人が「動く理由」と「動けない理由」〜どういう時に人は行動するのか〜
動けない理由とは
「とにかく、忙しい…」「やっても評価されない…」「取り組むのが不安…」「失敗したくない…」
これらはタイトルにも掲げた「人が動けない理由」です。何かに取り組むとき、それは、当事者にとっては負荷でしかありません。ですが、上位職(上司)は、上からの視点で物事を考え、目標という期待を部下に求めます。普通であれば、当事者にとっては、負荷でしかありませんから、すぐに「動けない理由」が発動してしまいます。しかし、目標や期待に対して、「取り組まなくてもいい」と思っている部下はそうはいません。動けない自分をなんとかしたいと考えているものです。ではどうすればいいのでしょうか。
動いてしまった理由を考える
人は過去、「とにかく、忙しい…」「やっても評価されない…」「取り組むのが不安…」「失敗したくない…」と動けいない理由が存在した時でも、"成果"を出せた経験が少なからずあるものです。例えば
・受験(資格)勉強での経験
・部活動での経験
・仕事での個人・組織での経験
等がそれにあたります。忙しい状況なのに、必死に取り組んだり、他者に働きかけをして、成果をだせた。この経験にヒントがあります。これが次の「動く理由」に繋がっていきます。
動く理由を強化する
それでは、なにかに取り組む際に、どのような状況を意図的に作りだすことができれば、人が「動く理由の強化」に繋がるのでしょうか。それは、個人ごとに(価値観の)差異はありますが
・誰か(仲間・先輩上司・部下)の役にたちたい
・自分で決めたことがだから
・自分にメリットがある
を自分に感じさせることができれば、動いてしまうのです。そのために必要なことは、「その業務・作業に取り組む意味や価値は何か?」という問いを自分自身に向けることなのです。
人は他人から指示されたりしたことなどを、短期的に取り組むことはできても(外発的動機づけ)モチベーション自体は長く継続することは難しくなっています。それよりも、自身の価値観や意思で動くからこそ、行動は持続するのです(内発的動機づけ)
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