がり年収の差として現れてくる。
・つまらない仕事でも率先してやる。圧倒的な実績が信頼をつくる。


<給料を上げるための法則>
1.誰でもできる仕事に労力と時間を使わない
2.自分の資産にならない仕事はしない
3.時代の変化に適応するチカラを身につける
4.目の前の仕事を見ない、市場を見る
5.成功者の考え方を学ぶ


犬小屋程度しか建てられない基礎工事をしておいて
そこに60建てのビルは建てられない。
20代は基礎工事をする時期。
いかにして、頑丈な土台をつくることができるのか。
今そのことが試されている。


インスタ https://www.instagram.com/yyblog77/
Twitter https://twitter.com/yymizuta
ブログ http://yymizuta.kill.jp/
プロフィール http://yymizuta.kill.jp/right-sidebar/


インスタ @yyblog77

インスタは副業について投稿しています。これからの時代は「本業」+「副業」の時代です。本業で収入が増えないと悩んでいる方は、ぜひ副業をしてみてください。最初は、誰でもできる簡単なことから始めてみる。いろいろ試してみるうちに、自分にあった副業がみつかるよ。

おすすめ副業ガイド
\これだけは知っておきたい副業の極意/
▷今すぐにできるおすすめ副業
▷初心者が安全にできる副業
▷副業の秘訣こっそり

https://www.instagram.com/yyblog77/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?