先入観とは厄介だと思った話
最近、イラン人のお友達ができた。
彼女は大の日本びいきでもあるので、ことあるたびに
「文化、人、食べ物どれをとっても日本は世界で一番素晴らしい国だわ!」
「日本に行くなんて羨ましい。だって世界で1番素晴らしい国よ!」
「日本語は本当に美しいわ。漢字なんて特に素晴らしい!」
などなど、たとえお世辞でもそこまで言わなくてもと思うほど、褒め称えてくれるのだ。
かたや私も、「あなたの国だって素晴らしい文化や言葉があるじゃない。」と応戦する。
他国のことどれだけ知っていますか?
ここぞとばかり、イランについて、何か素敵な一言を伝えたい!
だけど、イランと聞いて、私の脳裏に浮かぶワードは、、、、
”上野駅の偽造テレカ売り”である。
ほんとすいません!
最低だよ。。。と自分でも思う。(しかもいつの時代ってくらい古いし。テレカって何かわかります??)
さらに拍車をかけて、最低だな、と思うのは、あの絶対読める気がしない文字の国の人だというのはわかるのだけど、それが何語なのかもわからない。(←ペルシャ語です)
その中でも振り絞って出て来たイメージといえば、イランはイラクよりも平和な国っぽい。テレカのお兄ちゃんもフレンドリーだったし。
という、バカ丸出しの発想。
あちらがそんなに褒めてくれてるというのに、我ながら青ざめるよ。
しかしながら、正直言って、日本にいたときはイラン人との接点もなかったし、知らないのだからしょうがない。
だから記憶と知識の断片をかき集めて、イメージや先入観に頼るしかないのだ。多分、ほとんどの人がそうじゃないかと思う。
先入観と実際のギャップ
イメージ(先入観)は厄介。
私たちは世界や国を見る時、先入観が結構な割合を占めていて、断片的で偏っていることにあまり気づいていない。
でも実際、今まで接点がなかった国の人と話してみると、勝手にイメージしていた印象と違うことも多く、その国の文化、言葉、国が抱えている問題なんかを知れたりする。
そういう話をしていると、言葉や文化は違うけど、人はみな同じ人間だな。と毎回思う。
と同時に、いろんな国の人と話していると、島国で他国の影響をそこまで受けなかったからこそ養われた文化と歴史がある日本の美しさにも気づく。
日本人であることを誇りに思います。
とはいえ、彼女の日本のイメージはだいぶ偏っているので、私としても、日本人として感じる日本のことを伝えたい。
しかし、怒涛のごとく褒めちぎってくれるので、今のところ話す隙がない 笑
非常におしゃべり好きなのもイラン人女性の特徴らしい。面白いね。
先入観のフィルターを取っ払って、いいところ、ステキなところにフォーカスしていかないと溢れる情報と、偏った先入観の中で溺れちゃうね。
なんてなことを、移民の国で暮らしてると、度々気づかされます。
ありがたや。ありがたや。
そして、最近お友達になったのは、スロベニア出身の方。世界は広い!
P.S ちなみにイラン人の彼女は、イスラムの国の人だからか、ものすごく親切で温かい。そして彼女も、彼女の子供も、ドキッとするほど美しい!
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