ゆうこ

20年弱「ゆうこの山陰便り」を月に一回書いています。パステルシャインアートで描く絵と共…

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20年弱「ゆうこの山陰便り」を月に一回書いています。パステルシャインアートで描く絵と共にupします。

記事一覧

絲原(いとはら)記念館

 現在住んでいる安来市には日立金属という山陰有数の企業があり、ここの安来鋼(やすぎはがね)は有名。もちろん現在は鋼だけの生産ではなく、金属全般の金属加工をされて…

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20時間前

石見銀山遺跡世界遺産登録

 6月28日(2007年)昼間、某国営放送の全国ニュースで石見銀山遺跡が世界遺産登録に決議されたと報道があった。島根県の遺跡のニュースが全国放送されることなどめったにな…

ゆうこ
1日前
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旅する蝶々・アサギマダラ

 この蝶を見つけた研究者が蝶の体にマークをつけて追跡したら、◎◎から何百キロも飛ぶのだとか。その驚異の行動から「旅する蝶」と言われる。 島根県と広島県の県境にあ…

ゆうこ
2日前

八重垣神社

先のことを予想するのは神様でも難しいのではないか、と昨今の出来事を見ていて思うのは私だけではないと思う。何を言い出すのだろうと思う読者の方々だろうがワールドカッ…

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3日前
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とんどさん

 昨年末から皆さんと同じように街のイルミネーションにうっとりし、クリスマスプレゼントを喜び、クリスマス料理を頂き、年賀状書き、大掃除、お節料理作り、除夜の鐘を聞…

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4日前

げげげの鬼太郎

米子市の北にある境港は漫画家水木しげるの出身地だ。先月からJR境線米子駅には「霊」番ホームができ、境港まで行く境線についてTVやラジオのローカルニュースとして流れ…

ゆうこ
5日前
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北前船を追いかけて

災害避難のニーズを含めて住まいの安来市では行政無線が市内に張り巡らされた。雪の多かった年明けから業者さんが市内あちこちで工事をし、各家々にも装置を設置した。7…

ゆうこ
6日前

隠岐島の隠岐の海

 スーパーに買い物にいって品物を買い物かごに入れ、いつものようにレジに持って行った。キョロキョロあちこち見まわした後、視線を自分が置いたかごに向けるとタイ焼きが…

ゆうこ
7日前
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鳥取仁風閣  

鳥取市は城下町、江戸時代には池田光政に代表される池田家が治めた土地。 居城の鳥取城は久松山の自然地形を利用して築かれた山城で近世的な城郭を成していたが、明治時…

ゆうこ
8日前
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松江(9)小泉八雲

 小泉八雲旧居は松江城の堀の東側・塩見縄手の一角にがあり観光名所だ。うつむき加減の肖像やアイルランド人の父とギリシャ人の母をもち、欧米を転々とした後来日し、日本…

ゆうこ
9日前

松江(8)堀川遊覧

 10月最終週に弟夫婦が山陰旅行に来てくれた。一緒に出雲大社に参拝し、松江城や堀川遊覧を楽しみ、おしゃべりし笑った。  堀川遊覧は松江城の堀を50分ほどかけて一周す…

ゆうこ
10日前
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松江(7)武者行列

 島根県の県庁所在地である松江市は松江城天守閣のある美しい城下町。今年はこの松江開府400年という年にあたり、5日に武者行列があると聞き出かけた。昨年石見銀山が世…

ゆうこ
11日前

松江(6)和菓子をつくる

 夏休みで孫が泊まりに来た。彼女が楽しめそうなことをと思案して松江の和菓子教室を選んだ。松江は言わずと知れた和菓子の町。観光客、特に外国人にPRしている。子供向…

ゆうこ
12日前
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松江(5)武者の日

 Facebookのイベントのお知らせで、松江で開催される「武者の日」を知った。6月4日を“むしゃ”にちなんで「武者の日」と決めていたのだけれど、“大人の都合”で6月3…

ゆうこ
13日前

松江(4)松江水燈路の灯

 毎年秋に松江で水燈路というイベントがある。この時期に訪れる観光客に、夕暮れから堀川辺や塩見縄手に行燈を置いて灯が照らし出し水の都の散策を楽しんで頂くもの。松江…

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2週間前

松江(3)ホーランエンヤ

 “お浄め”と旗をたてた神職さんが船上から大橋川のお祓いをされた。花火があがる。川面をつたって「ホーランエンヤ」という生の人の声が響いてくる。川の両側は人、人、…

ゆうこ
2週間前
絲原(いとはら)記念館

絲原(いとはら)記念館

 現在住んでいる安来市には日立金属という山陰有数の企業があり、ここの安来鋼(やすぎはがね)は有名。もちろん現在は鋼だけの生産ではなく、金属全般の金属加工をされている。市内にはこの会社に勤務する人が数多く居住し関連の会社もある、企業城下町といえる。
市のイベントや表彰の時の記念品にはここの商品=包丁や小刀が採用されていて我が家でも頂き愛用している。確かに地元産の商品を採用するのには意味も価値もあ

