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カナダ暮らし

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カナダ西海岸で暮らしています。魔女岩の麓、パワフルな街の日常を集めた記事です。
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#海外生活

Celebration of Life お祝いのお別れ

Celebration of Life お祝いのお別れ

ご無沙汰していますUniearthです。
みなさんおげんきですか〜?
最後の記事からなんと2週間も経ってしまいました。
noteも開けず、みなさんの記事も全然読みにいけず、あっというまの2週間。。。

この2週間、前の記事にもちょっと書いたのですが、夏に引越したばかりの家から引越しを余儀なくされ、引越しでワタワタしていました。
で、新しい家に腰を下ろし荷解きをしようと思ったさなかに19歳の愛猫の太

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馬ボランティアの日〜進歩〜 【12/365】

馬ボランティアの日〜進歩〜 【12/365】

*毒にも薬にもならない500字程度のつれづれ記です*

今日は馬牧場でのボロ取り(うんこ取り)のボランティアの日でした。
今まで8回くらいやったでしょうか。
今日はなんと、パドックに近づくやいなや1頭の馬が私に向かって挨拶しにきてくれました!

挨拶にきてくれた馬はMidnightという26歳のおばあちゃん馬。
MidnightはHawkという連れの若い馬がいて、その2頭はいつも対になっています。

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ランタン・ウォーク 闇を迎え入れる

ランタン・ウォーク 闇を迎え入れる

Waldorf Schoolの冬を迎える行事の第一弾、Lantern Walkの日でした。
シュタイナー教育大好き!と言いたくなる、とても素敵なイベントです。

ランタンウォークとは、キャンドルと手作りランタンの灯りを頼りに森の中を歩くというイベント。
このイベントのテーマは”Welcoming the darkness"です。

あたりが闇に包まれ出した午後6時。
クラスで作った手作りランタンを

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結局、人は人に救われる

結局、人は人に救われる

窓を叩きつける風
横殴りの雨
霧に包まれた朝
風と雨で木から剥がれ落ち、茶色くなった葉っぱを踏む
毎年雨のハロウィン
だけど、今年は晴れ46年ぶりの満月

ピローケースをバッグ代わりに5kg分のキャンディーを集めた息子は、特大チョコバーがいくつ入っていたかを友達と競い合う。
その横で娘はお菓子の山の中から高級チョコレートを探し出し、口に頬張る。

この日、私と夫がハロウィンにもらったのは、キャンデ

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【5/365】初雪

【5/365】初雪

*毒にも薬にもならない500字つれづれ記です。*

今日はこの冬最初の寒波がやってきました。

目の前に見える標高600mの岩山のてっぺんは雪。

昨日はポカポカ陽気で昼間は半袖で大丈夫だったのに。
今夜は−6度まで下がるみたい。明日は−12度。
いろんなことについていくのが大変な年頃なのに(笑)ついていけるしらね。

と、こうしてBC州の夏と冬は毎年ある日唐突に始まるのです。

今は体も心も夏を

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シンプルライフにさようなら

シンプルライフにさようなら

5年ぶりに電子レンジを使った。
鶏肉を漬けダレに浸してフワッとサランラップをかけて10分置く。その後、4分電子レンジにかけたら、お肉をひっくり返してもう4分。
簡単におかずが一品できて愕然とした。

我が家は5年間、電子レンジのない生活をしてきた。いや、電子レンジだけではなく、街から離れた、暖房設備が薪ストーブしかない平家で、野菜を育て、鳥のさえずりに癒され、雑草と戦い、冬は終わらない雪かきに途方

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ハンター・ガール

ハンター・ガール

娘:「鹿肉って美味しいの?」

ニナ:「すっごく美味しいよ、そしてすっごく悲しい」

娘:「鹿を殺した後、呪われないように塩をたくさん撒くの?」

ニナ:「うーん、塩を撒く時もあるけど、私のお父さんは必ず食べる時にお花を添えるの。それで、命をどうもありがとうってみんなで手を合わせてから食べるの」

娘の一番仲の良いお友達のニナがお泊まりにきた。
彼女はメキシコ人で3人姉妹の末っ子。

彼女のお父さ

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先入観とは厄介だと思った話

先入観とは厄介だと思った話

最近、イラン人のお友達ができた。
彼女は大の日本びいきでもあるので、ことあるたびに

「文化、人、食べ物どれをとっても日本は世界で一番素晴らしい国だわ!」
「日本に行くなんて羨ましい。だって世界で1番素晴らしい国よ!」
「日本語は本当に美しいわ。漢字なんて特に素晴らしい!」

などなど、たとえお世辞でもそこまで言わなくてもと思うほど、褒め称えてくれるのだ。

かたや私も、「あなたの国だって素晴らし

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あげられなかったコイン

あげられなかったコイン

Save on foodの前で、晴れの日も、雨の日も、夏も、冬も、物乞いをしている男がいた。

汚れたダウンジャケットを羽織い、ボロボロのリュックを背負って、キャップ帽を募金箱代わりにコインを恵んでもらうのをずっと待っている男。

私の記憶が正しければ、私がスコーミッシュに越してきたときから彼はそこにいた気がする。

BC coastには、物乞い(beggar)がとても多い。
見るからにホームレス

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