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いきなり!ゴールデン炭焼きビビンバ8人前定食・スプラッターホラー短編小説『はじめましてのごあいさつ(微笑)』

-「世の中、ムダなことだらけだ。が、しかし……。」

長髪のヒッピーカルチャーに洗練されている風貌の若作りした子持ちの老人は呟く。それはTwitterでもInstagramでもFacebookでもない呟き方だ。

そう、「丑三つ時の公園のベンチで一人。」呟くのだった。

深々としたディープスポットな暗闇で見えないが、手には何かを抱えているようだ、しかし、それは問題ではない。問題なのは、いや、問題などやめよう。やめにしよう。初回から問題など無問題だ。

「無問題!」

どこかから声がする。叫び声だ。ハートビートボックスからか??いや、違う。

「あそこだ!」

ハートクルセイダースボックスから白い女が登場してきた。まるでお化けのようだ。ゴーストクリムゾンリバーだ。そのゴーストクリムゾンリバーは、さらにこう叫ぶ。

「あそこだよ!!」

指をさしながら叫ぶが、長髪のヒッピーカルチャーな老人には聞こえてないようだ。内容だけに。

……、というオチも考えたのは考えた。いや、一瞬、頭をよぎった、といっていいだろう。そう、このストーリーはここでは終わらない、無限回廊なのだ。

「あそこだよ!!あそこ!!」

「うるせぇ!!」

「あそこだよ!」

「うるせぇ!!いま何時だと思ってんだ!脳内の子供が寝てんだよ!」

……、と叫んだ瞬間、長髪のヒッピーカルチャーな老人が手に抱えていたベイビーフェイスマスクを被ったキツネのお面の擬人化人間の顔面に何かが落下した。思わず、白い女も驚愕する表情を見せる。

『ゴールデンビビンバ8人前定食』でしたっ!(はあと!)

長髪のヒッピーカルチャーな老人&白い女「いきなり!(驚愕の表情)」

音無子有限「はじめまして!!!!!!」

前述の2人「??????」

<完結>

【後日談・情報】

私のTwitterにて編集後記も掲載してます。読んでみてください!