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石見銀山遺跡世界遺産登録

石見銀山遺跡世界遺産登録

 6月28日(2007年)昼間、某国営放送の全国ニュースで石見銀山遺跡が世界遺産登録に決議されたと報道があった。島根県の遺跡のニュースが全国放送されることなどめったにない。まして5月にユネスコの諮問機関(イコモス)が遺跡の普遍的価値の証明が不十分であるとして登録を延期するように勧告したとわかり、地元民としては「やはり・・」という思いと「でもねえ、お願い!」という気持ちが交錯していた。
 29日はき

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旅する蝶々・アサギマダラ

旅する蝶々・アサギマダラ

 この蝶を見つけた研究者が蝶の体にマークをつけて追跡したら、◎◎から何百キロも飛ぶのだとか。その驚異の行動から「旅する蝶」と言われる。
島根県と広島県の県境にある赤名峠近くで撮影した写真を見せて頂き、描いた。
フジバカマの花が好きだそうで、たくさん育て、招くこともあるそう。
黒い紋様の間のアサギ色(青いろ)からこの名がついた。島根県を移動にルートに加えてくれてありがとうの気持ちだ。

八重垣神社

八重垣神社

先のことを予想するのは神様でも難しいのではないか、と昨今の出来事を見ていて思うのは私だけではないと思う。何を言い出すのだろうと思う読者の方々だろうがワールドカップのサッカーの勝敗にしても梅雨前線の動きと大雨にしても言えている。ところが人は誰でも、先のことをいち早く知りたくて、しかもその結果が自分にとって一番好ましいものであることを望むのだと思う。
 仕事なら望む方向に、試験なら合格できる方法など、

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とんどさん

とんどさん

 昨年末から皆さんと同じように街のイルミネーションにうっとりし、クリスマスプレゼントを喜び、クリスマス料理を頂き、年賀状書き、大掃除、お節料理作り、除夜の鐘を聞き、駅伝TV観戦、初詣と順々にこなした。クリスチャン、仏教徒、神道信者、など忙しいのは毎年のことだけれど、とんどさんは山陰に来てからの体験。
 関東地方在住の時は、年末に神棚の掃除をし、お札やしめ縄を神社に納めた。神社では下げたこれらの品々

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げげげの鬼太郎

げげげの鬼太郎

米子市の北にある境港は漫画家水木しげるの出身地だ。先月からJR境線米子駅には「霊」番ホームができ、境港まで行く境線についてTVやラジオのローカルニュースとして流れた。
このニュースは東京でも放映されたと教えてくださる方がおられ、少し驚いた。地元では、げげげの鬼太郎の話題は「あっ、そう」くらいにしか受け取られていない。けれども、話題にすぐとびつく私は、ピクニック気分で境線に乗りどんな町なのかを見

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北前船を追いかけて

北前船を追いかけて

災害避難のニーズを含めて住まいの安来市では行政無線が市内に張り巡らされた。雪の多かった年明けから業者さんが市内あちこちで工事をし、各家々にも装置を設置した。7月から試験放送が流され、10日間くらい前からだろうか、安来港に北前船が就航すると宣伝された。帆をかけて中海を航行する雄姿をご覧になれます、という。寄港は7月31日。この暑いのに行くのか?という主人に運転して貰い、野次馬の私は早速飛び出す。

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隠岐島の隠岐の海

隠岐島の隠岐の海

 スーパーに買い物にいって品物を買い物かごに入れ、いつものようにレジに持って行った。キョロキョロあちこち見まわした後、視線を自分が置いたかごに向けるとタイ焼きがひとつ入っている・・・。覚えがない、ついに私も認知症予備軍から正規軍になってしまったか、と少々ショックだが、あのうこのタイ焼きは・・・と言いかけたらレジの人は「お祝なんですよ」という。よそ見した間にレジの人が入れたのだ。何のお祝???レジの

