夏埜スイ|sui natuno

美しさに溺れるよう、文学の息をしています。

夏埜スイ|sui natuno

美しさに溺れるよう、文学の息をしています。

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散文の日記 1/25 tue

理不尽な都合をきっぱりと断る、大切なこと。 けれども、例えば好きな人からの着信。 都合はつくのだけれど、話したくない気分。 相手は話したいと思い、かけてきてくれて…

alone

他人の気持ちを知っていたいのは 自分の気持ちに触れてほしいから それが当たり前の世界を望むから そんな偶像ばかり映した フィクションがリアルで 馬鹿馬鹿しいね 話して…

6/6

今になってわかったこと 君はとても強いこと 間違っていたのは 僕のほうだってこと 手を離した僕は 必要じゃなかった そうなれやしなかった そうなれたらいいな 伝えたい…

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墜落した宇宙船に乗り込む、座席には誰もいなくて一人きりの空間、窓の外には暗闇と散りばめられた星々、燈に包まれ眠る数億光年、数え切れない夢をみて目を覚ました。朝も…

adult children

いつからだろう 他人の気持ちを 割り切れるように なってしまったのは 心からの言葉 伝えられないこと 諦めもついて 恥ずかしさも覚えて 伝えきれないことに 伝う至らな…

diary 2024.3.12

疲れ果てたけど眠れない、フラットな躁鬱を抱えて、集中しろもっと、気休めも程々、迎える朝が怖い。終幕の瞬間まで僕は僕を辞めれない、鋭敏に研ぎ澄ました先端、末梢神経…

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冷めるまでが恋なのに 最期まで大切にしてよ 狡い優しさで逸らさないで ちゃんと心まで傷をつけてよ 大丈夫だから 君のことなんて 痣になっても数年後には 治ってるしもう…

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人間関係で傷つけてしまうこともあるけれど、それで人を遠ざけるの「傷つけたくないから」ってさ。悩んでるフリして自己嫌悪、相手遠ざけて関係を断つ、向き合っているよう…

2024.2.23 散文の日記

誰も傷つけないよう優しさに傷つく貴方。誰もが笑って過ごせたとしても、そこに貴方の笑顔がないのなら笑えないよ。自分を大切に、自分を大切にしてくれる相手を大切に、互…

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どれだけの日々を 過ごしたとしても ありふれたことで 綻んでしまうなら 解かないように 解けないように 結ばないままで ふたりでいようか 寂しくはないよ 孤独だとしても…

Diary 2024.2.19

言葉で伝えることを必死に生きて数年、辿り着いた先に言葉はなかった。優しさを求めて冷たくなり、少しだけ人間じゃなくなってしまったみたい。求めてしまうと瞼に偶像、秤…

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傷つきたくない、痛いから。 それでも傷つかないのはもっと嫌 貴方のいない人生なんて過ごしたくない 尊重の上で成り立つ関係、人と人 エゴとエゴ、心と心、痛みと痛み き…

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頬を伝うのが涙なら、それ以外はなんだって言うんだ。流れない涙に名前をつけようか、君の名前にしようと僕は言った。流れない涙の名前を呼びたくて名前をつけてみたけど、…

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何度も誠実に間違えてきた 履き違えたshoes また靴紐を結ぶ いつか実を結ぶ 為の過程 後悔や懺悔 それで済まして良い筈がないだろう 尊重するほどpain 色濃く輪郭となって …

散文の日記 1/25 tue

散文の日記 1/25 tue

理不尽な都合をきっぱりと断る、大切なこと。
けれども、例えば好きな人からの着信。

都合はつくのだけれど、話したくない気分。
相手は話したいと思い、かけてきてくれている。

なんとなく心の隅に置いて、話してしまう。

断るのが苦手なのではなく、傷つけるのが苦手な人。僕なんかはまさにそうで、傷つけるシーンをつくりたくないから、端からそういった要因を、失くしてしまおうとする。

どれほど寂しくても、話

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alone

alone

他人の気持ちを知っていたいのは
自分の気持ちに触れてほしいから
それが当たり前の世界を望むから
そんな偶像ばかり映した
フィクションがリアルで
馬鹿馬鹿しいね
話して聞かせて
教えてよ君の今の気持ちを
だって分からなくて
分かりたくもなくて
ただ知りたくて
知っていたいだけ

