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トレンド探し

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金融に限らず、世の中のトレンドで気になったことを、まとめるようにしています
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2020年10月の記事一覧

後出しじゃんけんが強いのか

後出しじゃんけんが強いのか

後出しじゃんけんをすると、『せこいなー』というような、どちらかというと、悪いことをしている感じで見られます。しかしビジネスの場では、ちょっと状況が異なるのかもしれません、特に資金さえあれば。

2020年6月に発表された、ホームセンターのアークランドサカモトによる、LIXILビバの買収案件に続き、DCMホールディングスが同業の島忠へTOB(2020年10月5日-11月16日まで、1株当たり4200

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4年前からの『チェンジ』

4年前からの『チェンジ』

2016年は市場予想に反して、英国は国民投票を通じて、欧州連合(EU)からの離脱(所謂ブレクジット)へと動き、米国では、投票では多数派であったヒラリー・クリントン(民主党)大統領候補ではなく、選挙人制度で多数派であったトランプ大統領(共和党)が当選となりました。

過去の投稿について、下記リンクもご確認ください。
米最高裁:
・米最高裁の変化の流れ
・最高裁に関連する雑念
・Post-RBGの最高

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Withコロナで生活慣習も二極化へ

Withコロナで生活慣習も二極化へ

Withコロナ時代の一つの大きな課題として、以前ほど国境を越えた渡航が難しくなったことで、航空産業の経営面での大打撃と、その後の経営をどうするか、という面があります。

過去投稿は下記リンクをご確認ください。
ー交通インフラシリーズ (Part①、Part②、Part③、Part④、Part⑤、Part⑥)

その中でも、他人との接触が少なく、時間の制限も少なく移動できるプライベートジェットの需要

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残り一週間となりました

写真のように、ハロウィーンは来る週末ということで、コロナ禍において、大きな活動やイベントは限定的だと思いますが。また丁度一週間後の2020年11月3日には、米大統領選挙(その他の選挙も含みますが)もあります。

過去の投稿について、下記リンクもご確認ください。
米最高裁:
・米最高裁の変化の流れ
・最高裁に関連する雑念
・Post-RBGの最高裁
米大統領選:
・米大統領交代の可能性が上昇中?

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静かな業界再編

静かな業界再編

日本のメインストリームメディアではあまり報道されませんでしたが、サムソン電子の李会長が2020年10月25日にお亡くなりになられたとのこと。ご冥福をお祈りいたします。

今日のテーマは、そのサムソン電子が業界のトッププレーヤーである、半導体についてです。下記のように以前から、米中対立のテーマで半導体産業について書いてきましたが、今回は同業界内での、メモリ系の製造に関して、のお話になります。

過去

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日本大手電機メーカー再編、そろそろ終盤?

日本大手電機メーカー再編、そろそろ終盤?

『この木、なんの木、気になる木』でお馴染みの日立グループですが、下記のように、上場子会社の日立建機の一部を、日本政府がバックする、産業革新投資機構へ売却する、という報道がありました。

日立製作所には09年時点で22社の上場子会社があった。だがリーマン・ショック後の09年3月期に7873億円の巨額最終赤字を計上したことを機に、「世界で戦える形」(東原敏昭社長)への構造改革を進め、そのなかで上場子会

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公共ギャンブルのデジタル化

公共ギャンブルのデジタル化

デジタル化シリーズ第二弾、として、公共ギャンブルのデジタル化とその後、について書いてみます。

下記記事のように、公共ギャンブルの競馬やボートレースは無観客開催であった今年上半期も、そこまで売り上げが落ちなかった模様(競馬は前年比9割程度、ボートレースはちょっと儲かったかも、らしい)。確かに緊急事態宣言時やコロナ禍において、パチンコの利用が非難されたこともあり、パチンコ離れが他のギャンブルに、とい

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デジタル化で生産性向上となるか?

コロナショックを通じて、世界経済は少しずつ回復してきており、日本も足元は最悪期脱出となったものの、2019年のGDP水準まで戻るには数年単位でかかるような、市場予想となっているようです。

エコノミストの予想によると、2020年以降の経済成長(景気後退脱却)は、飲食・観光、航空業界、また様々な内需のリカバリーが重要で、また設備投資の一部回復が見られているようですが、全体的には、まだなだらかな回復に

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カーボンニュートラルの未来

コロナ禍において、CO2排出は2019年対比で減少となる模様。一方で、CO2排出最大の米国や中国の削減量が一番重要なわけで、米国を含めた2021年以降の動向にも注視しています。

過去投稿は下記リンクをご確認ください。
-石油業界シリーズ(石油先物、逆張り、業界シフト、今後の展開、原油と金)
-日本のエネルギーミックス(電力小売り、意味とは、再考、今後の展開、消エネから省エネ、難題の解決方法)

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世界経済の牽引役、中長期ではガス欠懸念も

世界経済の牽引役、中長期ではガス欠懸念も

コロナ禍において、唯一経済成長を遂げている、コロナウイルスの発生国でもあった中国。2020年7-9月のGDP成長率は前年同期比で4.9%成長と発表があり、市場予想(5.2%)を若干下回ったものの、4-6月期の3%成長からも上向き、とのこと。

GDP世界第二位の中国や第一位の米国の最悪期脱出もあり、世界全体のGDP見通しは少しずつ上方修正(マイナス成長率の幅が縮小)へ行っている模様。前回のリーマン

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難題の解決方法の模索

難題の解決方法の模索

何事にも比較的容易に解決しやすい事項と、そうでない事項があると思いますが、幾つか足元の難題のニュースが出てきたので、纏めてみました。

過去投稿は下記リンクをご確認ください。
-石油業界シリーズ(石油先物、逆張り、業界シフト、今後の展開、原油と金)
-日本のエネルギーミックス(電力小売り、意味とは、再考、今後の展開、消エネから省エネ)
ー交通インフラシリーズ (Part①、Part②、Part③、

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投資も豆腐も、単位が似てきましたね

投資も豆腐も、単位が似てきましたね

以前東京オリンピック2020の経費がドンドン上昇していた際に、小池都知事が”豆腐屋”的な話で、金額の一兆円と豆腐の一丁を掛けてましたね。

似たような感じですが、日本へ向かっている海外ファンドの、所謂投資金額(邦銀からファイナンシング後の金額なので、真水ではないです)が、こちらも豆腐屋的になってきてまして。投資先が、企業だったり不動産だったり様々なので、一概に言えるわけではないですが、とにかくお金

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不都合な真実⑦

不都合な真実⑦

またまた『頭の体操』として、不都合な真実の続編、を書いてみます。

『不都合な真実シリーズ』の過去投稿はこちらになります。
Part1、Part2、Part3、Part4、Part5、Part6

①上記統計によると、HealthAppの使用率は中国・インド・インドネシアが半数以上で上位層で、その後に西欧諸国が続き、日本は最下位。トップのアジア各国はスマホ・デジタルNativeが多いから、という側

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気付いているvs.気づいてない

気付いているvs.気づいてない

個人的に気づき、というはとても重要だと思います。気づいているだけで、少なくとも、その事象に関して考えるきっかけになるし、その気づきがどのような変化を及ぼすか、とか想像できるからです。因みのこのブログ自身も、自分の気づきを集めているので、この点は強調しておきたいと!

銀行再編や金融関連の過去投稿に関しては、下記をご確認ください。
-危機時の中銀対応、中銀政策を通じた銀行・生保リスク、銀行再編の道の

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