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鳥取仁風閣  

鳥取仁風閣  

鳥取市は城下町、江戸時代には池田光政に代表される池田家が治めた土地。
居城の鳥取城は久松山の自然地形を利用して築かれた山城で近世的な城郭を成していたが、明治時代になって取り壊され、今は基礎や石垣などが残り、その雄大さの名残を留めている。この城跡の一画にある仁風閣はフレンチ型のルネサンス様式の白い色の建物で、観光名所。1907年に建てられ100年以上たつ。建てた人は池田家14代当主池田仲博、当時

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松江(9)小泉八雲

松江(9)小泉八雲

 小泉八雲旧居は松江城の堀の東側・塩見縄手の一角にがあり観光名所だ。うつむき加減の肖像やアイルランド人の父とギリシャ人の母をもち、欧米を転々とした後来日し、日本国籍をとって出雲の枕詞である“八雲”を名前にした文筆家。
 妻セツに語らせた日本の民話や伝承を元に怪談はじめ多くの作品を書いた。視力が極端に弱く、机につっぷすようにして原稿を書いたと伝えられている。旧居内にある机を見れば様子がわかる。宍道湖

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松江(8)堀川遊覧

松江(8)堀川遊覧

 10月最終週に弟夫婦が山陰旅行に来てくれた。一緒に出雲大社に参拝し、松江城や堀川遊覧を楽しみ、おしゃべりし笑った。
 堀川遊覧は松江城の堀を50分ほどかけて一周する。松江は水の都と言われるように川や堀、そして宍道湖がある。ただ自然のままにしておけば、藻が繁殖し、いつの間にか外来種の魚や亀が増えてしまうので、市民の手で一斉掃除など行い美しさを維持している。船からは秋風の中で、徒歩やドライブで見るの

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松江(7)武者行列

松江(7)武者行列

 島根県の県庁所在地である松江市は松江城天守閣のある美しい城下町。今年はこの松江開府400年という年にあたり、5日に武者行列があると聞き出かけた。昨年石見銀山が世界遺産に登録され島根県の観光事業は活気づいている。
 松江が城下町としてスタートしたのは1607年。関ヶ原の戦いで戦功があった堀江吉晴が徳川家康からご褒美として出雲・隠岐の地を与えられ領主となって最初に居をおいたのは現在の安来市広瀬町の月

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松江(6)和菓子をつくる

松江(6)和菓子をつくる

 夏休みで孫が泊まりに来た。彼女が楽しめそうなことをと思案して松江の和菓子教室を選んだ。松江は言わずと知れた和菓子の町。観光客、特に外国人にPRしている。子供向けに夏休みのプログラムで陶芸や勾玉作りなど体験教室は多い。東京でも科学教室、工作教室、各種職業体験のいくつかを彼女も参加しているのは知っている。松江の和菓子教室との違いは、プロの職人さんが直接教えて下さることだ。
 和菓子教室に行きましょう

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松江(5)武者の日

松江(5)武者の日

 Facebookのイベントのお知らせで、松江で開催される「武者の日」を知った。6月4日を“むしゃ”にちなんで「武者の日」と決めていたのだけれど、“大人の都合”で6月3日(日)に開催します!という文言に笑ったけど、合理的だ。
 松江城は3年前に国宝になった。観光の目玉で、松江を訪れた人はたいてい城を訪れる。私も友人が山陰旅行に来て下さると、必ず案内する。天守閣周辺には、忍者やお姫様に扮装したガイド

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松江(4)松江水燈路の灯

松江(4)松江水燈路の灯

 毎年秋に松江で水燈路というイベントがある。この時期に訪れる観光客に、夕暮れから堀川辺や塩見縄手に行燈を置いて灯が照らし出し水の都の散策を楽しんで頂くもの。松江周辺の子供や社会人が作る手作りの行燈も飾られ幻想的な夜を味わえる。
 かなり前にこのイベントを目当てに泊りがけで出かけて、一度は行燈を作ってみたいと思った。ちょうど先月に行燈作りの講座があることがわかり参加した。
 松江高専の先生が行燈の軸

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松江(3)ホーランエンヤ

松江(3)ホーランエンヤ

 “お浄め”と旗をたてた神職さんが船上から大橋川のお祓いをされた。花火があがる。川面をつたって「ホーランエンヤ」という生の人の声が響いてくる。川の両側は人、人、人。12年ぶりに行われる日本三大船神事の始まりだ。渡御祭を見物した。
 島根県の東側に二つの湖がある。東側は中海(なかうみ)で西側は宍道湖。この二つの湖は大橋川でつながっている。「ホーランエンヤ」は宍道湖と大橋川の約10キロで行われる。
 

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