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「厚切りジェイソン」もFIREしているそうだ!

先日Yahoo!ニュースでFIRE達成の厚切りジェイソン、“薄切り”な節約生活という記事を読んだ。厚切りジェイソンさんは優秀なビジネスマンでもあるという事をネットの情報などで読んでいたので彼のFIREに興味を持ったのである。

【FIREとは】

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」というフレーズの頭文字を取った言葉である。日本語では「経済的自立、早期引退」という意味になるようだ。

また友達がFIREした話でも触れたが、FIREでいう「経済的自立」とは、会社からもらうお給料ではなく、自分で自分を養うことが出来ている状態を指しているのだ。さらに通常は不動産、証券などを活用し、資産を運用して生活費をまかなっている状態を指すのだそうだ。

この定義からすると、厚切りジェイソンさんは芸能活動や会社勤めをしなくても自分と家族の日常を養う為の経済力がすでにあるという事になるのだ。

【徹底した節約】

記事の中で彼は徹底した節約を実施している事が紹介されていた。その節約とはコンビニに行かず、さらには移動時はまずは「歩く」という移動手段を選択するという事である。なぜコンビニに行かないのかは不明だが、それはおそらく不要なものを買わない、さらにはより高い値段で買わないという事も理由になるのかもしれない。

家庭で取り組む金融教育でもこのことは学習テーマとなる。この学習テーマはお金を「使う」事を学習する事になる。

実は金融教育の目指すところも究極的にはFIREしている状態である。そのため、FIREする状態になるまでは学習プロセスとなる。

その道のりにおいてお金を「使う」事の学習目標は「お金をいかに使わないか」を学ぶことになるのだ。

もちろん、経済的に余裕が生まれ、使っていいお金が増えればお金を使える分は自由に使えばいいと思う。しかしFIREする目標に向かって歩みを進めている場合はお金は「出来るだけ使わない」という事が大切になってくるのだ。

そしてその一つの方法は厚切りジェイソンさんのように徹底的に「お金を使わない」という事も含まれるのである。その他にも「使う場合はポイントを出来るだけ多くもらう」「なるべく安いところで買う」なども学習していくテーマとなる。

【楽しくないと言ってはいるが、、、】

記事によれば、「コンビニに行かない」、「常に歩くという移動手段を優先する」という厚切りジェイソンさんの行動選択を、番組に同席していた共演者は「つまらない」と表現した事が記事を読むと分かる。

確かに「節約」という目的のみでこれらの行動選択をしているのだとしたら、お金に余裕がある共演者にとっては「(毎日が)つまらない」と感じてしまうだろう。

しかし、厚切りジェイソンさんの行動には目的がありFIREしていくために「節約」に取り組んでいたという事だ。

つまりFIREを目標に進んでいる間は「節約」は取り組むべき事であり、その取り組みが自分をFIREに向かわせていることを実感出来るのであればその行動自体「楽しい」と感じる事が出来るのである。

実際に我が家で金融教育に取り組むようになり、お金を「使う」事を学ぶなかで「いかにお金を使わないでお金を使うことが出来たか」を知ることは充実感を抱かせてくれる。そしてコツコツと節約したお金を「貯める」「運用する」ことに回すことで自分の将来の為に先払いすることも実は満足感を与えてくれることになる。

確かに共演者から見れば厚切りジェイソンさんがやっていることは「つまらない」事に見えるかもしれない。しかしながらFIRE、すなわち経済的に自立し、会社勤めもせず、早期引退できる状況を作り出そうと取り組んでいるものにとっては節約は充実感と満足をもたらしてくれるのであり、さらには将来のFIREまでも手に入れるお手伝いをしてくれるのである。

【金融教育を経験する事で習得する金融リテラシー】

実は厚切りジェイソンさんが取り組んでいる「節約」は金融リテラシーの中のスキルの一つだと考えている。

「節約」は簡単に出来る事ではない。「〇〇を買い与えない」子育てお小遣いが多くなった中1男子が始めた〇〇でも触れたが、お金を「使う」という事を学ぶ際に「必要なものと欲しいものの違い」を学ぶ必要がある。さらには「必要なものをいかに安く買うか」という事だって学ぶ必要がある。

それだけではない。新品なものを買いたいところを「メルカリ」などで中古を買うという事だって学ぶ必要がある。お金があればやりたくないと感じる人もいるだろう。

しかしながら、金融教育を通じてこれらの事を一つ一つ学ぶと家族のそれぞれの金融リテラシーは向上し、家族単位で「節約」に取り組むことが出来るようになる。

さらには「より良いものを少しでも安く手に入れる」事が出来たときには家族でその嬉しさを共有することができるようになるのだ。

また金融リテラシーが向上すると、FIREしている状態は経済的に余力が生まれている状態であるため、その頃は過度な「節約」が強いられている状態ではないことも学習が進むと理解できるようになるのだ。

すでにFIREしている厚切りジェイソンさんがまだまだ「節約」に取り組んでいる理由は分からないが、彼はそこに金融リテラシーが高いからこそ得られる喜びや充実感を見出すことが出来ているのでは?と勝手に想像しているのである。

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