今はまだ「選択と集中」する時じゃない
勉強に集中できない時のような「点で見た時の集中力」も、一つの仕事が長続きしない時のような「線で見た時の集中力」も、それらを高めるには、基本的に絞った方が良い、とされている。
英単語を覚えながら数学の問題は解けないし、仕事でも本業と副業を器用にこなしつつスキルアップを目指すのは大変だ。
「選択と集中」
優先順位をつけ選択する、選択したらあとは集中する、そうすることで目標を達成できたり成果を生むことができる。
そういえば、選択って必ず「1つ」でないといけないのだろうか。
無意識に、何でもかんでも1つに絞ってやっていくのが良いと思っていたけれど、そうでもなさそう。
とにかく1つに絞らないと分散してしまう人もいれば、2つ3つくらいなら器用にこなせる人もいる。
noteだけなら毎日続けられるけど、加えてTwitterやInstagramを運用するのは大変、けれど、それらを何なく両立できる人もいる。
人によって、「選択と集中」の幅や深さは異なる。
「あんなに色々手を出して」
と、周りから思われようが、その人にとっては選択と集中した結果なわけで、色々手を出して“しまっている”という感覚はないだろう。
最近、自分自身に対して、
・定まっていない
・ブレている
と感じることが多かった。もちろん、ネガティブな意味で。
実態はそうなのだけれど、何かもう「定まらなくていいや」とここ2日間は開き直っている。
そもそも、今まで生きてきた中で「定まっていた期間」の方が短いし、こうして定まらないながらも、色々チャレンジしたり、舞い込んできたものを素直にやってみたりすることで前に進んできたわけだから、今回もそうしてみようと今は思えている。
何というか、人生において自分はまだ「選択する」タイミングではないのかなと。
とりあえずやってから、言ってしまえば、まず色々手を出してから選択しても良いのではないかなと。もちろん、色々手を出すからといって全てを中途半端にやる、という意味ではなく。
「今この瞬間、人生の方向性を決めなければいけない」
いつの間にか、高校3年生や大学3年生の時と同じように、誰に言われたわけでもない言葉で自分を縛っていた。
「今決めなかったらいつ決めるんだよ。人間いつ死ぬか分かんないだぜ?」
そんな言葉との堂々巡りになるけれど、やっぱり自分はまだ選択するタイミングではないと思いたい。
もしかしたら、人生の方向性なんて一生決まらないのかもしれない。
だから、歩いていく道を先に決めてそこを辿っていくのではなく、歩いてきた道を、後になって自分なりに良い感じに解釈したい。これが自分の人生であり、掲げてきたテーマだったんだ、と。
今はまだ、「選択と集中」する時じゃない。
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