no title
傷つきたくない、痛いから。
それでも傷つかないのはもっと嫌
貴方のいない人生なんて過ごしたくない
尊重の上で成り立つ関係、人と人
エゴとエゴ、心と心、痛みと痛み
きっとふたつで愛なのでしょう。
言葉にしないと伝わらないのに
上手く言葉にできないから
って誤魔化さないでよ、隠さないでよ
ふたりのことだと言わせてよ
綺麗なものだけ映していたくて
なんて決めつけて塞ぎ込まないで
笑ってよ、泣いてよ。
我儘だってふたりで決めればいいじゃん
辞書には書いてない
言葉の意味を
君とふたりで
貴方とふたりで
きっと僕にはない言葉のこと
君は随分、知っているんだよ
だから教えてよ、聞かせてよ
新しい世界で生きていこう
僕の知らない言語に悩まされる
そんな幸せを与えてくれよ
一から学んでしまえばいいさ
不可能って言葉だけは書かないでおこう
気づけば随分、分厚くなった
捲るたびに重なる、君の僕の項目
滲んだページには青い付箋をしてみた
格好良くない僕も君も
ふたりではじめて素直になれたこと
思い出す度に言葉が溢れるんだ
君と重ねて
重みを増していく
想いを書き足していく
続きはまた明日
朝になれば君の言葉のように
聴きたくなる魔法にかけられて
どこを探しても見つからなくて
答え合わせは毎週末
分かり合えはしないから
なんて思わせないよう言葉をみつけるんだ
嫌いにならないで
透明な傷痕に瞼を重ねるんだ
君と僕でふたつでひとつ
隠し事はなしにしよう
でも話せなかったこともある
そんな事実なんて書かないでおこう
僕ら出逢ったあの日から
少しだけ大人になって
変わらぬように変われるように
明日も好きだって笑えるように
傷つけないそんな狡さで
君を傷つけたりはしないから
傷つきたくない臆病さで
大切なもの失くさないように
僕の知らない君の言葉
憂ない愛情に染まるように
伝わらないなんて
言葉だけは書かないで
蓋した想い書き綴って
もっと僕に教えてよ
僕の知らない君の言葉をどうか
痛みのないそんな学びに
きっと君はいないだろう
ふたりで紡いだ存在傷名
きっといつまでも
ふたりで生きてるよ僕ら
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