塵になった感情 拾い集めて
怖くなった現状 見ないフリして
見えてるものが正解とは限らない
だって見たくないもの映せはしな

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6/6

6/6

今になってわかったこと
君はとても強いこと
間違っていたのは
僕のほうだってこと

手を離した僕は
必要じゃなかった
そうなれやしなかった
そうなれたらいいな

伝えたいことは
特になにもなくて
あの日、あの瞬間にだけ
伝えられたのだろう

美しさじゃなくて
醜い私のこと
君にだけわかってしまう
それはきっと大切なこと

今はただ、幸せを願ってる
そんなもの必要なくて
気持ちの良くない話だけど

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no title

no title

墜落した宇宙船に乗り込む、座席には誰もいなくて一人きりの空間、窓の外には暗闇と散りばめられた星々、燈に包まれ眠る数億光年、数え切れない夢をみて目を覚ました。朝も夜もない不思議な旅の途中、亡骸のように彷徨う破片に触れて教えられたこと、今という時間が愛おしくも価値の無いものだと。笑えるほど悲しくて、痛いほど愛おしい、心の機微に認める、指先に揺れる、微睡む瞼にのみ映る心象はいつも色鮮やか、途方も無く未知

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adult children

adult children

いつからだろう
他人の気持ちを
割り切れるように
なってしまったのは

心からの言葉
伝えられないこと
諦めもついて
恥ずかしさも覚えて

伝えきれないことに
伝う至らない稚拙さが
容赦なく僕を啄むから
避けて歩くようになった
大人になったんだ
隠した秘密は宙に舞う
春の匂いも変わらないまま

疎になった 足音も一つ
また一つ聴こえなくなって
下駄箱に仕舞った
思い出の数だけ
あれ そんなのあった

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diary 2024.3.12

diary 2024.3.12

疲れ果てたけど眠れない、フラットな躁鬱を抱えて、集中しろもっと、気休めも程々、迎える朝が怖い。終幕の瞬間まで僕は僕を辞めれない、鋭敏に研ぎ澄ました先端、末梢神経が擽られた、琴線に音はない、軋むような涙、溢れてはいるのに伝う感触も、どこか遠くを眺めたまま俯いて。微かに聞こえる友の、それだけが救い。楽しいことを話したくて、藻がいて足掻いて躓いて、寄り添えども賞賛も羨望も、欲しかったものではない。

no title

no title

冷めるまでが恋なのに
最期まで大切にしてよ
狡い優しさで逸らさないで
ちゃんと心まで傷をつけてよ

大丈夫だから
君のことなんて
痣になっても数年後には
治ってるしもう忘れてしまって
誰かと笑い合っているから

勘違いしないで
好きだったよ
繋ぎ止めないで
ちゃんと離してよ

思い違いしないで
愛していたの
昨日まではね
君はもういないよ

好きだったよ
昨日まではね
貴方のものとは違うの

都合

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snsをしている自分が嫌いになってしまった

snsをしている自分が嫌いになってしまった

snsをしている自分が嫌いになってしまった
俯いてばかみたい、居場所がほしかった。
君がいなくても生きていけるから
つらくなってしまった
忘れてしまうから、きっと大丈夫。

僕がいなくなったとして
無責任に逃げたとして
数ヶ月経てば忘れてしまうから
きっと大丈夫なんだ

逃げたっていいんだよ
誰も君を守ってくれないけど
誰もいなければ問題ないからさ
たまには一人でいようよ

大切な仲間と出会って

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niiki

niiki

人間関係で傷つけてしまうこともあるけれど、それで人を遠ざけるの「傷つけたくないから」ってさ。悩んでるフリして自己嫌悪、相手遠ざけて関係を断つ、向き合っているようで向き合えてないのに悲劇的な詩文を語るんだ。僕は素直にダサいと思う、「傷つきたくない」と逃げるのは大いに賛成だ、自分をもっと愛したほうがいい。前者は行動が伴わない、本音を隠して狡いまま曖昧で。
想像してほしい、傷つけたくないからと遠ざけられ

