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My Book of the year 2021
選考基準・ノンジャンル
・発行年は考慮しない。(自分が2021年に読んだ本の中から選考)
・完読、読了したものが対象
・長編/短編など物語の長さは影響しない。
選考対象・2021年に読んだ本、106冊
※内訳※
・ミステリ小説:51冊
・その他小説:25冊(短編16)
・ビジネス:22冊
・その他:8冊
それでは、第3位から発表していきましよう。
Book of the year
#5『ママ・はは』〜噛み合わない会話と、ある過去についてより〜
去年一年間を通して、やっと自分の読む本の好みがわかってきた気がする。
短編集。
圧倒的に読む時間が早く、それでいて内容も自分の記憶に刻まれている。
2022年最初に読んだ本も、そんな短編集でした。
今回は辻村深月著、「噛み合わない会話と、ある過去について」より「ママ・はは」という一遍を紹介したいと思います。
※多少のネタバレを含んでいますのでご注意ください。
なお、本作は読後感を楽しむ作品だと個
【虚構映画鑑賞】BABY DRIVER
こんにちは、ユウトです。
たまに違った記事を書こうと思い、今爆ハマりしてる映画のレビュー記事を書こうと思いました。
その名は、『BABY DRIVER』!!
フライヤーの画像からはB 級感満載。
だけど、本当に癖になる映画でした!!
あらすじ圧倒的なドライビング技術とセンスを持ち、裏世界で強盗たちの“逃がし屋”として働く『BABY』。
彼は幼い時に両親を亡くして以来、耳鳴りが止まないという病気
#4.2『火のないところに煙は』ーその2:僕の話ー
冒頭にも少し書いたが、僕自身不可解な現象に悩まされている。
いや、悩むほどではないが…。。。
ある日、仕事が終わり床についていると夜中に目が覚めた。
1Fから話し声が聞こえるのである。
僕はその日は連日の会議と資料作成に追われ、
自分が寝ているという意識もないくらいすぐに眠りについていた。
最初は、聞き間違いかと思った。
夢の中かどうか、確信が持てなかったのである。
しかし、段々と目が冴えそれは
#4.1 怪談×ミステリ×ドキュメンタリー『火のないところに煙は…』
『ー怪談を集めた短編集にすれば、今よりいろんな人の目に触れるんじゃない?』
私は目をしばたたかせる。
なるほど、たしかにそうだ。怪談と銘打って出せば、さらに多くの人にー
しかも怪談が好きな人に読んでもらえる可能性が高くなるだろう。怪談好きであれば、何か似たような話を知っているかも知れない。
だが、そう考えた途端、私は自分の頭の中に何のアイデアもないことに気づいた。
本にできるくらいの量といって
#2『正欲』〜「普通」じゃない「普通」って…〜
あらすじ動画配信を始めた不登校の小学生の息子を持つ啓喜。
デパートで働く他人から理解されず、理解もできない夏月。
その同級生の佳道。
大学祭のミスター/ミスコンにおけるルッキズムに疑問を持ちダイバーシティフェスの成功に奔走する女子大生、八重子。
同じ大学に通うイケメン大学生、大也。
彼らの言葉から発せられる、数多くの「普通」。
「正しい」って何だろう。
彼らが織りなす、普通の一般的な物語。
著者
The Queen’s Gambit♟️
1.はじめに 先日、ずっと見たかったNetflixオリジナルドラマ『クィーンズギャンビット』を見終わった。
これを見るためにNetflixに加入した とも言えるが、やはり見終わって噂に違わぬ傑作だと感じた。しかし、なぜここまでチェスという日本ではマイナーな競技 (あえて“競技“と言おう)を取り扱ったドラマがここまで観る人を惹きつけるのだろうか。
本稿では、視聴済みもしくは未視聴の人に向けて自分