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2024.2.23 散文の日記

2024.2.23 散文の日記

誰も傷つけないよう優しさに傷つく貴方。誰もが笑って過ごせたとしても、そこに貴方の笑顔がないのなら笑えないよ。自分を大切に、自分を大切にしてくれる相手を大切に、互いに尊重し合える関係を大切にね。大丈夫、綺麗だよ。

ときに哀しさも、一過性の出会いや別れも存在する。その度に傷つき、それでも自分も大切に。きっと大丈夫、上手くいく関係だけが出会いじゃない、相手がいて貴方がいて、そこに感謝は存在する。分かり

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no title

no title

どれだけの日々を 過ごしたとしても
ありふれたことで 綻んでしまうなら
解かないように 解けないように
結ばないままで ふたりでいようか

寂しくはないよ 孤独だとしても
でも君がいないと なぜか寂しいんだ
結べない愛を 解けない愛を
冷めない愛を 醒めないままで

揃いの赤い糸はいらない
君のは赤 僕のは青
君は動脈で僕は静脈
ふたりでひとつにしてしまおう
離れられないように
息もできないくらい

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Diary  2024.2.19

Diary 2024.2.19

言葉で伝えることを必死に生きて数年、辿り着いた先に言葉はなかった。優しさを求めて冷たくなり、少しだけ人間じゃなくなってしまったみたい。求めてしまうと瞼に偶像、秤を捨てれば拾わなくていい。それでもエゴを捨ててしまうと存在を保てない、そんな自分ごと包容してしまう。つまるところ僕は僕の中に新しい世界を創造してしまった、乖離した世界では法則も自由だ。現行品の言葉では言い表せない表現も言葉を編めば悩まずに済

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no title

no title

傷つきたくない、痛いから。
それでも傷つかないのはもっと嫌
貴方のいない人生なんて過ごしたくない
尊重の上で成り立つ関係、人と人
エゴとエゴ、心と心、痛みと痛み
きっとふたつで愛なのでしょう。

言葉にしないと伝わらないのに
上手く言葉にできないから
って誤魔化さないでよ、隠さないでよ
ふたりのことだと言わせてよ

綺麗なものだけ映していたくて
なんて決めつけて塞ぎ込まないで
笑ってよ、泣いてよ。

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prologue

prologue

やりたいことを口に出した20代、若さ故の未熟さ笑われた、あの頃の大人とおなじ年齢になった、誰も俺みたいな奴を笑わない。今何してますか、掃溜めから足し算、学ぶ事も碌にしてないから過ごした無駄な時間、関心が無いのも確かに頷けるよ足場に失くしたもの散らばり、でもそこに俺の死体はない。ありきたりな人生なんてクソ喰らえだと思ってた、ネクタイ締める会社員に嫌気差して辞めてた、今になって思うよ最高に格好良いなん

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存在傷名

存在傷名

頬を伝うのが涙なら、それ以外はなんだって言うんだ。流れない涙に名前をつけようか、君の名前にしようと僕は言った。流れない涙の名前を呼びたくて名前をつけてみたけど、君が嬉しそうに涙を流すから、名前のなかった流れない涙も、頬を伝えばただの涙。名前がないから存在しないまま、確かにそこにあるのに触れられないんだ、辞書にはないけど、探してもみつからないけど、僕はここにいるよ、気づいてよ。

探してたものなんて

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1/1000

1/1000

何度も誠実に間違えてきた
履き違えたshoes また靴紐を結ぶ
いつか実を結ぶ 為の過程
後悔や懺悔 それで済まして良い筈がないだろう
尊重するほどpain 色濃く輪郭となって
懺悔する資格もない人間
いつか大人になった君へ

奪ってごめん 愛することも不敬だけど
答えじゃなくそうしていたいのさ
一生背負うことも許されないから
忘れたままそう願うのさ

間違いじゃない導いた解答
確かな感触 間違い

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